就活を進めていくと、履歴書を提出する機会がたくさんあります。企業によって指定する履歴書は異なりますが、「趣味」を聞いてくる企業は意外と多いんです。では、就活の履歴書において企業が「趣味」を聞いてくる理由とはなんでしょうか。そして、理想的な「趣味」とは?

今回は、履歴書で「趣味」を聞く企業が本当に知ろうとしていること、理想的な「趣味」の書き方についてご説明します。

就活の履歴書ってどうして書くの?

そもそも就活において、どうして履歴書を企業に提出するのでしょうか?

それは、企業が面接する人数を絞るためです。有名な大手企業などになると選考倍率が100倍以上になります。忙しい企業の人事が、その学生たちを全員面接している時間はありません。そのため、面接する前に履歴書の提出をもうけることで面接する人数を絞るのです。つまり、履歴書は足切りです

足切りとして設定されている履歴書で大事なことは、落ちないこと。積極的に受かりにいく必要はなく、面接にすすめるよう、落ちない履歴書を書くことが大切です。

履歴書の「趣味」で聞かれていることって?

面接への足切りで使われる履歴書で、「趣味」の欄をもうけているのでどうしてでしょうか?趣味欄で人事が見ているポイントとはなんでしょうか?

「趣味」を通して人事が見ているのは、その人の人間性です。普段何をしているのか、何に力を注ぐことができるのかを聞くことで、その人の習性や性格の傾向などを把握し、自社の職場環境に相応しい人間かを判断します。

そのため、履歴書を書く時は「読書」「映画鑑賞」など単語だけを書いたり、表面的なことを書いたりするのではなく、「趣味」を通して人間性をアピールできるような内容を書きましょう。

落ちない履歴書の「趣味」を書くために

ここでは、落ちない履歴書の「趣味」を書くために押さえておくべきポイントを2つご紹介します。

1.その企業について知る

まず、履歴書を提出する企業について知りましょう。押さえておくべき項目は「その企業がどのように人物を欲しがっているか」です。企業が欲しがっている人物像を把握していないと、趣味はおろか、落ちない履歴書を書くことはできません。

なぜなら、どんなにいい文章でも待ちがった方向に向いていればいつになってもゴールにたどり着けないからです。もっと簡単に説明しましょう。

どんなに足が早い人でもゴールの場所を間違えていたら、いつになってもゴールできないということです。企業が欲しがっている人物像=ゴールとして、最初にゴール設定をすることが大切です。つまり、すすむ方向性を間違えないために、その企業について知ることはとても大事なことなのです。

企業はどのような事業を持っていて、どんな文化があるのか、そしてどのような人が受け入れられるのかをしっかりと把握しておきましょう。

2.自分のアピールできるポイントを当てはめる

次に自分のアピールポイントを、企業が求める人物像に当てはめていきます。まず自分のアピールポイント思いつくだけ書き出し、そのあとに志望企業の求める人物像にあっているかどうか一つ一つチェックし、最も合っていると感じるものをアピールしていきましょう。

実際に履歴書を書く際は、自分本位で趣味をアピールするのではなく、履歴書を読んだ人事の気持ちになって文章を書いていきましょう。「自分がこの企業の人事だったらどんな人と働きたいか」という視点が大事です。またここでアピールするポイントは、自己PRに関連づけた内容だとなお良いです。自己PRで話すことが決まっていない人は先に自己PRを考えても良いでしょう。

【参考例】就活生必見!落ちない履歴書の趣味

ここからは履歴書にかける趣味の例文をご紹介します。

是非参考にしてみてください。

適応力・フットワークの軽さをアピールしたい場合
海外旅行です。今まで25カ国を旅行した経験があります。旅行を通じて新しい環境に飛び込んだり、その国の人と出会い新しい価値観に触れる事が好きです。

この文章では、25カ国という具体的な数字が書かれており印象に残りやすく、説得力もあります。また、旅行がどうして好きなのかを明確にしていて、人間性がよくわかります。

分析力・緻密さをアピールしたい場合
節約です。買い物をする時は複数個の中から価格を比較して、できるだけ最安値で購入するよう心がけています。友達や家族と旅行に行く時も、「最安値で充実したプランにしてほしい」と計画を任されることが多いです。

どうやって節約しているかを具体的に書いているため、どのような行動をとる人間かイメージしやすく人間性が伝わります。また、自分の自己満足で終わるだけではなく、他人からの評価を得ていることが伺えます。

忍耐力・継続力をアピールしたい場合
サッカーです。中学・高校と6年間サッカー部に所属していました。今は大学生と社会人が所属するサッカークラブに所属し、週2回練習に参加しています。

6年間という具体的な数字に説得力があります。また週2回の練習を継続していることから、継続力のある人だと判断することができるでしょう。

自己管理能力
料理が趣味です。一人暮らしで外食が多くなりがちだったため、反省して毎晩自分で料理をつくるようになりました。栄養バランスを考えてつくったり、次の日に体を動かす予定がある時はスタミナがつく献立を考えたりして、自分の体調を管理しています。

料理を始めた理由が明確に記載してあり、説得力があります。また、「毎晩」と具体的な頻度が書いてあることでイメージがしやすくなっています。料理をつくる際に心がけていることからも人間性が把握しやすいです。

視野の広さ、俯瞰力
私の趣味は映画鑑賞です。特に中世ヨーロッパの映画を見ることが好きです。映画を当時の出来事を知ることができるうえ、その当時の人々の生活や思いを擬似的に体験することができます。同じ時代の映画でも主人公の立場が違うだけで、見え方が異なり様々な視点から歴史を振り返ることができます。

好きな映画のジャンルが具体的になっており、イメージしやすい内容になっています。また、ただ映画を見るだけでなく、映画を見ることが自分にどういう影響を及ぼすのかが明確で、印象に残りやすいです。

また、反対に記入を避けるべき「趣味」は以下のようなものです。

  1. ギャンブル
  2. 漫画やゲーム、アニメ
  3. 犯罪を想起させるもの
  4. 特になし

人間性を疑いたくなるような事柄は書かないことが当たり前ですが、漫画やゲーム・アニメなども、志望する業界が関連業界でない限りは記入を控えた方が良いでしょう。最近ではアニメやゲームを扱う企業も増えたきましたが、保守的な企業にとってはサブカルチャーはまだまだネガティブなイメージを持たれがちです。あえてネガティブな可能性を持たれるかもしれない趣味をアピールするのではなく、誰からみてもマイナスになりづらい趣味で、落ちない履歴書を目指しましょう。

また、「特になし」または空欄で提出するのもNGです。空白が多い履歴書は企業に「志望度が低い」という印象を与えてしまうだけでなく、その分、自分のアピール機会減らしていることになります。見る人によっては「8割埋まっていない履歴書は読まない」という人もいますので、8割以上は記入するし、自分のアピールする機会を最大限活用しましょう。

おわりに

履歴書で「趣味」を書く理由、「趣味」を書く時のポイント、履歴書の「趣味」の例文をご紹介しました。履歴書は、自分視点で書いてはいけません。企業の人事視点になって「この履歴書を読んだらどう思うか」を考えながら書くことが大切です。しっかりと企業や自分のことを理解し、書きたい事の方向性を定めてから書き始めましょう。

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