サマーインターンは本選考の一部?!気になる噂をチェック!

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サマーインターンについて、本格的に考え始めなければならない時期になりましたね。でも、就活を始めたばかりの人にとってインターンはどんな印象を持たれているのでしょうか。一番大切な本選考と、インターンは一体どんな関係で結ばれているのか…気になったことはないでしょうか。

ということで今回は、本選考とインターンのリアルな関係についてご紹介していきます。適切な就活準備を行うためにも、知っておいて損は無い情報ばかりです。ぜひチェックしておいてくださね!

・サマーインターンは本選考の一部ってほんと?

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就活を始めるとよく耳にするのが、このウワサです。本選考を有利に進めるには、事前にサマーインターンで良い評価を得なければならない…ということです。でも本当のところは、どうなんでしょうか。サマーインターンで失敗してしまったら、もう本選考に向けて為す術もないということでしょうか。

無駄な心配をなくして選考準備に挑むためにも、真実を知っておきましょう!

-中にはそういう企業もある

ストレートに言うと、そういう企業ももちろんあります。志望者の数が多くて全員の内面を時間かけてチェックできなかったり、効率的に選考を進めるためにサマーインターンを実質本選考の一部として考えている企業は一定数存在します。

これは就活生を煽っているわけではなく、もちろんいじわるをしているわけでもありません。限られた時間内でなるべく良い人材を確保するために、必要な方法のひとつなのです。

-書類選考・一次面接免除などがある場合も

そこまで表立ってサマーインターンと本選考が繋がっている企業は数少ないですが、「サマーインターンに参加してくれた学生は、本選考の書類選考および一次面接を免除します」という企業はけっこう多いようです。ただインターンに参加しただけで選考が免除されるのは、かなりお得ですよね。

もともとエントリー数が少なくて悩んでいる企業は、こういう策を打ち出しているようです。なるべく早く内定がほしくて焦っている学生を狙っているようです。

-近年は減ってきた

とはいえ、サマーインターンはサマーインターンで、本選考は本選考。何かのトラブルでサマーインターンへの参加を泣く泣く諦めた人もいるでしょうし、「実質本選考の一部」というのは不公平だと言う意見も根強く存在します。それゆえに、全体的な総数はかなり減っているようです。

近年はサマーインターンはサマーインターンを経験したい人、本選考はその上で受けたい人だけ受けるという大前提が固まりつつあります。就活における自由度が上がってきたこと、就活生の主体性が評価されるようになったことを示しているようです。

-印象を残した者勝ちなのは変わらない

たとえサマーインターンと本選考の関係性が以前より薄れたとしても、採用担当者に強烈な印象を残したものが内定を勝ち取るというキホンは崩れていません。何百人という学生がエントリーしている場合、平均的な印象だけじゃ物足りません。あなたの顔を見た瞬間に「あ、あの子!」と連想してもらえるような大きなインパクトが必要です。

学生時代に力を入れたことでもいいですし、趣味特技でもかまいません。なにか人と違うものをアピールしなければ、「何百人のうちの大多数」で終わってしまいます。力は抜かずに、本気で書きましょう。

-外資系はその傾向が強い

サマーインターンと本選考が繋がっている企業の特徴を挙げると、まずは「外資系!」が挙げられるでしょう。効率よく就活選考を進め、自己主張がきちんとできる人材を探しているケースが多いので、内定がほしいならサマーインターンへの参加は必須です。

サマーインターンに参加した人の中で本選考を早めに進めるパターンがほとんどなので、少しでも入社意欲があるならとりあえずインターンにエントリーしておくことをオススメします。

-志望度の強さを見る場合も

企業も、ただただ単純にサマーインターンに参加することを推奨しているわけではありません。夏休みの大切な時間をインターンに使った、という事実をチェックされている場合もあります。インターンに参加したということは、それだけで志望度がかなり高いことを示してもいます。

企業からしてみれば、内定辞退はなるべく避けたいもの。同じ予算を使って新卒を採用するなら、できる限り志望度が強い「内定辞退しそうにない子」を採用したいのは当たり前です。「私は志望度が高いです!」「内定辞退しません!」というアピールを忘れないようにするのも大切です。

・サマーインターンで失敗したら本選考通過は無理?

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ここからは、おそらくみんなが気になっているであろう選考通過のウワサです。もしも志望企業のサマーインターンで失敗してしまったら、本選考を通過して内定を勝ち取るのはほぼ絶望的…なんてことを聞いたことはないでしょうか。実際のところ、どうなのでしょう。サマーインターンがすべてを握っているウワサを信じてもいいのでしょうか…?

 

-ほぼ関係ない

単刀直入に言うと、ほぼ関係ありません。大多数の企業にとって、サマーインターンは「企業の名前を本選考前に宣伝しておくために行うもの」。もしサマーインターンで目を覆うような失敗をしてしまっても、それをわざわざ書き留めておく社員はおそらくいないでしょう。

社員にとって大切なのは、「本選考を受けてくれる学生を1人でも多く増やすこと」。サマーインターンで業務について詳しく内容を知ってもらい、「ここで働きたい!」と強く思ってもらうことが大切なのです。

 

-ごくたまにそういう企業もある

とはいっても、サマーインターンでの活躍が内定に大きく関わってくる企業がゼロだという訳ではありません。さきほども説明したとおり、外資系やベンチャー企業の1部はサマーインターンを本選考のひとつとして換算している企業もあります。そういう企業は、もちろんサマーインターンで失敗すると内定は絶望的だと考えるといいでしょう。

自分が行きたい企業はサマーインターンを重視する企業なのか、それともその反対なのか。それを確認しておく必要がありますね。

 

-一般的にサマーインターンの方がレベルが高い

サマーインターンで失敗すると、「本選考の方がもっと激しい戦いが待っているのに、これじゃ内定なんて夢のまた夢…」と思うかもしれません。しかし、ここに間違いがひとつあります。実は、サマーインターンには本選考よりもレベルの高い学生が集まると言われています。

サマーインターンを開催している企業の絶対数が、企業の総数に比べて圧倒的に少ないのが理由です。そして、サマーインターンにエントリーする時点でレベルの高い学生であるとも言えます。

 

-考えすぎは禁物

もしもサマーインターンで大失敗したとしても、必要以上に考え込まなくていいということです。サマーインターンはもともとレベルの高い学生が集まるものですし、そもそもここで失敗したとしてものちのちの選考に響くことはあまりありません。「もう自分はダメだ…」と卑下するよりも、「次こそは頑張ろう!」と前向きに生きる方が良いことが起こるはずですよ。

 

-インターンで成功しても落とされるケースは沢山ある

インターンで失敗した人が内定をとり逃すわけではありません。中には、インターンで目覚ましい活躍を見せたのにも関わらず本選考で落とされるケースも十分あります。人数的な関係で泣く泣く落とさざるを得なかったり、あるいはあなたよりももっとレベルの高い学生がいた可能性もあります。

インターンで成功しても失敗しても、落とされる時は落とされる。それがリアルな就活なのです。

 

・サマーインターンと本選考の違いとは

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サマーインターンと本選考に違いがあるのはおわかりだと思いますが、具体的にその違いを説明しろと言われると困ってしまう人がほとんどなのではないでしょうか。サマーインターンと本選考、どちらでも成功を収めるにはそれぞれの特徴を総ざらいしてまとめておく必要があります。

ということでここでは、サマーインターンと本選考の代表的な相違点をまとめてみました。

 

-サマーインターンは素質を見られる

まず、サマーインターンではみなさんのどんな部分をチェックするのか。まず、大切なのは「もともと兼ね備えている素質」です。サマーインターンの時点では、就活は本格的に始まったとは言えません。よって、まだ企業が求めている学生のレベルはそこまで高くないと言えます。

面接の質の高さや筆記テストの点数の高さよりも、みなさんのやる気や素質を見ています。適当にとりあえず来てみただけの人は、すぐにバレるということですね。

 

-本選考は「企業と合うか」を見られる

サマーインターンに対して、本選考は「本当にこの子はうちの社風に合うか?」をチェックされます。就活が本格的に始まったら、やる気があるのは当然のこと。そのうえで、企業とのマッチング度を見られるということです。

どんなに有能な人材でも、高学歴な学生でも、社風が合わないと余裕で不採用になります。事業内容や福利厚生と照らし合わせてみて、自分自身をきちんと説明できるようにしてください。

 

-本選考は完璧じゃないとダメ

サマーインターンはある程度荒削りでも許されますが、本選考はそうはいきません。ほぼ全員の就活生がこれに合わせて仕上げてきますから、手は抜けません。

エントリーシートの書き方や基本マナーはもちろんのこと、服装などの基礎知識は完璧にしておいてください。面接での頻出質問は最低50個くらいは調べておき、適切な回答をスラスラと説明できるようにしておいて下さい。

 

-両方エントリーシートが大切

サマーインターンと本選考には大きな違いがいくつかありますが、共通している部分もあります。それは、エントリーシートが絶対に大切だということです。エントリーシートは多くの場合、企業がみなさんの情報をまずゲットできる名刺のようなものです。ここでファーストインパクトを残しておかないと、その他大勢のひとりで終わってしまいます。

一枚書き上がったらキャリアセンターの先生や先輩に見てもらって、赤ペンを入れて直してもらうことをオススメします。

 

-インターン面接での失敗はある程度許される

ここまで説明してわかったと思いますが、サマーインターンは本選考に比べて求められているレベルがかなり低いです。もちろん完璧にできるに越したことはないですが、たとえ面接などで失敗してしまっても、そこまで無駄に悩む必要はないということです。

もちろん事前に何をしゃべるのか決めておく必要はありますが、サマーインターンで失敗したからと言って志望企業を考え直すのは不要だということです。

 

・サマーインターンと本選考Q&A

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最後にお届けするのは、サマーインターンと本選考に関するQ&Aです。ここまで総ざらいすれば、どんな人でも自信たっぷりで選考に挑むことができるはずです。もしものために、代表的な質問だけでもチェックしてみてください。

 

-インターンに行っていない企業の選考を受けてもいい?

もちろん問題ありません。就活は、基本的に10何社~何十社とエントリーして選考を受けるものです。そのすべてのインターンに参加する必要はありませんし、そんな時間もおそらくないでしょう。

中にはインターンに参加しないと内定が貰えない企業も確かにありますが、9割以上の企業はインターンの参加は不問です。必要以上に心配にならず、気になる企業はどんどんエントリーして選考を受けてみましょう。

 

-インターンでのNG行為は?

代表的なものは、「コミュニケーションをとろうとしない」ことです。なにかアドバイスをもらってもお礼を言わなかったり、ミスを指摘されたらふてくされたり…社会人になる準備として、必要最低限のコミュニケーション能力は備えておくべきです。

これと同様に、ほかのインターン生に配慮せずに自己アピールばかりするのもよくありません。インターンは就活の1ステップではなく、「インターン生全員で学べる大事な機会」でもあるのです。自分のことだけを考えるのはやめて、周りの空気を読みましょう。

 

-インターンにひとつも受からなかった…

そんなの自分だけじゃないのかな?と不安に思いますよね。でも、安心してください。意外とインターンに全落ちしてしまう人は毎年多数存在します。インターンを行わない企業もこの世にはたくさん存在しますから、自動的にインターンの方が高倍率なケースも多くあるのです。

でも、インターンに参加しなくても内定はもちろんもらえます。サマーインターンに落ちてしまったからと言って落ち込みすぎずに、秋冬インターンの準備や本選考のための勉強に力を入れて、前向きにいくことが大切です。

 

-インターンにはどんな種類があるの?

まず、1~2日で終わる短期インターンと1週間~数ヶ月かけて行う長期インターンの2種類があります。なるべく多くの企業のインターンに参加して幅広い知識をつけたい人は前者。もう行きたい業界をある程度決めていて、より深い知識と経験をつけたい人は後者を選ぶといいでしょう。

中身にもいくつかの種類があります。仕事の業務内容について座学で話を聞くだけの簡易型インターンもありますし、時間をかけてひとつの課題に取り組む課題解決型インターンもあります。自分の希望と照らし合わせてみて、1番自分に合ったインターンを探してみましょう。

 

・おわりに

さて、いかがだったでしょうか。サマーインターンは、本選考で自分の力を発揮するためにとても大切なものです。だからこそ、準備できる時にたくさん準備して自分のレベルを底上げしておきたいですよね。

そのためには、サマーインターンに関する正しい知識が必要不可欠です。今回ご紹介した知識を頭に入れておけば、どんなに自信が無い就活初心者でも納得のいく結果が出せるはずです。希望通りの結果が手に入るように、頑張って下さいね!みなさんの就活がうまくいくように全力で応援しています。

 

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