不動産業界の幅は広く、志望動機を考えるのも一苦労です。不動産業界の中核は不動産ディベロッパーと言われる開発業者です。その他にも、住宅の売買や賃貸である仲介業、さらに建築やリフォーム・リノベーションなど多岐に渡ります。。衣食住の中で、住環境に関係してくる業界です。大手ディベロッパーや大手ゼネコン、大手ハウスメーカーであれば、売上は1兆円を超えてきます。

不動産業界と一口に言っても、どこまでを含めるかによって、就活の展開が変わってくるこがうかがえます。特に大手ディベロッパーや大手ゼネコンともなれば、扱う金額も高く優秀な人材が多く集まりますどのような戦略を持って、不動産業界を受け、志望動機につなげていくかが肝心です

ここでは、不動産業界を志望する上で、押さえるべきポイントをご紹介します。最終的なゴールは、例文から志望動機を考えていくことです。あなたならではの、オリジナリティのある「受かる」志望動機を完成させましょう。

不動産業界を知って志望動機に活かす

不動産業界は横幅が広く、多岐に渡りますので、まずは全体像を確認しましょう。その上で、不動産業界の志望動機を考える参考にしていきます。衣食住の中でも、学生にとっては、「住」は「衣」「食」に比べて、一番縁遠いかもしれません不動産業界は、今、注目度も高く、その割に複雑な業界でもあります不動産業界や関連業界について知り、「受かる」志望動機のタネを集めることから始めましょう。

1不動産業界について理解を深め志望動機に活かす

不動産業界の全体の流れを確認しておきましょう。ここであげるポイントは7点です。

不動産ディベロッパー

不動産の開発業となりますので、基本的に取引き先は法人になります。大手ディベロッパーは、財閥系で大手二社は売上げが1兆円を超えています。端的に言えば、街づくりです。駅周辺やオフィスビル、商業施設などの開発を行い、最近では海外へも進出しています。また、大手ディベロッパーが他の不動産関連の会社に100%出資しているケースがほとんどです。不動産ディベロッパーを柱にグループ会社として、不動産に関わっています。

建築

総務省の業界分類では、建築と不動産は分けられていますが、不動産業界と建築は関りが深くはずせません。大手ゼネコン、いわゆるスーパーゼネコンと呼ばれる上位5社は売上げは1兆円を超えています。従業員数や技術力では、他社を圧倒します。建築会社自体は、それ以外にも中堅・中小を含めると相当な数にのぼります。準大手でさえも、売上げが1兆円に迫り、数千億規模の売上げも少なくありません。

ハウスメーカー

最大手の売上げは3兆円を超えて、4兆円に迫ります。売上げの内訳を見てみると、バランスよく、いわゆる戸建ての住宅売買は10%に過ぎません。つまり、ハウスメーカーと言っても、様々な業務があります。その他のセグメントは、賃貸住宅、マンション、住宅ストック、商業施設、事業施設、その他となっていました。人口減少で新規戸建ての着工数も減少も影響しているかもしれません。一方で、IOTに関連などにより、住宅業界以外の企業が進出しています。他業界にとっては、成長産業だととらえていることがわかります。

マンション

近年は都心部以外の郊外や地方でもマンションの開発が進んでいます。マンションの需要も増えて、価格も年々上昇傾向にあります。タワーマンションも好調で新築以外にも、中古マンションのの価格も上場しています。総合ディベロッパー系からマンション専業、異業種からの参入まで多くの企業があり、大抵はブランドを持っています。大手になれば、複数のマンションブランドを展開しているケースも目立ちます。

不動産仲介

大学生であれば、不動産仲介が一番イメージがしやすいかもしれません。TVコマーシャルで広告をたくさん出しており、一人暮らしであれば利用した経験もあるでしょう。狭い視野の学生は、不動産イコール不動産仲介と考えるケースもあります。イメージが湧きやすいので仕方がありませんが、この辺のポイントをはずすと企業選びや志望動機にも影響しかねません。不動産の仲介には、売買仲介と賃貸仲介に分かれます。売上げは、最大手でも1,000億円に届きません。仲介は単価が低いことがわかります。個人の顧客を相手に仕事を行いたい人には向いている、業界でしょう。

マンション管理

分譲マンションに住んでいる場合は、理解しやすいかもしれません。マンションには毎月、管理費がかかります。購入しても、管理費と修繕積立金はランニングコストとして、毎月徴収されます。大手のマンションの系列もあれば、その受け皿としてのマンション管理会社もあります。ちなみに最大手は独立系です。海外にも進出しています。イメージが湧きにくい業界ですが、このような不動産関連業もあるということです。

リフォーム・リノベーション

国土交通省は今年度から中古住宅の流通促進に向け、「安心R住宅」制度を導入しました。国も市場活性化に向けて、取り組みを強化しています。受注件数は右肩上がりであり、今後も中長期的には伸びる余地はあるでしょう。

 

このように不動産業界の俯瞰して見ると、それぞれに特徴があることがわかります、企業ごとの特徴をとらえて、志望動機完成に向けて一歩前進しましょう。

その他、不動産業界で働く上で必要な資格など、より詳細に仕事内容を知りたい方は以下の記事を併せて参考にしてみてください。

2不動産業界の求める人材像知って志望動機に活かす

では、不動産業界はどのような人材を求めているのでしょうか?企業ごとにカラーがありますので、紋切り型で一概に言えない部分もありますが、注目すべき点が2点あります。1点目は、仲介を除けば、単価が高いことです。大きなプロジェクトともなれば、一人では完結しません。チームワークが欠かせないでしょう。また、安易な失敗も許されませんので、責任感が求められます

2点目は、仲介の場合についてです。仲介の場合は、個人の顧客が大半になり、賃貸であれば、単価も安くなります。直接、エンドユーザーであるお客様と接する機会が多くなるでしょう。個人のお客様とコミュニケーションを取りながら、仕事をしたい人には向いています。

共通点は、どちらも建物を媒介に現場があります。行動力や顧客視点は必須でしょう。いずれにしても、同じ不動産業界でもやる仕事、顧客層など様々です。しっかりとした情報収集と企業ごとの事業内容を把握しておくことが必要です。以下の記事を参考に業界研究を行なっていきましょう。

不動産業界の志望動機を考える上でのポイント

不動産業界の志望動機を考えていく上でも、下記の3つのポイントは欠かせません。

1なぜ不動産業界を志望するのか?

不動産業界は、東京オリンピックの影響もあり、大阪万博の開催予定候補も決まったこともあり、今後も需要は見込まれるでしょう。市場規模は、約12兆円と言われていますが、関連業界まで派生すると、数倍にも及ぶでしょう。また、海外への進出も増えています。このような背景の中で、あなたはなぜ不動産業界を目指しますか?不動産の開発がしたい!多くの家を売ってインセンティブで稼ぎたい!理由はそれぞれでしょう。不動産業界で、なぜ仕事がしたいのか動機をはっきりさせてください。

あなたの体験をベースに、なぜ不動産業界を志望するのか明確にしましょうつまり、自己分析が非常に重要になってきます。

2不動産業界の中でなぜその企業を志望するのか?

次になぜその企業を志望するのか考えなければなりません。不動産業界の中でも、多岐に仕事や職種が分かれたことを理解したと思います。それらをきちんと把握しましょう。どこの企業でも当てはまる志望動機では、企業の心をとらえることは困難です。その企業でなくてはならない理由それを探すには、やはり企業のことを知る他ありません書籍やインターネットの情報、さらに業界全体を見渡してください。そこから、あなたはどの分野で仕事をしてみたいと思うのかを考えて、志望動機に活かしていきましょう。

3何がやりたいのか?

最後に何がやりたいのかです。不動産業界は、土地や建物に関わります。それを媒介に、人の生活や暮らしを「住環境」から支える仕事です。不動産という枠組みの中で、あなたがやりたいことは何か?キーワードは「住まい」「暮らし」「空間」などになるでしょう。不動産業界は、それらを通じて、人々を豊かにすることになります。

あなたはどの企業で、どの職種で、不動産業界で具体的に何がやりたいのか考える必要があります自分の特性とやりたいことをマッチさせましょう。開発者として活躍したいのか、仲介者を目指すのか、あなたの不動産業界でのキャリアプランを考えてくださいその上で、あなたのどのような能力が活かせるかも求められます。

自分のやりたいことを明確化することは企業選びの軸にも繋がるため、一石二鳥です。

【例文】不動産業界の志望動機

今回は不動産ディベロッパー、売買、賃貸の総合職を例に志望動機を考えてみます。結論から入り、実現したいこと、受ける企業でなければならない理由などを盛り込みましょう。志望動機の分量にもよりますが、自分の強みと企業で活かせる共通項なども踏まえて作成してください。

不動産ディベロッパーの志望動機

「私は都市の再開発に携わることで、多様な働き方を推進する最先端オフィスの実現に尽力したいと思い、貴社を志望しました。貴社は丸の内周辺や大手町などのビジネス街に多数のビルを所有しています。さらに今後は、東京駅前に日本一の超高層タワーの建築計画を予定していることを知りました。貴社のコンセプトの一つである変革力には、私も自信を持っています。大ででは、学生スタッフとして大学広報員として活動してきました。学生目線で変化を起こすため、学長や担当職員への提案も行っています。他のスタッフと協力して、学生広報として、メンバーを募って大学公認のアイドルを結成しました。現在はアイドルとして広報活動を実現させています。貴社に入社後は、温故知新の精神をもって不動産業界に変革をもたらします。将来は、貴社が推進している海外事業に携わるのが夢です。夢の実現のために、まずは都市開発に取り組み、グローバルに活躍する人材を目指したいです。」(405字)

マンション売買仲介開発企業の志望動機

「私は貴社の住宅分譲部門で、マンションの開発・販売を通して、人々に安心で快適な住空間を提供したいと思い志望しました。貴社は、マンションの供給数では業界トップを走っています。超高層マンションのパイオニアでもあり、現在では東南アジアにも積極的な展開をはかっています。貴社であれば、新たな価値観を生み出しながら、生活の拠点となる住環境の可能性を追求できると感じています。私は子どもの頃から、転勤族だったため、安定した住環境に憧れがあります。お客様目線に立って、安心した住まいの提供のために、働くことが夢です。また、貴社は高齢者向けの分譲マンションも開発するなど、常に時代のニーズをとらえながら、事業展開を行っています。私もその一員として、日々の業務でアンテナを張り巡らせて、時代にマッチした企画の提案と顧客目線を意識した販売を徹底します。」(365字)

不動産賃貸仲介企業の志望動機

「私は不動産賃貸の仲介業において、お客様の満足度を高められるような仕事がしたいと思い貴社を志望しました。貴社はグループ企業の鉄道会社沿線に店舗網を設けており、その中で、スマートフォンを活用した仕組みを導入しています。安心安全な賃貸仲介業として住居者に快適で便利な住まいを提供している点が魅力です。私も一人暮らしを経験しており、貴社のような安全面を配慮した取り組みは重要だと認識しています。特に女性や高齢者の一人暮らしでは不安な面があります。賃貸住宅とはいえ、付加価値の高い物件を提供する強みが貴社にはあります。人口減少や世帯数が減る中で、長期的な視野に立って顧客の需要を見極めた仕事をしていきたいです。居酒屋アルバイトで培った、幅広い視野に立って、顧客の要望の先回りをする力を貴社で活かしていきます。将来は貴社が手掛けている自社開発のマンションにも携わってみたいです。」(373字)

不動産業界は人気業界の一つです。人気業界ですので、不動産業界以外の業界にエントリーすることで、就活のリスクを下げる必要があるでしょう。以下の記事では他業界のエントリーシート志望動機をご紹介しています。こちらも併せて参考にしてみてください。

例文付き】不動産業界を知り、人事に刺さる志望動機を考えよう

不動産業界の志望動機を作成するためには、業界や企業を知り、ポイントを押さえながら自分の言葉で文章を紡ぎましょう。企業について、入念に調べ、考え、思考を巡らせてください例文を参考に、あなたしか書けない志望動機を完成させましょう。安直な志望理由は避けるべきです。人事の胸に刺さるあなただけの志望動機を考え抜きましょう。何かを学ぶために、真似ることから入るのは大切ですが、単なる猿真似、無個性な志望動機はあなたにとってプラスになりません。

しばらくは、不動産業界の人気は続くでしょうから、他人に劣らない志望動機で内定を掴んでください。

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