大学時代は国連で働くために多言語習得に励んだ大阪大学の室麻里奈さん。しかし自分と同じ思考の人間の多さに疑問をもちながら参加した海外インターンで彼女は転機を迎える。そこでビジネスの奥深さや面白さに興味を持ち、人気人材ベンチャー企業のリンクアンドモチベーションへ。彼女が就活で大切にしていた「3つの軸」と内定を決めた理由とは。

国連職員の夢から民間就職へ

千賀
本日はよろしくお願いします!プロフィールを拝見させていただいて、外国語学部ペルシャ語専攻とのことですが、大学ではどんな勉強をされていたのですか?

私、言語を学ぶことがとにかく好きで、在学中に8言語勉強しました。

千賀
え、8言語も!すごいですね。

その学んだ言語の中にコンゴ語があって、授業の先生にすごく可愛がってもらったことがきっかけでコンゴ語が特に好きになりました。

千賀
室さんは、なぜ今の学部に入られたのですか?

小学生の時に愛地球博で国際赤十字館を観に行って、世の中こんなに不平等なものがたくさんあるんだって思って、本気で変えたい。もう国連で働くしかないって思ったことがきっかけです。

千賀
小学生でそんな使命感を持たれるってすごいですね!

私、変わってますよね(笑)そこから国連で働くために、まず言語を学ぼうと思い今の学部を選びました。でも、大学に入学してから自分と同じようなことを考えている人が多すぎることに気づいて、”私がやらなくても良いかな”って思っちゃったんです。

ベトナムで芽生えたビジネスへの興味

千賀
なるほど。そこから企業への就職を考えるようになったのですか?

はい。大学2年次に国際開発以外に何をやりたいんだろうって悩んでいた時に、たまたま武者修行プログラムの広告をネットで見て、申し込んだことが転機でした。

千賀
武者修行プログラムって何ですか?

大学生がベトナムのホイアンという街で2週間、現地のレストランやおみやげ屋で商品を作って売上を競うという海外ビジネス研修です。

千賀
面白そうですね!実際にビジネスを経験されてみて、どうでしたか?

武者修行プログラムに行く前はビジネスって単純にお金を稼ぐことで、そんなに良いイメージがありませんでした。でも行った後はお金を稼ぐことの大変さを痛感して、ビジネスの奥深さや価値を作り出す面白さに惹かれました。それがきっかけで、民間企業に就職しようと決めました。

大学3年になる前から就活を開始

千賀
就職活動はいつから始めたのですか?

就職活動を始めたのは大学2年生の3月頃から就活セミナーに行き始めました。 5月の合同説明会で外資系消費財メーカーのビジョンにとても惹かれて、絶対私はここに行くんだって思っていました。

千賀
そうだったのですね。他の外資系企業は考えなかったのですか?

就職候補としては考えませんでした。私は組織への帰属意識が高いタイプだったので、外資のアップorアウトみたい風土は絶対に向いていないと思ったので。その外資系企業は社員さんの想いが熱くて、他の外資系企業とは違うなと感じていました。

千賀
そこまで惹かれていたのに、なぜリンクアンドモチベーションに決めたのですか?

その外資系消費財メーカーの1 次選考で私の高校時代の話をしたら面接官に全く響かなくて。その後も話が噛み合わなくて、私が評価されたい自分像と企業が評価したい自分像が違うことに気づきました。それがきっかけで、インターンの頃からお世話になっていたリンクアンドモチベーションに就職することを決めました。

人に惹かれて決断

千賀
そうだったんですね。最終的に決断した決め手はありましたか?

当時リンクアンドモチベーション以外に消費財ベンチャー企業も受けていましたが、自分が大切にする3つの軸全てが満たされるのはリンクアンドモチベーションだったので、決断しました。

千賀
3つの軸って何ですか?

1つ目が「自分に対して真剣に向き合ってくれること」2つ目は、「チームやお客様といった他者に向き合うこと」3つ目は「人生を楽しむ人たちの集まりであること」です。

千賀
誰と働くかを非常に重視されていたのですね。

私は何をやっても楽しめるタイプなので、「何をやるか」よりも「誰とするか」の方が大事だなと思って人を重視していました。

千賀
それ以外に何か決め手はありましたか?

選考中にリクルーターとしてついてくれた社員さんが自分とすごく向き合ってくれる人で、その人から会社の話を聞く中でこの会社なら自分らしく働けそうだなと確信を持てたことですね。

面接ではPDCAを回して目標達成できる自分をPR

千賀
面接で頑張ったことを聞かれた際はどんな話をされていたのですか?

武者修行プログラムの帰国後にやっていた営業インターンで成約件数1位になった話をしていました。

千賀
成約件数1位ってすごいですね!

ベトナムから帰国後、武者修行プログラムに興味がある学生を対象に説明会を開いて、契約を取るという営業インターンを行なっていました。初めの3ヶ月間は全く受注できなくて、90人中50位くらいでした。

千賀
そこからどうやって1位になられたのですか?

始めの3ヶ月間が終わった時に自分は何がダメだったのか、原因を分析して改善策を考え、実践しました。

千賀
具体的にはどんな問題に対してどのような改善策を実践されたのですか?

学生が興味を持って説明会に来てくれても、参加費用を高いと感じ成約に至らないという問題がありました。参加するメリットを自分ゴトとして共感してもらえていないことを原因と捉え、お客様のニーズを一緒に探すことに最大限注力しました。なぜなら、私は私自身の体験談を話せば共感を得られると思っていましたが、お客様のニーズに合っていなければ全く響かないことに気がついたからです。

千賀
それは素敵な気づきですね!

これ以外にも小さな改善を毎日繰り返していき、最終的には全国1位を達成することができました。

千賀

素晴らしいですね!地道な努力が全国1位という結果に繋がったのですね!

営業職に興味を持ったのもそのインターンがきっかけだったのですか?

インターンで見つけた自分の適性

そうですね。インターン後に改めて私は人と関わる仕事が向いているなと気づいて、将来は営業職もいいかなと思っていました。

千賀
でも営業って就活生から嫌われがちな気がしますが、室さんは嫌じゃなかったんですか?

私数字を追いかけるのが好きで, 数字目標を設定したらなんとしてもそれを取りたいって思うタイプなので, 全然苦じゃありませんでした。

千賀
それは良いですね!

契約が取れなくなった時に、「さーてどうする?じゃあ、こうして頑張るぞ!」みたいな感じで調子が悪い時ほど燃えるタイプでした(笑)

千賀
すごい!営業のイメージはインターン前と後で変わりましたか?

営業する上で大事なものが変わりました。インターン前はとにかくトーク力を磨くことが大切だと思っていました。でも、インターン後はお客さんの不安やニーズを聞き出す力が大切なことに気がつきました。

千賀
それは大きな気づきでしたね。

他己分析で新しい自分に気づけた

千賀
室さんって自分のことをすごく理解した上で就活されていたと思うのですが、どんな自己分析をされていましたか?

自己分析は短期インターンや社員面談で社会人の方からの他己分析を活用していました。自分が気づいていない視点や新しい気づきが得られるので、それを家に帰ってからノートに書いてさらに思考を深掘りするということをしていました。

千賀
他己分析は自分をより理解する上で良さそうですね。逆に、就活で大変だったことはありますか?

すごく苦労したことは2つあって、まず論理的にわかりやすく話すことです。私は直感で興味の赴くままに行動するタイプだったので、面接でなんでその時にそれをしたの?って聞かれても最初は全然説明できませんでした。

千賀
それはどうやって改善されたのですか?

まず言語化するためにノートに今までの経験や頑張ったことを書いてみて、相手に伝わりやすい順番に話を組み立てて、自然と話せるようになるまで練習していました。もう1つは、私は苦労を苦労と捉えないタイプなので、面接で人生の挫折経験を聞かれた時に何を話したらいいかわからなかったことです。

千賀
それは困りますね。面接で聞かれた時はどうされていたのですか?

私は挫折を挫折とあまり思わないタイプなので、頑張ったけど不本意な結果に終わってしまったことを話してもいいですか?と聞き直して、良いですよって言われたらそのエピソードを話していました。

千賀

なるほど。とても参考になります。

リンクアンドモチベーションから内定をもらえたポイントって何だったと思いますか?

組織への強い“想い”が内定に繋がった

自分の価値観を具体的なエピソードと紐づけて話していた点だと思います。

千賀
具体的にはどんな風に伝えていたのですか?

私は帰属意識が高くて、組織を巻き込んで大きな目標を達成することにやりがいを感じるということを話していました。その上でどういう組織を作りたいのかを実体験と共に深堀して、それを言語化して伝えていました。

千賀
やはり組織に思い入れがあって、考え抜ける人を求めているのですね。他にもありますか?

これはリンクアンドモチベーションの説明会でもよく言われているのですが、採用する上で大切にしている4つのキーワードが「熱くて」、「強くて」、「賢くて」、「気持ちいい」です。これらを兼ね備えている人を採用していると聞いたことがあります。

千賀
なるほど!ちなみに、リンクアンドモチベーションって体育会のイメージが強いのですが、実際スポーツ経験者が多いのでしょうか?

そのイメージは間違っていませんね(笑)何かしらスポーツをやっていた人はとても多いですし、体育会のノリもあります。でも私は体育会出身じゃないですし、芸術が好きなタイプですが受け入れてもらえているので、そんなに気にしなくて良いのではと思います。でも、自分の想いを持っていることは最低限必要かなと思います。

千賀

胸の内に熱い想いを秘めている人でもカルチャーには合うのですね。

内定先で将来やりたいことはありますか?

アパレル業界から日本を元気にしたい

私がやりたいことは, 日本のアパレル業界を変えることです。

千賀
それはなぜですか?

アパレル業界でアルバイトをしていて、モチベーションを保つことが大変で離職率がとても高い業界だと知ったからです。

千賀
なぜそんなに大変なのですか?

アパレル業界って売れる時は何もやらなくても売れるし, 売れない時はどう頑張っても売れないという外的要因が大きい業界です。そのためすごく能力がある人や仕事を頑張りたいと思っている人でも、毎日同じ事の繰り返しで嫌になって辞めちゃうんですよ。

千賀
それは大変そうですね。

日本にアパレルの小売店舗はたくさんあるので、もし従業員の方全員が最上級のモチベーションを持って仕事に取り組めたら, 日本がすごく元気になるんじゃないかなって思っています。だから、アパレル業界をなんとしてでも変えたいです。

千賀
熱いですね!!室さん自身が人生でやりたいことはありますか?

私は、将来アーティストになりたいです。子供を産んで中学生ぐらいになったら, 専門学校に入り直したいと考えています。

千賀
かっこいいですね!

自分にしか作れない世界感を作れるアーティストになり、私と一緒の時間を過ごしてくれた人に, 少しでも私に会えてよかったなって思って貰える人間になることが大きな目標です。

千賀
室さんの価値観と熱い想いが伝わるインタビューでした!1人でも多くの人がモチベーション高く働ける社会をつくれると良いですね。本日はありがとうございました!
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インタビューはいかがでしたか?

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