「就活本番まで軸が決まらない…」不安だらけのフラダンス女子が楽天に入るまでの話。

内定者インタビュー

今回インタビューに答えてくれるのは辻上芽以(つじかみめい)さん!フラダンスの舞台づくりや文化祭実行委員でイベントを企画するなど積極的に様々なことに取り組んできた辻上芽以さん。ところが、実は就活本番のぎりぎりまで軸が定まらず苦労をしていたという。そんな彼女が最終的には楽天に内定をもらい、納得のいく就活ができた訳とは?

フラダンスの認知度をもっと上げていきたい

 

木下
大学ではフラダンスをやっていたと聞いているのですがすごいですね!フラダンスってあのハワイのダンスですよね?

辻上
そうですね(笑)フラダンスの準部活に入っていて、そこで舞台作りをしていました。

木下
舞台づくりですか!?

辻上
はい。私たちの部活の認知度がまだまだ低かったので、「どれだけ地位を上げることができて、多くの人を感動させることができるか」を目標とし、主に学内での認知度向上の為の舞台作りをしていました。

木下
なるほど…確かにフラダンスってあまり馴染みがないですもんね…ちなみに認知度を上げるためにどのような舞台作りをしたんですか?

早慶戦でフラダンスを踊る

辻上
野球の早慶戦に呼んでいただいて、そこでフラダンスを踊らせてもらいました。

木下
早慶戦?!すごいですね!!ただ、失礼ですけど早慶戦といえばチアダンスのイメージが強い…(笑)

辻上

そうですよね(笑)実は文化祭実行委員での経験を活かして、私たちの部活が早慶戦に呼ばれるきっかけをつくることができたんですよ。

文化祭実行委員での経験が舞台づくりの糧に

木下
文化祭実行委員にも入っていたんですか!?

辻上
はい(笑)文化祭実行委員の仕事はそれこそ裏方の仕事なので、ここでの経験が将来フラダンスでの舞台作りの糧になると思ってはじめました。

木下
すごい行動力ですね…ただまったく早慶戦につながるような要素が思いつかないんですけど…(笑)

辻上
文化祭で体育部との新しいコンテンツを企画したんですよ。その時のツテで踊らせていただきました。

体育会との初めてのコンテンツ作り

木下
新しい企画ですか!

辻上
今まで文化祭に参加したことのないような人たちとの交流を通じて、「新しい早稲田の価値を目指す」という企画をしました。

木下
なるほど、その時に体育会とのツテを得たわけですね!

辻上
はい。ただ当時はなかなか大変で(笑)

体育会の立場に立って物事を考える

辻上
やはり体育会の方々は練習や試合でとても忙しく、また初めて文化祭に参加していただくこともあり、コミュニケーションがなかなか取れなくて大変でした。

木下
確かに体育会はすごく忙しいですもんね…

辻上
そうなんですよ。なので、あえてミーティングの時間を設けるよりも、私自身が時間を作って、何度も体育会の方まで行って、試合を見させてもらったり、監督さんや部員の方とお話させていただいたりしながら企画を進めて、なんとか達成できました。

木下
なるほど!体育会の立場に立って自ら積極的に行動できたからこそ、体育会の方々から信用を勝ち取れたわけなんですね!

始めはただのミーハー就活生

木下
いつから就活を意識し始めましたか?

辻上
意識し始めたのは3年の夏のインターンくらいからですね。

木下
きっかけとかあったりしますか?

辻上
夏になって周りが髪を黒に染めたり、スーツを買いはじめたりしたので、とりあえずES出してみるか、と思って始めました(笑)

木下
最初はそんなもんですよね(笑)では、最初はどのように活動してたんですか?

辻上
一応、周りでもいろんな人が受けていた金融業界などの応募から始めました(笑)

木下
本当に「ザ・ミーハー就活生」だったんですね(笑)

本格的に就活始まってからもブレブレだった!?

 

木下
軸って最初に決まったのはいつですか?

辻上
2月とか3月ぐらいになってやっと決まりました(笑)

木下
就活が本当に始まる直前ギリギリまで決まらなかったんですね…軸が固まるきっかけはなんでした?

辻上
とにかくたくさんOB訪問や自己分析の深堀りですね。

軸がブレブレだったからこそのOB訪問

木下
OB訪問の目的はどのようなものだったんですか?

辻上
ひたすら私のやりたいことや軸などを聞いてもらった上でブラッシュアップしてもらっていました。

木下
なるほど、先ほど就活本番ギリギリまでブレていたって言ってましたもんね。

辻上
そうですね。だからこそ様々な方とお会いして、自分だけでは気づけないようなところまで深堀りをサポートしていただきました。

木下
なるほど..めちゃくちゃ共感します(笑)確かに一人でやっていると詰まってしまったり、見落としていたりすることがたくさんでてきますもんね..

アウトプットの機会を拾っていけることの大切さ

木下
OB訪問の際に自分なりに工夫したことはありますか?

辻上
「納得できるまで、付き合ってもらうこと」ですね。

木下
それは大事ですよね。

辻上
それこそ、21時から24時まで電話させてもらう予定が、結局朝の5時ぐらいまで続いたりなどざらにありました(笑)結構ご迷惑をおかけしていたと思いますね(笑)

木下
曖昧なところを「なんとなくわかった」で終わらせることなく、「納得できる」まで付き合ってもらった訳なんですね。でもよく社員の方も付き合ってくれましたね(笑)

辻上
本当に(笑)ただ、本当に迷惑なら社員の方から断りがくると思いますし、とりあえず「行動」に移してから考えようと思って、アポをとってましたね。

木下
自分でアウトプットする場所、場面をどんどん拾っていく行動力が大事なんですね!

就活軸が固まるまで

自己分析は「なぜそれを選んだのか」

辻上
自己分析はめちゃめちゃやりましたね(笑)本当に幼少期から今至るまでの選択の価値をすごい探りました。「何をしてきたか」よりも「何でそれを選ぶのか」をすごく追及するようにしていました。

木下
面白いですね!「何をしてきたかよりなぜ選択したか」ですか!

辻上
はい。大学一つとっても、なぜこの大学のこの学部を選んだのかなど、様々なことについてどんどん理由を深掘りしたところ、実はもっと小さい頃からの軸が見つかっていきました。

木下
「なんでやりたかったのか」をどんどん自分を深掘りしていったんですね!

辻上
そうですね。その結果、私のやりたいことである「今までにないツールというか価値を使って様々な人をびっくりさせたい、感動させたい」という軸を見つけることができて、就活でも自信を持って話せました。

木下
いい軸ですね!ちなみになぜそういう軸になったんですか?

子供の頃からの深堀り

辻上
私、親戚の中でも末っ子で、身内の中では割とチヤホヤされていることが当たり前、という環境から幼稚園に入ったんですよ(笑)

木下
なるほど(笑)

辻上
何かをするたびに周りがびっくりしてくれたり、感動してくれたりする環境で、自然と周りを感動させたいと思うようになりました。

木下
うんうん

辻上
ただ、当時友達と一緒にバレエを習った時に自分よりも上手い子がいて、周りをびっくりさせられなかった経験があって、それがめちゃめちゃ悔しかったんですよ(笑)

木下
そうだんですね…

辻上
そこから自分が誰かを感動させる方法を考えた時に、人とは違う新しい視点や領域で挑戦していくことが自分には合っていると考えて、昔から周りがやっていなかった習い事などいろいろなことに挑戦していたことを発見できました。

木下
なるほど!自分の原点まで遡って、本当に自分に根付いている価値観を掘り出したということなんですね!

辻上
はい。自分に根付いている価値観が見つかれば「本当の意味で納得のいく就活ができる」と思います。

楽天を選んだ理由

木下
その中で、なぜ楽天を選ばれたんですか?

辻上
一番は、私が多くの社員の方とお話させてもらった時に、「ジャンル問わず新しいこと価値を生み出したい」と思っている方が多いと感じていて、そういった人たちにもまれながら仕事をしたいと思ったからです。

木下
先ほどもおっしゃっていた就活の軸にもぴったりの企業だったんですね!

辻上
はい。また社員には優秀な方が多く、甘くない世界と聞いているので、しっかり自分のやりたいことを見据えつつ負けないように頑張っていこうと考えています。

実は音楽業界志望!?

辻上
私もともと興味があったのは音楽業界だったんですよ(笑)音楽に携われる仕事がしたくて。

木下
そうなんですか!?楽天は音楽業界とは少し違うところにいると思うんですけど、なぜ入ろうとおもったんですか?

辻上
楽天はデジタルコンテンツにサービス事業も展開しているので、音楽業界との接点があるんです。ただ、一番の理由はそれこそ先ほども話したやりたいことの軸からです。

木下
「今までにないツールというか価値を使って様々な人をびっくりさせたい、感動させたい」ですか?

辻上
はい。自分がずっと好きな音楽という業界を根本から変えていきたいと思ったときに、今音楽業界に入っても、業界の既存の知識に触れることしかできず、もっと大きな価値を出すのは難しいと考えました。

木下
もっと大きな価値を生み出すために、まずは、違う視点を身につけなければならないと考えたんですね!

辻上
はい。私の先ほどお話した過去の経験からも、違う視点からアプローチすることが自分にも合っていると感じ、楽天の方がより大きい価値を生み出せると思いました。

後悔を残さないために

木下
就活を納得して終えるコツはなんでしょうか?

辻上
さきほども話したことですが、自分に根付いている価値観を見つけることがまず大切だと思います。あとは、自分の価値観に沿う企業を見つけるために、就活に期間を設けず、腑に落ちるまで続けることですね。

木下
なるほど!確かに期間を決めて就活をする人は多くいますけど、そんな人たちに限ってもっと考えておけばよかったと話しているのをよく聞きますね…

辻上
期間で決めること自体は悪くないと思いますが、期間だけで考えるとどうしても見落とすこともあるし、後悔が出てくることもあると思います。

木下
期間にとらわれて余計就活が長引くケースもありますもんね…

辻上
そうだと思います。期間を決めることなく、とことん就活を続けてみたら、さらに今の内定先で働きたいと思ったので、納得できるまで続けてみることもありだと思います。

楽天を目指す学生に向けて

木下
これから楽天を目指している方に対してのメッセージをお願いします!

辻上
OB訪問はした方がいいとおもいます。それが選考において加点ポイントになるということではなくて、実際の社員さんはどういう働き方をしているのか、どういう社員さんが多いのかを、肌で感じてこそ具体的に本気でやりたいことを見つけて入社できると思いますね。

木下
なるほど!本気でやりたいことを明確にするために、OB訪問は大切なんですね!

辻上
そうですね。やっぱり面接でも「本気度」を深掘りされるので、しっかりやりたいことを見つけて臨んだ方がいいと思います。

木下
本日はありがとうございました!今後ますますのご活躍を期待しています!

辻上
こちらこそありがとうございました!

すごく明るくて、話していて楽しくなる方でした!快く引き受けてくれた辻上さん!改めて本当にありがとうございました!!

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