リファラル採用をご存知でしょうか?

いよいよ就活が変わってきます。経団連が就活のスケジュールを撤廃することになりました。ここ数年は、選考のスケジュールがコロコロ変更になり、一定ではありませんでした。そのような状況の中、企業も採用手法を工夫しています。その一つに「リファラル採用」と呼ばれるものがあります。中途採用市場では、9割が「リファラル採用」という企業も少なくありません。

今後、ますます採用手法は多様化することは間違いないでしょう。ここでは、最近増えつつある「リファラル採用」について解説します。

リファラル採用って何?

そもそも「リファラル採用」とは何でしょうか?「referral」とは、参照、照会や推薦と日本語に訳される英語です。リファレンスカウンター、リファレンスサービスと聞けば、ピンとくる学生も多いのではないでしょうか?そうです。図書館でよく聞く言葉ですね。採用の現場では、「リファラルリクルーティング」として、社員に人材を紹介・推薦する言葉としてよく使われます。

社員の個人的なネットワークを活用して、自分が働く企業の魅力を伝えたり、ターゲットになる学生を採用につなげます。

1なぜリファラル採用が行われるのか?

「リファラル採用」が行われる背景には何があるのでしょうか?

もう何年も前から新卒採用に関する問題は議論されてきましたが、なかなか納得感の高い結論には達していませんでした。スケジュールが定まらず、学生、大学、企業も振り回されてきた印象はぬぐえません。ここにきて、2022年卒からは採用スケジュールが撤廃されます。少し前から、経団連に関係ない企業や一部の企業は、様々な方法で優秀な人材を確保してきました。特に今は大学生の売り手市場です。いわゆる、逆求人採用をする企業が増えているということです。

つまりリファラル採用は売り手市場の中で、できるだけ優秀な人材を確保するための手段として行われていると言えるでしょう。

「就活支援サイト」の時代が終わる?

リファラル採用が活発化してきている背景には、「就活支援サイト」の限界もささやかれていることが要因とも言えます新卒を一定のスケジュールで、一括採用する手法も有効でしたが、一方で弊害もあります。今は高校を卒業した半数以上が大学に進学する時代です。大学間、大学の中でも、人材の差が顕著です。採用の母数がただ増えるだけでは意味がないわけです。量も必要ですが、質も問われます。

企業のターゲティング

誰でもエントリーできる採用方法のメリットはありますが、企業のターゲティングは進んでいます。採用したい大学にターゲットを絞っています。もちろん、いい学生がいれば、採用しますが、合理性は高くありません。優秀な人材は、一定の水準以上の大学であればいます。しかし、比率で考えれば、ターゲットを絞った方がいいと企業は感じています。優秀な社員が優秀な人材を運んでくれるのも、効果的な確率の問題といえます。

2「リファラル採用」と「コネ採用」の違い

「リファラル採用」と聞くと、「コネ採用」というイメージが強いかもしれません。あるいは「縁故採用」も同様のイメージでしょう。つまり、血縁関係者や知り合いを、能力や適性に関わらず採用する印象があります。

実際、そのような採用もありますが、「リファラル採用」とは、そのような類とは一線を引いて考えましょう。

欧米では、スタンダードな採用手法ですリファラル採用は自社の優秀な社員の人的ネットワークを活かした理にかなった採用方法といえます業界や企業によっては、何となく人材のカラーというものがあります。企業も効率よく、企業にマッチした人材が確保できる可能性があります。もちろん、採用に際にしては、企業の基準を満たした学生しか採用になりません。

「リファラル採用」のメリット

就活に万能薬がないように、採用手法にも万能薬はありません。企業も試行錯誤して、採用活動しているということです。

ここでは「リファラル採用」のメリットとデメリットを企業視点と学生視点から考えてみたいと思います。ものごとには表と裏があります。メリットとデメリットの二元論で示していますが、世の中はそう単純にできていません。「リファラル採用」の良い点と悪い点を認識するくらいの気持ちを持つことが大切です。

1「リファラル採用」の企業のメリット

信頼できる優秀な社員が優秀な人材候補を運んできてくれるわけですから、企業にメリットはあります。

採用コスト削減

会社説明会から始まり、様々なコスト面で削減できます。

質の高い人材確保

紹介者が優秀な人材であるとするなら、そのお眼鏡にかなった学生も優秀な人材になりうる可能性は高いでしょう。

早期離職の回避

信頼で成り立つ採用手法ですから、一旦入社するとそう簡単に仕事を辞めない人材となります。

2「リファラル採用」の学生のメリット

効率的

就活は、正解がないので、闇雲に受けても心身ともに疲弊します。学生にとっては、渡りに船となることもあるでしょう。

合理的

紹介者が自分の会社に入れたいと思えるということは、適任だから推薦してもらえるということです。自社に合うと思ってもらえるということは、少なくとも紹介者にとってはマッチングしていると感じています。

安心感

大小の差はありますが、紹介者のことを全く知らないということはないはずです。安心感を持って入社できるかもしれません。

「リファラル採用」のデメリット

人間の行うことですので、メリットもあれば、デメリットもあって当然です。「リファラル採用」といえど、複眼思考で向き合ってください。妄信は危険です。メリット、デメリットの両面から理解してください。

1「リファラル採用」の企業のデメリット

紹介者の認識不足

紹介者と学生の関係がどの程度かによります。また、人間は内側までは見えません。紹介者と学生の思惑がマッチしないこともあります。

人材の画一化

避けられない部分もありますが、どうしても紹介者の基準で考えますから、自社にマッチするタイプは自分に似ていて不思議ではありません。そうすると、その企業の人材が同質化してしまいます。

公平性の確保

紹介者にも、インセンティブが用意されている場合もあります。出世や企業内での立場にも差が生じるかもしれません。人事部主導ではない採用であれば、従業員のモチベーションを左右しかねません。

2「リファラル採用」の学生のデメリット

盲目的な就活に陥る

お互いはWin-Winになれば、これに勝るものはありません。しかしながら、世の中は広く、いろいろな仕事で世界は成り立っています。早々にマッチすれば、それを知る機会が失われることになります。

紹介者は信頼に足るか

「リファラル採用」は、社員の知人の紹介から始まり、内定者の呼びかけ、インターンシップ経由、SNSからの一本釣りなど、アプローチの仕方も多様です。一定の距離感を持って、我田引水にならないように注意してください。

断りづらい

知っている人からの紹介は断りづらいものです。親しい間柄であればあるほど、断りづらさは増します。最後は自分で判断を下せる意思が重要になってきます。

まとめ

これから就活が変化していくは自明の理です。まだまだ「リファラル採用」は総体的には多くはありません。しかし、確実に就活の状況が変わっていく中で、「リファラル採用」が増えいく可能性を秘めています。働き方や考え方も変わっていく時代の中で、自分にとっての最善策を選び出せるようにしてください。その一つの方法として、「リファラル採用」をうまく活用してみましょう。

ダーウィンが言ったように、変化に対応できるものだけが生き残るのが、世の常です。

 

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