就活の面接は1次面接から始まりますが、そんな1次面接でどのような質問をされるのか、その質問に対してどのような答えを1次面接までに用意しておけばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな就活の1次面接の質問に関する質問集や例文など解説していきます。
1次面接に通過するには準備が必要
就活の面接では、1次面接を含め通過するために、その都度面接の準備をしなくてはいけません。
ですが、そんな1次面接では面接官から何を質問されるのか、山が張りづらく悩んでしまう方も少なくありません。
そんな山を張りづらい1次面接における基本的な質問集や例文をはじめ、1次面接前にできることまで幅広く解説していきます。
1次面接で聞かれる”基本的”な質問集・例文5選
まずは、就活の1次面接で聞かれやすい基本的な質問集と例文を、以下の5つの質問をピックアップして解説していきます。
1次面接を控えている就活生は、必見です。
・質問2:自己紹介について
・質問3:自己PRについて
・質問4:大学時代に頑張ったことについて
・質問5:逆質問について
質問1:志望動機について
就活の1次面接において、それが新卒であろうとも転職であろうとも必ずと言っていいほど聞かれるのが、なぜその企業で働きたいかという志望動機です。
まずは、1次面接で聞かれるその志望動機を回答する際のポイントと例文をご紹介します。
回答のポイント
1次面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問の1つとして挙げられる志望動機において大切なのは、なぜその企業でなければならないかということです。
なぜその企業で働きたいかというのはもちろんのこと、同業者が多く存在している企業になればなるほど、なぜ他の企業ではなく自分の会社なのかというその理由を知りたい場合が多くあります。
ですので、志望動機を1次面接で質問された際には、その企業にしかない特色などを挙げて、自分はこの会社でなければならないという理由を含めるようにしましょう。
回答の例文
1次面接の質問で、志望動機を聞かれた際の回答の例文の1つが以下です。
私が御社を志望した理由としましては、地域密着型でお客様と距離が近い会社だからです。
御社のお客様を第一に考えるという経営理念にもあるように、お客様からの細かな要望などもその都度丁寧に対応していて、そこから生まれる御社とお客様との絆を、先日御社の開催したイベントにお邪魔させていただいた際にとても強く感じました。
社員の方々もお客様も双方が笑顔でとても素晴らしい現場を作り出しているのを見て、御社に入社したいという思いがより一層強くなりました。
私自身、接客業のアルバイトを長く続けていたので、もし御社に入社できましたなら、その接客力や笑顔などを活かして会社とお客様を今まで以上に笑顔にしていきたいです。
質問2:自己紹介について
1次面接でよく聞かれる基本的な質問の1つとも言えるのが、自己紹介です。
そんな自己紹介を、1次面接で質問された際の回答のポイントと例文をご紹介します。
回答のポイント
1次面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問の1つでもある自己紹介は、企業側が面接に来た方がどのような人かを知るために聞くことと言っても過言ではありません。
履歴書やエントリーシートでは、ある程度のキャリアなどは知ることができますが、企業側にとっては、その本人と面と向かって話せる初めての場所でもあります。
そんな1次面接での自己紹介は、まずは詳しく話さず、新卒であれば大学名や学部学科、名前といった自分の基本情報を言った後、どのようなことを話すかなど、後に言うことをまとめたうえで簡潔に話しましょう。
回答の例文
1次面接の質問で、自己紹介を聞かれた際の回答の例文の1つが以下です。
◯◯大学◯△学部◯◯学科、◯◯◯◯と申します。
バレー部のキャプテンとしてチームをまとめるために、チームメイトの1人1人との絆を築いてそれを勝利に繋げることに努めていたので、そのお話も含めてさせていただけたらと思います。
本日は、よろしくお願い致します。
質問3:自己PRについて
1次面接でよく聞かれる基本的な質問の1つとも言えるのが、自己PRです。
自己PRは、企業側が全然知らない就活生のことを、より詳しく知ることができる質問の1つでもあります。
1次面接において、そんな自己PRを回答する際のポイントと例文をご紹介します。
回答のポイント
1次面接の質問を含め、自己PRをしてくださいと言われると何を話そうか悩んだり、まとめづらいと思う就活生も多いのではないでしょうか?
そういう時には、あえて何も自分のことを知らない企業側の立場に立って考えてみましょう。
どのようなことを話してもらえると、この人がこういう人だということを分かり、さらには今後一緒に働きたいと思うのか、そうしたことを相手の立場に立って考えてみると言いたいことをまとめやすくなる場合があります。
事業内容においてその就活生が力を発揮してくれそうか、また一緒に働くにあたり申し分のない人柄かどうかなど、企業によって見方もそれぞれです。
ですので、1次面接の質問で自己PRを聞かれた際には、ただ自分をアピールするだけでなく、その企業で自分の能力をどのように活かしたいかなど具体的に話すことがポイントです。
また、1次面接の質問で自己PRを1分間で、など時間制限付きでの質問がくる場合もありますので、1次面接前にそうした分数でまとめられるように実際に時間を測って、繰り返し練習しておきましょう。
回答の例文
1次面接の質問で、自己PRを聞かれた際の回答の例文の1つが以下です。
私の強みは、物事を様々な視点から見ることです。
私は小学生の頃から大学生までずっとバレーボール部を続けており、最高学年では常にキャプテンを任されてきました。
自分のプレーも大切ですが周りとの連携がとても大切なスポーツですので、自分の意思だけでプレーをせずに、常に自分のプレーを客観視して、周りが動きやすいように自分のプレーをその都度変えるように心掛けていました。
その中で連携が上手く取れず試合に負けた際などには、キャプテンとして部員たちに呼びかけ繰り返しそのプレーについて納得いくまで話し合ってきました。
その結果、その次の試合からその連携が上手くいくようになり、大会で優勝することができました。
ですので、物事を様々な視点から見ること、そしてそれを周りと共有することにはとても自信があります。
もし御社に入社できましたなら、そうした視点の転換を駆使して会社とお客様のために役立てたいです。
質問4:大学時代に頑張ったことについて
1次面接でよく聞かれる基本的な質問の1つとも言えるのが、大学時代に頑張ったことについてという質問です。
この質問に対して、回答する際のポイントと例文をご紹介します。
回答のポイント
1次面接でよく聞かれる質問の1つでもあるこちらの質問は、自己PRなど同様、自分を主体としたエピソードを話すことがポイントです。
例えば部活動であったり、地域活動やボランティアなど、自分が率先して行い自分の動きや働きでよりいい結果になったなど、自分が貢献したエピソードを1次面接含め質問された際には話すようにしましょう。
大学時代と聞かれると学校内でのことと思いがちですが、アルバイトでも地域活動でも大学時代のことであればなんでも構いません。
これは自分としても、人1倍頑張って貢献できたと思うようなことを話すのがおすすめです。
回答の例文
1次面接の質問で、大学時代に頑張ったことを聞かれた際の回答の例文の1つが以下です。
私が頑張ったことは、部活などで行った様々な募金活動です。
近年様々な災害が起こっている中で、私が被災した際には本当に多くの方々に助けていただきました。
その時に何かで恩返しがしたいとずっと考えていたのですが、そうした様々な災害で多くの方々が困難な状況に立たされているのを見て、部活の顧問の先生に私が募金活動をしたいと申し出たのがきっかけで、部員たちと協力して募金活動をし始めました。
できるだけ人通りが多い場所を選んで、最初は部員たちの声も小さかったのですが、私が積極的に声をかけていると徐々についてきてくれるようになり、そうして募金を募った結果、当初設定した金額よりも多く集めることができました。
募金を通して、部員たちとの部活動以外での一体感や、多くの方々の優しさを感じることができ、自分自身も率先して動くことの大切さを改めて学びました。
質問5:逆質問について
1次面接でよく聞かれる基本的な質問の1つとも言えるのが、逆質問です。
この質問に対して、回答する際のポイントと例文をご紹介します。
回答のポイント
1次面接の質問でよく聞かれる逆質問とは、面接の質問が全て終わった後に面接官から「何か聞いておきたいことや質問はありますか?」と聞かれる質問のことです。
1次面接だけではなく、普段でもよく「質問はありますか?」と聞かれて「ない」と答える就活生も多いのではないでしょうか?
1次面接含め、就活でのそうした逆質問で「ない」と答えてしまうと、時として企業によっては自分の会社への興味が薄いと捉えられてしまったり、意欲や好奇心がないなど、悪い方向へ判断されてしまう場合もあります。
何気ない1言が1次面接の通過を不可能にしてしまったりする場合もありますので、こうした1次面接などで逆質問をされた際には、企業説明会やセミナー、訪問などで気になったことなどを掘り返して質問をするようにしましょう。
回答の例文
1次面接の質問で、逆質問を聞かれた際の回答の例文の1つが以下です。
先日、御社の企業説明会に参加させていただいた際に、とても興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。
そのお話の中の1つで、お客様とのコミュニケーションの一環として、お客様とミーティングをしていると話されていたのですが、具体的にはどのようなミーティングをしておられるのでしょうか?
とても興味を持ちましたので、ぜひ教えていただきたく質問をさせていただきました。
1次面接で聞かれる質問集全まとめ①
ここからは、1次面接で聞かれる質問を、まずは以下の5つの質問をピックアップして解説していきます。
こちらも、1次面接を控えている就活生は必見です。
・質問2:大学時代に経験した困難は何か、どう乗り越えたか
・質問3:大学への入学方法について
・質問4:希望する職種と志望理由について
・質問5:会社を知った経緯は何か
質問1:自分の強み・弱みは何か
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、自分の強みや弱みです。
これは時として、1次面接で長所や短所を教えてくださいという質問にもなります。
自分の強みや弱みは、就職する会社側にとってもとても重要事項の1つです。
そのため、1次面接で高確率で出される質問といっても過言ではありません。
1次面接含め、よく就活生が答える強みの例として、責任感が強いことや最後まで物事をやり遂げるなどといったものが挙げられます。
これは強みとしてもちろん使えるものですが、その強みが悪い方へ出てしまうと自分1人で物事を抱え込んでしまうなどそうしたことにもなりかねません。
ですので、強みを話しつつも、きちんとその打開策を交えて話すようにしましょう。
例えば分からないことがあれば常に周りにアドバイスをもらいながら、正しく物事を最後までやり遂げる、など、独りよがりにならないことをアピールすることで、視野が広いことなどもアピールすることができます。
弱みも同様に、ただ弱みを言うのではなく、そうならないためにどのような打開策がありどのような努力をしてきたかなどをアピールして、弱みをポジティブな方向にもっていきましょう。
そうすることで、1次面接の時点でその就活生がどういう人か、企業側に伝わりやすくなります。
質問2:大学時代に経験した困難は何か、どう乗り越えたか
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、大学時代に経験した困難は何か、ということと、それについてどう乗り越えたかという質問です。
社会人になれば当然ながら、学生時代までとは比べものにならないほど多くの困難に直面し立ち向かうことになります。
企業側としては、そうなった際にその就活生がどのように感じ捉え打開していくのか、その前向きさを知りたい場合にこうした質問を1次面接でする場合もあります。
学校内だけでなく、家庭や地域活動、アルバイトなどで経験した困難を話して、そのエピソードに関してどう乗り越えたか理由を言い、結果としてどのようなことが自分の身についたのか、大切だと思ったのかを言うようにしましょう。
そうしてしっかりとエピソードを話すためにも、1次面接前に言いたいことをまとめておくことが大切です。
質問3:大学への入学方法について
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、大学への入学方法についてです。
この質問はそのままの意味で、就活生が大学入試において、どの入試で合格したかという質問です。
1次面接でこの質問をされると動揺してしまいがちですが、その際には素直に自分が使った入試方法を、企業側に伝えるようにしましょう。
質問4:希望する職種と志望理由について
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、希望する職種と志望理由についてです。
この質問を聞かれてもいいように、1次面接の前までに希望する職種とその職種を選んだ理由についてまとめておくようにしましょう。
そして1次面接で質問された際には、自分の能力や長所などを絡めて、ただ単に希望職種と理由を言うだけでなく、この職種で自分のこういう強みを活かして貢献したいといったような具体的なことを話すように心がけることが大切です。
質問5:会社を知った経緯は何か
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、会社を知った経緯は何かという質問です。
例えば合同企業説明会に参加した際に話を聞いてとても興味を持ったなど、そうしたその会社を知ったきっかけを話すようにしましょう。
企業側が1次面接で聞く理由としては、どうやって自分の会社を知ってくれたのか気になって質問してくる場合もありますので、あまり長く話す必要はありませんが、簡潔に分かりやすく答えましょう。
1次面接で聞かれる質問集全まとめ②
1次面接で聞かれる質問について、さらに以下の4つの質問をピックアップして解説していきます。
・質問7:10年後の目標は何か
・質問8:他に受験している会社について
・質問9:自分を何かに例えたら
質問6:会社説明会・HPの感想について
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、会社説明会やHPの感想についてです。
この質問を1次面接で聞く理由については、企業側が就活生がどのように感じたかを知りたいのと共に、その就活生の意見を元にして今後のそうしたものへの改善点を見出すためという場合もあります。
また、1次面接の時点で就活生がどれほど興味関心を持ってくれているのか、そうした度合いを知りたくて質問する場合もあります。
ですので、もし1次面接で質問された際には、どのような話や掲載しているものが興味深かったのか具体的に例を挙げて、なぜ興味深いと思ったのかその理由も付け加えて話すようにしましょう。
質問7:10年後の目標は何か
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、10年後の目標は何かという質問です。
1次面接で質問されると困惑してしまう就活生も少なくはありませんので、この質問がきてもいいように、あらかじめ自分なりに目標を立てておきましょう。
そして実際に1次面接で質問された際には、例えば自分の能力や長所を仕事のどのような場面で活かしつつそれをさらに成長させていき、10年後にはこうしたこともできるように日々やり続けるということを大切に頑張っていきたい、など具体的なプランを話せるようにしておくことがポイントです。
もし頭の中でまとまりきらないという場合には、1次面接前にノートなどに要点などをしっかりまとめておくことで、1次面接当日でもそれを見て言いたいことを整理することができるので、おすすめです。
質問8:他に受験している会社について
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、他に受験している会社についてです。
この質問が1次面接で聞かれる際には、合否を左右するというよりも企業側がただ単に参考までに聞いておきたいといったような理由である場合もあります。
ですので、この質問を1次面接で聞かれた際には、深くは考えずこのような会社も受験しております、といったような素直な回答をしましょう。
質問9:自分を何かに例えたら
1次面接でよく聞かれる質問の1つとして挙げられるのが、自分を何かに例えたら、という質問です。
これは1次面接だけにかかわらず、企業によってはそれほど重要視されていない質問である場合もありますが、だからといって適当に答えず、しっかりと答えるようにしましょう。
そこで適当に答えてしまうと、1次面接とはいえ、そうしたところを逆に判断されてしまう場合もありますので、注意が必要です。
1次面接の前にできること3つ
ここからは、1次面接の前にできることを、以下の3つのポイントをピックアップして解説していきます。
・②企業研究し自分の考えと比較する
・③人前で話し方の練習をする
①自分の考えを整理する時間を設ける
1次面接の前にできることの1つとして挙げられるのが、自分の考えを整理する時間を設けることです。
1次面接の前には、その会社での初めての面接ということもあり、緊張して落ち着かない就活生も少なくはありません。
特に1次面接では何が聞かれるかも分かりませんので、そうした意味でも頭が真っ白になったりごちゃごちゃしやすくもなります。
そうならないためにも、1次面接前にしっかりと自分の言いたいことをノートなどに箇条書きにしてまとめておくことで頭の中がすっきりする場合もあります。
そうすることで改めて自分の考えを整理することもでき、ノートに書くことで確認もできますので、そうして1次面接の前には、できるだけ頭の中を整理してすっきりさせておくことが大切です。
また1次面接当日にそのノートを持っていき再度確認することで、再度頭の中を整理しておくこともできますので、おすすめです。
②企業研究し自分の考えと比較する
1次面接の前にできることの1つとして挙げられるのが、企業研究をして自分の考えと比較することです。
なぜこれが必要かというと、1次面接で必ずといっていいほど聞かれる志望理由などを答える際に、自分のやりたいことと志望企業のことを絡めて話すときに、とても重要なポイントとなるからです。
1次面接含みエントリーシートなどにおいても企業目標や事業に関して、自分のこういう強みや長所を活かして役立ちたいといったような具体的なことを話すには、企業研究が必要不可欠です。
1次面接の前に今1度しっかりと企業研究をして、万全の状態で1次面接に臨むようにしましょう。
③人前で話し方の練習をする
1次面接の前にできることの1つとして挙げられるのが、人前で話し方の練習をすることです。
1次面接をはじめ、面接の前には繰り返ししっかりと面接練習をしておく必要があります。
大学などでの練習で足りないと思う場合には、家族に手伝ってもらうなどして、その都度練習する際には質問を変えて、1次面接など本番さながらのシチュエーションで練習するようにしましょう。
その際、練習だからと手を抜かず相手を1次面接の面接官だと思って、表情や姿勢にも気をつけて練習をするようにしましょう。
1次面接は事前に質問の回答について練習しておこう
1次面接は、事前に質問の回答について繰り返し練習をしておくことが大切です。
1次面接で出る質問の全ての回答を丸暗記しておくというよりも、その質問と答えの重要な要点やポイントなどを押さえておくことで、1次面接の本番でも話しやすくなる場合があります。
1次面接を通過するためにも、質問の回答をしっかり予習して万全の状態にして1次面接に臨みましょう。
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