今回インタビューに答えてくれるのは藤田健太郎(ふじたけんたろう)さん!
昔から自分のアイデアを通して、人の喜ぶ姿を見ることが好きだったという藤田健太郎さん。学生時代には、ゼミで消費者心理学を学びつつ、ビジネスコンテストに出場したり、自分で企画を立ち上げ見事成功を納めたりとかなり活発的に行動してきたという。ところが将来の夢は「地元の静岡に帰る」ことなのだそう。このように語る彼がPR業界最大手のベクトルに決めた訳とは?
大学生時代に成し遂げたこと
自分のアイデアで誰かの心を動かしたい
シネマイベント企画時のメンバーたちとの記念写真。真ん中が藤田さん。
木下
学生時代にご自身でイベント企画を立ち上げて成功させたと聞いているのですが、イベント企画をしようと思ったきっかけはなんですか?
藤田
ゼミで、広告事例やPR事例を学んでいく中で、自分のアイデアで誰かの心を動かすような体験を作り上げられたらめちゃめちゃ楽しそうと思ったのがきっかけで、とにかく始めてみようという想いで始めました。
木下
学ぶだけじゃなくてそれを自分で形にしてみようと思ったんですね!それにしてもすごい行動力ですね!ちなみにどのような企画をおこなったんですか?
藤田
遠距離恋愛のカップルを対象としたバレンタインのシネマイベントです。
木下
遠距離恋愛のシネマイベント!面白いテーマですね!なんでこの企画でやろうと思ったんですか?
藤田
僕自身遠距離恋愛を経験していたっていう部分が大きいですね(笑)遠距離恋愛をしているカップルがバレンタインにすごいいい思い出を作ることで、この先もいろんな障害を乗り越えて行けるようなきっかけ作りを自分たちでできたらという想いで企画しました。
挫折から学んだこと
木下
藤田さんの自らの経験から企画していたんですね!企画を実現させる上で、いろんなことがあったと思うんですけど、一番意識していたことはなんですか?
藤田
企画に「共感してもらえるストーリー作り」ですね。
木下
共感ですか。
藤田
はい。実は遠距離恋愛のシネマイベント企画を始める前に一回企画が頓挫してて、その時に身をもって感じました(笑)
木下
え、頓挫したんですか!?
藤田
そうなんですよ(笑)その時に、企画に共感してもらえないと、お客さんも来なかったり、資金調達もなにもできないということを実感して、それからしっかり共感できるストーリー作りをしていきましたね。
木下
なるほど、だからより共感をしてもらえるように藤田さんの実体験から企画を作っていったわけなんですね!
藤田
そうですね。そのおかげで、クラウドファンディングで資金をいただけたり、協賛してくれる企業も見つけることができて、無事に実現できましたね。
木下
協賛企業やクラファンで資金を集めての実現は本当にすごいですね、、。
シネマ企画「A SCENE」を実現させた時の動画。学生でここまでやれるのはただただ脱帽するしかない、、汗
広告・PR業界の違いとは
木下
ベクトルってPR会社だと思うんですけど、いまいち広告とPRの違いがわからなくて、、(笑)
藤田
なかなか難しいですよね(笑)
木下
就活生でも広告とPRの違いがよく分からない方も結構いらっしゃると思うので、そこの違いを教えていただけますか?
社員の方に下手な言い方したら怒られると言いながらもわかりやすく説明してくれた藤田さん。ありがとうございます!
藤田
僕なりの解釈なんですけど…簡単に言うと、広告枠という制限があるかないかですね。
木下
広告枠ですか?
広告会社の仕事とは?
藤田
広告会社は、もともとメディアから広告枠っていうものを買い付けて、その枠の中でクリエイティブを用いて、クライアントの課題解決をするイメージです。
木下
メディアから枠を買う、、
藤田
世の中の広告には、広告枠というものがもともと存在しています。テレビCMや駅内の看板、Web上もそうです。そういうところの、広告枠の中でできるようなクリエイティブなことを考えていく仕事になります。
木下
なるほど、広告は、媒体が決められている状態でクライアントの課題を解決していくと!
PR業界の仕事とは?
藤田
一方のPRは、広告枠といった制限なしで、仕掛けができるものだと考えています。
木下
え、そうなんですか?
藤田
基本的にPR会社は、メディア(TV、新聞etc…)にクライアントの課題解決に繋がるようなストーリーを取り上げてもらうためにコミュニケーション設計をどうしていくかについていろいろ考えていく仕事です。
木下
ありがとうございます!正直広告とPRはほとんど変わらないと思ったんですけど、かなり違う仕事をすることになるんですね。ありがとうございます!
働く環境を見つけるためのOB訪問
木下
就活はどのように活動していました?
藤田
2年の冬からOB訪問を始めました。
木下
なるほど。OB訪問はどんな目的でやっていましたか?
藤田
僕は、広告PRの仕事がしたいと決めていたからこそ、どの会社を選ぶかがすごく大事だと思っていて、実際に中で働いている方からお話を聞いて具体的なイメージを持てるように使ってましたね。
木下
確かに実際に話を聞くのはかなり有効ですよね。ちなみにその際に、どの会社に入るか見極めるためにどのようなことを意識していましたか?
藤田
やっぱりその人と話してみて、「この人と一緒に仕事したい」と思えるかが1番の評価軸だと思っていました。
木下
一緒に働きたいと思える人がいるかどうかはすごく大事ですよね。
藤田
あとは、自分のこれからキャリアを考える上で、実際に会った方がその会社で今までどういうような仕事を受けてきたかとか、どんなふうに活躍してきたかを参考に聞いてました。
木下
その環境で働くイメージを沸かせるためということですね。
藤田
そうですね。話を聞く中で、自分が何歳ぐらいでどういう仕事ができるかの様なところと将来のキャリアプランを照らし合わしながら、これからの環境を探してましたね。
将来の夢から逆算的に
将来は地元である静岡に帰りたい!?
藤田
僕、地元が静岡なんですけど、将来的に静岡に帰りたいんですよ(笑)
木下
静岡に!それまたどうして(笑)
藤田
「自分の子供を、自分の母校に入れて、自分の母校でサッカーをやらせたい」「もっと静岡を盛り上げていけるような仕事を自分が主導となってやりたい」っていう夢があるんですよ。
木下
地元愛がすごい(笑)
でもなんでそれでPR業界を目指したんですか?
でもなんでそれでPR業界を目指したんですか?
藤田
将来から逆算したらそうなりました(笑)
将来から現在へのマップをつくる
藤田
まずは、自分の経験から自分のアイデアで多くの人の心を動かす仕掛けを世の中に対してしていきたい。またそれが社会課題の解決や、大好きな地元の貢献にもつなげられたらいいなと思い、手段としてPRや広告関係の仕事をしたいと絞りました。
木下
最初は自分の経験と照らし合わせて決めたわけですね。
藤田
そうですね。そして、地元でこういう仕事をするとなると、せっかくなら自分主導で自由なやり方でチャレンジしていきたいなと思いました。そのためには独立という選択肢が合うのではと考えました。
木下
ふむふむ
藤田
ではいつするか。20年後に。じゃあ20年後ぐらいに、自分が独立するためには、ある程度の実績とノウハウがなければいけない。のようにざっくり将来を定義しました。
木下
ある程度定義して叶えるための方法を具体的に考えていったんですね。
藤田
はい。そこから逆算していくと、10年後までには、ある程度国内でも有名なPRマンになる。そのためにはPR会社に入社してから数年以内には、その環境の中では突き抜けた存在になってないといけない。のように落とし込みをしていきました。
木下
叶えるための手段がだんだん見えてきましたね!
藤田
そうなったら、PR業界の中でもある程度若手のうちからチャレンジできる、挑戦できるような環境にいないといけないと考えたので、この環境が一番整っているところをみようと考えましたね。
「地元に帰る!」からPR最大手ベクトルへ
木下
藤田さんがベクトルを内定先として決めたのは、まさに将来から逆算した結果だったんですね!
藤田
そうですね。実際それは、社員さんの話の中でもいろいろ伺うことができましたし、その成長環境がめちゃめちゃ整ってるのは、ベクトルが1番だと感じましたね。
木下
なるほど。
藤田
あとは、業界最大手と言うこともあって、業界でPRの仕事に1番信頼が置かれている証明でもありますし、そこで成果を残せば、PRマンとしても、名前も広げられるような可能性が十分にあると感じたことも理由の一つになります。
木下
将来自分主導で静岡を盛り上げるという夢に近づく過程として一番の環境がベクトルだったんですね。
藤田
そうですね。だからこそ、入社してから数年以内では、ベクトルっていう環境の中では突き抜けた存在になるためにひたむきに頑張りたいと思っています。
自己分析=妄想!?
木下
自己分析とかで意識してたことってありますか?
藤田
自己分析って、自分のやりたい仕事を見つけるための手段でしかないと思うんですよ。自分のやりたい仕事を見つけるために、自分をよく知るとか、自分の性格を知るとかのある程度の手段でしかないので。
最近就活の相談をたくさんの人から受けていたそうで、思うところがあった様です。
木下
確かに。
藤田
僕は全然そんな、自己分析って形式ばった感じでやってはいなくて、最初はもっとラフに考えてましたね。
木下
自己分析は固すぎると(笑)
藤田
そうですね(笑)自己分析というより僕は全然妄想でいいとおもいます(笑)妄想するときって、すごい楽しいじゃないですか。例えば、将来の結婚相手を妄想したりとか、どういうような老後を過ごしてるか、みたいな軽い感じでいいと思うんですよね。
木下
妄想!確かにめっちゃたのしいですね(笑)
藤田
さっきも話した逆算と同じような考え方なんです。自分が将来どういうふうな仕事をしてたら、キラキラしているかなどを楽しく妄想して、そこから、その自分の姿になるためには、どの仕事を選ぶべきかみたいな感じで考えていけばいいと思います。
木下
なるほど、過去も大事だけど、将来をまず楽しく考えるべきと言うことなんですね!
藤田
そうですね。自分の人生なので、自分の人生を輝かせるためにはどうしたらいいを楽しく妄想して考えていければいいと僕は思ってました。
木下
自己分析は妄想だと。
藤田
まず自分のなりたい将来を想像していくほうが、就活においては絶対向いてると思います。
ベクトルを目指す人に一言
木下
ベクトルを志望してる方々に向けての一言お願いします!
藤田
PRの仕事は、本当にいろんな人と関わって、コミュニケーション取っていく仕事なので、そこの「コミュニケーション能力」は意識してほしいと思います。
木下
「コミュニケーション能力を意識する」ですか
藤田
たくさんの人と会って話す。自分の知らない世界に飛び込んでみて、自分と全く違う境遇の人と話すのもいいですし、自分で鍛えていけることは可能だと思うので、そのコミュニケーション能力を高めていく準備はしてみてほしいと思います。
木下
なるほど、日頃から意識していくことが大切なんですね!
藤田
そうですね。あとは、すごい前向きな人が多いというか、ベンチャー精神の溢れる会社なので、「常に自分で何かをやりたい・成し遂げたい」の様な気持ちを持って目指してほしいと思いますね。
木下
本日はありがとうございました。今後のご活躍に期待しています!
藤田
こちらこそありがとうございました!
快く引く受けてくださった藤田さん!改めて本当にありがとうございました!!
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