お祈りメールは返信するべきなのか?適切な対応と例文を紹介

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お祈りメールは、誰もが1度はもらいますよね。でも、お祈りメールってもらったあとどうしていますか?返信はしていますか?質問されて、胸がドキッとした人もいるかもしれませんね。

ということで今回は、お祈りメールの返信について知っておくべき情報を総まとめしてみました。実は、自分の知らないうちにマナー違反をしてしまっていた人も多いかもしれませんね。あとの祭りにならないように、事前に予習しておきましょう!特に今回は返信例のテンプレ集も付けたので、いざと言う時も役に立つはずです。気になった人はぜひ読んでみてください。いつか役に立つ情報ばかりですよ!

・お祈りメールに返信は必要?

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まずは、お祈りメールに返信は本当に必要なのか考えていきたいと思います。知らず知らずのうちに失礼な行為をしないように、前もって勉強しておきましょう。

 

-基本的にはいらない

煽るようなことを言ってしまいましたが、基本的にはお祈りメールに返信は必要ありません。なぜなら、お祈りメールをもらった時点でもうその企業とは関わりがなくなるからです。無関係の相手とずっと連絡を取り合っていても時間の無駄ですし、意味がありません。

また、企業側としても連絡する手間をなるべくカットしたいはず。不必要な連絡は遠慮し、お祈りメールをもらった時点でもう企業との縁は切れていると認識するのがベーシックです。切るところはバサッと切るのも勇気です。

 

-ただし例外がある

とは言っても、中には例外があります。返信をした方が、自分の評価が上がるかもしれないケースがあるのです。それは、大きくわけて二つあります。まずは、「最終面接まで行った場合」。最終面接まで勝ち進んだということは、企業もかなりあなたのことを調べたということです。そのぶん、お金と時間もかなりかかっています。今まで選考を進めさせていただいたことに、感謝の気持ちを持って返信をしましょう。

もうひとつのケースは、「誰かに企業を紹介してもらった」という場合。特にそれが企業の社員だった場合、しっかり感謝の気持ちを伝えておかないと失礼に当たります。

どちらにせよ、感謝の気持ちを伝える対象がいる場合は、返信しておいた方がベターです。

なぜ返信すると評価が上がるかもしれないのか?それには理由がきちんとあります。なぜなら、もしかしたらおこぼれで採用が回ってくるかもしれないからです。最終面接まで到達した場合、他の学生の内定辞退等によって枠が空く可能性があります。その場合のために、媚を売っておく…と言った方がわかりやすいでしょう。自分の印象をなるべく最後まで深く刻みつけておいて、アピールは欠かさないようにしましょう。

 

-基本マナーを守って送ろう

当たり前のことですが、就活におけるメール返信の基本マナーをきちんと守りましょう。敬語の使い方や文字の表記は当然ですし、誤字脱字がないように最低2回は読み返しましょう。

意外とやってしまいがちなのが、相手の名前の漢字を間違えてしまうこと。名前の表記ミスは、他のどんなミスに比べても失礼な間違いです。本当にこれでいいのか、疑いに疑いをかけてチェックしてくださいね。間違ったあとはもうどうしようもないですが、事前チェックなら何回やっても大丈夫です。冷静な視点で、ひとつひとつ確認していってください。

 

-むやみやたらに送らない

失礼がないような対応をしようとしすぎて、どの企業にも返信をするとむしろ迷惑になるかもしれません。前述したとおり、返信をするべきなのは特別自分がお世話になった企業です。そうでない企業に返信をしまくっても、企業側も困ってしまいます。

就職活動において、「レスポンスを送り返し続けること=逆に無礼」。自分の立場を理解して、適切な対応を選ぶことが必要なのです。時にはひかえめな対応を選択するのも、大切なことですよ。

 

-送るならすぐに送る

これは就活メールにおいて鉄則ですが、送れるならなるべく早く返信してください。時間が経ったあとに返信されても企業側は困りますし、あなたの存在そのものを忘れてしまうかもしれません。まだフレッシュな記憶が残っているうちに、送っておきましょう。

具体的に言うと、選考の結果をもらった当日中がおすすめです。もしも予定の関係上それが難しい場合は、その次の日の午前中には送っておいてください。数日後に送ってしまうと、マナー違反とみなされる場合があるので注意して下さいね。

・お祈りメールの返信例テンプレ①基本例

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ここからは、実際にお祈りメールの返信例を紹介していきます。もし何かお世話になった対象がいる場合は、返信をしないといけません。このテンプレを参考にすれば、誰でも素晴らしい返信ができるはずです。ここでは、とりあえず基本例を紹介します。

 

 

株式会社○○

人事部 ○○ ○○様

 

大変お世話になっております。先日は、貴重なお時間をいただきまことにありがとうございました。最終面接の結果は、残念ながらご縁がなかったということになりましたが、御社の活気溢れる雰囲気は非常に好印象でした。毎回選考を受ける度に「入社したい!」という気持ちが高まっていました。

 

これからは、御社の選考で学んだ内容を活かしながら、○○業界についてさらなる理解を深めていきたいと考えております。そしていつか、他の企業に入社した後に御社と何かしらの関わりを持てる事を祈っております。

 

末筆ではありますが、貴社のますますのご繁栄をお祈り申し上げております。

 

結果は不採用だとしても、選考を受ける間に感じたことや考えた内容を伝えれば気持ちは伝わるはずです。今回は縁がなくても、社会人になったら何かの形で関わりを持ちたい、という言葉。これを聞けたら、企業側もきっと嬉しいと思います。

また、最後はこちらも企業側に対して「祈り返す」のが恒例です。祈られたら、祈り返す。これが、基本的なルールやマナーの代表です。

 

○○株式会社

総務部 ○○ ○○様

 

大変お世話になっております。○○大学○○学部の○○です。先日は、私のために貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

 

結果は残念でしたが、○○様には非常にお世話になりました。就職活動について適切な知識を持ち合わせていなかった私がやる気を出せたのは、間違いなく○○様のおかげです。今回は私の力不足によって不採用となりましたが、ここで得た経験を絶対にこれから生かします。

 

また、御社を紹介して頂いた同じく総務部の△△様にも、お礼の旨を伝えていただけると幸いです。御社の皆様には、本当に力を貸していただきました。皆様の優しさを思い出しながら、これからの就職活動も頑張りたいと思います。

御社のますますのご発展を、心よりお祈り申し上げております。

 

誰かお世話になった人がいる場合は、このようなスタイルで執筆していくといいでしょう。就職活動は、人と人の繋がりを広げていくことで進んでいきます。たとえ結果的に縁はなかったとしても、お世話になった人にはお礼を言わないといけません。カッコつかなくてもいいので、自分が思っている内容を素直にかいてくださいね。

 

・お祈りメールの返信例テンプレ②その他

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さて、次に紹介するのはベーシックの形ではないお祈りメールの返信例です。いろんな形を書けるようになると、さまざまな状況に合わせて書き分け・使い分けができるようになります。それでは例を見ていきましょう!

 

 

株式会社○○

人事部 ○○ ○○様

 

大変お世話になっております。結果の通知ですが、誠にありがとうございました。

御社とご縁を結べなかったのは非常に残念ですが、貴重な時間をいただいて面接に挑めたのは非常に有意義な経験でした。

今回の結果を真っ直ぐに受け止め、これからの就職活動に生かしていきたいと思います。

 

末筆ではございますが、御社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

 

これは、とにかくシンプルでストレートな返信例です。もしも不採用通知そのものが非常に簡素だったり、文字数が少なかった場合は、文章長めの返信をすると失礼にあたります。

相手が送ってきた文章の文字数に比例して、どのくらいのヴォリューム感で執筆すればいいのか考えるといいでしょう。たくさん書けば書くほど評価されるわけではないので、気をつけてくださいね。

 

○○株式会社

総務部 ○○ ○○様

 

大変お世話になっております。○○大学の○○ ○○です。先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

お忙しい中このような丁寧なお返事を頂き、非常に感動しております。私自身は御社の一員となって仕事をしていく未来を思い描いていたため、今回の結果はとても残念です。しかし、皆様からの熱いお言葉には胸が震えました。

今回は縁がなかったとしても、社会人になるための大切な知識を教えていただきました。これから就職活動を進めるにあたって、まだまだ勉強しなければならないことはたくさんありますが、壁にぶち当たる度に御社の皆さまのことを思い出そうと思います。

 

会社説明会からはじまり、数々の面接、就活相談など、御社に助けられたことは数しれずです。私も社会人になったら、皆様のような仕事をしていきたいです。

 

今回は、迅速なご対応本当にありがとうございました。末筆ではありますが、御社の益々のご発展をお祈り申し上げるとともに、これまでのお力添えに感謝致します。

 

もしも心のこもった長いメールで不採用通知を貰った時は、このように同じくらい長くて熱い返信をするといいでしょう。そのくらい、相手もあなたのことを考えてくれているということなので、その気持ちに応えるべきです。具体的に心に残った経験や場面を例に出しながら、わかりやすく説明するといいですね!

 

・お祈りメールの返信Q&A

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最後にご紹介するのは、お祈りメールの返信に関して抱きがちな質問とその答えです。意外と他の人に聞きづらい質問が、たくさんあるものです。わからないことがあったら、とりあえずこのQ&A集を見て学んでみてくださいね。

 

-返信にまた返信が来たら?

これは、本当に困るケースです!ほぼ見られませんが、ごくたまにお祈りメールの返信にさらに返信してくる企業があります。その場合は、「言われたことを繰り返してまとめる」方法をオススメします。面接中の態度を褒められたら、それに対する感謝。アドバイスをもらったら、それに関する感謝。その要領で言葉を重ねていったら、理想的な返信例を書けるようになります。

いずれにしても、1番ダメなのは「返信せずにスルーすること」。無視はやはり危険です。返信が来なくなるまで、返した方がいいでしょう。

 

-絶対に返信してはいけないケースってある?

中には、そういうケースもあります。それは、お祈りメールの中に「返信は不要です」という表記があった場合です。こういった表記をメールの中に入れる理由は、なんといっても手間を減らすため。メールの返信ひとつにも、時間はかかります。たくさんの学生にお祈りメールを送った場合、いちいち返信をもらっても企業側は困ってしまいます。だから、返信を控えるように表記しているのです。

こういう場合に返信すると、企業にとっては迷惑です。返信しないで、心に閉まっておきましょう。

 

-お祈りメールってそもそも何?

超基本的な内容ですが、お祈りメールが何を表すのか知っておかないといけません。お祈りメールとは、企業が就活生に送る不採用通知のことです。だいたいのメールの文末に「~をお祈り申し上げます」と書いてあることから、こう呼ばれます。

お祈りメールは就活生にとってイライラの原因です。企業からお祈りメールを貰うたびに、モチベーションが下がってしまう人も多いです。なお、文中に「~お祈り申し上げます」という表記がなくても、現在は不採用通知のこと全般をお祈りメールと呼ぶようです。

 

-テンプレすぎる返信をしたら怒られない?

ストレートに言って、怒られることはありません。なぜなら、企業側もテンプレのメールを送っているからです。テンプレとは、つまり失礼のない一般的な文章だということ。個性はなくても、ベーシックでわかりやすい文章だということです。

テンプレを積極的に使った方が、よりわかりやすい返信が書けるようになるはずです。変に個性を主張した文章よりも、テンプレを使用することを推奨します。

 

-お祈りメールがトラウマ

毎日のようにお祈りメールをもらうと、トラウマになってしまう人も多いですよね。でも、ここで気持ちが折れてしまっていたらダメです!就職活動は、へこたれない気持ちが大切。お祈りメールはあなたの存在価値を否定しているわけではありません。あくまで、「今回は縁がなかった」と言っているだけです。必要以上に落ち込むのは、とてももったいないです。

お祈りメールをもはや楽しむくらいの気持ちでいる方がいいでしょう。就活は、気持ちの持ちようで変わってきます。テンプレを集めて楽しむくらいの気持ちでいることをおすめします。

 

・おわりに

さて、いかがだったでしょうか。お祈りメールまでこなすことができたら、もう就活生としてはカンペキです!返信すべき時に素晴らしい返信が出来たら、企業もきっと気持ちよく選考が終われるはず。「お祈りメールの返信なんてどうでもよくない?」と思いがちですが、決してそんなことは無いのです。

この記事を読んだ皆さんが、志望通りの企業から内定が貰える第1歩になるように、応援しています。今回もらってしまったお祈りメールが、未来の内定にきっと繋がるはずです!今の自分がするべきことは何なのかしっかりと考えて行動し、夢に繋がる行動をとっていって下さいね。頑張りましょう!

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