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総合商社の志望動機で頭を悩ませる人は多いです。なんと言っても人気業界ですし、倍率が高い分しっかり対策しないと内定はゲットできないからです。1度志望動機を書いてみても、本当にこれでいいのか不安に感じる人も多いようです。

ということで今回は、総合商社の志望動機を書く上で必要なポイントをまとめてみました。模範的な例文や、「これだけは書いちゃダメ!」というダメ例文もまとめたので、これを読めば総合商社の志望動機は書けたも同然です。最後には使えるQ&Aも付いているので、とても安心。総合商社に絶対入りたい人はもちろん、今はそこまで興味が無い人も、ものは試しに読んでみてくださいね。この情報が、きっといつか役に立ちますよ!

・総合商社の志望動機でアピールすべきこと

まずは、総合商社の志望動機で特にアピールすべきポイントをご紹介します。

-1から何かを作り上げたい

総合商社は、まだ日本に存在しないビジネスや商品を1から企画し、作り上げていくのが仕事です。既に存在しているビジネスを改良していくよりも、「アイディアを生かして作り上げる仕事」に従事したい気持ちを全面に出すべきです。

1から何かを作り上げることは、リスクもあります。前例がないため、協力してくれる人もそこまで多くないかもしれません。そんな環境の中でも「挑戦したい!」「今までにないものを作り上げたい!」とチャレンジ精神を持ち続けられる学生を、総合商社の採用担当者は求めています。

学生団体を立ち上げて活動したり、一般企業とのコラボで商品企画をした経験がある人は、良い志望動機を作れるかもしれません。

-人をまとめることが好き

総合商社の社員として働くには、大勢の人をまとめる力が求められます。日本中・世界中の人々に新しい技術や商品を届けるには、技術を持つメーカーと消費者を結びつける必要があります。総合商社だけでは、新しいものを世に送り出すことはできません。

ほとんどの場合、大人数の社員でプロジェクトチームを作って稼働していくため、コミュニケーション能力は必須。スムーズに企業間の連携が取れるように、上手に人をまとめなければなりません。

もちろん社員が全員まとめ役に徹する必要はありませんが、スキルがあって越したことはありません。企業側はより多くのスキルを持つ学生を求めていることを忘れてはいけません。

-架け橋になりたい

総合商社をひとことで表すと、「架け橋」と表現する人は多いです。メーカーが持つ技術を、それを求めている人に正しく届けるために、総合商社は「適切な架け橋」になる必要があります。

総合商社の志望動機に必要なのも、その部分。ただ消費者を満足させたいだけなら、メーカーの仕事でも別にいいはずです。総合商社で働かなければ、人と人をつなぐ「架け橋」になることはできません。総合商社じゃなければ自分の希望を叶えることはできない、と強くアピールしましょう。

-日本の役に立ちたい

総合商社ならではのスケール感の大きさも、納得出来る志望動機に使えます。ただ人と人をつなぐだけの仕事なら他の業界でも叶えられるかもしれませんが、日本全体の技術を底上げするような規模の大きい仕事は総合商社でなければできません。

自分の仕事が、日本人・世界中の人々の生活をより快適なものに変えていく…。そんなところに、総合商社の魅力はあります。そこにも言及できれば、採用担当者も笑顔で頷いてくれるはずです。視野が広い学生は魅力的ですし、野心家なところは見せておいて損はありません。

-裏方として経済を回したい

総合商社は、いわば裏方の仕事です。世界が飛びつくような技術を持っているわけではなく、世界の経済がよりよく回るように地道な努力を重ねるのが仕事です。中には、入社してから「思ってたのと違う…」と感じる人もいます。

裏方ならではの仕事の魅力を理解していることを伝えておけば、「入社後マッチングミスを感じて辞めないかな?」という採用担当者の不安も事前になくせます。総合商社の良さをしっかり理解した上で入社意欲を持っていることを、アピールする必要があるのです。

・総合商社の志望動機で気を付けるポイント

次は、総合商社の志望動機を書くときに特に注意した方がいいポイントについてまとめました。

-他の業種じゃダメな理由を書く

就活で一番対策しないといけないのは、「この企業でなければダメな理由」を明確にすることです。採用担当者の立場になって考えてみましょう。せっかくお金と時間を使って採用活動をしているのですから、よりやる気がある学生を選びたいものですよね。

「その理由なら、販売業でも達成できるんじゃない?」という質問に口ごもってしまう学生は、必要ないということです。自分の目標は総合商社でなければ達成できない、という誰もが納得できる理由を述べてください。

-社会貢献性に言及する

ただ「自分は新しいものづくりを支える仕事がしたい」とアピールするだけより、「社会貢献につながる仕事がしたい」という要素をプラスした方が、説得力が高まります。自分がやりたいことしか考えていない学生より、社会のことまで考えている学生の方が魅力的ですよね。

地球環境保全、社会福祉貢献、教育支援…。題材に使える社会問題は、現代社会にあふれかえっています。普段から新聞やニュースをよく見ておいて、面接で突っ込まれてもすぐに答えられるように基礎知識を付けておきましょう。

-「つなげる」ことの重要性を強調する

何度も言いますが、総合商社の存在意義は「つなげる」ところにあります。出会うべき技術やアイディアと消費者を繋げ合わせ、社会に新たな価値を生み出すのが総合商社の仕事の魅力そのものです。総合商社を志望するなら、その部分に少しでも触れましょう。

まったく触れていないと、本当に総合商社の仕事内容を理解して応募してきたのか採用担当者は不安になってしまいます。他に書くことがなくて困ってしまった時も、とりあえず「つなげる」仕事に魅力を感じた旨を書いておけば間違いはありません。

・総合商社の志望動機例文まとめ

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ここからは、総合商社の志望動機の例文を挙げていきます。何を書けばいいのか分からない人も、この例文を実際に使えば問題ありません。

私は旅行が趣味で、学生時代に47都道府県全部をめぐる自転車の旅を完走しました。そこで日本中の人とコミュニケーションをとっていくにつれ、日本にはまだ埋もれている素晴らしい伝統や技術、文化が存在することを知りました。そんな技術の魅力を見つけ出し、世界中にその魅力を広げるには総合商社しかないと考えました。

特に御社は、◯◯分野に力を入れています。私は、数ある日本の伝統技術の中でも××に興味を持っているので、自分の興味関心を活かせる仕事ができるのではないかと考え、御社を志望させて頂きました。入社後は、特に東南アジアの国々に◯◯の技術を広げられるような取引に挑戦していきたいです。

私は大学時代、経済学部に所属していました。卒業論文では、アジアにおける茶葉の流通について研究を進めてきました。そこで私は、世界の経済はモノの流通によって成り立っていることを学びました。特に食品は、人間が生きていく上で必要不可欠な商材です。食品の流通を知れば、世界の経済の動きを知ることが出来るほどです。ですから私は、世界中の食品の流通に関わることを目標にしています。御社は特に食品の流通に強いことで知られているため、御社を志望させて頂きました。御社の安定した流通規模の中で、まだアジアで開拓されていない食品分野と人々を繋げる仕事をしていきたいです。

私が御社を志望した理由は、自分の仕事をきっかけにして恵まれていない人々と優良商品をめぐり合わせる手助けができると考えたからです。私は学生時代、ボランティアサークルに所属して恵まれない国の子供たちに物資を支援する活動をしてきました。私たちの想像をはるかに超えて、貧しい国々には物資が足りていません。

私は、日本の素晴らしい商品を求めている人々が世界には溢れているんじゃないかと考えるようになりました。御社は◯◯地方への支援活動も行っているため、私が希望している社会貢献活動にも従事できると考えました。技術を持っている人とその技術を求めている人をつなぎあわせ、世界がより良くなるような活動を進めていきたいです。

これらの例文は、いずれにしても「つなげる」というキーワードを軸にして書かれています。どうして他の業種ではなく総合商社を選んだのかが分かりやすく書かれ、自分の経験もほどよく挟まれているので説得力もあります。

・総合商社の志望動機ダメな例文は?

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では次は、悪い例としてダメな志望動機をまとめてみました。こんな志望動機だけは書かないように、注意してくださいね。

私は、学生時代にボランティアサークルに所属していました。そこで、地震の被災地をめぐって被災者の皆さんとコミュニケーションを取りました。とても朗らかに対応してくださいましたが、ふとした時に寂しそうな表情をしていたのが印象的でした。

私はこの経験をして、人と人のつながりは大切だと学びました。何か事故や事件が起こった時も、助け合う心があれば人間は分かり合えます。総合商社なら、そんな人と人のつながりを支援できる仕事ができると思いました。よって、御社を志望させて頂きました。

この例文は、「つながる」を軸に書かれてはいますが、テーマがあいまい過ぎます。この構成で志望動機を書くなら、物資が足りていない被災地の現状とものが有り余っている非被災地の対比をテーマにした方が分かりやすいでしょう。状況が違う人間同士も、適切な繋がりがあれば物資の助け合いができる…と述べれば、総合商社を志望する理由になります。

私は大学で、グローバル化の重要性について学びました。商品生産も国内では限りがあり、どんな企業も海外で事業を進めることを考える必要があります。私はそんな国際化の波に乗り、海外でグローバルに働きたいという希望があります。

御社はアジアだけにとどまらす、ヨーロッパや北米にまで規模を広げています。よって、御社で働くことができれば、世界を股にかけて活躍できることが可能になると考えました。何十もの国の人々と接し、自分の視野を広げる仕事をしていきたいです。

この志望動機には、「自分がやりたいこと」しか書かれていません。ただ海外で働きたいだけなら総合商社以外でも目的は果たせますし、「海外で働きたい」という理由そのものが非常にあいまいです。外国に憧れを持っているだけの夢見がちな学生に見えますし、仕事の大変さを知ったらすぐに会社を辞めてしまいそうな危うさが漂います。

そもそも「自分の視野を広げたい」だけなら、海外旅行に行ったり留学をすればいいだけの話です。会社の一員として責任を持って仕事をするのが社会人。その覚悟を志望動機にも入れないと、総合商社に限らず内定はもらえませんよ!

・総合商社の志望動機を書く時のQ&A

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最後に、総合商社の志望動機を書いているとほぼ必ず悩んでしまう質問に答えていきます。質問をする相手がいなくて困っている人も、これで安心です。

-派手な経験をしてきてない

総合商社は人気業種ですし、世界を舞台に仕事をするので派手なイメージがありますよね。でも、志望動機に派手な経験が書いてあるから内定がもらえるわけではありません。確かに、学生団体を立ち上げて活動したり、世界の国々を旅したりする経験は魅力的です。でも、その経験だけを述べて「何を学んだか?」が説明できていなかったら、それは経験していないのと同じことです。

就活の志望動機で大事なのは、「経験から得た学び」です。一見地味な経験でも、採用担当者が納得できるような理由を述べられれば内定は十分ゲットできます。たとえば、「フリーマーケットイベントでのアルバイト」という経験。あまり派手ではありませんが、「人と人が繋がり、需要と供給をコネクトするパイプ的な役割に魅力を感じた。同じ経験を社会人になってからも味わい、人の役に立ちたい」などと説明すれば、とてもわかりやすい志望動機になります。大切なのは、素材をどう調理するか?ということです。

-英語ができない

グローバルな仕事が多い総合商社で働くには、英語が必要だと思いますよね。でも、中には英語を全く使わない部署も存在します。最前線でガツガツ働きたいならもちろん高い英語力は必須ですが、国内の応対で完結している部署や職種を志望するなら、英語ができなくても実は問題ありません。

また、総合商社は入社後の英語教育が充実しているケースが多いです。TOEICをはじめとした外国語関係の資格取得も支援してくれますし、入社してから英語力がメキメキ上がった人も少なくないようです。

ただ、人気企業だと筆記試験で足切り選考がある場合がほとんどです。英語が出来て損はないので、総合商社を志望するなら早めに英語の勉強対策をしておいた方がいいでしょう。

-特別強い思い入れがない

やっぱり、総合商社は人気業種です。もしもそこまで強い気持ちがないのに志望しているなら、他の業界を見てみるのをおすすめします。なぜなら、総合商社はそこまで数がないからです。ただでさえ倍率が高い激戦の選考を乗り越えていくためには、やる気が必須です。

他に興味が出る業界があるなら、そちらに時間を使った方が効率的です。自己分析を随時行って、自分の気持ちを確認してください。

・おわりに

さて、いかがだったでしょうか。総合商社の志望動機は、適当に書いたらまず落ちます。人気業種だからこそ、しっかりと対策して書かなければ勝ち目はないということです。

最初はなかなか上手に書けなくても、コツを掴めば誰でも書けるようになります。業界研究と自己分析を怠らずに行って努力を重ねれば、採用担当者を唸らせる志望動機が書けるようになるはずです。諦めずに頑張ってくださいね!応援しています。

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