内定までの近道!就活生は面接で聞かれる質問事項6つを確認しよう

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就活生の皆さんは、先行企業の面接に向けた質問事項の確認ができているでしょうか。面接官が就活生に問う質問はある程度テンプレート化されているため、質問事項を把握しておけば不意の質問が飛んでくる心配性はありません。逆に、質問事項の確認ができていないと、面接官の唐突な質問に対応できず、内定を獲得することは難しくなってしまいます。

そこで今回の記事では、3月から順次始まる面接に向けた質問事項を確認していきます。就活生の皆さんは対策必須の内容になりますので、必ず押さえておくようにしましょう。

対策必須!面接官がほぼ100%聞く質問事項3つ

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まずは対策必須の、面接官がほぼ必ず聞いてくる質問事項を3つご紹介します。ここでご紹介する質問の数々は、就活生が必死になって対策を取るパートでもあります。どの質問も対策をしておかないと流暢な回答ができず、内定獲得が難しくなりますので入念な対策を心がけましょう。

①志望動機を教えてください。

志望動機を聞かない企業はないと言っても過言ではないほど、面接では鉄板の質問となるのがこの質問です。志望動機は、いわば面接で聞かれる全ての質問の「軸」になります。

「志望動機」のポイントは、その企業でなければならない理由を明確に回答することです。「その企業でなければならない理由」をロジカルに伝えるには、以下の3つのポイントを押さえておかなければなりません。

①その業界でなければならない理由

②その企業でなければならない理由

③その企業で実現したい仕事内容

この3つのポイントを押さえた志望動機には自然と熱意が表れます。面接官は志望動機を問うことで、就活生の熱意を見ていると言えますから、志望動機の考え方・作り方は精査するようにしましょう。

なお、志望動機の考え方・作り方については、以下の記事で詳しくご紹介しています。こちらも併せて参考にしてみてください。

就活に必須!面接で志望動機を伝えるときのポイント

②学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください。

学生時代に力を入れて取り組んだこと、通称「ガクチカ」も面接ではほぼ100%聞かれる鉄板質問です。学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)は、その他の質問事項「あなたの強み」と「志望動機」を語る上での基盤となります。

「学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)」のポイントは、目標に向かう際に直面した困難と、その苦難をどうやって乗り越えたかを明確に回答することです。頑張った事実だけを淡々と述べれば言い訳ではありません。高評価が得られる学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)は、以下の3つのポイントを押さえています。

①何を達成したのか

②達成するまでに直面した困難のエピソード

③困難をどうやって乗り越えたのか

この3つのポイントを押さえることで、「自分の強み」や「価値観」などがしっかりと伝わる学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)になります。面接官が知りたいことは、まさに「強み」と「価値観」の2つですから、必ずこの3つのポイントを押さえた学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)を作成するようにしましょう。

「もっと詳しい作り方を知りたい!」という方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

【4つの例文で徹底解説!】人事にひびく「ガクチカ」のポイントを教えます

③あなたの強みを教えてください。

強みについて聞く質問も、面接では頻出と言えます。長所を聞かれた際には、その長所にまつわるエピソードを踏まえて説明するようにすると、面接官からの評価が一段とUPします。

「強み」に関する質問でのポイントは、志望動機や学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)で用いる強みと共通点を持たせることです。例えば、志望動機で「御社に入った際にはアルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かし、顧客を笑顔にしたい」と述べたとします。その場合、強みに関する質問に対しては、「コミュニケーション能力が強みである」と回答します。次に、コミュニケーション能力を向上させるきっかけになった具体的なエピソードを述べます。こうすることで、それぞれの質問に対する説得力が増します。もちろん、これは学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)にも通じる話です。

「志望動機」「ガクチカ」「あなたの強み」は必ずセットで考えましょう。そのためには、以下の3つのステップで考えることが効果的です。

①私の強みは〇〇だ。

②なぜなら、学生時代に〇〇という経験をしてきたからだ。

③〇〇という強みを活かせるのは、〇〇業界の〇〇会社だ。

「肝心の自分の強みが見つからない…」と悩んでいる就活生の方も中にはいらっしゃると思います。しかし、強みを持っていない人間など存在しません。単に、強みの見つけ方がわかっていないだけなんです。自分の本当の強みは何かと迷っている方は無料自己分析診断ツールを活用してみてください。きっとヒントが見つかるはずです。

精度を高める!就活の自己分析にオススメの診断ツール5選!

対策推奨!80%の確率で面接官が聞く質問事項3つ

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次に、100%とまでは言わないものの、多くの面接官が聞いてくる頻出質問事項を3つまとめました。対策しておくことで、面接に対する心構えに余裕ができることでしょう。

①周囲の人間からどんな人間だと言われますか?

周りの人間からの評価について質問する面接官も数多くいます。これは、就活生が自己分析だけでなく他己分析(客観的な視点から自分を分析すること)もしっかりできているかを判断するための質問です。

この質問に対する回答のポイントは、周りの人間からの評価を正直に話すということです。なぜなら、面接室に入った時点で、面接官からも第一印象やあなたのイメージを持たれているからです。面接官の持った第一印象と周囲の人からのあなたの評価が一致していることは、評価に大きくプラスします。

おすすめの回答方法は、「第一印象は〇〇だと言われますが、後に〇〇な人だと言われることが多いです。」です。こうすることで、面接官は納得してくれるでしょう。

中には、「他には?他には?」と何個も聞いてくる面接官もいますので、他人からの評価を3〜4つほど用意しておくと柔軟に対応することができるでしょう。

自己分析ってどうすればいい?効果的な方法まとめ

②他社の選考状況を教えてください。

選考が進むにつれ、他社の選考状況について聞かれる機会も多くなってきます。他社の選考状況を正直に話すべきか、それとも伏せるべきかは悩みのタネですよね。

この質問に対する回答のポイントは、やはり正直に選考状況を伝えるということです。選考状況を伝えることは決してネガティブなことではありません。他企業の選考が数多く進んでいるということは、他の企業からも一定の評価を得られている優秀な学生だということ。逆に、面接を受けた企業の選考のみ進んでいるようであれば、志望度が高い学生だということ。決してマイナスに捉える必要はありません。選考の進んでいる企業を堂々と答えるようにしましょう。

③大学でどんなことを学んできましたか?

大学で学んだことについて質問する面接官も非常に多いと言えます。これは文系理系問わずです。「大学で一番印象に残った講義のこと」について聞いてくる面接官もいます。

この質問に対する回答のポイントは、その分野に興味を持ったきっかけを話すことです。その後、具体的に学んだ内容に関する具体的なエピソードを話すことです。例えば以下のような回答が良いでしょう。

「私は大学で〇〇について学んできました。そのきっかけは、高校時代に〇〇という疑問を抱いていたからです。その疑問を解消すべく、今の大学の〇〇学部に入学しました。〇〇学部では、具体的に〇〇ということを学びました。これらを学んだ結果、高校時代に抱いていた疑問は〇〇なんだなと解決させることができました。」

大切なのは、きっかけと具体的なエピソードの2つです。この2つが回答に盛り込まれていれば、大概の面接官は納得してくれることでしょう。

以下の記事は学業に関する例文を多く取り揃えています。こちらを参考に、この質問に対する最適解を見つけてみてはいかがでしょうか。

【例文付き】ガクチカで使える学業アピールポイントとは?

まとめ

今回は面接でよく聞かれる質問事項についてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。「面接って緊張する」と不安になっている方もいるかと思いますが、事前に質問事項の対策ができていれば怖いものはありません。不安になる必要などないのです。

就活中はどうしても面接官が「敵」のように見えてしまいますが、面接官はあなたの敵ではありません。むしろ、あなたの最善のキャリアへと導いてくれるパートナーだと思って、リラックスして面接に挑んでみてください。考え方で面接のあり方は180度変わってきますよ。

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