エントリーシート(ES)を書く上で、「英語力」を自分の強みとしてアピールしたいと思っている就活生も少なくないのではないでしょうか。特に、将来海外勤務をしたい人や、海外とコミュニケーションをとるような部署で勤務したい人は、英語力をアピールしたいですよね。今回は、そんな就活生のみなさんのために、字数が限られたエントリーシート(ES)で効果的に英語力をアピールする方法を見ていきます。

エントリーシートで英語力をアピールできる項目

そもそも、エントリーシート(ES)で英語力をアピールできるのはどのような質問項目でしょうか?

エントリーシート(ES)は、例外を除くと質問の項目も字数もあらかじめ決まっています。字数内におさめるのは意外と難しいのです。その中で自分がアピールしたいことを最大限アピールして、内容の濃いエントリーシート(ES)にできるように、アピールできる項目を把握しておきましょう。

①「学生時代頑張ったこと」など

学生時代頑張ったこと、学生時代に挑戦したことなどいわゆる「ガクチカ」と呼ばれる項目です。

ここでは英語力のアピールがしやすいですが、注意しなければならないこともあります。学生時代頑張ったことの項目で英語力をアピールしたい場合、他のエントリーシート(ES)の項目で書くよりもさらに「ストーリー性」が必要になります。英語力を「特技」として書くのではなく、どういう流れでどういう風に努力して、英語力が得られた結果どういうことに役立ったのか、順序立てて書く必要があります。例えば、留学経験はガクチカに書くにはもってこいです。

努力した「結果」は、「外国人とのコミュニケーションが取れるようになった」「英語力に自信がついた」などのぼんやりとしたものではなく、どのくらいコミュニケーションが取れるようになったのか、それで実際に何をしたのかを具体的に書きましょう。

ガクチカの書き方について詳しく知りたい場合は以下の記事も合わせてチェックしてみてください。

②「誰にも負けないと思うこと」などの自己PR欄

「自分が誰にも負けないと思うこと」など、いわゆる「自己PR」の欄もエントリーシート(ES)で英語力をアピールするにはぴったりです。

自己PRで英語力をアピールすると、同時に複数のPRポイントを主張することができます。例えば、英語力をどのように身に着けたのか、その努力の過程も書けば、「結果が出るまで努力出来る」というPRポイントと「英語力がある」というPRポイントの2つを主張できますし、英語力をつかって海外留学やアルバイトをしたというエピソードならば英語力と一緒に「挑戦心」や「コミュニケーション能力」などをPRすることもできます。

ただ淡々と「英語が出来るのが強みです」というのではもったいないので、「英語力があることで、それをどう活かすことができたか」まで書くようにしましょう。

自己PRの書き方について詳しく知りたい場合は以下の記事も合わせてチェックしてみてください。

③「入社後にやりたいこと」

学生時代頑張ったことや自己PRでメインに主張したいことは他にある人は、エントリーシート(ES)の「入社後にやりたいこと」などこれからの意欲について書く項目で英語力をアピールすると良いです。

エントリーシート(ES)や面接で英語をアピールしたいと思っている人は、入社後も英語を使って仕事がしたいと思っている人がほとんどだと思います。自分がどれだけ英語ができて、これからも勉強する意思もあり、ぜひ英語を使って働きたいという想いを順序立てて主張しましょう。

英語を使う仕事の代表例を以下の記事にまとめました。志望している会社に英語を使う業務がないか、以下の記事を基にチェックしてみるといいでしょう。

エントリーシートで効果的に英語力をアピールする方法

それではいよいよ、エントリーシート(ES)で英語力を効果的にアピールする方法を見ていきます。ただ「英語ができます」と主張するだけでは、「そんな人他にもいる」と思われてしまいます。エントリーシート(ES)はただの経歴書とは違います。どうやって英語を身につけたのかというところや、身につけた英語力でどんなことをしてきたのかといった部分が大切です。

 下の3つの項目のうち、どこに重点を置くのかは人それぞれです。エントリーシート(ES)はほとんどの場合文字数に制限がありますので、自分が一番主張したいとおもう部分を決めて、文章に抑揚をつけましょう。

①英語力をどうやって身に着けたのか、「努力」の部分を書く

母国語が英語の人以外は、英語を努力して身につけたわけですから、まずはなにがきっかけで、どういった努力をして身につけたのか、英語力を身につけるまでの過程の部分を書きましょう。

ここで過程を詳しく書くことで、具体的に言葉にしなくても「粘り強さ」や「努力家であること」、また努力の過程を書くことでがむしゃら派なのか、効率派なのかなど、あなたの性格のいろいろな部分を主張することができます。エントリーシート(ES)で英語力を主張する場合、この一緒に主張できる性格の部分がとても大切になってきます。

②身に着けた英語力をどう活かしてきたのか「結果」の部分を書く

どう身につけたのかを書いたら、次は身につけた英語力で何をしたのか、「結果」の部分を書きましょう。英語ができるだけでなく、その能力をどんなことに活かしてきたのか行動力を持って活動できることはアピールポイントとなります

また、ここでは、どれくらい英語が出来るのか具体的にわかる文章を入れるようにしましょう。エントリーシート(ES)を読む人にとって、あなたの情報はまさにこのエントリーシート(ES)にしか無いわけです。しかもエントリーシート(ES)というのは、完全に自己申告性ですから、信用してもらえるように書く必要があります。

TOEICや英検などの具体的な数値を示したり、ネイティブとの会話がどれくらいスムーズに出来るのかを具体的に示すなど、信頼してもらうための対策をしましょう。

③身に着けた英語力を入社後仕事にどうつなげたいのか「未来」の部分を書く

エピソードを書いたら、最後にこれからのことについて書きましょう。

英語が好きで、英語を使った仕事がしたいと思っていることは、そういう人を求めている会社にとってとても大事な決め手となります。自分の能力ややりたいことを最大限発揮するためにも、自分がエントリーする企業が、グローバル方面でどのような活動をしているのか事前に企業研究で調べておきましょう。調べた上で、その会社が行なっている事業のどの部分に自分の英語力や経験を役立てたいのか、または今後、新しく必要になってくる事業が提案できる場合は、その時自分はどういうポジションで役立ちたいのかなど、自分が英語力を使って「その会社で」どう働いていきたいのかを書きましょう。

ポイントは、どこの企業でもできることではなく、『なぜ』その企業で英語を活かして働きたいのか、しっかり述べることです。

エントリーシートで英語力をアピールするときの注意点

英語力をエントリーシート(ES)でアピールするには、注意点もいくつかあります。アピールポイントを性格やポリシーではなく「能力」に頼っていると思われてしまう可能性があるためです。英語力をアピールしながら、自分の性格の良いところをアピールする方法はたくさんあるはずです。英語を身につけた過程も、身につけてからの行動も、あなたの生き方に起因しているからです。以下のことに気をつけて文章を考えてみてください。

①「英語力を身に着けたこと」を結果(=ゴール)にしている

英語力があることは採用にプラスに働くことがもちろんありますが、それだけに頼ってエントリーシート(ES)を作成するのはリスクが大きいです。どういうことかというと、どれだけ英語が出来るのかをひたすらアピールする文章はNGということです。

「英語を身に着けたこと」をゴールとして文章を構成して、どれだけすごい英語を身に着けたのかをアピールするよりも、モチベーションはなんだったのか、そのためにどんなことをどれだけ頑張ったのか、身に着けた後そのモチベーションとなっていたことは英語を身に着けたことによって実際に達成できたのか、ストーリー性を意識して書きましょう

②具体的にどのくらい英語ができるのか示していない

①で、自分がどれだけ英語が出来るのかひたすらアピールする文章はNGと述べましたが、どのくらい英語が出来るのかが具体的に示されていないのもNGです。口だけで「できる」というのは誰にでも出来るからです。前述しましたが、エントリーシート(ES)は、完全に自己申告制で、企業側はひとりひとりの文章が本当なのか調査することは出来ません。したがって、どれだけ信用してもらえる文章を書くかがとても大切です。

たとえば、「それまで以上に英語でコミュニケーションが取れるようになりました」という文章では、読む側はその人がそれまでどのくらい英語が出来ていたのかがわからないので、結局今どのくらい英語力があるのかまったくわかりません。点数などの数値がすべてではありませんが、TOEICの点数をビフォーアフターで示したり、「英語で発表して質疑応答まですべて英語でこなすことが出来るようになった」「留学生と専門に関するディスカッションを英語で出来るようになった」「英語で電話が出来るようになった」など、あなたが具体的に英語でできることをなるべく詳しく書きましょう。

その方が信頼してもらえるエントリーシート(ES)になりますし、具体的に何が出来るのかわかることは読む側に好ましい印象を与えることができます。

③実力以上のことを書く

当たり前ですが、②でも述べたエントリーシート(ES)の特性上、就活生はエントリーシート(ES)で噓をついたり話を盛ることが出来てしまいます。学生時代のエピソードを少し盛るくらいならまだしも、英語力などの能力を盛ってしまっては、エントリーシート(ES)を通過した後の面接でばれてしまいますし、入社出来たとしても能力以上の仕事を与えられて辛くなるのは自分です。自分を良く見せたいと思うのは当たり前のことですが、能力以上のことを偽って書くのは絶対にやめましょう。

そもそも、エントリーシート(ES)というのはその人の人柄や生き様を見たいのであって、能力をアピールするのがメインの選考ではありません。エントリーシート(ES)で英語力をアピールしたい人も、能力のアピールばかりに気を取られないように気をつけましょう。

エントリーシートでの英語力のアピールが活きる企業

ここまで、エントリーシート(ES)で英語力をアピールする方法や注意点を見てきました。ここでは、英語力のアピールが選考に役立つ企業はどんな企業なのか、少し見ていきます。

真っ先に思いつくのは外資系の企業ですよね。外資系企業では、英語が出来ることは必ずプラスに働きます。英語が出来なくても外資系企業の内定をもらうことはできますが、出来た方がこれからやりたいこととしてアピールできる仕事内容も増えますので、「自分は英語を使って働きたいんだ!」という気持ちがある人は積極的にアピールしましょう。

また、外資系でなくても、大手のメーカーでは職種に関わらず英語が出来ないよりは出来る人が望ましいでしょう。たとえば研究職では外国籍の研究者も居るので、ディスカッションで役立ちますし、営業職や事務職でも、海外の支社との連携を取る仕事など、英語を使う仕事がたくさんあります

「エントリーシートで効果的に英語力をアピールする方法」の「③身に着けた英語力を入社後仕事にどうつなげたいのか「未来」の部分を書く」でも述べた通り、志望する企業で英語を使って働く選択肢はどんなものがあるのか調べ、イメージを膨らませてからエントリーシート(ES)を記入してみましょう。最近は、グローバルなイメージがない企業も海外に支社や工場を展開していたり、まだしていなくてもこれからしようとしている企業もたくさんあります

自分の志望している企業が、どんな国と連携して、どんな事業を展開しようとしているのか、日本の支社に外国人の社員は居るのかなど、調べられることは調べてみましょう。

エントリーシートで英語力を効果的にアピールして就活をステップアップしましょう!

いかがでしたか?エントリーシート(ES)は、面接前の第一歩です。エントリーシート(ES)がしっかり骨のあるものになっていることは、通過後の面接を内容の濃いものにするという点でも必ず役に立ちます。自分がこれから活かしていきたい「英語力」という能力と、自分の主張すべき性格や生き方が読む側に伝わるような、内容の濃いエントリーシート(ES)が書けるようにしっかり準備して、どんどん面接にステップアップしましょう!

就活メンターズで「就活で成功した先輩」に相談してみよう!

就活メンターズとは、ビジネスの最前線で活躍する社会人と就活生のマッチングサービスです。長期的に就活相談に乗ってもらうことはもちろん、メンターから企業への推薦をもらうことができるサービスです。

全国の気になるメンターへ誰でも申請を送ることができます。相談は、対面ではもちろん、テレビ電話やチャットといったオンライン上でのやり取りも可能です。

就活真っ最中の34年生だけでなく、12年生で就活について考えている大学生も気軽にキャリア相談することができます。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事