ホテル業界を志望する場合の志望動機はどのように書いたら良いのでしょうか。ホテル業界といっても実は業態や職種は多岐に渡り、それぞれに志望動機の作り方のポイントは異なってきます。

ここでは、ホテル業界の業態や職種別の志望動機の作り方のポイントと実際の例文をご紹介します。

ホテル業界の志望動機は業態で変わる!

一口にホテル業界といっても志望するホテルの業態で求められる能力は異なります。必要な能力が変われば、もちろんそれに合わせて志望動機を変えたほうが効果的なPRができます。

リゾートホテルの場合

人々が非日常を求めて訪れるリゾートホテルでは、なによりお客様をもてなすホスピタリティが志望動機として重視されます

たとえば、リゾートホテルを志望する人で星野リゾートを知らない人はいないと思います。いまや一大リゾートホテル運営企業となった星野リゾートの企業理念や採用情報を見てみても、そこかしこで顧客満足という言葉が使われているのが分かると思います。

リゾートホテルを志望する人はホスピタリティへのこだわりへの共感が志望動機の中心になるでしょう。

ビジネスホテルの場合

リゾートホテルと正反対の業態がビジネスホテルです。ビジネスホテルは非日常ではなく日常の延長線である仕事のために宿泊する人が主な顧客です。

よって、サンルートホテルや東横インなどに代表される大手ホテルチェーンでは、非日常的な体験ではなく快適でビジネス上の利便性の高い宿泊設備を備えることが重要なポイントになっています。したがって、ビジネスホテルで求められる能力はビジネスの経験やマーケティング能力、客室の稼働率管理などより実践的なものになります。

新卒の場合はビジネス経験はないでしょうから、志望動機には経営学の知識や利益追求への意欲などを盛り込むと良いでしょう。

シティホテルの場合

シティホテルはリゾートホテルとビジネスホテルの中間にあたる業態です。ビジネス用途で宿泊する人もいれば、観光のために利用する人もいるので、多種多様なターゲットを顧客とします。

ホスピタリティはもちろん必要とされますし、ビジネスにかかわる知識も必要になります。プロフェッショナルなスキルが求められるので、新卒の場合にはスキルを修得したいという意欲を中心に志望動機を作成すると良いでしょう。

ホテル業界の志望動機は職種からも考えよう!

業態によって求められる能力が異なるホテルですが、とくにシティホテルなどではホテル内部でさらに職種が細分化されていて、それぞれ特徴が大きく異なります。

フロント・コンシェルジュ

一般的にホテルへの就職というとイメージされやすいのがフロント業務です。実際に求人が多く出されるのもフロント業務です。

フロント業務は直接、人と接する業務なのでコミュニケーション能力が志望動機に盛り込む大きなポイントになります。また、近年は国際化が進み外国人のお客様も多いことから外国語の能力がある場合には非常に高く評価される傾向があります。

国土交通省の宿泊旅行統計調査では、外国人の宿泊客の割合は約15%となっています。とくに都内のホテルでは平日の宿泊客3割から4割ほどが外国人という光景も珍しくありません。

アルバイトなどの接客経験はもちろんのことですが、語学力に自信がある人は積極的にアピールしましょう。

バンケット

バンケットは分かりやすくいうと宴会場です。この職種は基本的に調理師や製菓の免許を持っている専門職の求人が多数ですが、大卒総合職で採用された場合にはバンケットで開催される結婚式の披露宴や異業種交流会などの多様なイベントの運営に深く関わることになります。

そのため、学生時代に大きなイベントの運営経験があったり、多くの人と関わる仕事をしたことがある場合に、その経験を高く評価されやすいでしょう。

営繕・ルームメイク

ルームメイクは客室の清掃業務で、通常はパートなどの非正規社員の業務としたり完全に外部の業者に委託されたりしています。しかし、ルームメイクに関わる備品の在庫管理や施設の修繕などの大規模施設営繕などは総合職の社員が担当するのが一般的です。

中規模のホテルとなるとルームメイクのシフト管理なども担当することになります。

そのため、備品在庫の回転率と客室稼働率の関係性を分析したりと経営に近い部分を学ぶことができる職種です。

ホテルは初期投資こそ大きいものの日々大きな商品在庫を抱える他の業種とは違いますが、経営に関する基本的な知識があることは大きな強みになります。

ホテル業界の志望動機の書き方のポイント

ホテル業界の志望動機を作る際には、面接で対面して話す志望動機とエントリーシートに書く志望動機は内容を分けて考えましょう。

人柄がしっかりと伝えられるエピソードを用意する

職種で見てきたように、ホテル業界は基本的に人を相手にする仕事です。そのため、どのような職種を希望するにしろホスピタリティや人柄は重要視されるポイントです。とくに面接では自分の人柄がしっかりと伝えられるエピソードを盛り込むことに注意したいところです。

たとえば、人が笑顔になると自分も嬉しくなる性分なので、お客様の笑顔を見送ることのできるホテル業界に魅力を感じる、というような志望動機が考えられます。

なぜそのホテルを志望するのかを明確に

エントリーシート(ES)上の志望動機では、なぜそのホテルを志望するのかをハッキリすることを意識しましょう。

なぜ数あるホテル業態のなかからリゾートホテルを志望したのか、また、多くのリゾートホテルの中からなぜその企業を志望したのか。これを説明するだけでも志望動機の記入欄が埋まってしまうことでしょう。

【業態別】ホテル業界の志望動機の例文3選!

ここまでご説明してきたポイントをもとに、エントリーシートに書く志望動機の例文を業態別にご紹介します。

1【例文①】リゾートホテルの志望動機

私が御社を志望した理由は、御社の「Hospitality Innovator」というミッションのもと、宿泊事業をとおして地域の伝統工芸の再興や地域文化の再発見などを実現してきた姿勢に強く共感し魅力を感じたからです。私自身、地方で生まれ育ってきましたが出身地の魅力が十分に外部に伝わっているとは言い難い状況に歯がゆい思いを長く抱いておりました。御社の事業でを通して、同じような歯がゆさを持っている地域の魅力をもとにした体験型宿泊施設の運営に携わりたく考えております。

企業理念に共感したという論旨の例文です。企業理念と自分のやりたいことが重なっているということを志望動機の中心にしています。

2【例文②】ビジネスホテルの志望動機

私は2年間の留学経験があり、他国の文化に触れることの素晴らしさを経験してきました。この素晴らしい体験を訪日外国人の方たちに提供できるよう御社を志望した次第です。もちろん、外国人以外の日本人のお客様に対しても精一杯のホスピタリティでおもてなしをする所存です。しかし、とりわけ御社が外国人観光客から非常に質の高い宿泊体験を提供していると定評があることから、ぜひ私の語学力が活かせればと考えております。

自分の能力を活かして自分のやりたいことを実現でき、企業にも貢献できるということを主張した志望動機の例文です。この例文ではビジネスホテルという業態ではなくフロント業務という職種に注目しています。

3【例文③】シティホテルの志望動機

プロフェッショナルになりたいということが私が御社を志望する理由です。御社は客室設備、コンシェルジュサービス、バンケットなどどれをとっても一流のサービスを提供しており、私自身、宿泊客として何度もそのサービスの質に驚き、いつか自分もこのようなプロフェッショナルになれればと考えておりました。私自身はまだまだ御社のような一流のサービスを提供するに足る力があるとは言えませんが、どのような職種であろうとその道を極めるつもりで務める所存です。

ホテルのサービスに魅力を感じて、自分も自己実現したいという主張が中心の志望動機です。この例文では意欲ばかりが前面に出ているので、採用する企業側のメリットが弱いかもしれません。文面でアピール出来ない部分は面接の際に口頭で補足しましょう。

まとめ

ホテル業界の志望動機はなによりホスピタリティが基本になりますが、業態や職種によって最適なアピールポイントは変わってきます。業界研究だけでは見えてこない実際の現場をイメージして志望動機を作っていきましょう。

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