【国外逃亡!?】帰国後は面接官を唸らせるまで成長し、最終的にNTT東日本に決めた訳。

内定者インタビュー

 

今回インタビューに答えてくれるのは片岡瑞貴(かたおかみずき)さん!なにもかも嫌になって国外逃亡をした期間があるという片岡さん。ところが海外から戻ってきた後は、逃げていたことを全て成功に導き、NTT東日本に内定。そんな彼女が語る就活の枠にとまらない「成功するための思考法」について伺ってきました!

国外逃亡!?

笑いながら海外逃亡した話をしてくれる片岡さん。本日はよろしくお願いします!

木下
国外逃亡したって本当ですか?(笑)

片岡
はい(笑)なにもかもが嫌になって、2年の3月ごろにニュージーランドに逃げました(笑)

全部忘れたい、自由になりたい

木下
なぜ国外逃亡に?

片岡
二年生の後半に「英語のスピーチの全国大会実行委員長に指名される」「卒論も大学で一番怖い教授にあたる」「就活が目前」の三重苦になり、全部忘れたい、自由になりたいと思い、2年の3月にニュージーランド飛びました(笑)

木下
三重苦ですか…大変したね..(汗)

片岡
はい(笑)なので、日本に戻ってきたら、実行委員長も学業も就活もすべて全力でやろうと決めて、3年の4月から駆け抜けました。

木下
覚悟のある海外逃亡だったんですね!(笑)ぜひ片岡さんの駆け抜けたお話、聞かせてください!

英語スピーチの全国大会実行委員長

責任と重圧

大会で司会をしている片岡さん。すごくかっこいいです!本当にすごいことだと思うけどなぜ嫌だったんだろう…

木下
先ほど英語のスピーチの全国大会実行委員長に指名されたと聞いたのですが、なぜ嫌だったのですか?

片岡
この大会は、私の代で52年目の歴史ある大会で、すごく責任と重圧がある仕事だと感じたのが大きかったです。投票制で委員長を決めるのですが、私が選ばれたときには、本当に嫌すぎて逃げたかったですね(笑)

木下
そうだったんですね…そんな中よくやりきりましたね(笑)

片岡
実行委員長をやっていく中で、前の大会などでかっこいい先輩方の背中を見て育ってきたので、私も先輩方に恥じない大会をつくっていきたいという想いに、だんだん変わりました。今ではやってよかったと心から思っています。

「想い」の共有

木下
大会を実現させる上で、いろんなことがあったと思いますが、一番大切にしていたことはなんですか?

片岡
私自身の「想い」を共有することを大切にしていました。

木下
「想い」の共有ですか!

片岡
はい。実は、当時新入生の半分がやめそうになったことがあって(笑)

木下
え、そうだったんですか!?

課題を解決するための方法

片岡
大会の運営にどうしても人手が足りない状態で、新入生がやめていくことはかなり深刻な問題でした。また、大会を「他人事」と思う部員も多く、なんとか一丸となって大会に臨めないか考えなくてはならない状況でした。

木下
かなり大変な状況だったんですね…

片岡
そこで、私自身が「どういう想いで今やっていて、何でこの大会を成功させたいか」を全体のミーティングで共有する部員一人一人にLINEでフォローをするなど、どのように想いを伝えるか、みんなに寄り添えるかを考え抜きました。

木下
まさに「想い」の共有の仕方を模索したわけですね!

片岡
はい。その結果、退部を考えていた人のほとんどは一緒に頑張ってくれて、最終的にはなんとか成功させることができました。

木下
片岡さんの「想い」がみんなに伝わったからこそですね!本当にすごいです!
大会を終えたあとの集合写真。真ん中が片岡さん。当日は部員全員から花束やプレゼントなどをもらい、すごくいい思い出になっているそうです。本当にお疲れ様でした!

過去の経験と一ヶ月50人OB訪問から得た答え

最初はテレビ志望だった!?

 

木下
就活を進める中でなにか軸はありましたか?

片岡
私は、なにか社会の負を解決できるようなことをしたいと思っていました。その手段として、自分が好きなテレビを通して解決したいと考え、3年の9月からキー局の新規事業部署でインターンをしてました。

木下
キー局の新規事業部署でインターンですか!?すごい…

片岡
ただ、当時のインターンの人事に「あなたが解決したい社会の負は、テレビの手段だけで本当にいいの?」と言われたことがきっかけで、どんな手段で、誰の負を解決したいのかが明確になっていないことに気づいて(笑)

木下
確かに社会の負というと結構幅が広いですもんね(笑)

片岡
そこから1から考え直そうと思い、3年の2月から3月中旬までに50人の人にOBOG訪問をしつつ自己分析に励みました。

木下
思い切りましたね…(笑)それにしても一ヶ月で50人は凄すぎる…

地方の英語教育の格差を無くしていきたい

当時のこと振り返ると1日に2,3人にOB訪問をして、本当に大変だったと語る片岡さん。

木下
1から考え直した結果、どのような答えにたどり着いたのですか?

片岡
「ITの力で英語教育の格差を無くしていきたい。地方での教育を活性化させたい」と思うようになりました。

木下
いい軸ですね!なぜそう思うようになったのですか?

片岡
実は、私は英語を3歳から触れていたのですが、地元(三重)では結構発音などをイジられていました(笑)

木下
そうだったんですか!?

片岡
はい(笑)一方で、東京に出てきたときは誰もイジらないし、逆にかっこいいと言われることが多かったです。なぜここまで地方と都心で教育の格差はあるのか疑問に思いました。

木下
確かに、地方と東京では英語に対する価値観が全然違いますね…

片岡
私と同じ経験をしている通信業界の方とお話しをする機会があり、その中で、このような格差や価値観は、今まで変えられなかったことだからこそ、今までにない要素を加えて変えていくべきだと思うようになりました。

木下
今までできなかったことを新しい要素を使って変えるですか!面白いですね!

片岡
そこからICTやAIなど今までにない要素で社会の格差にアプローチができる通信業界に入ろうと思いました。

木下
なるほど!自分のやりたいことをより具現化した結果ですね!それにしても行動力がすごい…

OB訪問の考え方

お会いする方の立場に立つ。

OB訪問時に使っていたロルバーンのノート達。なんと20冊ほど使っていたと言う。本当にすごい…

木下
先ほど50人もの方とお会いしたと聞いたのですが、何かOB訪問のコツはありますか?

片岡
「事前に質問事項をメールもしくはLINEなどで送り、当日にそれを紙として持っていく」「ノートを持って行ってメモを取る」ことは毎回していました。

木下
毎回ですか!

片岡
お会いする方の「お時間をいただいている」ので、そこは意識していました。何よりお会いする方が感動してくれるのはうれしかったです。

木下
すごい…

片岡
私がやっていたことは、当たり前のようで、当たり前にできない学生が多いらしく、今までこんな人誰もいなかったと言われることが多かったですね。

木下
確かに「時間を取っていただいている」ことを意識していれば、当たり前のことですもんね。みんな意識はしているけど、なかなか形にはしませんよね…毎回形にしていたのはすごいです!

自分が思うより遥かに人には伝わらない

大会での経験や海外の経験から感じたことを話してくれる片岡さん。すごく勉強になりました!

 

木下
どうしてそこまで意識できたのですか?

片岡
「想いを形にして、伝えないと相手には絶対伝わらない」と経験から感じたからだと思います。

木下
なるほど…それこそ英語の全国大会実行委員長の時ですか?

片岡
もちろんそこもありますし、海外でもすごくそれ感じました。日本の「察する」のような文化は海外はなくて、言葉やなんらかの形にしないと伝わらなかったです。「想い」は自分が思ってるより遥かに人には伝わらないと痛感しました。

木下
聞いていて思ったのが、思っていることを相手に察してくれと思うことは傲慢なことでもあって、自分の想いを伝えたかったら「伝わる形」にして伝えないとダメなんだとすごく思いました。

片岡
そうだと思います。なので、必ず形にして想いが伝わるように実践していました。

木下
すごく勉強になりました!ありがとうございます!

ガクチカの考え方

入社後の働いているイメージをさせる

面接で意識していたことを具体的に話してくれました!本当にありがたい…!

木下
ガクチカを考えるコツはありますか?

片岡
この企業はどういう人間を求めているのかを考えてから、自分のガクチカをあてはめていくといいと思います。

木下
企業の欲しい人材のニーズを考えてから自分を当てはめていくと!

片岡
「その企業で働いているイメージを持たせないと受からない」と思います。なので、企業で働いてる様子を面接官にイメージさせるために、その企業で求められる力をガクチカにあてはめて語ることは大切だと思います。

木下
企業は求められる力の素質があるかどうかをガクチカを通して見ていると考えるべきなんですね!

実際に面接で話したガクチカ

木下
実際にNTT東日本の面接ではどのようにで話していましたか?

片岡
英語部の全国大会実行委員長の経験から「関係調整力」を強調して事細かに話しました。

木下
関係調整力ですか?

片岡
はい。特に通信業界は、自社の部署はもちろん、各企業と連携していくことが多く、「関係調整力」が大切になるということをOB訪問等から理解していたので、それを強みにできるガクチカを話しました。

木下
まさに先ほどの企業で求められる力をガクチカに当てはめたんですね!

「伝える」ではなく「共有する」を意識

木下
面接で意識していたことはありますか?

片岡
「相手と同じ状況を共有する」ことは意識していました。

木下
それを意識することはとても大切ですね!

片岡
相手と同じ状況が分かっていないと、そもそも会話は成立しないです。自分が伝えたと思っていても相手が分かんなかったら「どういうこと?」となるわけですし(笑)

木下
確かに伝わらなかったら独りよがりですよね(笑)

片岡
はい。実際にそこを意識した結果、NTT東日本の最終面接官に「相手と同じ状況を共有するんだ」という想いが詳細に語られてて、すごく伝わったと評価をいただきました。なので、「相手と同じ状況を共有する」ことは意識して損はないと思います。

NTT東日本の決め手は2次面接の面接官!?

NTT東日本に入社を決めた理由は2次面接官だったそう。どういうことなんだろうか…

木下
NTT東日本に決めた理由はなんですか?

片岡
二次面接の面接官です(笑)

木下
え(笑)

「5:25=志望動機:ブラッシュアップ」!?

片岡
面接自体は30分でしたが、面接の最初に「ガクチカは1次の面接官がべた褒めしてからもう聞かない。だから最初に5分間志望動機を話してくれ」と言われて5分間志望動機を話しました(笑)

木下
ガクチカべた褒め!!すごいですね!!

片岡
ありがとうございます(笑)残りの25分は、面接官の方がずっと志望動機をブラッシュアップをしてくれました。

木下
面接中にブラッシュアップですか!?

片岡
はい(笑)私が受かるかも分からない中で、会社のことだけではなく、「あなたのやりたいことはこの角度から攻めていけるのではないか」「ほかの会社に行ったとしても、あなたはこんなふうに頑張っていけるよ」などのアドバイスを25分間ずっとしてくれました。

木下
すごい…本当に親身ですね…

片岡
私は、今までこんな面接を受けたことがありませんでした。自社の利益と関係なく、ただの一学生に対して、こんなに親身になって考えてくれる社員がいる会社って素晴らしいなと思ったことが決め手でした。

木下
ありがとうございます!僕もこんな話聞いたことも受けたこともないですね…今めちゃめちゃ入りたくなりました(笑)

後輩に向けて

木下
これからNTT東日本を受ける方に向けて一言お願いします!

片岡
自己分析は、就活のためじゃなく、「自分の人生がどうあればいいか」「どの企業を選べば自分が楽しくいれるか」を考えてほしいですね。

木下
自己分析を就活のためではなく人生のための自己分析ですか。

片岡
これから入る企業は辞めなければ人生の中の大半を占めます。企業主体ではなく、自分主体じゃないとイキイキできないと思っています。自分の目標をもつことでずっと有意義な時間を過ごせると思うので、そのための自己分析を考えてほしいです。

木下
確かに、就活が終わりじゃなくて、スタートですもんね。

片岡
そういうことですね。なので、NTT東日本を受ける人というよりも、これから就活を始める後輩に向けてエールを送りたいと思います。

木下
ありがとうございます!本日は長い間、本当にありがとうございました!

片岡
こちらこそありがとうございました!
お話をしていてすごく勉強になりましたし、人の良さが溢れるすごく魅力的な方でした!快く引き受けてくれた片岡さん!改めて本当にありがとうございました!!

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