コンサルタントになりたい!と思う人は多いですよね。自分の行動や指示ひとつで社会を動かせるそのスケールの大きさや、責任感のある仕事の楽しさは他の仕事には変えがたいものがあります。でも、だからこそ人気がある職種でもあるのがコンサルタントだったりします。
「絶対にコンサルタントになりたいのなら、英語スキルがなければお話にならない」と聞いたことはありませんか?英語が話せないと、コンサルタントにはなれない…そんなウワサの真偽を、ここで確かめたいと思います。コンサルタントになりたい人はもちろんそうでない人も、ぜひチェックしてみてください!
・結局コンサルタントに英語って必要なの?
しきりに耳に入る「英語ができなければコンサルタントなんて無理!」という話。結局のところ、コンサルタントに英語は必要なのでしょうか?ただの噂だったらいいですが、もし本当だったら困ってしまいますよね。コンサルタントになるために英語は必要なのか?そうでないのか?1番知りたいそのポイントを、まずは単刀直入にザクザク斬っていきます!
-外資系には必須!
ストレートに言うと、外資系のコンサルタント会社に就職したいのなら絶対必須です。外資系ですから、海外のクライアントないし顧客と接する機会もグンと増えます。日本語が通じない相手とコミュニケーションを取るには、英語が話せないと無理ですよね。
もしもまかり間違って英語が話せないのに外資系コンサルタント会社に就職できたとしても、実際の業務が始まったら困ること間違いなし。周りの社員も英語が話せて当たり前なので、悪い意味で浮いてしまうでしょう。よって、「外資系コンサルタントになりたいなら、英語は必須!」というのが正しい情報です。
-英語面接を行う場合もある
外資系コンサルタント会社の多くの場合、就職試験のひとつに英語面接を行う場合があります。英語を自由に使える人材かどうかをチェックする必要があるので、当然といえば当然のことですね。よって、英語が話せなければ内定がもらえるはずがないのです。
もちろん企業によって英語面接のレベルは変わりますが、一般レベルよりも上級(英語の質問を理解し、日本語と同じように回答できるレベル)を求められるのは変わりません。英語面接なんてやったことない!やりたくない!と思っても、コンサルタントを目指すなら誰もが通る道です!
-最低TOEIC800点は欲しい
英語スキルを示すテストといえば、やはりTOEICですよね。800点を下回る点数の場合は、おそらく書類選考さえも通らないでしょう。もし運良く通過出来ても、TOEIC800点を取れないレベルだと面接通過の望みは薄いです。
もし今「じゃあ、私には無理だなあ…」と思ったあなた!諦めるのには早すぎます。TOEICは、やればやったぶんだけ結果が出るテストです。正しい方法で勉強をすれば、就活本番までに間に合う可能性は十分あります。そんな勉強方法については、次以降のトピックでご紹介致します!
-昇進のためには900点以上!
外資系コンサルタント会社に内定をもらうためには、最低でもTOEIC800点が必要です。それにプラスして、その点数に見合うスピーキング能力やライティング能力も求められるでしょう。でも、みなさんせっかく希望の会社に就職出来たのなら、昇進したいですよね?
外資系コンサルタントとして昇進し、昇給するには最終的にTOEIC900点以上は必要でしょう。英語の理解力がなければクライアントと深いコミュニケーションをとるのは不可能ですし、案件も成功できません。目指すのは高い目標!今から勉強をはじめて、TOEIC900点以上&昇進を目指してみませんか?
-コミュニケーション能力そのものを見られる
外資系コンサルタントの中では、「英語力=コミュニケーション能力そのもの」です。日本人と話すのに日本語が必須なように、英語が話せなければ自分の気持ちひとつ伝えられないからです。
コンサルタントは、クライアントと会話を交わしながら次第に打ち解けて心の壁をなくしていく作業をしないといけません。言語という架け橋なくして、信頼が勝ち取れないのは当たり前ですよね。仕事をする上で絶対必須なアイテムだと考えましょう。
・コンサルタントに必要な英語系資格まとめ
次にご紹介するのは、コンサルタントになるために必要な英語系資格です。英語ができるとアピールするためには、やはり資格というわかりやすい形で表現する必要があります。でも、英語系資格だからといってなんでもかんでも無闇に取ればいいわけではありません。コンサルタントになるためには、より評価されやすい資格を選ぶ必要があります。ここでは、まず知っておかなければならない6つの資格をご紹介します。
-TOEIC
就活の英語系資格といったらやはりTOEIC!さきほどもご紹介したように、コンサルタントの中でも外資系を目指すなら、TOEICで800点以上を獲得する必要があります。
TOEICが評価される理由は、その結果のわかりやすさにあります。受験者が全員同じテストを受けてレベル分けされるので、自分がどれくらいの英語力があるのかひとめでわかるのです。ひとりひとりに与えられるアピールタイムが少ない新卒採用だからこそ、単純明快なTOEICは重宝されるのです。
-TOEFL
TOEICと同じくらい大切に思われているのが、TOEFLです。名前が似ている2つの資格ですが、内容は異なってきます。TOEICは友人や家族内で行うコミュニケーションもシチュエーションとして扱われますが、TOEFLは違います。メインは、ビジネスでのコミュニケーションです。ビジネス上の手紙のやり取りや電話応対などが、問題のシチュエーションとして出題されます。
一般的に、TOEICよりもTOEFLの方が難しいとされています。ビジネス限定の難しい表現も多数存在しますし、対策がとりづらいのも理由のひとつです。だからこそ、その難しさを評価してくれる場合もあります。
-BULATS
TOEICやTOEFLに比べると知名度は劣りますが、近年人気がどんどん高まっているのがこのBULATSです。ヨーロッパを中心に広まっている資格・テストで、実際のビジネスの現場で使える表現が学べる!と話題になっています。
リーディング・リスニングだけでなく、ライティング・スピーキングもあるので多角的な自分の英語力をはかれます。また、統一基準が世界中なので、自分のスキルを世界的に見ることもできます。これから海外の企業に転職する場合なども力になってくれることでしょう。
-英検
学生時代からなじみがある人も多いのではないでしょうか。あの有名な英検です。もちろん、就活でも充分助けになってくれます。ただし新卒採用で評価されるのは、2級からです。準2級以下になると、「取っていてあたりまえレベル」と見なされるのでわざわざ書く必要もありません。
英検の長所は、面接試験もあるところでしょう。ただ英語を読む・聞くだけではなく、自分から積極的に英語を話そうとしている姿勢が評価されます。大学の中には、特定の級に合格していると英語の授業を免除してくれるケースもありますし、1、2年生のうちから先取りして勉強しておくのもいいでしょう。
-IELTS
よりレベルの高い英語系資格が知りたいなら、やはりこのIELTSは外せません。IELTSは、海外留学・海外移住する際に役立つ資格です。運営は英検と同じく公益財団法人日本英語検定協会です。
ちなみに難易度は非常に高く、TOEIC満点レベルがIELTS標準レベルだと言われています。コンサルタントとしてこれから世界をまたにかけて活躍したい!日本を飛び出して世界と付き合っていきたい!と思っている人は、学生時代からIELTSレベルの難しさに挑戦してみるのもいいかもしれません。
-国連英検
英検といっても、前述した英検とは違います。国連英検とは、国連の理念を布教するために日本国連協会が主催している資格です。ポイントは、英語力だけではなく国際情勢の理解度もチェックできるということです。世界のニュースや時事問題に関連付けた問題が出題されるので、普段からそういったトピックに耳を傾けていないといい結果は収められないでしょう。
ただ英語が扱えるだけでは、周りと差が付けられない!と悩んでいる人は、迷わずこの国連英検を受けてみるべきでしょう。他企業の時事問題対策にもなりますし、一石二鳥です!
・コンサルタントになるための英語勉強方法とは?
次にご紹介するのは、コンサルタントになるために必要な英語の勉強方法です。勉強は、ただやみくもに取り組めばいいわけではありません。頭に定着しやすい生産性のある方法を選ばないと、ただただ時間を浪費するだけで終わってしまいます。基本的には学校の勉強と同じですが、大切なのは「流れ作業で終わらせずに、頭で考えながら勉強すること」です。コンサルタントになるためには、まずは基本の勉強方法をおさえることが必要です!
-模擬面接
単語やイディオムを頭に叩き込むのも、大事な英語の勉強のひとつです。ですが、コンサルタントの就職に必要な英語力はスピーキング能力です。業務で1番求められる力だからです。つまり、面接本番は絶対に失敗できない!ということ。本番の緊張感を減らすためには、何度も模擬面接をして場馴れするしかありません。
英語系の学部・学科に在籍している人は学校の先生にお願いして面接官相手になってもらいましょう。頼りにできる人がいないなら、有料の模擬面接に申し込むといいでしょう。早い者勝ちになりますが、中には無料のものもあります。就活情報サイトに情報が載っていることも多いので、まめにチェックしましょう!
-英会話CDを常に聴く
できるコンサルタントになるためには、「普段から英語で考え事をする癖」を付けなければなりません。脳を常にイングリッシュモードにするためには、英語の聞き流しがおすすめです!他の勉強や家事、本を読む時間…。そのあいだ耳に英語音声を慣れさせるだけで、自然に英語でものごとを考えられるようになります。
もちろん、音声を聞き流すだけではダメで、そのあと反復練習が必要です。しかし、普段から英語に触れる癖をつけるといざと言う時にイディオムが口から出るようになります!
-ネイティブの講義を取る
就活が始まると、学校にほとんど顔を出さない人も多いですよね。でも、これはちょっともったいないです。なぜなら、無料で生の英語を勉強できる機会を失っているからです。その中でもおすすめなのは、ネイティブスピーカーの教授の講義です。普通に暮らしているのでは、なかなか外国人と接するチャンスはありませんよね。ネイティブの講義を取れば、それだけで実践的な英語の勉強になります!発音や細かい表現含め、日本人からは学べないディープな勉強ができます!
-問題集は1冊をやりこむ
就活の勉強は、やってもやってもわからないことが増えて不安になるものです。そうなると、ついつい、問題集を何冊も購入してしまう人が目立ちます。でも、これは無意味!これは就活に限ったことではありませんが、1冊の問題集をボロボロになるまでやり込むほうが良い結果が出ます。
なぜなら、「本が変わるとその本ごとにアプローチ方法も変わる」から。複数の本を同時に勉強すると…たとえば、A本は「単語が大事」B本は「文法が大事」C本は「リスニングが大事」と主張していたら…勉強方法がグチャグチャになってしまいますよね。それよりも、1冊の問題集をすみずみまでやりこんで何回も復習した方が、脳みそに記憶が彫り込まれます!
おすすめなのは、「 2ヶ月で攻略TOEIC(R)L&R テスト900点!」です。コンサルタントを目指すものならば、やはり900点は目指しておきたいところ。この問題集なら、なんとたった2ヶ月で効率よく900点が取れるようになるのです!この問題集以外に手を出すことはせずに、隅の隅までやりこめば自信もつきます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4757430167/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_z1EIDb88M0ZR8
-スマホアプリもおすすめ
勉強は、「やるぞ!」と言って机の前に座って気合を入れてやるものではありません。良い結果を出すためには、常に英語と触れ合う必要があります。今、そんな人のために役に立つものが発明されました!それが、英語勉強のスマホアプリです。無料のものから有料のものまで、中身はさまざま。
単語をたくさん覚えるためのもの、リスニングを強化するもの、基礎文法をいちから叩き直すもの…。自分に足りていないスキルを伸ばすために、プラスアルファとして取り入れることをおすすめします。スマホで気軽に勉強できるお役立ちアイテムを使わないわけにいきませんよね!
おすすめなのは、「Real英会話」。英語のスピーキングで大切な重要表現を空き時間で勉強できます。なんと、わからないフレーズがあったらネイティブスピーカーの先生に質問できるリクエスト機能がついているのです!まるで英会話教室にいるような気分になりますね。
次におすすめなのは、「NHK WORLD RADIO JAPAN」です。英語上達に必要なのは、常に英語と触れていること。15分間ほどの英文ニュースをワンタッチで気軽に聴けるので、「英語を聞き流す癖」を付けられます。安心のNHKクオリティで、発音も上質です。
・コンサルタントの英語にまつわるQ&A
最後にご紹介するのは、コンサルタントになるための英語に関連したQ&Aです。なにかわからないことがあったら、早めに質問して疑問を解決するのが就活をうまく進めるコツです。ここでは、よく就活生が陥りがちな質問を5つまとめてみました。
-日系企業なら必要ない?
外資系なら英語の勉強は必須ですが、日系コンサルタント企業なら問題はないようです。もちろんまったくできないよりは英語があやつれる方が企業からの評価は高いですが、「他の就活対策する時間を削ってまで、英語の勉強に本気を出す必要は無い」と言えます。
日系コンサルタント企業を目指す人は、英語よりも日本語の表現方法を豊かにしておいた方がいいです。文法辞典や語彙辞典を読み、より深い日本語を話せるようになると、クライアントとのコミュニケーションもより円滑に進みます。
-英語が出来なかったら、外資系コンサルは諦めるべき?
TOEIC500点レベルでも、準備期間が半年~1年あれば間に合います。英語面接もそのくらいの準備期間があれば基準レベルは越せますし、基礎の語彙知識が頭に入っていればまったく問題ありません。
しかし、TOEIC400点台の人は早めに諦めた方が得策かもしれません。前述したように、日系なら英語が出来なくてもコンサルタントになれる可能性はあります。叶わない夢のために時間を使うのは、効率的ではありません。
-留学経験がないんだけど…
実は、就活において留学はまったくアドバンテージになりません。一年以上の長期留学なら話は別ですが、半年レベルだと留学経験者はゴロゴロいるのでアピールポイントにさえならないのです。
よって、留学経験がなくても十分コンサルタントにはなれます。逆に、「留学経験はないけれど、その穴を埋めるために努力したこと」を具体的に説明すると、個性が出るのでおすすめです。
-英語以外の外国語は?
言うならば、外資系コンサルタントを目指す者にとって「英語が話せるのはあたりまえ」。でも、クライアントは英語圏ばかりの人とは限りません。もしも英語以外の言語が話せるのならば、話せるに越したことはありません!
ただし、複数の言語を同時に勉強して、その結果どちらの実力も中途半端になるのならば、英語だけに絞った方がいいです。あくまでいちばん大切なのは英語ですから。
-資格がないとヤバい?
英語ができることをアピールするには、資格は必須です。ただ口先だけで「英語ができます!」と言っても、信憑性がないからです。
また、資格は本番の英語面接で失敗した時の保険にもなります。面接は誰だって緊張するもの。でも、「ここでもし失敗しても、自分の英語力を示してくれるものがある」と思えるだけで相当の精神的余裕につながります。
・おわりに
さて、いかがだったでしょうか。人気職種であるコンサルタントになるためには、生半可な努力では夢は叶えられません。そしてそのために絶対に必要なのが、英語というスキルなのです。
ただやみくもに英語を勉強しても意味はありません。1番効率の良い勉強方法やアプリを選んで、自分の目標に向かって「考えながら」努力を重ねることが大切なのです。また、英語に関する話題は、デマや嘘もよく出回ります。正しい情報を精査する手間を惜しまず、地道に努力することを忘れずにいてくださいね。
みなさんが無事に志望通りの企業から内定をもらえるように、そして夢のコンサルタントになれるように、応援しています!頑張ってくださいね。
コメント