皆さんは就活に向けて自己PRの書き方をしっかりと把握できていますか?

就活で提出するエントリーシート(ES)や履歴書、面接の時にも頻繁にきかれる「自己PR」。「学生時代頑張ったこと=ガクチカ」以上に苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。自分のアピールポイントというのは、なかなか自分で見つけるのは難しいですよね。

しかし、誰にでも社会にアピールできる長所があります。それをいかにわかりやすく、正確に伝えられるかが大切です。例えば、良いことをなんでもかんでも盛り込んだてんこ盛りの自己PRは、たとえそのすべてが本当だったとしても聞いている方からしたら胡散臭くなってしまいます。就活で生きる自己PRというのは、長所の羅列ではなく、長所の中でも特にアピールしたいポイントをいかに厚みのある内容で伝えることができるかが大切です。

今回は、そんな自己PRの探し方・選び方から書き方までを、気になる例文を交えながら一気に見ていきます!

「自己PR」と「学生時代頑張ったこと」の違い

多くの就活生が、「自己PR」と「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」の違いがわからず「頑張ったことで得た教訓や身についたこと」を自己PRポイントとして書いてしまいますもちろんそれも必ずしも間違いではありませんが、実はこの2つは明らかな違いがあるので詳しくご説明していきます。

「自己PR」ではどう意思決定したかを伝える

まずは自己PRを聞かれた時、相手は何を知りたいのかをよく考えてみましょう。「学生時代の何年間かで得たこと・経験」ではなく「この人は本来どういう性格で、これまでどう意思決定してきたか」を知ることを求めているのが自己PRの質問という事に気がつくはずです決して「得たこと」ではなく、自分が「いつ、どんな風に考えて、どんなことを発揮できる人間なのか、それはなぜなのか」を伝えるのに重きを置くのが自己PRだということがわかります。

文字数や時間に余裕があれば、そのアピールできる性格がどう培われたのかをエピソードなどで少し付け足せると信憑性が上がります。その人が本来どういう人か」というのが人事が知りたい一番のポイントなのです。

「学生時代頑張ったこと」は過去の経験からの活かし方

一方、就活で必須の「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」は、文字通り【学生時代頑張ったこと】や【学生時代挑戦したこと】です。そもそも頑張れる人なのかどうか、経験から様々なことを得られる人なのかどうかを伝える必要があるため、「何を、なぜ、どれだけ頑張って何を得たのか」を具体的なエピソードを交えて考える事がポイントです。

 

長々と書いてきてしまいましたが、自己PRを考えるときの一番のキーワードは「意思決定」です。これまで自分が選択を迫られたとき、どう決定してきたか。どんな視点でどんな道を選択することができるのか、その中で自分はどんな役割を担うことができるのか、それをアピールすれば、就活で活きる自己PRになります。

自己PRがない人なんていない!自己PRの探し方

学生の中には、「自分には就活でアピールできるような大層なポイントはない…」と思っている人もいるかもしれません。ですが、どんな人であれ長所はあり、ただ探し方を知らないだけなのです。自己PRの探し方のコツを学んで、就活に活かしていきましょう。

アピールしたい性格を先に決めよう

実は自己PRにおけるエピソードというのは、「裏付け」の存在にすぎません。つまり、エピソードから選ぶのではなく、「アピールしたい性格」を先に決めて、それを説明してくれる経験を人生の中から探せば良いわけです。何度も繰り返しているように、自己PRで求められているのはその人がそもそもどういう人なのか、その根源的な部分です。したがってエピソードは古いものでもかまいません。中学時代の部活でも良いし、高校受験でも良いし、5歳からやっていた習い事の話でも良いわけです。

自己分析は必須!

「これだ!」というアピールポイントが決められない人は、何はともあれ自己分析からはじめてみましょう。自己分析は、自己PRに限らず就活を乗り切るためのいろいろな場面で役に立ちます。生まれたときからの出来事を、細かいことも含めて書き出していってみましょう。生まれてから今までの出来事を振り返っていくと、嫌でも自分が大切な分岐地点でどういう決断をしてきたのか、その決断はその後のどんな経験に結びついたのか、その傾向がわかってきます

以下の記事では自己分析の具体的なやり方について紹介しています。自己分析の効果的な方法が知りたい方はぜひこちらを参考にしてみて下さい!

他人に自分の印象を聞いてみる

いざ自分のことについて考えてみると、ハッキリと分からない部分があることも多いでしょう。また、自分では無意識でも、あなたにはあなたなりのポリシーや本来の性質が必ずあるはずです。

そんな時はぜひ自分以外の誰かに「私ってどんな印象?」と質問してみることをおすすめします。第三者の視点から客観的に判断してもらうことで、自覚していなかった一面を知るきっかけになります。時には、自分にとっては「大したことない」と思っていることが実は人から見るとスゴい事だったりするかもしれません。尋ねる相手は家族や友達でも良いですし、バイト先の社員の方でもかまいません。自分以外の誰かに聞く、ということが大切なのです。

「伝わる」自己PR」の書き方のポイント

kaboompics / Pixabay

ただの自己満足ではなく、自分が企業にアピールしたいポイントが「伝わる」自己PRというのはどのようなものでしょうか?転職などキャリア採用の面接の場合は、前職で培った能力や資格についてアピールすることができますが、新卒では多くの方が能力的なアピールポイントは持っていません。ここからは、新卒のエントリーシートや面接で人事の心をぐっとつかむ自己PRの書き方のポイントを詳しく見ていきたいと思います!

自己PRでのエピソードはあくまで補助的なもの

先程にも書きましたが、自己PRのエピソードはメインではなく、アピールしたい性格を裏付けるための補助的な役割です。ですので、これまで自分が「意識して」行った「大きな出来事」ではなくても良いわけです。無謀な目標にも粘り強く頑張った結果、成果に結びついた経験や、きっかけは偶然でも、何事も始めたことはやり通す性格のおかげで、何かを得られた経験など、自分の「考え方」、「ポリシー」の結果得られた経験を選ぶのがポイントです。ですから、自己PRをエピソードから選ばず、自分の本質的な部分を相手に伝えるように意識することが大切になります。

言い換えの表現を使おう

自己分析等をして、「自分はこういう人間かも」となんとなく分かってきても、人にアピールできる程ではないと感じることもあるかもしれません。そんな時は言い換えの表現を使って、短所も長所に変えてしまいましょう

たとえば、「今まで迷った時は必ず楽な方を選んできた」。こう言うと堕落した人間に聞こえますが、「うまくいく可能性の高い堅実な道を選ぶことが出来る」と言い換えることができます。これをアピールする性格と決めたら、これまでの人生で「成功するために堅実な道を選んだ経験」や「その性格のおかげでなし得たこと」をエピソードを添えてアピールすれば良いわけです。ちょっと狡いような感じもしますが(笑)、これが自己PRを考える大切なポイントです。

最初に結論を述べる

自己PRの書き方の流れとしては、最初に必ず結論を述べましょう。どれがアピールしたいポイントなのかわからない文章は読んでいて疲れてしまいますし、結局何が言いたいのかわかってもらえなかったら悲しいですよね。自己PRに限ったことではなく、エントリーシートを書くときは読む人の気持ちを、面接では聞く人の気持ちを考えるのが第一です。ですから、「わたしの強みは○○なところです。」と、必ず初めに述べましょう。そのあと、簡単なエピソードを述べて説得力を増し、最後にそのアピールポイントを入社してからどのように活かしていきたいかを述べます。この3つのポイントを押さえれば簡単に自己PRを書くことができます。

具体的なエピソードで伝える

自己PRで使うエピソードは、具体的であればあるほど良いです。当たり前のことですが初対面の相手は、あなたの性格やエピソードの当時の状況を知りません。言葉によってイメージしてもらう必要があるため、曖昧に伝えてしまうとぼんやりとした印象になってしまいます。「いつ」「どこで」「どのように取り組んだのか」をまとめたり、数字や例を挙げると説得力が増すのでおすすめです。

すべての事実を詳細に盛り込むことは不要ですが、相手の立場に立って分かりやすく伝えることは非常に大切です。これは就活全般に通して言えることですので、ぜひ心がけてみてください。

【例文】エントリーシートでの自己PR」の伝え方

ここまでご紹介してきたポイントをふまえて、実際の自己PRの例文をご紹介していきます。文の構成や表現を参考にして、ぜひ自分らしいオリジナル自己PRを考えてみてください!

例文①「努力」に関する自己PR

例文①
「私の強みは理想を決めたらそれに向かってがむしゃらに努力できることです。現状から理想が遠くても、失敗が続いても、へこたれずに別の手段を模索し続ける折れない心が自慢です。研究では、「○○の解明」という大きな理想に向かって自分ができることを模索し、突き進みました。失敗の連続でしたが、粘り強く努力できる性格のおかげで、論文を執筆することができました。この経験を活かし、これからも向上心をもって理想の実現に取り組みます」

この自己PRでは、持って生まれた「性格」と結び付けて「努力し続けることができる人間」であることをアピールしています。面接では、アピールに出てきたエピソードに関して深く追求されることも多いので、必ずしも最初の回答で事細かに伝える必要はなく、むしろ可能ならば詳しく質問されたときに答えられる猶予を残して回答するのがベストです。

例文②「挑戦」に関する自己PR

例文②

「私は、新しいことにどんどん挑戦することができます。大学では、経験のなかった○○に挑戦するため○○部に入部したり、行ったことのない国でその地その地の生活を感じるために、1年間●ヵ国を渡り歩いたりと、これまで経験したことのないことに積極的に挑戦してきました。御社に入社してからも、経験のないことにどんどん挑戦し、その経験を糧にこれまでにないような革新的なアイディアを生み出し続けていきたいです」

「なんにでも挑戦できる人間であること」を自己PRにした例文です。

注意してほしいのが、自己PRは面接において「最後にPRしたいポイントがあれば教えてください。」のように、一番最後に聞かれることが多い質問です。ですから、長々といつまでも話すのはあまりよくありません。特にスケジュールがきっちり決まっているタイプの面接(面接の後にテストが控えている等)の場合は、面接官からの印象が悪くなりかねませんので、「伝えたいことを、簡潔に」伝えることを意識しましょう。集団面接の場合も同様で、「初めの人が話しすぎて最後のターンだった自分は最後の自己PRをする時間がなかった」というような話もよく耳にします。集団面接は、「自分が良ければ良い」のではなく、「周りとの協調性」も見られていることを意識しましょう

例文③「堅実」に関する自己PR

例文③
「私はこれまでずっと、選択を迫られたときにはうまくいく可能性の高い堅実な道を選んできました。所属していたサッカーサークルでは、この性格がチームの皆やキャプテンに認められ、一選手でありながら試合の方針を考える役目を担っていました。一つの考えに支配されず柔軟に考えられるため、ゲームの間に作戦を変更するのか、しないのかなどを思い切った考えで進言する役目も担っていました。貴社でも、堅実さと柔軟さを活かして革新的な事業に関わっていきたいです」

「うまくいく可能性の高い堅実な道を選ぶことが出来る」人の自己PRの例文も見てみます。「楽な方を選ぶ」とも言えますが、「堅実さ」に言い換えて話せる立派な自己PRとなりました。小さな経験でも、そこに自分の「考え方」があればそれは大きなアピールポイントになります。就活では、自分が一番、働いてからも強みにしていきたいと感じる部分をアピールすれば、それを必要としてくれる企業が評価してくれるはずです。

おわりに

いかがでしたか?普段はなかなか自分のPRポイントなんて意識しませんが、ポイントを押さえれば誰でも見つけることができますし、自分のPRポイントをしっかり持っておくことは就活していく上でとても重要です。大切なことは、噓を言わないことです。噓で雇ってもらった会社では、伸び伸び働くことはできませんし、自分の本当の能力を活かすことができません。自分が企業に「知ってもらいたい」ポイントをしっかりアピールして、企業とのマッチングに活かしましょう!

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