早稲田経済学科TOP成績で化学オリンピック代表候補が、名刺管理のSansanを選んだ理由

内定者インタビュー

早稲田大学政治経済学部経済学科の成績1位で超優秀な木下晟秀さん。国際化学オリンピックの日本代表候補にも選ばれ、興味があるのは人間の脳という木下さんが、学者ではなく民間企業に就職を決意。彼がSansanを選んだ理由とは。
そして、面接で必ず聞かれる自己紹介の大切さとコツも合わせてお届けします!

国際化学オリンピック日本代表候補

平川
今日はよろしくお願いします。あの早稲田大学の中でもかなり優秀な方だと伺っております!

木下
お願いします。大隈奨学金という成績が上位の人が受けれる奨学金をもらっていました。全員が応募するわけではないので厳密な順位はわかりませんが、学科ではTOPのGPAはとっていました。

平川
めちゃめちゃ優秀ですね!(笑)大学ではどんなことを勉強していたんですか?

木下
政治経済学部に所属し、社会から見た人間の動きを勉強していました。もともと人間に興味があり、人間をくまなく知りたいと思っていました。

平川
人間に!面白いですね。興味を持ったきっかけはありますか?

木下
高校2年生の時の国際化学オリンピックです。そこで日本代表候補の最終選抜に残りました。

平川
最終選抜!日本全体でですよね?凄いです!

木下
ただその中には本当にすごい人が少なからずいました。高校生なのになんでこんなに知識もあり、実験の手際も良いのだろうと驚きました!

平川
上には上がいるということですね。

木下
正直天狗になっている部分があり、そこでかなり挫折しましたね。ただ、そんなすごい人達を見て、どうやったらなれるのだろう?と考えました。

平川
おお、その答えは出ましたか?

木下
その時に考えたのは、脳の違いでした。今考えると環境やマインドなどたくさんあると思うんですが。(笑)そこから脳のつくりが違うからすごいのだなと思い、脳の勉強を始めました。勉強していくうちに人間って面白いなと感じるようになっていきました。

平川
なるほど。人間に興味を持った理由が少しわかった気がします。
早稲田大学の仲間との一枚

学業に打ち込んだ大学時代

平川
人間に興味を持ったのに、心理学部や医学部ではなく経済学部を選んだ理由などありますか?

木下
大学入試の失敗がきっかけでした。最初は東大で脳科学の勉強をしたかったのですが、理系科目ばかりで英語などを疎かにしてしまい受かりませんでした。そこで心機一転、ミクロ視点からマクロ視点に切り替え社会から見た人間を勉強しようと思い経済学部を選びました。

平川
その選び方もとても面白いです。大学時代はサークル活動はしていましたか?

木下
テニス、そろばん、株のサークルに入っていました。ただ、僕は1つのことしか処理できないタイプなので、大学1年の時に決めた「社会と人間について勉強する」という目標を達成すべく勉強に力を入れていました。

平川
初志貫徹ですね。アルバイトはしていましたか?

木下
大学2年生までは家庭教師をしていました。子供って面白いなって感じる仕事でした。

平川
ここでも人間好きの発動ですね!(笑)どんなところが面白かったですか?

木下
回答が面白かったですね。どう考えたらその答えになるのという、その発想力に興味を持っていました。そこから話を聞くと、確かにそんな考え方もあると学ぶことも多々ありました!

平川
確かに、突拍子もない回答もありますよね。子供相手にも学ぶ姿勢はさすがです。
早稲田大学の仲間との一枚

初めての挫折経験

平川
木下さんは勉強にかなり打ち込んだとのことでしたが、辛いことはありましたか?

木下
しんどいことの連続でしたよ。ただ、僕は難しいほどわくわくする性格なのでそこは本当に良かったなと思います。

平川
さすがです。その心で苦難を乗り越えていっているのですね。

木下
後は、国際化学オリンピックに向けた勉強で一度地獄を見たという経験も大きかったです。

平川
地獄!?どうしたんですか?

木下
勉強のストレスで夜も眠れなかったです。いわゆる自律神経失調症みたいな。ただ、その経験のおかげで教科書1行に4時間費やすみたいなことも辛くなくなりました!

平川

過去の経験のおかげで大変な勉強とも向き合っていけるのですね。

 

就職活動の軸

平川
それでは、就職活動中のお話を聞かせてください。まず、木下さんが就活を始めたきっかけを教えてください。

木下
もともとは学者になろうと思っていました。ただ、経済的にも時間的にも甘くないなと考え、また学者になりたい理由を突き詰めていったら究極的には自分が幸せになりたいからだということに気づきました。

平川
幸せですか。その理由から、学者ではなく企業に就職することを選んだのですか?

木下
そうですね。学者になって自分が生きている間に解決しそうにない難問や研究に没頭していて果たして本当に自分は幸せになれるのかと考え、喰わず嫌いせずにビジネスマンも視野に入れてみようと思ったのがきっかけです。

平川
なるほど、深いですね。そのようにして始めた就活で軸はありましたか?

木下
業界や業種にはこだわっていなかったです。ミッションやビジョンの共感度や明確さで選んでいました。

平川
そこに着目した理由はありますか?

木下
ミッションやビジョンがぼやけていると、結局どこを目指して働けばいいのかが分からなくなってしまうと感じました。僕の理解としてはこれらは数学でいう公理であり、破ってはいけないもの。

平川
確かに、そこがはっきりとしていると選択なども明確になりますよね。

木下
その通りだと思います。自分の行動に迷いが出るのが嫌だなと思っていたので、その2点に注目して企業を選んでいました。

平川
他にも軸はありましたか?

木下
やりがいや充実感を感じられるかです。

平川
木下さんはどのような時に充実感を感じますか?

木下
社会に対してどれだけ貢献できているかを感じられる時です。そのインパクトが大きければ大きいほど感じます。

平川

社会に貢献したいという木下さんの気持ちがとても伝わってきました。

Sansan内定者の木下晟秀さん

自己紹介の大切さ

平川
木下さんはインターンや説明会には結構参加していましたか?

木下
1人で考える時間を確保したかったので、インターンはほとんど参加していないです。説明会は合同説明会2回と単独の説明会が4つほどです。そこからエントリーは4社ほどですね。

平川
そんなに多くはないですよね。

木下
この数には2つ理由があって、1つ目は今の内定先に早くから出会い魅力を感じていたこと。もう1つは滑り止めという考え方が好きではなかったためです。本当に気になる企業だけ受けるようにしました。

平川
その考え方もよくわかります。就活を進めていく上でのマイルールはありましたか?

木下
自分の頭の中を正確に伝えることです。例えば自己紹介です。自分にとっての当たり前って口には出さないけど相手はわからない。お互いの考えを共有することってとても難しいと思っていたので、いかに相手に理解してもらえるかをとても意識していました。

平川
確かに自己紹介がない面接はありませんよね。頭の中を正確に伝えるためにかなり練習はしたんでしょうか?

木下
逆就活というイベントで、社員さんに壁打ち相手になってもらいながらメモを取って、修行していましたね。ここはよく聞かれるからもっと掘っておかねば、といった感じです。

平川
ということは、自己分析も結構やりましたか?

木下
やっていました。ただ本を読んでも理解できないことが多かったので、多くの社員さんと会って、自己理解を深めて行きました。

平川
悩んだら即行動ですね!面接はどうでしたか?

木下
あまり得意ではなかったですね。話すことは苦手ではないのですが、試されている感じがとても苦手でした。

平川
克服するためにしたことはありましたか?

木下
本当に慣れだと思います。さっき言った逆就活をうまく利用したり、家でシミュレーションをしたりしていました。

平川
どんな感じでやっていたのですか?

木下
自分に質問を繰り返していました。例えば、好きな食べ物はカレーです。どうして?スパイスが効いているのがいい。どうして?と言った感じです。もともとこのように考える癖は身についていたので、苦労はしませんでした。

平川
なるほど。これは読者の就活生もすぐに実践できそうですね!
Sansan内定者の木下晟秀さん

Sansanに決めた理由

 

平川
出会った時からいいなと感じていた内定先だと言っていましたが、理由を教えてください!

木下
まずは軸でも言ったようにミッションが明確だったことです。そして、充実感は社会の貢献の大きさと考えている中で、ビジネスにおいて不可欠な名刺にアプローチしている点にとても魅力を感じたからですね!

平川
名刺はみんな使っていますよね。

木下
どの業界でも使うからこそ、ビジネスに関わる全ての人を支えられると考えています。ビジネスにおける出会い全体にアプローチできるところが僕には向いていると思い選びました。

平川
ちなみに内定をもらえた理由ってなんだと思いますか?

木下
最終面接の際、心と頭の両立ができているねと言っていただきました。パッションとロジックのバランスが良いということだと思います。

平川
心と頭の両立。確かにインタビューしててもロジカルな中に熱さを感じます。

木下
あとは、素直さです。本当に相手の価値観を吸収したいとも思っているので、誰かが意見を言った際には、ここどういうこと?ここはよくなるかな?他の意見と混ぜたら面白そう?などと考えているので、そこが評価されたと思っています。

平川
どちらの理由もすごく納得しました。
Sansan内定者の木下晟秀さん

後輩へのアドバイス

平川
就活を通してもっとこうしたらよかったなとういう後悔はありますか?

木下
正直就活に関しては満足しているのですが、人生の態度という点は後悔しています。

平川
人生の態度?詳しく聞きたいですね。

木下
就活においても、普段でもいいんですが多くのすごい同年代の人と会う機会ってありますよね。そういった人たちと交流してもっと面白い発想を吸収しておけばなと思いました。

平川
色々な人の意見を聞くことは勉強になりますよね。では、過去の自分や後輩にアドバイスをください!

木下
アドバイスは押し付けみたいで好きではないのですが、強いていうなら「自分のものさし」をもつことです。生きてきた環境の中で形成された価値観を大切にしてほしいと思います。多くの人からアドバイスをもらうと思うけど鵜呑みにするのではなく、最後は自分のものさしで判断したらそれが正解なのかなと思います。

平川

自分の人生のものさしを探すいい機会だと思うのでぜひ探してみてください。

Sansan内定者の木下晟秀さん

未来のわたし

平川
インタビューもそろそろ終わりです。働く上でなりたい姿ややってみたいことを教えてください。

木下
好奇心が強いので、喰わず嫌いせずになんでもやってみたいなと思います。こういう仕事があるってことは必ず必要とされるからであって、一生懸命にやることでまた新しい価値観が見えてくると思うので、偏見なくやっていきたいです。

平川
何事も挑戦ですね。

木下
後は月並みですが、SansanやEightのおかげで世の中を豊かにして、これがあってよかったと思っていただける人を一人一人増やしていきたいです。

平川
そう言ってもらえたら嬉しいですね。最後に、木下さんは5年後どんな人間でしょうか?

木下
わかりません!今の問題に1つ1つコミットするタイプなので。(笑)ただ、言えることは5年後もきっとその時直面している状況に対して全力で向き合っていると思います。

平川
今を生きているということですね。有益なお話ありがとうございました。

木下
ありがとうございました。

 

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