最終面接で落ちた…それは、就活の中でもかなりつらい経験のひとつです。たくさん準備をしてきて、「もしかしたら内定がもらえるかも?」と内心ドキドキしていたのにまさかのお祈り。毎年たくさんの就活生が、この仕打ちに涙を流しています。
でも最終面接で落ちる人には、共通点があるかもしれないって知っていましたか?もしも共通点があるのなら、これからの選考対策に活かせそうですよね。ということで今回は、最終面接で落ちた人にぜひ読んで欲しい情報をまるごと集めてみました。これを読めば、次の企業の最終面接では無事に内定ゲット出来るはず!騙されたと思って読んでみてくださいね。
最終面接落ちた…ほんとに「縁がなかった」だけ?
よく、最終面接に落ちた理由を「縁がなかった」と言います。でも、本当に理由はそれだけでしょうか?意外と、他にもちゃんとした理由がたくさんあるんです。
-「最終面接はほぼ受かる」は迷信!通過率は約50%
最終面接は入社意思の確認だけで、ほぼ全員が受かると思っていませんか?就活を始めたばかりの人が勘違いしがちなのですが、そんなことはありません。なんと、2人に1人が最終面接で落ちると言われています。かなり確率が高いですよね。最終面接で行けたしもう楽勝でしょ!なんて思ったらダメだいうことです。
ほぼ対策をしないで挑んだら、落ちる可能性はどんどん高くなります。最終面接だから手を抜くのではなく、最終面接だからこそ本気で準備をしないと酷い目にあうかもしれませんよ。
-連続で落ちたら対策が必要
とは言っても、1回や2回落ちたくらいならそこまで気にする必要はありません。最終面接で落ちない人はほぼいませんし、気にしすぎるのも体に毒だからです。でも、もし10何回も連続で最終面接に落ちているのなら対策が必要です。
一次面接や二次面接に余裕で合格しても、なぜか最終面接をパスすることができない人は毎年一定数存在します。でも、それ専用の対策をすればちゃんと内定が取れるようになるのであまり心配しないでくださいね。
-最終面接で落ちるのはもったいない!
最終面接で落ちるのは、一次面接や二次面接で落ちるのに比べて代償がかなり大きいです。なぜなら、その企業のために使った労力・時間がかなり多いからです。最初のうちに落ちてくれれば他の企業に準備する時間を回せますが、最終面接ではそうはいきません。
結果的に、就活そのもののスピードが滞ってしまうのです。みなさん、できることなら早めに内定をもらって就活を終わらせたいですよね。最終面接で落ちる、という癖をなるべく早くとっぱらわないと、就活がどんどん延びてしまう可能性があります。これは絶対に避けたいですよね。
-慢心には注意
つまり、「私は最終面接に受かったんだ!」「企業から認められたんだ!」と喜びすぎるのはよくないということです。慢心は、自分を傷つけます。たとえ志望企業から最終面接のお誘いを貰ったとしても、「自分はまだまだだ!」という強い気持ちを持っていましょう。
慢心や心の甘えは、意外と採用担当者にも伝わります。どうせ採用するなら、心の強い学生を採りたいと思うのがあたりまえ。魅力的な人材に見えるように、最後の最後まで気を抜かずに対策しましょう。
-落ち込みすぎも注意
最終面接で落ちると、精神的にかなりきますよね。あと一歩のところで失敗したということですから、後悔や反省の気持ちでいっぱいになることでしょう。その気持ちはとても大切ですが、必要以上に落ち込むのはやめておいた方がいいです。
就活は時間が命。落ち込んでいる時間があったら、他のために時間を使った方がよっぽど有意義です。落ち込みすぎると自信もなくなってしましますし、これからの選考に支障も出てきます。自信が無い学生よりも、自信たっぷりの学生の方が魅力的ですから、落ち込むのはほどほどにしましょうね。
原因解説!最終面接落ちた人には必ず共通点がある
それではここからは、最終面接を落ちてしまう人の共通点を紹介していきます。この共通点が分かれば、これからの対策もかなり楽になってくるはずです。自分と当てはめて見てみてくださいね。
-社風とズレを感じた
社風は、企業にとっていちばん大切なポイントです。なぜなら、もしも社風や価値観が合わない学生を採用してしまったら、早期退職の危険性が高くなるからです。早期退職されると困るのは企業。またお金をかけて選考を始めないといけませんし、何より手間がかかります。
話している内容と社風がマッチングしないなあと感じたら、最終面接でも容赦なく落とされます。企業の雰囲気を知り尽くした役員や社長が判断を下すのですから、その精度は高いでしょう。なお、きちんと企業の雰囲気について勉強しているかどうかのチェックも兼ねています。
-入社意欲が低そうだった
これは、最終面接で落ちる人の中でもかなり多い理由です。最終面接までたどり着くということは、基本的な能力や実力はあるということです。そんなエリートたちの中で差がつくのは、ズバリ「企業に対する愛」。せっかく内定を出しても、すぐに内定辞退されるような学生を採用しても意味がありません。「この企業にしか入りたくないです!」「絶対にこの企業に入りたいんです!」そんな強い気持ちを持った人に、内定を出したいと考えるのが当然ですよね。やる気や熱意を前面に出すのは少し恥ずかしいですが、内定をゲットするのは必要なことです。
-リーダーシップがなさそう
もちろん、内定を出す学生全員にリーダーシップを求めているわけではありません。でも、まわりを束ねる力や先導する力は、ないよりはあった方がもちろんいいです。いずれこの企業を引っ張っていってくれる人材がほしいと企業は思っているはず。リーダーシップがある学生がたくさん最終面接に残っていた場合、その素質がない学生は恐らく落とされるでしょう。
リーダーシップは、自分をどんどんアピールしていける心の強さでもあります。無理して自分を変える必要はありませんが、努力するだけの価値はあるでしょう。
-特にこれというものが無かった
そんな理由ある!?と思うかもしれませんが、十分考えられる理由です。最終面接ですから、採用担当者の決断にもかなり責任がかかります。「なぜこの子を採用したのか?」という質問に答えられるように、理由を探しながら面接をしているはずです。それなのに、何もかもが平均的で目立った特徴もない人をわざわざ採用することはありません。
自分は何が魅力的なのか?それについて考えていないと、最終面接で一気に企業側から興味を持ってもらえるような人材にはなれません。
-昨年度採用した人と似てるタイプだった
これは、就活生側は知ることが出来ない理由です。でも、意外と多い理由のひとつでもあります。会社はひとつの組織ですから、なるべくいろんな種類の人間を揃えておく必要があります。もしも似たような特徴の人をこれまでに採用済みなら、避けられても仕方ないかもしれません。まさに、「縁がなかった」とはこのことです。あなたの実力が足りていなかったわけではないからです。
就活生が知ることのできない事情が、就活の選考にはたくさん隠されているということです。これを知ると、最終面接で落ちたからと言って必要以上に悩む必要がないと思えてきませんか?
最終面接に落ちた人が行うべき対策とは?
ここからは、最終面接に落ちてしまった人が絶対に手をつけなければならない対策についてまとめていきます。失敗は誰でもするもの。大切なのは、ここから何を学ぶかです!
–最終面接でよく聞かれる質問内容を確認
最終面接はそれまでの選考と異なり、面接官が役員や社長だったりと企業の重役の人たちが担当することがほとんどです。内定を出すかどうか決める最終判定をしますから、必然的にそれまでの質問と若干特徴が異なります。
もちろん志望動機や学生時代に力を入れたことなど普段の面接でよく聞かれることも問われます。加えて「あなたにとって仕事とは何ですか?」「人生の中で一番成長したと思う経験はありますか?」など抽象度の高い質問や価値観を問う質問が聞かれる場合もあるのが最終面接の特徴です。
OB訪問や就活体験記などで、最終面接では何を聞かれたのかを事前に確認しておきましょう。
-入社意欲のアピール
入社意欲がない就活生に内定はなかなか出せないものです。自分では「入社したい!」という気持ちを強く出せているつもりでも、意外とうまく伝わっていない可能性が高いです。用意してある回答をもう一度見直して、自分の入社意欲が伝わりやすいようにアレンジしてみてください。
何回も自分一人で繰り返して練習していると感覚が麻痺してしまうので、第三者に読んでチェックしてもらうことをおすすめします。これは完全に伝え方のテクニックの問題なので、やりすぎ?と思うくらい表現を強めても大丈夫でしょう。
-自己アピールと社風の確認
やはり、準備しておいた回答の中でも1番力を入れるべきなのは自己アピールです。自己アピールで主張している部分が、その企業の社風と合致しているかどうか確認してください。どんどん前に出て自分から行動することを良しとする企業の面接で、縁の下の力持ちタイプのアピールをしてもあまり意味はありません。
ここをしっかり確認しておかないと、自分では手応えを掴めたのになぜか内定が貰えないという悪循環に陥ってしまいます。企業研究や業界研究を今一度丁寧に行って、完璧な準備ができるようにしてくださいね。
-逆質問の吟味
意外とみんな手を抜きがちなのが、逆質問です。就活生が唯一能動的に面接に参加出来る逆質問。ここの対策がおろそかだと、面接全体の印象が悪くなってしまいます。なぜなら、逆質問は基本的に面接の1番最後に行われるからです。また、最終面接の多くは役員や社長の方が担当するため、その面接フェーズに特化した内容を熟考することが必要です。
そしてここで大切なのは、「入社意欲を伝えられているか」「相手が答えやすい質問ができているか」「非常識な質問をしていないか」です。この質問を自分がされたらどう思うか?と考えて、冷静な視点を常に持つようにしましょう。
とはいえ、質問は何個用意しておくべきなのかや、具体的にどんな質問をすれば良いのか知りたい方は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。
-自分の売りを作る
「特に採用する理由がなかった」と言われてしまうと、どんな対策をすればいいのか分かりませんよね。まずは、自分をひとことで表せられるような「売り」を作ってみてください。それは、入社意欲の強さでもいいですし、学生時代の経験でもいいです。学力の高さ、語学力、行動力、気の配り方…。自分をアピール出来るものなら、なんでもいいです。
要は、「この子は、○○な人!」とすぐに覚えてもらえられるような、キャッチコピーを自分で用意しておくことが必要なのです。
-凹まずに頑張る
最終面接で落ちると、かなり精神的に来るものです。でもそれは、あなただけではありません。「あと一歩で内定がゲットできたのに、なんでダメだったのだろう?」そんなことを考えても、意味はありません。凹んでうじうじしていても答えは見つかりませんから、それなら前向きに生きた方が得です。
もちろんショックを受けるな、ということではありません。悔しいと思ったぶん、そのエネルギーを次回の対策へ回すべきだということです。失敗から学ぶことを忘れずに頑張れば、答えは見つかるはずです。
・最終面接落ちた!必見Q&A
最後に、最終面接に落ちた人は必ず見てほしいQ&Aをご紹介します。いざという時に役立つはずなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
-【Q.1】落ち込んで立ち直れそうにない…
1度しっかりとショックを受けたら、たっぷりとストレス発散して次回の対策に力を入れてください。このショックは、未来のあなたの栄養になるはずです。
-【Q.2】企業研究が足りないってこと?
ですから、最終面接で落ちたならもう一度その業界研究をやり直してみた方がいいかもしれません。プロの目から見れば、企業研究や業界研究をしっかりやってきたかどうかはすぐにわかります。
-【Q.3】自己アピールがこれでいいか不安になってきた…
模擬面接をしてもらったり、質問の回答を一緒に考えたりして、次回は自信を持って面接に挑めるようにプロの力を借りましょう!
また、キャリアセンター以外にも下記のようなサービスもおすすめです。専属メンターが最終面接の対策や相談に、きっと力を貸してくれるはずです。
-【Q.4】自分の売りは企業によって変えるべき?
ただし、他のエントリーシート提出日などが重なって時間に余裕が無い場合は、無理しなくても大丈夫です。
-【Q.5】落ちた理由を企業に聞いてもいい?
しっかり自分の情報を提示し、「これからの就職活動に生かしたいため、お忙しい中恐縮ですが、アドバイスを頂けると幸いです」と謙虚に聞いてみてください。ただしかなり無理なお願いなのは間違いないので、答えてくれなくて当たり前!くらいのスタンスでいた方がいいです。
-【Q.6】結果が遅くて心配…
一般的に最終面接日から約3日〜10日の間に結果通知される場合が多いと言われています。ただ、もちろん企業によって期間は異なりますから、担当者に直接問い合わせする際には注意が必要です。
それよりもこの待ち期間には、次回以降の面接に活かせる点を見直したり、別の企業の対策を進めていく事をおすすめします。こちらがずっと考えていても時間は巻き戻せませんから、結果は変わりません。「果報は寝て待て」のマインドを持ちつつ、次の行動に移していきましょう。
・おわりに
さて、いかがだったでしょうか。最終面接に落ちたことがかなりショックだった人も、次回の選考対策のためにやる気が出たのではないでしょうか。落ち込んでいても仕方ありませんし、どうせならポジティブな方がいいです。
就活は、挫折の繰り返しです。そこから毎回這い上がってきた人が、内定を獲得できるのだと思います。今回紹介した情報をもとにして、「絶対に次こそは内定を貰う!」と強い気持ちでぶつかっていってください。みなさんなら、きっとそれが出来ます。次の最終面接ではみなさんが笑顔になれるように、応援しています!頑張ってください。
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