就活の持ち駒平均は26社!エントリー数との深い関係性が話題

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「みんなは就活の持ち駒はどれくらい持ってるの?」と心配になっている就活生は少なくないようです。確かに就活をする上でどれくらいの企業にエントリーして、どれくらいの持ち駒になって、どのくらいの数の企業から内定をもらっているのかは気になりますよね。

そこで今回の記事では、就活の持ち駒数やエントリー数の平均をまとめていきつつ、就活の持ち駒平均数を機にする必要がない理由について解説していきます。

この記事を読んでいただければ、近年の就活の持ち駒の平均などを知りつつ、就活の平均数に捉われないようになるはずです。

就活の持ち駒数と関わりあり?エントリー数平均は26社

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それでは最初に就活の持ち駒数とエントリー数の関わりについてご説明していきましょう。2018年4月に行われたキャリタス就活2019学生モニター調査によると、19年卒の就活生のエントリー数平均は26.2社となっています。17年卒のエントリー数は37.3社、18年卒では31.7社とのことで、年々減少傾向にあることがわかりました。

就活の内定数平均は2.3社

また19年卒の内定獲得平均数は2.3社であるということも同調査によってわかっています。つまり、エントリー平均数から見る内定獲得平均は7〜8%程度であるということになりました。

就活の持ち駒数平均は?

さて、気になる就活の持ち駒数平均ですが、こちらは公益社団法人全国求人情報協会が行なった2018年卒学生の就職活動の実態に関する調査を参考にしていきます。

こちらの調査によると面接などの対面選考を受けた平均が9.6社とのこと。これは、実質書類選考合格後の持ち駒数と考えて良いでしょう。また最終面接を受けた数の平均が3.3社

整理すると書類面接通過後の持ち駒平均数は9.6社で、最終面接までの持ち駒平均数が3.3社程度が就活の持ち駒数平均であると言えます。

就活における持ち駒の平均数に捉われないことが重要

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さて、ここまで就活におけるエントリー数や持ち駒数の平均について見ていきました。自分が予想していたよりも就活の持ち駒数は多かったでしょうか?それとも少なかったでしょうか?

就活におけるエントリー数はまだしも、持ち駒数の平均が自分よりも多かったという人は焦る気持ちが強いかもしれません、しかし、少し待ってください。

就活の持ち駒の平均数に捉われすぎるのは危険です。就活の持ち駒数の平均はあくまで平均数。持ち駒の数が自分の就活スタイルにマッチしていなければ意味がないのです。

こちらでは就活の持ち駒平均数に囚われるべきではない理由について詳しく解説していきましょう。

就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由1:持ち駒数より選考の中身が重要

1つ目の就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由は「就活の持ち駒数の多さよりも、どのような選考になったのかの方が大事だから」ということです。

新卒就活となると、「どれくらいエントリーしたか」や「どれくらい選考に通ったか」など見えやすい数値を誇る就活生は多いです。しかし、本当に大切なのはどのような選考になったかなのです。

極論ですが、エントリー数が多ければ多いほど書類選考に通る数は増えますし、その分、就活の持ち駒も増えます。しかし、持ち駒数の多さが内定数に比例するわけではありません。内定数を決めるのは選考の中身なのです。

就活の持ち駒平均数に捉われず、より良い就活を行うということを意識していきましょう。

就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由2:平均に合わせて安心すべきでない

2つ目の就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由は「就活の持ち駒数が平均と同じだからといって安心するべきではない」ということです。

先ほども述べましたが、内定数を決めるのは就活の持ち駒数ではなく、中身。表面的な数字だけ平均に合わせたとしても、1社ずつの就活の中身が充実したものでなければ、本末転倒でしょう。

就活の持ち駒数が平均より多くても少なくてもそれは同じです。むしろ就活の持ち駒数が少ない方が1社ずつ企業研究を丁寧に行うことができるため、充実した就活を行うことが可能だとも考えられます。

もちろん、だからと言って就活の持ち駒数が少ないことが良いというわけではありません。就活の数をこなしていくのか、1社ずつ集中して受けるのか、どちらが自分に合っているかをしっかりと考えるべきだということです。

就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由3:軸に合った就活の進め方が重要

3つ目の就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由は「自分が持つ就活の軸に合った就活の進め方が重要である」ということです。

先ほども述べたとおり、就活の数をこなしていくのか、1社ずつ集中して受けるのか、どちらが自分に合っているかを考えて、最適な就活の進め方が重要なのです。そしてエントリー数だけではなく「どのような就活にしたいのか」「就活の中で重視したいものは何か」などをしっかりと考えて、軸に合った就活の進め方をすることも大切です。

就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由4:持ち駒が少ない方が有利な場合もある

4つ目の就活の持ち駒平均数に捉われるべきでない理由は「持ち駒が少ない方が就活において有利になる場合がある」ということです。これにはさらに2つの理由があるため、以下に分けて見ていきましょう。

持ち駒が少ない方が有利な理由1:企業研究がしっかりと行える

持ち駒が少ない方が有利な理由としては企業研究がしっかりと行えるということを挙げることができます。

たくさんの企業にエントリーして受ける選考が増えれば増えるほど、企業研究の量は増えていくことに。そうなると1つずつ企業研究のクオリティは下がってしまうはずです。クオリティが下がれば、内定にまでつながる可能性は低くなっていきます。

極論ではありますが、受ける企業を1社だけに絞れば、就活の準備期間は全てその企業のために使うことができます。本気でその企業に入社したいのであれば、どの就活生よりも企業研究を行なったり、自分を高めたりして、その企業の採用担当者が「欲しい」と感じるような人物になることが理想的でしょう。

持ち駒が少ない方が有利な理由2:業界を絞れる

自分の興味がある業界に絞って就活を行うことによって、業界の状況や事情などをより詳しく知ることができます。いくつもの業界で就活を行えば、その分、業界研究の時間は多くなってしまいますし、把握することも大変です。

それよりも1つの業界に精通して、選考の時にも、その業界の状況を見越した応答ができるようになる方が評価は高くなるはず。エントリー数を絞り、就活における持ち駒の数を減らすことによって、集中的に業界について学んでいきましょう。

まとめ

今回の記事では、就活の持ち駒数やエントリー数の平均をまとめていきつつ、就活の持ち駒平均数を機にする必要がない理由について解説していきました。

就活はどうしても一斉に行われるもののため、人との差を気にしてしまいがちです。しかし記事内で繰り返し述べた通り、大事なのはエントリー数や持ち駒数が平均的であるということではなく、自分に最適な就活の進め方ができているかどうかです。

就活の持ち駒の平均も参考にしつつ、自己分析をしっかりと進めて、自分がベストを尽くせる就活にしていきましょう。

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