就活で‘‘祈られた’’時のショックは計り知れないものですよね。早稲田大学国際教養学部の富永健太さんは、外資コンサルを複数社受けるも、いわゆる「全落ち」し3月には自信が皆無の状態に。しかしその後、決意新たに就活を続け、見事証券会社のトップ、野村證券に内定しました。富永さんが実践した、外資コンサル全落ち後、心機一転した就活法の全てを公開します。

受験勉強より頑張った英語の勉強

伊藤
今日はよろしくお願いします。富永さんが所属する国際教養学部はどんな学部なんですか?

富永
まず授業が全部英語なんですよ。且つ海外留学1年間が必須になっていて。

伊藤
英語が上達しそうですね。なぜ国際教養学部を選んだんでしょうか。

富永
絶対留学しなきゃいけない環境に身を置くことで、やらない言い訳をしないようにするためでした。

伊藤
英語はかなり勉強したんですか?

富永
ですね。面接でも自信を持って言えたのは、留学や国際教養学部の授業を切り抜けるための勉強をかなり頑張ったって話でした。

【富永健太】早稲田大学国際教養学部4年。野村證券株式会社内定。

胸を張って頑張ったと言えるエピソード

伊藤
そんなに勉強がきつかったんですか?

富永
行きたい留学先や学費の安いプログラムを選ぶためには好成績かつ、TOEFLのスコアが必要で…。周りの人との英語力の差から、プレッシャーもあってキツくて。

伊藤
かなり焦りますよね。

富永
加えて、趣味のブレイクダンスと予備校バイトとの両立もしたかったので。ダンスもバイトも週3〜4回しながら、授業と授業の間はテキストを読んだり、友達といても勉強してたりと、切羽詰まっていました。

伊藤
大変な環境の中でも頑張っていたんですね。

富永
そうですね。実際に面接では、プレッシャーを感じていたけど毎日継続して勉強したら、成績やTOEFLのスコアも結果を出せて、希望の留学先に行けた、ということを話していました。

伊藤
折れずにやり切ったことが評価されたんですね!

富永
場合によっては1番辛かったことって言うし、1番努力して成し遂げたこととも言うし。伝え方を変えて言っていました。胸張って頑張ったって言えることには間違いないですね!

ストリートダンスサークルでブレイクダンスのジャンルリーダーを務めていた富永さん

外資コンサル全部応募

伊藤
就活自体はいつから始めたんですか?

富永
留学帰国後の3年の夏でした。適当にリクナビに登録して、何にも知らずにコンサルって調べて出てきたインターンに応募したら、そのインターンが面白くて。
留学や旅行で海外には頻繁に行っているという富永さん

伊藤
偶然の出会いだったんですね。

富永
コンサルの「どんな場所でも活躍できる」というところに惹かれました。そのままコンサルのインターンを続けながら、秋にはマッキンゼー・アンド・カンパニーを受けました。

伊藤
外資コンサルを受け始めたんですね。

富永
はい。結局対策しなかったけど筆記試験は通って、意外といけるじゃんって気持ちでケース面接に行ったらボコボコにされて落ちて。

伊藤
ケース面接対策無しは厳しいですよね・・・。他にも外資は受けたんですか?

富永
年内にアビームコンサルティング株式会社を受けました。他にも山手線ゲームできるくらい、ほぼ全部受けました(笑)。

面接受ければ受けるほど自信を無くした

伊藤
ほぼ全部受けたんですか?

富永
はい。他にもボストンコンサルティンググループ、アクセンチュア、デロイト・トーマツ・コンサルティングを1月から3月で受けました。

伊藤
名だたる企業全部受けていますね・・・

富永
何回か通ったりしたんですけど、全部ケース面接で落とされましたね。結果、外コン全落ちでした。

伊藤
ケース面接で落ちてしまった要因はなんだったんでしょうか。

富永
思考のスピードが足りなかった、ビジネスケースで経営者目線で考えられなかった、序盤に受けた企業に関しては、「フレームワーク」はおろか「ケースの解き方」すらよく分かってないのに選考を受けていたことですかね(笑)

伊藤
思考の深さや速さなどが求められるんですね!振り返って、どのように対策すれば良かったと思いますか?

富永
仲間と勉強するといいと思います。アウトプットの質が高いか低いかは、他人からの評価や他人のアウトプットとの比較で分かるので。

伊藤
なるほど。では、そこまで落ち続けてどんな精神状態だったんでしょうか。

富永
ケース面接を重ねるほどに、慣れる部分もあったけど、精神的には逆効果で、どんどんメンタルがやられていきました。自分に適性があるのか分からなくなっていきましたね。

伊藤
適性がないかも、と思っていたんですね。

富永
あと、本当はコンサルっていう職業に執着してるだけなんじゃないかとも考えて。それで、3月くらいに思い切ってコンサル以外を受けようと決意しました。

伊藤

思い切った決断でしたね。

自己分析をやり直し、絶望から立ち直る

伊藤
絶望から立ち直れたのはどうしてだったんでしょうか。

富永
改めて就活の軸を見直しました。たくさん考えて、自分の軸は「成長環境がある」、「グローバルに働くチャンスがある」、そして「人の役、世の中の役に立ちたい、という思い」の3つだと分かったんです。

伊藤
自己分析を改めて見直したんですね。

富永
はい。でもここで1つ問題が。

伊藤
問題とはなんでしょう?

富永
これらの軸だと、漠然としすぎていて、どの業界、企業にも当てはまるんです(笑)。「全然絞れない!やばい!」と思ったんですが、色んな業界を見て知ること、そして拘りが無いからこそ、どこに行っても絶対全力を出そうって決意をしました。

伊藤
それで3月から日系企業を見はじめたんですね。

富永
ですね。幸い、ずっと外資コンサルを受けていたので、面接やグループワークなど、就活全般には慣れていると感じていました。

伊藤
外資を受けたことは無駄ではなかったんですね。

富永
はい。他にも人材大手から内定をいただけたし、落ちたことは無駄じゃなかったと思います。

野村證券の「人」に惹かれた

伊藤
では、野村證券に出会ったきっかけはなんでしたか?

富永
学校で経済を学んでいたので、金融業界の話も聞いてみようと最初は気軽な気持ちでプレエントリーしました。そこから説明会や座談会といったイベントに何回か参加したのですが、毎回魅力的な社員の方々が沢山いらっしゃったんです。

伊藤
どんな社員の方に魅力を感じたんですか?

富永
例えば、海外に行かれていた若手の社員の方は印象的でしたね。成長環境で働きたいって理由で入社して、多くの経験と成長を重ねた上でなお、上の世界に向けて成長意欲を持っている方でした。自分の経験に基づいて堂々と発言している姿に惹かれました。

伊藤
目標に向けて努力を惜しまない方だったんですね。

志望動機は圧倒的な成長環境

伊藤
エントリー後、どんな志望動機で面接を受けたんでしょうか。

富永
やはり一番は「圧倒的な成長環境」があるところですね。

伊藤
成長環境、ですか!

富永
具体的には、座学と実践で「金融知識」を身に着け「プロ」となることが求められること。そして、「営業力」という対人営業でしか養えない力が鍛えられることです。営業というフィールドで考えて、野村證券は最強だと思います。

伊藤
営業の力がつくことで成長に繋がりそうですよね!

富永
ソフトとハード両面で、ビジネスに関する総合力が間違いなくつくと思って。座談会等でたくさんの社員の方々にお会いしたので、野村證券での成長のイメージは持てていました。

野村證券内定の秘訣

伊藤
富永さんが考える選考突破の秘訣はなんでしょうか?

富永
無知の知を心得た上で論理的に考えられる思考力や、自分に素直になって、誰に対しても誠実に向き合うことが大切だったと感じてます。

伊藤
無知の知とはどういうことですか?

富永
実は、金融の知識は特段ありませんでした。知識は金融業界への就職が決まってから誰よりも勉強すれば良いと割り切っていて。

伊藤
割り切っていたんですね!

富永
入社した暁にはすぐに勉強してプロになります、プロとして働くからにはそこは精進するつもりですっていう心持ちでいました。

伊藤
素直さや、論理的思考力が大切になるんですね。

富永
そうですね。純粋に、自分は御社に何を提供できるか、入ったらどう頑張るのかをちゃんと考えて、論理的に話せることが大事だと思います。

なぜコンサルになりたいのか見定める

伊藤
それでは最後に、就活を振り返って一言お願いします。

富永
自分はコンサルよりも証券会社に、つまり野村證券に行く方が良かったって、心の底から思ってます。

伊藤
心から良かったと思っているんですね。

富永
一方で、コンサルに受かった人達の話を聞くと、「コンサルじゃないと、この会社じゃ無いとダメなんだ!」って気概が伝わってきたような気がします。

伊藤
コンサルにこだわっている人も多いですもんね。

富永
特定の業界や会社を強く志望するってことは大事だと思いますね。ただし、「なぜ、コンサルになりたいのか」をしっかりと見さだめることも大切です。

伊藤
なぜなりたいかを見定める、ですか!

明確なビジョンを持って消耗しない就活を

富永
これはコンサルだけじゃなくて他の業界や企業でも同じで、強くて明確なビジョンを持つことが、選考だけじゃなくて、入社したあとも、他の人から抜きん出るための努力の原動力になるんじゃないかと思います。

伊藤
なぜその業界、その企業にこだわるのかを考えることも大事ですよね!

富永
あと、就活をしすぎないってことも大切だなと。就活サイトを見て危機感に煽られて、自分を見失っている人も多いです。

伊藤
何も考えずただ量をこなしているような人もいますもんね。

富永
早いうちからやりすぎて、社会で正しいって言われることに合わせていると疲れちゃうので。

伊藤
消耗しますよね本当。

富永
だから就活しすぎる必要はなくて、本質的に何がやりたいのか。どうありたいのかってことに素直に向き合うべきだと思います。

伊藤
自分が本当はどうありたいのかに素直に就活できればいいですよね。本日は貴重なお話ありがとうございました!
就活メンターズで「就活で成功した先輩」に相談してみよう!

就活メンターズとは、ビジネスの最前線で活躍する社会人と就活生のマッチングサービスです。長期的に就活相談に乗ってもらうことはもちろん、メンターから企業への推薦をもらうことができるサービスです。

全国の気になるメンターへ誰でも申請を送ることができます。相談は、対面ではもちろん、テレビ電話やチャットといったオンライン上でのやり取りも可能です。

就活真っ最中の34年生だけでなく、12年生で就活について考えている大学生も気軽にキャリア相談することができます。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事