就活が変わる!採用が変わる!「リファラル採用」の事例集

リファラル採用

「リファラル採用というものをご存知ですか?」

経団連がいよいよ就活スケジュールを撤廃しました。2021年卒からは、政府が主導となって、就活のスケジュールを調整します。就活が変わっていく中で、「リファラル採用」などの手法が注目されています。今後はますます就活格差は一段と高まってくるでしょう採用が変わり、学生の対応やキャリア形成も変わっていく必要に迫られています。

ここでは、「リファラル採用」の事例を紹介します。これからどういった戦略で就活を行うかの参考にしていただきたいと思います。

「リファラル採用」事例集の前に!変わる就活の基礎知識と成功の秘訣を確認しましょう

今年の10月に経団連は、採用指針を撤廃することを決めました。

実質的な採用スケジュールは、政府が検討することになります。もっとも、採用は企業が行い、ペナルティもないでしょうから、学生は何を考え、どう動くかで将来の行方を左右しかねません。最近は、「リファラル採用」などが注目されています。

「リファラル採用」の事例集をご紹介する前に、ここでは、就活がこの先どのように変わってきて、どのような影響が出るのか、さらにはそれらに対処する成功の秘訣を伝授します。

1「リファラル採用」基礎知識

欧米とくにアメリカでは有名企業を中心に「リファラル採用」が活発です。「リファラル採用」の事例は日本でも増えてきましたミスマッチが減らせる可能性があるというのが一つの狙いにあります社員は自社の社風や風土、企業文化を理解しています。その社員が採用に関わるわけですから、ミスマッチの予防線を張れるということです。

今後の就活

2020年卒までは現在のスケジュールで進みます。もっとも、周知の事実のとおり、インターンシップやこのあとご紹介する「リファラル採用」などで企業は優秀な人材を確保してきました。2021年卒からは新就活ルールが適用されます。

今後は採用競争が激しくなり、採用手法も多様化することが予想されます。

変わる就活

「リファラル採用」・・・社員が自分の人脈で採用候補者を探し出してきます。中途採用では、1年以上の期間をかけることもあります。

「逆求人」・・・企業が意中の学生をスカウトして、面接などを呼びかけるのが、逆求人です。

「スマートフォン採用」・・・スマートフォンを使った面談機能を提供する会社の登場。中堅企業やBtoB企業での利用拡大が予想されています。

「外国人雇用者への期待」・・・先日、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が成立したばかりです。人手不足の業界では、外国人の採用が広がりそうです。

「通年採用」・・・すでに始めている会社も増えています。1年生で内定保証する企業もあります。進取の気性に富んだ企業は導入を進めています。

「その他の採用」・・・その他にも枚挙に暇がないほど、いろいろな採用手法があります。

「営業コミット採用」「体育会スカウト採用」など企業は自社に合う学生を積極的に探しています。

 

なお、リファラル採用によるメリット・デメリットについて知りたい方は以下の記事も併せて参考にしてみてください。

2「リファラル採用」成功への秘訣

キャリアの垣根が変わっても、仕事ができる人間に求められるものは、そこまで大きく変わりません。

人工知能などが発達しても、対人的な仕事はなくならないからです。では、結局何が重要視されるのか?思考力や情報収集力、外向性や協調性です。それに合わせて、大学入試改革や、教育改革も行われます。大きな転換点ではありますが、本質はそう大きく変わらないというのが大半の見立てです。ただし、現状でもあるような学生の二極化は、続くと懸念されています。

また、企業が「リファラル採用」を導入する背景には、ミスマッチを防ぎたいという意識が働いています。社員は意中の学生にターゲットを絞ってアプローチを行ってきます。就活が変わっても、採用手法が変わっても、必要とされる人材を目指す向上心をもって、大学生活を送ることです。大学4年間はあっという間です。自分の人生を背負い、自分の行動や考え方次第であなたのキャリア形成は大きく変わっていきます。

正解はありませんが、満足度の高いキャリア形成、納得感の高い人生を歩んでください。そのための大学生活だと捉えましょう。

「リファラル採用」事例集

「リファラル採用」の事例は年々増えています。下記でも一部ご紹介します。「リファラル採用」は学生が企業の社風とマッチしているかを社員が見極め、選考のチャンスを与えます。つまり、理系の研究室の教授の推薦などやリクルーター制度とは異なります。

現在、「リファラル採用」に特化したサービスも登場しており、着実に浸透するでしょうまた、退職者を活用する動きも出始めている。退職者も「リファラル採用」にとっては、大切な人的資源となるからです。三井物産やヤフーなどでは同窓会組織があり人数も多く、それをつなぐサービスもあります。

1「リファラル採用」事例ー欧米や中途採用では主流

アメリカでは、グーグルやフェイスブックなどの企業で導入されています。日本でもフリマアプリのメルカリなどが中途で採用し、広がりを見せ始めました。

2「リファラル採用」事例ー大手企業でも

  • パイオニア・・・2016年4月入社学生で7人採用しています。同社の採用は70~80人。つまり、「リファラル採用」で1割程度採用したことになります。
  • その他・・・ヤフー、ヤマハ、東急エージェンシー、ハイデイ日高、ローソン、富士通、NTTデータ、SCSKなど

3「リファラル採用」事例ーライバル社とコラボ

2019年から「リファラル採用」を実施しているNTTデータは、ライバルである富士通とNECの3社合同でIT業界をアピールするイベントなども企画しています。優秀な学生といかにして接点を持つか。ライバル社とコラボしながら、業界全体の底上げを行っています。

4「リファラル採用」事例ー新興企業の導入

  • ABEJA・・・AIで小売店支援をするベンチャー企業です。社員の5分の1が外国人。「リファラル採用」などで多様な人材を確保しています。
  • ユニクエスト・オンライン・・・定額葬儀サービスの会社です。入社した社員、紹介した社員の両方が採用の報酬を得ます。
  • サシ・デザイン・・・社員の出身校の後輩を紹介すれば、学生は、社員の評価が高ければ、面接の回数が減ります。
  • リブセンス・・・紹介したい社員に「ブルーパスポート」というカードを渡しています。
  • リフカム・・・「リファラル採用」に特化した採用支援を手掛ける。

5「リファラル採用」事例ー学生のアルバイト採用にも注力

すかいらーくやセブンイレブンジャパンは、アルバイト学生の採用に力を入れています。これも「リファラル採用」の一環です。

まとめ

就活ルールがなくなり、シームレス化が進み、時代が変化してい中で、事例集で見るような「リファラル採用」も増加しています。リクルートキャリアの調査によれば、2018年の新卒採用に「リファラル採用」を取り入れる企業は全国で11.8%という結果になっています。就活が変わり、採用が変わる中で、学生も採用の手段の一つとして「リファラル採用」をうまく活用してください。

そのためには、紹介される人材にならなければなりません。とどのつまり、本質は変わりません。学生生活を充実させて、あなたの魅力を高める必要がありますあなたの価値が高まれば、いつの時代も就活にはあまり苦労しません。変化する時代の中で確かな情報を得て、行動にうつしましょう。

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