留学先のタイ・バンコクからビデオ通話でインタビューに応えてくださったのは、広島大学経済学科4年の神田尚輝さん。デロイトトーマツコンサルティングに内定した彼は、大分県出身、大学は広島大学と生粋の地方学生でした。地方学生は就活に不利だと言われる中、「大学受験の失敗、東京の学生に対するコンプレックスを見返したい」そんな反骨精神が彼の大学生活を大きく変えていきます。地方学生でも就活で勝つために過ごした学生生活とは?そんな疑問に対する答えを神田さんから聞いてみました。

負け続けた人生

 

伊藤
今はタイにいらっしゃるんですよね。留学中なのにお時間いただきありがとうございます!!

神田
はい。デロイトに入る上で英語力を鍛えようと思って、チュラロンコン大学の「インターナショナルコース」に所属しています。

伊藤
英語圏に負けず劣らず、質の高い英語教育が行われる大学で有名ですよね。ところで神田さん、大学は広島大学ですよね?

神田
はい。地元は大分で、大学は広島大学経済学部経済学科です。

伊藤
コンサルに内定するということは、今までの人生も全部成功パターンだったんでしょうか・・・

神田
いえ。負け続けてきた人生だったんで。反骨心の塊ですよ僕。

伊藤
負け続けた人生?詳しく教えてください。

神田
幼稚園からサッカー一筋でやってきて。中学校でもリーダーとしてチームを引っ張っていたのですが、強豪校から推薦もらえなくて、勉強を頑張りました。

伊藤
推薦で高校に行きたかったんですね本当は。

神田
それで、大学は関東・関西のレベルの高い大学に行きたかったけど、センターでこけて。

伊藤
センターでも失敗してしまって広島大学に。大学ではどういうモチベーションで大学生活を・・・?

自分の成長のため動きまくった2年間

神田
’’周りの学生より2、3倍経験値を多く積もう’’と思って色々挑戦するって決めていました。慶応とか早稲田の人は、自分より良い経験してると思って。

伊藤
挫折経験がモチベーションになっていたんですね。

神田
はい。4月からとりあえずアパレルショップでバイトを初めて、月150時間働いて、それで夏休み・春休みは海外旅行に行って価値観広げたり。

伊藤
反骨心でとにかく動き回っていたんですか?

神田
そう、2年生までは個人の力が伸びればいいなと思っていたんですけど、3年生から思考が変わって。

伊藤
思考が変わったというのは?

神田
友人や親しくなった人の成長に貢献できればいいなと思って。これまでのリーダー経験が蘇ってきたみたいな。

伊藤
周りに貢献したい、という思いが芽生えてからはどのような活動をしたんでしょうか。
デロイトトーマツコンサルティング内定者の神田尚輝さん

地方学生だからこそ芽生えた’’地方創生’’への思い

神田
食を通して地方創生するため、アンテナショップを友達と3人でやりました。

伊藤
地方創生のためにアンテナショップ!なぜ地方創生なんでしょう。

神田
大分県出身で、ご飯とお酒大好きで。大学入って広島出てきて、大分の良さがいいと思ったんです。

伊藤
大分の良さを発信したいという思いが原動力なんですね。

神田
コネも何もなかったんですけど、蓋開けてみたらお客さん40人くらいは集まってました。企画段階では大分県庁の大阪事務所の方々にお世話になって。

伊藤

行政も仲間も巻き込んだんですね!

面接で’’地方学生’’が生きた

デロイトトーマツコンサルティング内定者の神田尚輝さん

伊藤
面接でもこのエピソードは話されていたんですか?

神田
アンテナショップの話は一番してましたね。’’何がしたい’’って聞かれた時に、「地方創生がしたい」って言ってたんです。

伊藤
実体験を持って語れる将来ビジョンはやっぱり強いんでしょうか?

神田
やりたいってだけじゃなくて、大学でやってきた実績と、地元が好きっていうエピソードもあるので。そこを評価してもらったのかなと思います。

伊藤
面接官も、「この学生本気だ」って思いますよね。

神田
はい。同期が100人くらいいて、地方出身は1割も居なかったと思います。地方創生は僕がやるしかないなって。

伊藤
他にも地方創生に関して行動したエピソードはありますか?

神田
ゼミのメンバー4人でビジコンに出ました。僕が言い始めで、大分と絡めた民泊を提案して。

伊藤
周りを巻き込むのが上手い・・・。何か秘訣はあるんでしょうか。

神田
チームとして勝利を目指す楽しさを伝えたいと考え、メンバーに働きかけてチームを作りました。

伊藤
仲間を巻き込み地方創生にずっと取り組んでいた実績があるんですね。内定が出た理由もそこにあるんでしょうか。

神田
そうですね。あとはインターンでほぼ決定してたらしいです。

巻き込み力が評価されたインターン

伊藤
インターンの内容すごく興味があります。

神田
1週間あって、1日目が座学、残りの4日が最終プレゼンに向けた企画でした。社員の方が班の中に1人ついてチェックされていました。

伊藤
どういうところを評価されるんでしょうか。

神田
思考力と人間性だと感じました。たくさんの情報を整理して使うのと、チームで衝突し合う中でどのように立ち回るかは見られていたと思います。。

伊藤
チームの中で力が発揮できるかっていうところですね。

神田
あとはプレゼンテーション力やスピーチ力も見られていたように思います。クライアントにプレゼンするのがコンサルの腕の見せ所なので。

伊藤
多くの参加者の中で神田さんが評価された理由はなんでしょうか。

神田
人間性が優れているっていうのは言われました。

伊藤
チームの中でどう立ち回るかの部分を?

神田
チームのことを第一に考えて、メンバーをやる気にさせることができると。結果としてチームが前進する手助けに一番なってたとは言われました。

伊藤
学生時代の経験が生きたんですね。

劣等感が覆った瞬間

伊藤
では、東京に出て参加したインターンで、一番大きな収穫は何でしたか?

神田
自信ですね。関東の学生に対して劣等感を抱いていたんですけど、インターンでチームでやってみたら、自分でも戦っていけると思いました。

伊藤
互角に戦えると感じたエピソードを教えてください。

神田
インターン終了後のフィードバックタイムで、メンバーから’’この班で1番良かった’’って言ってもらえて。社員やメンターの方にも良い評価をいただけたのも自身になりました。

伊藤
インターンで高評価を得られたんですね。その後、選考はいつから始まったんでしょうか?

神田
10月ですね。インターンの後、ケース面接があって残りは普通の面接でしたね。

伊藤
ケース面接ではどういうことを聞かれるんでしょうか。

神田
社会課題をテーマにした課題解決です。

伊藤
難しそうですね。対策はしていたんですか?

神田
ゼミで新聞記事を読んでプレゼンする機会があって、新聞は目に通す習慣があったので、うまく対策できていました。
デロイトトーマツコンサルティング内定者の神田尚輝さん

社会に対して何がしたいか考えられてる?

伊藤
社会に対して関心を持っておくことって就活する上で大事なんでしょうか。

神田
エンカレッジで学生と面談していても、自分が成長したい、経営者になりたいとかは考えてるけど、それを通して社会でどんなことがしたいのか答えられない学生が多いですね。

伊藤
どんなことに注意して生活すれば思考が外に向くんでしょうか。

神田
日頃からニュースや新聞を見て、その事案に対して自分がどう思うのか考えてみてとはよく言ってます。

伊藤
それ以外にも、やっぱり自己分析できてないと面接戦えないですよね・・・

神田
自己分析でやりたいこと、就活の軸は決まってくると思います。

伊藤
どんな軸で就活していたんでしょうか。

神田
挑戦する誰かのサポートパートナーである、社会に大きなインパクトを与える、多様な業種業界に関わるっていう3つです。

やりたいことがない、わけがない

伊藤
それってやりたいことにも繋がると思うんですけど、やりたいことがない学生多いですよね・・・

神田
まず、やりたいことがない、わけがないって思います。自己分析が足りてないだけです。

伊藤
自己分析でどういう風にやりたいことを出していくと思いますか?

神田
生きてきたなかで自分が強い感情を抱いたことをとりあえず探します。めっちゃ楽しい、嬉しい、悔しいとか、めっちゃがつく事例を挙げてみてください。

伊藤
ほう・・・!

神田
興味があるからこそ、めっちゃっていう当事者意識が加わります。当事者意識を持った瞬間を仕事に置き換えるといいです。

伊藤
神田さんは、誰かをサポートしたり、地方創生に関わったり、色んな活動をすることに大きな喜びを感じてコンサルにしたんですね。

神田
そうですね。コンサルもしくは金融関係もいいなと思っていました。金融関係のゼミなので、むしろ第一志望は金融のほうでした。

伊藤
それがどんな流れでコンサルに?

神田
11月にデロイトに内定して、その後社員の方々や同期と話す中で、優秀な人が多いし人間性も優れていると感じて。さらに、個々のクライアントへのサービス提供という枠を超えて、社会課題の解決につながる新たな価値の創出を目指すデロイトの使命に感銘を受けたんです。

伊藤
人柄が魅力的だったんですね。

伊藤
自己分析が完璧でも、コンサルの面接ともなると緊張しまくる気がします。

神田
そうですね。本質的な事を言わないと、今のどういう事?って言われたりだとかします。

伊藤
まじですか。気をつけていたことはあるんでしょうか。

神田
ほんとに喋る練習は何回もしましたね。エピソードの背景、やっていく過程で起こった問題、課題、課題をあげた背景、、、、。

伊藤
背景ばっかりですね。やろうと思ったモチベーションが大切なんでしょうか。

神田
そうです。とにかく物事が起きた背景をセットで言うようにしてましたね。

伊藤
そんな神田さんにも、就活を終えてみて感じる後悔はあるんでしょうか。

地方学生は採用しない、という思い込みは捨てよう

デロイトトーマツコンサルティング内定者の神田尚輝さん

神田
もう少しバイト代を貯めて関東に出たかったなと思いますね。

伊藤
関東に出たら例えばどんな事をしますか?

神田
他のコンサル会社も見てみます。戦略コンサルティングとか東大からしか採らないっていう偏見もあったりして(笑)

伊藤
地方の学生は自分を過小評価してしまうこともあるんですね。

神田
はい。でももしインターンとか本選考に応募していたら・・・とも思っていて。

伊藤
デロイトに内定できたように、他でも戦えたかもしれないですもんね。地方だから、と最初から諦めないで欲しいですよね。

就活は、使命を達成できる場所を選ぶこと

伊藤
最後にこの記事を読んでくださった学生に一言お願いします。

神田
”自分がこれまで生きてきた20年間で感じた使命を達成出来る場所を選ぶこと”を就活の定義にしてください。

伊藤
やりたいことを超えて、使命感を持てることを探す、ということですか?

神田
はい。’’やりたいこと︎’’よりももっと上の、自分がやらないといけないことというレベルまで行ってほしいなと。

伊藤
使命を感じられると、なぜ自分がこの仕事をするか、という納得感がありますよね。神田さんが今感じている使命は?

神田
やっぱり地方創生ですね。

伊藤
一貫しているんですね。

神田
そこはもう命をかけて、人生を通してやりたいことですね。
デロイトトーマツコンサルティング内定者の神田尚輝さん

伊藤
デロイトで自身の使命を果たせるよう活躍してください。応援しています!貴重なお話ありがとうございました。
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インタビューはいかがでしたか?

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