キャッチコピーと聞くと、普通であれば企業関連であったり、宣伝するための売り文句のようなイメージがありますが、実はこのキャッチコピーは就活でも使われる大切なツールでありポイントの1つなのです。そこで今回は、就活で使われるキャッチコピーの詳細を例文などを含めて学んでいきましょう。
就活には自分をアピールするキャッチコピーが必要!
就活のやり方もアピール方法も時代によって異なりますが、今では必須ともいうべき項目の1つとなっているのが、就活におけるキャッチコピーです。
なぜ就活で面接官などからキャッチコピーが必要とされているかというと、自分を分かりやすく簡潔に表現できるものの1つだからです。
文章で言うとなると、そうした面接の場では特に頭が真っ白になりがちで自分をうまく表現できない就活生も多いですが、1つそうしたキャッチコピーを聞くことによって、そこに肉付けするように理由を話すことで1から言葉を考える必要がないため、就活生にとってもハードルが少し低くなる場合もあります。
そのため、そうした就活の面接の場などでもキャッチコピーを聞く面接官も少なくはないため、いざそうした場でキャッチコピーを聞かれてもいいように、うまくアピールできるようなキャッチコピーの考え方や作り方を例文などを含めて幅広くご紹介していきます。
面接の場などですぐに頭が真っ白になりがちな方や、言葉がうまく出なくて悩んでいるという方もぜひ必見です。
5つの就活キャッチコピーの作り方
・作り方2: 具体的なエピソードを元にアピールして説得力を高める
・作り方3: 面接官の印象に残るインパクトがある表現を使う
・作り方4: わかりやすいキャッチコピーにする
・作り方5: アピールしたいポイントが明確か確認する
まずは、就活用のキャッチコピーの作り方です。
就活におけるキャッチコピーの大事なポイントを上記に5つ紹介していますので、今まで就活用のキャッチコピーを作ったことがない方も、キャッチコピーを作っていたが見直したいという方も、ぜひ参考にしてみてください。
作り方1: 自分の長所を過去の体験を踏まえじっくり考える
就活におけるキャッチコピー作りで1番大切とも言えるのが、自分の長所やスキルをいかに分かりやすく簡潔に伝えるかということです。
自分の何を1番企業側にアピールしたいのか、それも、できればその企業や職種にメリットがあるような関連にするとより効果的です。
そのためにも、自分の長所とそれを長所に仕立て上げた過去をじっくりと思い出しながら、その長所をその企業や職種でどう活かせるか、そこまで考えたキャッチコピーにしましょう。
まずは自分の長所を自分なりに考えて、ノートに箇条書きにしていきます。
その際になかなか思い浮かばないという場合には、家族や友人に自分の長所などを聞いて、それを細かく箇条書きにしてメモしておくのもおすすめです。
その1つ1つ箇条書きにした項目の中から、話を膨らませやすいものやキャッチコピーとして使いやすそうなものを選別していくと、より就活用のキャッチコピーを作りやすくなります。
作り方2: 具体的なエピソードを元にアピールして説得力を高める
就活の面接などにおいて、キャッチコピーだけを聞かれることはほとんど無いのではないでしょうか?
必ずそのキャッチコピーに対して、なぜそのようなキャッチコピーにしたのか理由を聞かれるのが普通の流れです。
そのため、その理由を聞かれてもしっかりと答えられるだけのエピソードを自分なりに用意しておく必要があります。
ですので、先程解説したノートに箇条書きした自分の長所とそうなったきっかけとなるエピソードなどをしっかりと思い出して、それもそのノートに各項目から矢印なりを引っ張って肉付けしておく必要があります。
そうして肉付けというエピソードをしっかりと明確にしておくことで、面接官などが、この人はこういうことがあったから自信を持ってキャッチコピーでアピールできているのだろうと把握することができます。
そのためにも、エピソードの細かなことや、自分のその長所に繋がることがいくつもある場合には、それらも同様にノートに書き込んで、より説得力のある説明ができるようにしておきましょう。
作り方3: 面接官の印象に残るインパクトがある表現を使う
キャッチコピーは就活だけでなくとも、ひと目で分かり、なおかつインパクトのあるものが人の記憶に残るように作られています。
いきなり就活用のキャッチコピーと言われても、と困惑してしまいがちな方は、大手企業の宣伝文句などを参考にしても意外とヒントを得られる場合があります。
就活のキャッチコピーと聞くと、自分をアピールできる大切なポイントでもあるために小難しく考えてしまいがちですが、難しい表現とインパクトのある表現とではまったく別です。
そのため、難しい表現や言葉を使ってもそれはそのままただ単に難しい表現というだけで、面接官などにはかえって分かりにくく伝わりにくくなってしまいます。
ですので、自分の長所やアピールポイントはこれだという言葉を1つ思い浮かべ、その言葉を同様の言葉で言い換えたりしてキャッチコピーらしい表現にするようにしましょう。
なお、その際に多くの人が使う表現をキャッチコピーにしてしまうと、個性が出にくくなってしまいアピールがうまくいかないことがありますので、注意が必要です。
作り方4: わかりやすいキャッチコピーにする
先程も説明したように、難しい表現では就活用のキャッチコピーとしてはふさわしくありません。
ということはつまり、インパクトがあり、なおかつ分かりやすいキャッチコピーが就活用のキャッチコピーとしては最適だということです。
大手企業などの宣伝文句はまさにその、インパクトがあり分かりやすいキャッチコピーが多いため、どのような言い回しや表現をしているのか参考にしてみるのもいいでしょう。
例えばニトリであれば、『お値段以上』というキャッチコピーがあります。
それを逆にお値段以上と言葉にすれば、分かる方はすぐにニトリと紐付けすることができるのではないでしょうか?
そうしてこのキャッチコピーといえばこれ、と答えに直結できるぐらいのインパクトを残せるような感覚で、就活用のものであっても同様に、このキャッチコピーを言ったのはこの人だと面接官などにすぐに把握してもらえるような、インパクトがあり、なおかつ分かりやすいキャッチコピーを作ることが重要です。
作り方5: アピールしたいポイントが明確か確認する
就活用のキャッチコピーも1つだけでなく、複数作っておくと業種や会社ごとで使い分けられるため便利です。
そんな就活用のキャッチコピーを作ったら1度自分で見直してみて、なおかつ家族などにも見てもらって、自分ならではのキャッチコピーになっているか、知らない人がそれを見てもそれで自分という人間のことを分かってもらえるのか、確認してもらいましょう。
自分だけの目では自己満足になってしまっていたり、視点が偏ってしまっていることも多々ありますが、そうした他者の目で見てもらうことで自分を客観視できるので、ぜひおすすめです。
もしそこから家族などにアドバイスをもらえた場合には、それを踏まえたうえでキャッチコピーを再度作り直してみましょう。
そうすることで、より就活用キャッチコピーに磨きをかけることができます。
就活キャッチコピーの例文15選
就活用のキャッチコピーは、その人の長所によって様々な表現の仕方が存在しています。
就活において、自分なりにアピールポイントを明確にしておくこと、そしてそれをしっかりと伝えることが、就活用のキャッチコピーで1番重要と言っても過言ではありません。
そんな就活でアピールできるような長所のポイントを、タイプ別にした下記項目を例文付きでご紹介します。
・例文2: 協調性をアピールするとき
・例文3: 気配り上手をアピールするとき
・例文4: 聞き上手をアピールするとき
・例文5: ムードメーカーをアピールするとき
・例文6: 向上心の高さをアピールするとき
・例文7: リーダーシップをアピールするとき
・例文8: 根気強さをアピールするとき
・例文9: 行動力の高さをアピールするとき
・例文10: 責任感の強さをアピールするとき
・例文11: 探究心をアピールするとき
・例文12: ポジティブ思考をアピールするとき
・例文13: 分析力の高さをアピールするとき
・例文14: 交渉力をアピールするとき
・例文15: 真面目さをアピールするとき
例文1: コミュニケーション能力をアピールするとき
会社に務めるうえで1番大切なことと言っても過言ではないのが、コミュニケーション能力です。
社内であれ社外であれ、仕事をするうえで他者との関わり合いは避けては通ることができません。
そうしたコミュニケーション能力が長けているという時に使うキャッチフレーズの例文の1つとして、「誰からも愛されるマスコットのような人間」というものが挙げられます。
マスコットキャラクターといえば、テーマパークの人気キャラクターや地元のゆるキャラなど、老若男女問わず多くの人々から愛され、コミュニケーション上手というイメージがあります。
このキャッチフレーズの解説としては、上とも下とも周りとも分け隔てなく付き合えるので、コミュニケーション能力も幅広く偏った見方や考え方をせず、いつでも物事を丸くおさめたり人を笑顔にできる、ということが言えます。
そのうえで、エピソードとしては、町内会のお祭りや清掃活動など、老若男女が幅広く集うイベントなどで自分や周りが笑顔になったエピソードなどを話しておくとその人の人柄をうかがうことができます。
例文2: 協調性をアピールするとき
会社ではもちろんのこと、それは学生時代の部活動であってもクラスであっても、人との協調性はとても大切なこの1つです。
そうした人との協調性をアピールしたい際に就活用のキャッチコピーとして使える例文の1つとして、「人と人との笑顔の橋渡し役」というものが挙げられます。
協調性というのは偏った視点から物事を見ずに、常に周りとの調和を大切にしそのように振舞うことを指します。
そしてキャッチフレーズに使っている橋渡しは、人と人とを繋ぐ絆を意味しており、自分がいることで肩書きや関係性に縛られることなく、人と人とを繋げていくことが得意だということを表しています。
そこでポイントとなるのが笑顔という部分で、ただ単に人と人とを繋ぐだけでなく互いに気持ちよく笑顔で絆が結べるようにもっていくのが得意という意味です。
エピソードとしては部活動で先輩と後輩の橋渡しになったり、学校での友人同士の橋渡しになったり、そうした身近な「この人とうまくいったのは、あなたのおかげ」という笑顔で感謝されるようなものがあれば、それを使用してみるのもいいでしょう。
例文3: 気配り上手をアピールするとき
就活だけでなく社会人でも、それ以前に人として気配りができるというのは、生きていくうえで大切なポイントの1つです。
そこで考えた気配り上手ということをアピールするための就活用キャッチフレーズの例文の1つが、「常にそばに控えるスタッフ」です。
日常生活の中で店舗の店員をはじめ、イベントに行った際などのスタッフは、細かな配慮や気配りをしてくれます。
特にそのいい例として挙げられるのがオリンピックなどのボランティアスタッフや、ディズニーのキャストと呼ばれるスタッフたちです。
彼らは常に周囲に目を配り、困っている客がいないか見ていたり、聞かれた際にはその内容に応じて機転をきかせた気配りをすることができます。
そんな気配り上手をアピールする際のエピソードとしては、実際にアルバイトでの客ごとのニーズに応える話であったり、道を聞かれて言葉で伝えるだけでなく実際にその場所まで連れて行ってあげた、など、その人に対して今何をしてあげることが適切かという、最善の判断ができるということをアピールしましょう。
例文4: 聞き上手をアピールするとき
会社のような人が多くいる場所では、必ず意見を言ったり聞いたりする場も多くあります。
そうした際に自分は聞き上手だと就活のキャッチコピーとしてアピールしたい方は、その例文の1つとして、「冷静な耳を持った聞き上手」という例文が挙げられます。
聞き上手というのはそのままなのですが、ここでポイントとなるのが冷静な耳を持ったという部分です。
聞き上手の方は、その名の通り聞いているだけの場合もありますが、聞いた後に意見を求められる場合もあります。
そうした際に大切なのは相手の言葉にどれぐらい加担するかというそのさじ加減で、あまりにも相手に感情移入しすぎると、人によってはその人以上に悩んでしまったり、誤った判断をしてしまう方も案外多くいます。
そうならないように、常に冷静に聞いて客観的に物事を見たうえで判断し、答えを返すというのはとても大切なことで、人間関係においても仕事においても、それが後の打開策となる場合もあります。
この就活のキャッチコピーのエピソードの例文としては、友人同士が喧嘩した際に双方の言い分を聞いて丸く収めた経験がある、などそうした身近なエピソードが分かりやすくおすすめです。
例文5: ムードメーカーをアピールするとき
就活の面接などで、自分はムードメーカーであるということをアピールしたい際には、就活用キャッチコピーとして「何にも負けない最強の盛り立て役」という例文が挙げられます。
この例文のポイントは、何にも負けないという点と盛り立て役という表現です。
最強のという言葉はインパクトはありますが、どことなく漠然としています。
そこで何にも負けないとつけると、何があろうと屈することのない自分自身の強さを表すことができます。
また、盛り上げ役ではなくあえて盛り立て役としたのは、盛り上げるという言葉は確かに上向きになることを意味しますが、お祭りなど賑やかなイメージもついて回ります。
ですが、盛り立て役は一歩引いた場所から、まるで縁の下の力持ちのように周りのポテンシャルを高く保たせる、つまりは鼓舞する役回りであることから会社にはそちらの方が向いていると判断しての言葉選びにしています。
エピソードとしては、例えば部活動などで負けてしまいそうな試合の流れを自分が盛り立てて逆転して勝利した、もしくはあと少しまで追い詰めた、といったような周りの士気を上げるようなものも効果的です。
例文6: 向上心の高さをアピールするとき
就活用のキャッチコピーとして、向上心の高さをアピールする際には、「永遠に飽きのこない向上心の塊」という例文が1つ挙げられます。
向上心の塊というのは、日常生活でもよく使用する言葉の1つではありますが、それに永遠に飽きのこないという言葉を付け加えることで、底無しの向上心を高さをアピールすることができます。
向上心をずっと持ち続けることはとても難しいことですが、人よりも格段に向上心の高さが高いことが強みだという場合には、ぜひそうした永続的に保つことができるといったような言葉を駆使してみましょう。
エピソードとしては、例えば子供の頃からの夢がこれで、それを成し遂げるために日夜あれやこれやと様々な方法を駆使しながらそれに向かって邁進しているといったような、次々と自分がすべきことや目標を見つけることができるものが効果的です。
例文7: リーダーシップをアピールするとき
就活用キャッチコピーとして、リーダーシップをアピールしたい際には、例文として「采配が得意な戦国武将」というものが挙げられます。
この就活用キャッチコピーの例文は、多くの人を束ねまとめて、みんなを同じ目標に向かわせるように采配することができる国を統べる戦国武将のような人だという意味です。
戦国武将という言葉はキャッチコピーとして使用してもとても力強いイメージがあり、みんなを束ねて同じ目標に向かってひた走るという意味でもリーダーシップを表すには最適なのではないでしょうか?
特に戦国武将の中でも国主ともなれば、統率力や外交など様々なことに通じていますので、それぞれの人に対して適材適所に振る舞えるなど、周りのポテンシャルを保ちつつ目標に向かって推し進めていく意味でもおすすめの言葉です。
エピソードとしては、部活動でキャプテンを務め全国大会に出場したなど、主に自分のリーダーシップを用いた実績などを話すといいでしょう。
例文8: 根気強さをアピールするとき
就活用キャッチコピーの1つとして、根気強さをアピールしたい際には、例文として「ネバーギブアップなハートの持ち主」というものが挙げられます。
よく物事を途中やめにしてしまう人が心が折れたという言葉を使いますが、根気強さとはまさにその逆で何があっても諦めない心の強さを表します。
周りが弱音を吐いても挫けずにそれを根気強く続けられるといったようなアピールをしたい方は、ぜひ絶対に心が折れないといったような言葉や言い回しをするようにしましょう。
エピソードとしては、部活動の試合で大差がついてしまい周りが諦めかけている時に周りを奮い立たせながら根気強く攻め続けた結果、チームが1つにまとまったなど、そうした自分の根気強さ呼んだ奇跡やいいことを話すといいでしょう。
例文9: 行動力の高さをアピールするとき
就活用のキャッチコピーの1つとして、自分の行動力をアピールしたい際には、「士気を上げるのが得意な1番槍」という例文が挙げられます。
1番槍とは言い方を変えると切り込み隊長など、率先して自分が先に動く行動力ある人のことを指しますが、切り込み隊長という言葉は案外使われがちな言葉の1つです。
対して1番槍はその言葉に隠れてしまいがちなところがあるので、同じ意味での言い回しとしてはこちらの1番槍を使った就活用のキャッチコピーがおすすめです。
エピソードとしては、周りが尻込んで動こうとしない案件に対して自分が率先して動きその後上手くいった、もしくは部活動であれば、守備の硬いチームや強敵に対して自分が果敢に積極的に攻めたことで追い詰めた、勝利した、もしくは逆転したというエピソードなどもいいでしょう。
例文10: 責任感の強さをアピールするとき
就活用のキャッチコピーの1つとして、責任感の強さをアピールするための例文のとして挙げられるのが、「主君の命令に背かない家臣のような人間」です。
家臣、特に重臣は仕えている主君に対して絶対なる忠誠心を見せると共に、主君から与えられる命令を強い責任感を持って果たすことができる立場の人たちです。
主君から言われたことを責任を持ってしっかりとまっとうし、その際には周りとの連携を持って効率よく事にあたります。
その家臣の主君への一途さと責任感の強さから、この例文を挙げました。
エピソードとしては、学校でクラスでの出し物などで自分が任されたことを最後まで責任を持って成し遂げた経歴があるなど、途中で投げ出さず最後まで責任を持って成し遂げたものなどが効果的です。
例文11: 探究心をアピールするとき
就活用キャッチコピーの1つとして、探究心をアピールする際に用いることができる例文を挙げるとすれば、「底無しの好奇心を持ったインディージョーンズ」です。
インディージョーンズと言えば、言わずもがな有名な映画作品でシリーズ化されているものになりますが、インディーは各地の珍しい財宝を収集したり研究をしたりしている人物です。
その探究心は底無しで、1度目をつけた財宝は何が何でも、どんな手段を使ってでも手に入れたがる人物です。
そんなありとあらゆる手段を使って1つのことを成し遂げることが得意だという、まさにインディータイプの方にはぜひおすすめの就活用キャッチコピーです。
エピソードとしては、1つのことを成し遂げるために、様々な角度からそれについて調べたり行動を起こしたり、次々と自分のすべきことを見つけることができたり、その都度目標を立てられるなど、飽くなき探究心があったからこそ成し遂げられたというものがあると効果的です。
例文12: ポジティブ思考をアピールするとき
就活用のキャッチコピーとして、ポジティブ思考をアピールしたい際には、「自分で後ろに下がることを知らない飛行機」という例文が挙げられます。
飛行機は通常自力で後ろに下がることはできず、滑走路に向かう際の方向転換などは、全てけん引車が担当しています。
そのため、飛行機はとことん前にしか進まないという意味で、それをポジティブ思考と絡めた例文になります。
もし面接官にその理由を聞かれた際には、飛行機は前にしか進まないうえに、広大な空に向かって飛び立てることから自分のポジティブ思考と掛け合わせて表現してみました、といったような補足をしてみるといいでしょう。
エピソードとしては、悪いことが起こってしまったとしてもそれをそのまま捉えずに、発想の転換としてポジティブ思考で努力し、その悪い事柄を乗り切ったことなどあれば、就活の面接などで効果的なエピソードとなります。
例文13: 分析力の高さをアピールするとき
就活用のキャッチコピーの1つとして分析力の高さをアピールしたい際には、「高度な分析技術を兼ね備えたパソコン」という例文が挙げられます。
分析などは、通常パソコンを使った作業が主となる場合もあります。
それもただの分析力ではなく分析力の高さをアピールするということで、高度なという言葉を入れることでただ分析できるわけではなく、分析が得意だということをアピールすることができます。
エピソードとしては、誰かが即決するような案件であっても、その案件に対してしっかりと考えを巡らせそれから行動したことで即決した場合よりもいい結果が得られたなど、分析力が役立ったエピソードがあると分かりやすくていいでしょう。
例文14: 交渉力をアピールするとき
就活用のキャッチコピーとして交渉力をアピールする際に使える例文の1つは、「双方に損をさせないスカウトマン」です。
主にスポーツでよく耳にする言葉の1つとして、スカウトマンというものがあります。
スカウトマンはより優秀な選手を自分のチームに引き入れるために動くだけでなく、巧みな交渉術も兼ね備えています。
相手にも損をさせず自分にも損がない、そうした巧みな交渉術を持っているという意味で、この就活用キャッチコピーを定めました。
エピソードとしては、何か揉め事があった際にどちらも譲れないという険悪なムードを打開すべく双方に不利にならず有利になる条件を提示し、その後上手くいったなど、そうしたどちらにも損をさせないように行動した、などそうしたものがあるといいでしょう。
例文15: 真面目さをアピールするとき
就活用キャッチコピーの中でも、真面目さをアピールしようとする際には、例文の1つとして「風見鶏とは縁遠い強い信念の持ち主」というキャッチコピーが挙げられます。
就活の面接などの中でも、よく真面目だということをアピールする就活生は多く、そのため他の就活生とかぶらないような言い回しをすることが大切です。
そのため今回は、八方美人を風見鶏と表現し、それとは縁遠いということでつまりは一途で真面目なという意味を含ませたうえで、こうすると決めたら最後までやり遂げるという意味で強い信念の持ち主という言葉を就活用キャッチコピーとして使用しています。
コツコツといったようなありふれた言葉は、就活生の誰しもが使う場合が考えられますので、そうした真面目やコツコツといった言葉をなるべく使わずに他の言い回しで表現することがおすすめです。
就活キャッチコピーを作るときの6つの注意点
今までは就活用キャッチコピーの例文を挙げてきましたが、ここからは実際に就活用のキャッチコピーを作る際の注意点を6つご紹介します。
・注意点2: よく使われる表現を使わない
・注意点3: 誇大表現にならないようにする
・注意点4: 伝わりにくくならないようにする
・注意点5: 長すぎるキャッチコピーは避ける
・注意点6: 仕事に役立つポイントをアピールする
上記リストがそのポイントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
注意点1: 難しい表現を使わない
就活に使うキャッチコピーは、面接官などがその場で聞いて分かるような分かりやすく表現することが大切です。
難しい表現を使ってしまうと、例えその理由を付け加えたとしても相手には分かりにくく、かえって自分が不利に陥ってしまいますので避けることをおすすめします。
通常のキャッチコピーであれば文字で見える場合が多いですが、就活のキャッチコピーは面接官などの前で口頭で答えることも多いため、面接官だけでなく周りにいる就活生など誰しもが聞いていて分かるようなキャッチコピーにしておきましょう。
注意点2: よく使われる表現を使わない
先程の就活のキャッチコピーの例文でも取り上げましたが、他の就活生が使いがちな表現は避けるようにしましょう。
使うことによって個性が無くなってしまいがちで、これも面接官にとっては印象が残りにくくなってしまいます。
できるだけその使われがちな言葉を異なった表現をすることで、就活用のキャッチコピーとしても個性としても周りとの違いを見せることができます。
自分で異なる表現方法がピンとこない場合には、家族などに相談して様々な表現方法を教えてもらうのもいいでしょう。
注意点3: 誇大表現にならないようにする
就活用のキャッチコピーを考える際の注意点の1つとして挙げられるのが、キャッチコピーを作る際にその表現があまりにも大胆にならないことが大切です。
大きく出過ぎるとかえって浮いてしまいますので、自然な言葉と表現になるように気をつけることが必要です。
もしこれも自分では分かりにくいと思えば、家族などからアドバイスをもらったりして、表現の視野を常に広げておくようにしましょう。
また就活のキャッチコピーを全て作り終えて、時間をおいて再度見てみると違和感のある表現に気付ける場合もありますので、少し時間をおいてから再度見直してみるようにしましょう。
注意点4: 伝わりにくくならないようにする
就活用のキャッチコピーも含め、キャッチコピーというのは相手に伝わってからこそのキャッチコピーです。
特に就活のキャッチコピーの場合は、その場ですぐに面接官などに伝わりやすくする必要があるため、伝わりにくい表現などは避けるようにしましょう。
そのためには分かりやすく簡単な言葉にすることと、なおかつ使われていないような言い回しでキャッチコピーを表現することが大切です。
そんな一発勝負こそが就活のキャッチコピーですので、できれば就活のキャッチコピーは、その都度家族などに客観的に見てもらうように心がけておくようにしましょう。
注意点5: 長すぎるキャッチコピーは避ける
キャッチコピーはなるべく短めで、なおかつ分かりやすくインパクトのあるものが人の記憶には残りやすいものです。
せっかくいい言い回しを使っていたとしても、必要以上に長くなってしまうと、その長さで結局何を言いたいのかということにもなりかねませんので、就活用のキャッチコピーにおいても、簡潔で短めに作るように心がけましょう。
自分で少し長いかなと思うものにおいては、大抵周りの人にとっても長いと感じる場合がありますので、まずは自分の感覚を目安にしてみるのもおすすめです。
注意点6: 仕事に役立つポイントをアピールする
このキャッチコピーは就活用のキャッチコピーですので、自分の良さやスキルが会社や仕事の中でどのように活かされるのか、役立つことをアピールできるようなキャッチフレーズにしておくことをおすすめします。
その仕事などに直結するような表現でなくとも、この良さやスキルがあることによりこういう場面で役立つということを就活用のキャッチフレーズや、その説明でしっかりとアピールできるようにしておくといいでしょう。
そうすることで、面接官などにはより分かりやすく明確に伝わる場合があります。
就活キャッチコピーが完成したら最終チェックをしよう
就活のキャッチコピーができたら、作りっぱなしにせずに繰り返し見直してみることが大切です。
・チェックポイント2: 長所を十分にアピールできているか
・チェックポイント3: エントリーシートに記載した内容と整合性が取れているか
・チェックポイント4: 面接官に伝わりやすいか
・チェックポイント5: 適切な言葉を使用しているか
どのような点を重点的に見直せばいいのか、ポイントとして上記に挙げている5つの項目を解説していきます。
チェックポイント1: インパクトは十分にあるか
繰り返し解説しているように、就活用のものも含めて、キャッチコピーというものはインパクトが大切です。
ただの簡潔な文字の羅列では、意味がありません。
幅広い言い回しや比喩表現などを上手く駆使して、インパクトのある就活のキャッチコピーを作るように心がけましょう。
チェックポイント2: 長所を十分にアピールできているか
就活のキャッチコピーとして大切なポイントの1つとして、こちらも繰り返し解説しているように、自分の良さがしっかりとその簡潔でインパクトのあるキャッチコピーの中に詰め込まれているかということです。
自分の良さや自分はこういう人間だということをアピールするための就活のキャッチコピーですので、自分をしっかりアピールできる表現が入っていないと、就活のキャッチコピーの意味がありません。
繰り返し自分で見直し、さらには家族などにもしっかりと見てもらって、自分の良さがそのキャッチコピーの中でしっかりと表現できているかどうかチェックしましょう。
チェックポイント3: エントリーシートに記載した内容と整合性が取れているか
就活のキャッチコピーは、面接の場だけで聞かれるわけではありません。
時としてエントリーシートなどでも聞かれる項目の1つですので、面接とエントリーシートで異なる表現をしていないかどうか、それを気をつけることも大切です。
エントリーシートで使っていたキャッチコピーを面接の場で使わず全く異なった表現をしてしまうと、面接官が違和感を感じる場合もありますので、必ず共通した就活のキャッチコピーを使用するようにしましょう。
チェックポイント4: 面接官に伝わりやすいか
先ほどまでに解説してきたインパクトや自分の長所やスキルをアピールするための言い回しも、全ては面接官やエントリーシートを見る企業側の方にとって、伝わりやすいものであることが大前提です。
企業側の方に伝わらなければ、せっかく様々な就活のキャッチコピーを考えても意味がありませんので、まずは相手に伝わりやすい就活用のキャッチコピーにするということをしっかりと念頭に置いて、キャッチコピーを作るようにしましょう。
そのうえで、インパクトがあり自分の良さがしっかり表現されているかなどを考えていくようにしましょう。
そして周りくど過ぎる言い方はせず、素直に表現することで、より伝わりやすい就活用のキャッチコピーを作ることができます。
チェックポイント5: 適切な言葉を使用しているか
就活のキャッチコピーを作る際のポイントの1つとして、その言い回しや表現も含め、適切な言葉を使用しているかどうかというのも大切です。
これから社会人になる身として、しっかりと自覚できているような表現ができているか、学生や若者ならではの表現や言葉が出てしまっていないか、そうした面でも気をつけておく必要があります。
就活中も社会人として動き出す一歩として違いはありませんので、就活中から大人の仲間入りをしたというしっかりとした心持ちで、言葉遣いや言い回しを気にかけるようにしましょう。
よりよい就活キャッチコピーを作るためにできる4つのこと
これまで解説してきたことを踏まえたうえで、よりよい就活キャッチコピーを作るためにはどのようなことを気にかけておけばいいのか、そのポイントとして以下の項目をピックアップして解説していきます。
・反語をうまく利用する
・アドバタイジングスローガンを参考にする
・同じことを複数の言葉で表現する
適切な比喩を利用する
就活キャッチコピーを作るうえで、使用するとインパクトが残りやすい表現方法の1つとして、比喩表現があります。
直喩や隠喩などの比喩表現は比較的耳に残りやすく、それを上手く使いこなすことで、しっかりと自分を分かったうえで表現できる人だといったような好印象を、時として与えてくれる場合もあります。
逆に比喩表現を使おうとするあまり、そこに固執しすぎて不適切な比喩表現を使用してしまう場合もありますので、あくまでも使用できるような就活キャッチコピーであればということで考えておきましょう。
反語をうまく利用する
就活キャッチコピーを作るうえで、反語を上手く使うことでより要点を強調することができ、インパクトや印象に残りやすくなります。
反語とは、自分の言いたいことをあえて逆の言葉で表現するような表現方法のことで、例えば日常生活で使用するような表現でいうと、こんなことをしてもいいのだろうか、という表現は、絶対にこんなことをしてはダメだ、という意味になります。
このようにあえて反語を使用することで、素直に表現するよりも要点が強調されて、インパクトも残りやすくなります。
反語を使えるような表現ができる就活のキャッチコピーであれば、使ってみるのもいいでしょう。
アドバタイジングスローガンを参考にする
先ほどもニトリを例に挙げて就活用キャッチコピーの作り方を解説しましたが、そうした商業広告などのアドバタイジングスローガンは多くの人に伝わりやすいため、参考にしてみるのもいいでしょう。
アドバタイジングスローガンにおいても、難しい表現はされておらず誰が見ても分かるように表現しているため、言い回しなどを考える際にも役立ちます。
また商業広告だけでなく、テレビCMなどのインパクトに残る商品や企業の歌や歌詞なども参考になる場合がありますので、何気なく聞きながらヒントを探してみることをおすすめします。
同じことを複数の言葉で表現する
就活用のキャッチコピーをより上手く表現するポイントとして、外せないポイントとして挙げられているのが、繰り返し解説してきた言葉を異なる表現で言い回すという方法です。
その際に先ほども述べたように、ありがちな表現方法にせず、異なる言い回しで表現できるように、言い回しの視野を広げて柔軟に対応できるようにしましょう。
もし言い回しや表現方法に自信がない場合には、家族にアドバイスを求めてみたり同義語などで調べてみたり、そうして語彙力や表現力の幅を広げていくことをおすすめします。
就活キャッチコピーを作って採用担当者の印象に残るようにしよう!
就活キャッチコピーは、就活において自己アピールなどと同等の重要視をされるポイントの1つです。
採用担当者の印象に残るように、インパクトのある就活キャッチコピーをできるだけ多く作って、自分を上手くアピールすることを心がけましょう。
そして、就活キャッチコピーを作る際に得た知識や表現方法なども、後に無駄になることはありませんので、しっかりと手を抜くことなく取り組んでみましょう。
そうすることで、自分自身も把握できるようになり、より就活がやりやすくなること請け合いです。
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