様々なプロジェクトに携わった日立製作所内定者が語る「挑戦」できる人とは
安藤慶洋(あんどうよしひろ)
早稲田大学商学部所属。専攻はマーケティング。卒論のテーマは「ミレニアム世代以下のモチベーションと求められている働き方」。大隈塾という大学の授業から派生した組織に所属し、様々なプロジェクトに従事。内定先は株式会社日立製作所。

 

今回インタビューに答えてくれるのは日立製作所内定者安藤慶洋さんです!安藤さんは大隈塾という早稲田大学の授業を通じて様々なプロジェクトに挑戦してきたそうです。

そういう意識の高い学生は元から素質とか行動力があるから色々なことに挑戦できるんでしょ。そう思った方も多いのではないでしょうか。

しかし、安藤さんも最初から行動を起こせたわけではなく、「何かに挑戦したいけどできない」高校時代を過ごしてきたそうです。

そこで今回は、安藤さんが携わってきた3つのプロジェクトを紹介した後に「どうすれば挑戦できるようになるのか」と「安藤さんの就活」をテーマにインタビューの内容を紹介しようと思います!

3つのプロジェクト

「養豚」プロジェクト

①概要
東北大震災で生き残った豚たちを全国の養豚農家が支援したことで誕生した「蔵王ありが豚」。そんな「ありが豚」を大隈塾に所属している学生が飼育、マーケティング、販売するプロジェクト。

出典:http://arigaton.my-farmer.jp/
②安藤さんがやったこと
・世田谷の農場で豚の飼育
・農業高校を訪問し養豚について学ぶ
・プロジェクトコンセプトの設定

安藤さん達が飼育していた豚ちゃん
③学んだこと
・養豚の裏側を学んだから分かったモノゴトにはいつも裏側があるという考え方
・メンバーの合意形成に大切な心理的安全性

「新保険開発」プロジェクト

①概要
社会人向け大隈塾に参加した第一生命の社員の方と共同で新しい保険の商品の開発プレゼンを第一生命の社員の方々の前で行うというプロジェクト。

第一生命本社
②安藤さんがやったこと
・一か月間週に1回第一生命の本社にて保険の勉強会
・保険で地方銀行を救うためのヒントを得るため福岡、佐賀、大阪の地銀を巡る
プロジェクトリーダーとして学生メンバーを引っ張る

実際のプレゼンの様子
③学んだこと
・実地に調査に赴くことの重要性
メンバーのモチベーションを上げる「for you」という考え方

「大隈塾ver.地方高校生向け」プロジェクト

①概要
大隈塾というキャリア支援の授業を地方に届けるプロジェクト。地方出身の様々な経歴を持つ講師の授業とキャリア支援ワークをセットで行う形式。現在、北海道、山形、神奈川、熊本で開催。動員人数1600人以上
②安藤さんがやったこと
・企画書作り
・費用を集めるクラウドファンディング
・講師を探して交渉
・ワーク作り⇒現地でのワーク
③学んだこと
・地方と都心の違い
自己開示ワークを成功させるための方法
どうすれば挑戦できるようになるか

インタビュー:「挑戦」編

挑戦できないことに自己嫌悪していた高校時代

野崎
安藤さんは大隈塾を通して様々なプロジェクトに挑戦してきたと思うのですが、やっぱり昔からアクティブで積極的に挑戦する性格でしたか?

安藤
いえ、全くそんなことはありませんでした。中学生のときにはいじめられていたこともありましたし、高校生のときには何かに挑戦してみたい、でも何もできていないことに自己嫌悪する日々を送っていました。

野崎
そうだったんですね。大隈塾の活動に参加しようと思ったのはなぜですか?

安藤
僕は中学から早稲田(早稲田佐賀)なのですが、野球部の顧問の先生から大隈塾を勧められたのがきっかけでした。

安藤
大隈塾の授業を受けることでなにもできなかった自分を変えられるんじゃないか、と思ったんです。

 

なぜ変われたのか?

 

野崎
なるほど。実際、大隈塾を通して挑戦できるようになったと思うんですが、なぜ変われたんですか?

安藤
2つの理由があると思っています。

安藤
1つ目は、ゲスト講師の方々や大隈塾の学生メンバーのみんなに感化されたことです。例えば、居酒屋を経営している学生、シェアハウスのオーナーとして100人規模のイベントを運営している学生、6年生、7年生の学生などなど個性豊かなメンバーがいます。

野崎
多様性がありますね!

安藤
そうなんです。自分が考えもしなかったような生き方をしている人達を目の当たりにして、知らなかった世界が広がっていることに気付いたんです

野崎
いいですねー。2つ目の理由はなんですか?

安藤
2つ目は、価値観を否定しない環境があることを学べたことです。多様な価値観を持つメンバーが共存している様子をみて、色んな人の良い部分を盗んで自分のものにしていこうと思うことができました。

野崎
今までとは違う組織文化に触れたんですね。今振り返ると高校生のときに挑戦に踏み切れなかったのはなぜだと思いますか?

安藤
挑戦の仕方が分かっていなかったと思います。大学では、メンバーから挑戦の仕方を学ぶことができました。高校生のときに足りなかったのは一緒に挑戦してくれる仲間だったんだとも思いますね

野崎
もう一つ挑戦についてお聞きしたいんですが、プロジェクトを始めるときに上手くいかなかったらどうしよう、と不安に思いませんでしたか?

安藤
不安より挑戦したいという気持ちが勝ったんだと思います。あとは僕も初期にリーダーをやったときには本当に頼りなかったのですが、応援してくれる仲間がいました。失敗しても大丈夫だし応援するよ、という環境に飛び込めたのは大きいです。

大隈塾のメンバーと!

野崎
たしかに失敗しても大丈夫だと思えたら挑戦しやすくなるかもしれません。

 

地方の高校生に大隈塾を届ける!

 

野崎
1番思い入れのあるプロジェクトってなんですか?

安藤
「大隈塾ver.地方高校生向け」プロジェクトです。自分が大隈塾を通して変われた体験を地方の高校生にも届けたいと思いました。

野崎
自分の気付きを伝えたかったんですね。ワークではどのように高校生のキャリア支援をしていたんですか?

安藤
自己分析ワークを通して本来自分が何をしたいのか、について考えてもらいました。

野崎
む、むずかしい。僕も自分が本来何をしたいのか分かっていません、、。

安藤
たしかに難しいんですが、それを引き出していく過程がやりがいでもありました。

野崎
どういうふうに引き出していくんですか?

安藤
基本的には、やりたいこと、なりたいことについて「なぜ?」で深掘っていきます。

野崎
それだけで本来やりたいことって見えてくるものなんですか?

安藤
工夫していたことが2つあります。

安藤
1つ目は、「何でも挑戦していいんだよ。」という心理的安全性を高めることです。

安藤
大学に入って、地方には地方特有の同調圧力があることに気が付きました。ワークでの心理的安全性を高めることでその圧力から解放された状態になってもらうことを意識しました。

野崎
僕は地方出身ではないので分からないんですが、そういった雰囲気があるんですね。

安藤
僕は福岡出身なのですが、皆が九州大学を目指すんですね。そこに違和感がありました。

野崎
ふむふむ。

安藤
そのことに関連しているのが2つ目の工夫です。地方の挑戦にためらいのある高校生って境遇が自分に似ていることが多いんです。自分の過去を開示することで高校生が自己開示しやすい環境を作るようにしていました。

野崎
なるほど。ワークをしている人たちがどんな人なのかが分からないと心理的安全性も高まらなそうですもんね!

大隈塾でのワークの様子

野崎
実際にワークを通して変われた高校生はいますか?

安藤
たくさんいます!ワークの最後にみんなの前で自分の挑戦することや夢を発表するパートがあるんです。

安藤
そこで発表した子がその後勉強で学年1位になったと聞きました。他にも、弁論大会を頑張りたいと発表した子がある弁論大会で地方高校出身で唯一入選した、なんて話もあります。

野崎
すごい!

安藤
そういう話を聞くとさらにやる気が高まりますね。

誰もが挑戦できる人に変われると思う?

野崎
僕は自分のことをいまいち挑戦に踏み切れない人間だなって思っているんですが、人って誰しも変われるものですかね、、。

安藤
2つだけ条件があると思っています

野崎
おぉ。このインタビューの重要ポイントになりそうです!その2つとは?

安藤
「変わりたいと思っていること+素直であること」です。

野崎
なるほど、、。1つ目の「変わりたいと思っていること」は分かるんですが、「素直」ってなんですかね。

安藤
自分の価値観に縛られず、他の人の価値観への受容力が高いことだと思います。

野崎
受容力が高い?

安藤
価値観に不正解はないと思うんです。だからそこに優劣はない。全部良い。心からそう思えることが「素直であること」なんだと思います。

野崎
うーん、深い。僕の場合心の奥底では他人の価値観を受容できていない部分があるかもしれません。

 

「挑戦」編まとめ

挑戦するためには
⇒自分が知らない多様な価値観を知る
⇒挑戦している先人から学ぶ
⇒失敗しても大丈夫、という心理的安全性の高い環境に身を置く
自分を変えるためには
⇒変わりたいと思うこと
⇒素直であること≒他人の価値観を肯定できる受容力を持つこと

インタビュー:「就活」編

インターンとOB訪問

野崎
就活についても教えてください!就活の中で力を入れた部分ってどこですか?

安藤
就活すべてにその場その場での全力を尽くしたと思っているのですが、インターンとOB訪問は印象的でした。

使い込まれた就活ノート!

野崎
そう言い切れるのは凄いです!まずは、インターンについて教えてください。

安藤
ある総合商社でのインターンが印象的でした。

安藤
3日間でビジネスプランを考えるというインターンだったのですが、周りの学生のレベルが高く、チームにおいて人の意見を優先するあまり自分の意見を言うことができないまま初日を終えてしまいました。

野崎
自分より優秀そうな人がいればその人の意見を優先してしまいますよね。

安藤
初日を終えてメンターの方に「思っていることがあるのに言わないのはチームに貢献できていない。」と言われてしまいました。

野崎
(厳しい、、。)

安藤
初めて顔を合わせるメンバーでの議論だったので普段と違って心理的安全性が保たれていなかったことが意見を言えなかった原因だと気付きました。でも、自分が得意な環境でしか価値を発揮できないのはただ弱いだけだと思ったんです。

野崎
(もっと厳しい、、。)

安藤
その後の2日間は間違いを気にせず、すべての問題に当事者意識を持って取り組みました。インターン終了後にメンターから「3日間で変わったね。1番当事者意識持ってやってたのは安藤だよ。」と言ってもらうことができました。

野崎
それは印象に残りますね。OB訪問についても教えてください。何人くらいの人と会ったんですか?

安藤
50人以上は会ったと思います。

野崎
50人!?それは多いですね。なぜそんなに多くのOB訪問をしたのですか?

安藤
入社後のギャップをなくしたいと思って訪問を始めました。でも、それだけでなくOB訪問が自分の大切にしている「個人との信頼関係を築く」という信条を実践できる場だと気付いて訪問の回数が多くなりました。

野崎
OB訪問で信頼関係って築けるものなんですか?

安藤
僕は築けると思っています。例えば、1回目の訪問をした後に「2回目も会いましょう。」と言ってもらえることがあるんです。

野崎
すごい!

安藤
2回目以降の訪問では1回目の訪問より本音が聞けたと思っていますし、それは「個人との信頼関係を築く」ことができたから可能だったんだと思います。

野崎
信頼関係を築くOB訪問にするために気を付けていたことはありますか?

安藤
2つあります。1つ目は、業界知識は前提として仕入れた上で、その知識に対する自分なりの疑問を考えていって聞くようにすることです。

野崎
なんの準備もしないで訪問するのは自分自身も不安になりますよね

安藤
そうだと思います。2つ目は、自分の価値観を先に提示することで相手の方にも価値観を提示してもらうようにしていたことです。

野崎
大隈塾のプロジェクトでおっしゃっていたことにも繋がりますね。

安藤
はい。自分のことを知ってもらうことで相手が話しやすくなる、というのはOB訪問に限った話ではないと思っています。

 

日立製作所

 

野崎
たしかにそうですね。内定先の日立製作所についても教えて欲しいです!選んだ決め手はなんですか?

安藤
座談会などで社員の方々のお話を聞いて、日立製作所が世界中でたくさんの人々を助けていく仕事をしている会社だということを知りました。

安藤
現地の人々のために、問題に対する当事者意識を持ってプロジェクトを進める。そこに自分に繋がるものを感じたのが選んだ決め手です。

野崎
安藤さんの今までの活動が活きてきそうですね。

安藤
そうですね。他にも、社員の方々の人間性が穏やかでかつ仕事に対しては熱いことに共感しました。

安藤
心理的安全性の高い環境で自分の想いを形にしていけるのではないかと考えました。

野崎
安藤さんの得意な環境があると考えたんですね。選考のなかで印象的だったことってありますか?

安藤
最終面接が印象的でした。僕は選考で自分の夢として「生活基盤を作って自分の想いを形にしていきたい。」と語ったんです。

安藤
そこに対して全肯定してもらえました。そして、「うちの会社でその夢は実現可能だと思うし、そんな夢を持っている安藤さんはこれからの日立製作所に必要な人材です。」と言って頂けました。

野崎
グッときますね!

安藤
グッときました!自分の想いに共感して、必要として頂ける。本当に嬉しかったですね。

日立製作所への想いを語る安藤さん

野崎
そこまで言ってもらえるって凄いです。熱い想いを持っていることが選ばれた要因の一つではあると思うんですが、他にも安藤さんが選ばれた理由として思い当たることってありますか?

安藤
僕は自分のことをこれからどんどん変わっていける人間だと思っています。

安藤
今まで自分が変われることを信じて行動してきた自負があるし、実際に変わってきたと思っています。自分自身を前向きに改善できるところが選ばれた要因の一つだと思っています。

野崎
安藤さんの過去がそのことを証明していますね!本日は貴重なお話ありがとうございました!

 

「就活」編まとめ

OB訪問で信頼関係を築くには
⇒業界知識を調べ、それに対する自分なりの疑問を考えてから訪問する
先に自分の価値観を提示した上で相手の価値観について聞く
日立製作所を選んだ理由
⇒現地の人々のために当事者意識を持って仕事を進められる
⇒穏やかだが仕事に熱い社員の方々
日立製作所に選ばれた理由
⇒「生活基盤を作って自分の想いを形にしたい」という熱い夢
⇒過去の経験が保証する自分自身を前向きに改善できるという自信
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