サマーインターンでエントリーした3社から全て祈られ一気に絶望の淵に落ちた鈴木央来渡さん。「東大卒でシンガポールで事業起こしてて...」。面接で隣の学生の語りに焦りを感じつつも、エピソードに磨きをかけ6月にはNTTデータに内定した秘訣とは?課外活動エピソードだけで大手IT企業内定を勝ち取った彼が語る、面接と企業研究の極意を余すことなくお伝えします。

課外活動で学んだ「マネジメントの本質」

 

 

伊藤
本日はよろしくお願いいたします!

鈴木
よろしくお願いいたします!

伊藤
早速ですが、内定先を全て教えてください。

鈴木
NTTコミュニケーションズとNTTデータです。
NTTデータ内定者の鈴木央来渡さん
【鈴木央来渡】一橋大学経営学科4年。株式会社NTTデータ内定。

 

伊藤
どちらもITなんですね!学生時代、起業経験や海外インターン経験などがないと内定は厳しい・・・というイメージがあります。

鈴木
学生時代力を入れていたことは、実は課外活動がメインです。でも面接では、’’マネジメントする側に立った時の課題の本質’’がわかってるねと言われて。そこが評価されたと思っています。

伊藤
’’マネジメントの本質’’ですか。具体的なエピソードからその真髄を教えていただきたいです!

鈴木
まず自転車サークルの話なんですけど、自転車に乗らない人が多かったんです。自分は自転車サークルなら自転車に乗るべきだと思うんですけど。

伊藤
え!自転車に乗らないとは?

鈴木
部長として週1でミーティング開いてたんですけど人が全然来なくて。でもお酒は飲むみたいな。あと、年1回部費で開催する行事が、参加人数少ないって理由で前の部長の時、部費出なくなって。

伊藤

色々と壊滅的な状況だったんですね・・・

’’飲みサー’’立て直しの秘訣

鈴木
はい..。なので、いかに’’自転車に乗るっていう空気’’を作り出すかが大事な話になってきましたね。

伊藤
乗りたくない人を乗りたいようにするって難しいと思うんですけど何か工夫したんですか?

鈴木
まず、飲みサーしてる、そっちの方にも顔を出してみるかって顔を出してみたんですよ。

伊藤
逆にこちらから歩み寄ったんですね

鈴木
はい。あと、楽しいから乗りましょうよっていう説得は、説得する側の独りよがりな感じが自分ではしてて。どうして乗らないのか相手の言い分も聞いて、折衷案や妥協案を出すようにしました。
サークルのメンバーと鈴木さん
サークルのメンバーとの一枚

伊藤
その結果みんな自転車に乗るようになったんでしょうか。

鈴木
成果は2つありました。1つは新入生の意識が自転車乗ろうって意識に変わって、結果部費が降りるようになりました。2つ目は、自分と同じ自転車乗ろうよって考えの後輩が次期部長に選ばれました。

伊藤
鈴この経験学んだことを就活でどう生かしたんですか?

鈴木
メンバー間のギャップを埋めたっていう話はよくしてて、貴重な体験したねって評価されたことはありました。メンバーのモチベーションが下がった時のアプローチ方法を学べたのは良かったです。

伊藤

メンバー間の溝を埋めるために動いたことが就活で武器になったんですね。

NTTデータ内定者の鈴木央来渡さん

カフェ運営でメンバー分裂。橋渡しとなった自分

鈴木
メンバー間のギャップを埋めることに関して言えば・・・他に結構成功したエピソードがあります。

伊藤
それをぜひ聞かせてください!!カフェ運営の話でしょうか。

鈴木
はい。3年の7月にカフェができた時から自分がいたんですよ。オフラインで企業と学生をマッチングする、’’知るカフェ’’ってご存知ですか?

伊藤
名前だけは・・・!どんなカフェなんでしょう。いろんな大学にありますよね?

鈴木
学生は代金払わなくていい代わりに、その分企業が宣伝したり情報流したり出来るっていう。

伊藤
お金払わなくていいなんて絶対入り浸ります。そこでどんな活動を?

鈴木
最初自分はかなり働く側だったんです。でも卒論とかゼミの方が忙しくなって貢献できない期間ができて。それで、コミットする側としない側どちらも経験したからこそ見えた問題点がありました。

伊藤
その問題点とは何だったんでしょうか。

鈴木
1つ目が情報面での分断で、施策案の話をコミットできている人だけで共有しちゃうこと。2つ目がメンタル面での分断で、コミット出来ていない人はできている人に話しかけにくい雰囲気がありました。

伊藤
結構大きい課題2つですね。どうやって克服したんですか?

鈴木

1つ目は、施策の動向をメンバー向けに発信するってうのをやりました。2つ目は、週1でやってる側から2人、やってない側から2人呼んで、飲み会を開くのを自分の中で義務にしてました。

NTTデータ内定者の鈴木央来渡さん

作業中の一枚

グルディスはミーティングの経験が生きる

伊藤
上と下の橋渡しになったんですね。そのエピソードが、「マネジメントの本質」を知るための貴重な体験になったんですね。

鈴木
はい。あと選考で、グループディスカッションを見て’’実際に活躍しているイメージが思い浮かんだ’’とも評価してもらいました。

伊藤
やっぱりミーティングを重ねたことが効いたんでしょうか。

鈴木
はい。でもグルディスってミーティングより時間が少ないので、時間内に根拠を持った結論を出すっていうのを徹底的に意識してました。

伊藤
アウトプットを出すことがとにかく大事なんですね。

鈴木
そうです。そのためには進行役の主観で進めないことです。比較検討の時は、評価の軸を書いて共通認識を持った上で、結論どれにしようって選んだ方がいい。

伊藤
誰かが勝手に進めると最後に他のメンバーが納得できない・・・ってことになりますもんね。

ド文系でも大手IT企業に内定できる理由

伊藤
ところで、IT企業なのに、マネジメントの経験を語って内定がもらえるんですか?専門のスキルがないド文系学生でも、内定は取れるということでしょうか。

鈴木
これは自分が面接でも話した話ではあるんですけど、いわゆる大手IT企業で求められる能力って、プログラミングをカタカタできるっていう能力より大事なものがあると思います。

伊藤
ほう!それはどんな能力でしょうか。

鈴木
「プロジェクトのマネジメント能力が大事だよ」っていう話をいろんな社員の方から聞きました。大きい案件は、1プロジェクト100人ぐらいになるらしいんですよ。

伊藤
100人にもなるとマネジメントが重要ですもんね。プログラミング分かってないと受からないと思っていました。

サマーインターン全落ちでもNTTデータに内定する秘訣

伊藤
鈴木さんは、はじめからIT企業を志望していたんですか?

鈴木
結論から言うと、受けた業界は鉄道、通信、 IT、金融、あと政府系金融でした。

伊藤
幅広いですね。どんな流れで業界を絞ったのか、就活の流れを教えてください。

鈴木
ちゃんと就活始めたのは4年の春とかでした。それ以前は、3年生の夏に人材ベンチャー企業のキャリアアドバイザーの人と話して、触発されて一旦ベンチャー界隈見てみたりはしました。

伊藤
意外と遅いですね。インターンは何社参加したんでしょうか?

鈴木
3社インターン出して、どれも祈られちゃったんで。

伊藤
・・・・本当ですか?

鈴木
はい(笑)。なんか面接で、横に”東大卒でシンガポールで事業起こしてて”みたいなやつばっかりで。これは敗北したなって感じで。

伊藤
エピソード強すぎですね。結局インターンは参加せずに夏が終わったんでしょうか。

鈴木
はい。インターンは何も参加せずに。3月までは結局説明会もいってなかったですね。

伊藤
え!夏は何をしてたんですか?

鈴木
カフェがオープンしたのが7月でカフェで結構ゴリゴリやるのって楽しいなあと思ってやってて。あとサークルで夏に北海道まで自転車で行ったりしてて。
NTTデータ内定者の鈴木央来渡さん
自然を謳歌する鈴木さん

伊藤
自分のことに時間を使うのもありですよね。

鈴木
内定したのでなんとでも言えるんですが、他の人がインターンで忙しいって言ってる時に 北海道の大自然を見れたんで、一番自由な生き方ではあったと思います。

伊藤
でも、最終的に NTT データに内定したじゃないですか。エピソードが強い人と戦えた勝因って何だと思いますか?

鈴木

勝因は正直、面接慣れっていうのがあったかなと思います。

 

面接で自分を作ったら負け

伊藤
どうやって面接慣れしたんですか?

鈴木
回数を重ねて、やらかした面接から学ぶことです。次こうするべきだよねって。

伊藤
やらかした面接の話が聞きたいです!

鈴木
1個やらかしたのが某通信会社なんですけど。サークル部長とかカフェ店長代理でいろんな施策しましたって言った時に、「じゃあその役職じゃなかったらやらなかったの?」って言われて。ちょっと動揺しました。

伊藤
鋭い質問・・・。

鈴木
役職に求められている仕事に応じて仕事をすると自分は思っているので、自分の中ではやらないって答えるべきだったんですけど。

伊藤
やらないですって言いにくくないですか。

鈴木
はい。ここでやらないって答えるのは良くないかなと思って、やりますよ!って言っちゃって。

伊藤
素直な心じゃなかったんですね? じゃあそこはどう改善に繋がったんですか?

鈴木
そこで思ったのが、もし「店長代理じゃなかったらやりませんでした」って言って落とされる所って、’’結局合ってない’’んだろうなっていう。

伊藤
じゃあ本当に素直な自分を出して、将来のミスマッチを防いだ方がいいんですね。

鈴木

そうですね。結局10社以上の面接を受けてそう感じました。

NTTデータ内定者の鈴木央来渡さん

暗記したことをそのまま喋るのってどうなの?

伊藤
納得しました。内定者から見る、こんな就活生は落ちるっていうのはありますか?

鈴木
学生時代に頑張ったことって聞かれるじゃないですか。それに対して用意してきた答えだなって感じがしたりだとか。

伊藤
用意した答えをそのままいうのはNGですか?

鈴木
ある程度は覚えますけど、覚えてきた原稿を喋ってるみたいな人がいっぱいいたんです。

伊藤
ではどんなことを意識したら良いでしょうか。

鈴木
対話形式で面接でも話をしようって意識してました。

伊藤

会話を意識することが大事なんですね。

就活の軸はこう決めろ

伊藤
会話でボロが出ないようにするためには自己分析が大切ですよね。

鈴木
自己分析では、モチベーション曲線は使えます。頑張ったエピソードを書き出して、共通している本質を考えることが大切です。

伊藤
共通点を探すのってどう効いてくるんでしょうか。

鈴木
1つのエピソードだけだと、そのエピソードでだけ自分が発揮できたことかもしれない。全ての出来事において発揮できる共通点が一番アピールできると思います。

伊藤
共通点にその人の本質が現れますよね。その結果、どんな就活の軸になったんでしょうか。

鈴木
データを扱って世の中を便利にすること、市場価値高めながらも金銭的に安定できることです。

伊藤
そう考えた理由を教えてください。

鈴木
ベンチャー界隈の人が一様に言うのは、データが資源の時代で、そこで素早く進化しないと生き残れないと。あと高校生の時に情報技術が結構好きだったんです。Android を改造してプログラムを自分で書き変えたり。

伊藤
そんなことできるんですか!高校生の頃にデータを扱うことに関する原体験があったんですね。

鈴木
そういうのが結構好きで。一方で自分は安定したいんです。自身の市場価値を高めことが金銭的に安定する上で近道だと思います。

伊藤
データを扱う仕事をして、市場価値を高めていきたいんですね。内定承諾の決めてもそこでしょうか。

鈴木

はい。先輩から自己成長できると聞いていて。あとデータ扱うので、やってて楽しそうな仕事だなと。

裏情報を掴んで逆質問を乗り気る

伊藤
自己理解もできていて、志望動機もあるとなると、あとは企業分析ですよね。企業分析で何か工夫していたことはありますか?

鈴木
自分がやってたのが2つあって。1つはとにかくパンフを読むことです。本当に丁寧に端から端まで読んで表向きの情報は完璧に理解してました。

伊藤
パンフは流し読みしてしまっていました。

鈴木
意外とパンフを端から端まで読んでる人っていないんです。あと、裏向きの情報も知らないといけないなって思って。2つ目ですが、エンジニアのブログを読むことですね。最前線の意見が載ってて。プログラムのコードを載せてくれてることもあります。

伊藤
IT企業のエンジニアのブログ・・・!そこは盲点でした。

鈴木
エンジニアとしての意見が書いてあるので、そこで仕入れた情報を面接の時の逆質問とかで使いました。「あ、なんか勉強してるな」って評価されたのかなと。

伊藤
使えるものは全て使えってことですよね。

就活はスタートダッシュが肝心

伊藤
思ったのが、流石に4年の春から就活始めて大手内定って、誰にでもできることではないですよね。

鈴木
後輩には、’’とにかく早く動いてほしい’’っていうのはあります。正直4年の春から始めるのって無理があったので(笑)みんな3年生の夏から頑張って欲しいなって。

伊藤
具体的に何をやったらいいですかね・・・?

鈴木
具体的に考えて欲しいのが、’’自分が何をしたいのか、どういうところに特質を持っているのか、世の中にどういう企業が存在しているのか、どういう企業がうちの大学の人を欲しがっているのか’’っていうところです。

伊藤
自己分析を初めておいた方がいいんですね。

鈴木
はい。あとインターンでコネづくりをしたらいいと思います。

伊藤
インターンで早期ルートに乗れる企業は多いですもんね。就活は早めから、よくわかりました。

鈴木
自分の就活は短期集中だったんですけど、でも逆に早くからやっていたら集中力持たなかったかもなって。

面倒くさいを減らしたい。IT企業で実現したい夢

伊藤
では最後に内定先で挑戦したいことを教えてください。

鈴木
やってみたいことって就活の軸と繋がるんですけど、実は自分すごくめんどくさがりなんです。銀行におろしに行くのも面倒くさいみたいな感じで。

伊藤
それは相当ですね。

鈴木
そういう時にクレジットカードはすごく便利だなと。他にも Web セミナーとかは凄くいいなと思って。とにかくあらゆる形で世の中を便利にしたいなっていうのが実現したいことです。

伊藤
面倒くさい、が新たなビジネスのタネになるかもしれないですね。

鈴木
はい。とにかくITリテラシーを身に付けたくて。最初の数年間は開発をやると思います。将来的に、 開発をやった上でコンサルの部署に移りたいと考えています。

伊藤
世の中を便利に変えてください!応援しています。貴重なお話ありがとうございました!
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