今回お話を伺ったのは、インターナショナルスクール出身、韓国と日本のハーフという上智大学国際教養学科4年の三谷えみまさん。グローバルな視点を持った彼女は、外資系企業に就職するのでは、というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかしあることをきっかけに価値観が180度変わり、日系ITベンチャーへの就職を決めます。日本、海外どちらも深く知った彼女がどう日本で就活していたのか、その全てをお聞きしました!

学生が可哀想。日本の英語教育を変えたい

伊藤
こんにちは!

三谷
こんにちはー!よろしくお願いします!!

伊藤
早速ですが、内定先を教えてください。

三谷
株式会社マイクロアドです。

伊藤
あの、サイバーエージェントグループの会社ですよね。
マイクロアド内定者の三谷えみまさん
【三谷えみま】上智大学国際教養学科4年。株式会社マイクロアド内定。

三谷
そうです。デジタルマーケティングの会社で、広告もやっています。

伊藤
2007年に設立後急成長し、今や海外拠点は10拠点を突破していますよね。

三谷
はい。本物のグローバル企業だと思います。従業員も日本:海外=1:1で。

伊藤
すごいスピード感ですよね。人気ITベンチャーを突破できた秘訣を伺いたいです!早速、面接でよくお話されていたエピソードから教えてください。

三谷
高3で英語教室を立ち上げて、それを運営しているエピソードですね。

伊藤
自分でですか?やろうと思ったきっかけは?

三谷
インターナショナルスクールから小学6年のとき転校して日本の英語教育を受けて、こんな教育だとクラスメイトが可哀そう、将来使える英語にはならない、と思って。

伊藤
日本の英語教育って微妙なんですね・・・

三谷
小学校ではひたすら歌とゲーム、中学校高校では文法ばっかりで。中学校に上がって英語嫌いになっちゃった友達を何人も見てきたんです。

伊藤
日本の英語教育の現状を変えようと思ったんですね。

三谷
はい。高3の12月に近所の子に英語を教え始めたのがきっかけでした。そこからマネタイズして生徒数がピーク時40人とかで。

英語を教える三谷さん

英語を教える三谷さん

 

伊藤
三谷さんの英語教室は他とどんな違いがあったんでしょうか。

三谷
質が高いけど学生運営なのでリーズナブルな価格なところ、あと自分が英語を早期から学んでて、それが役立ったので、幼稚園、小学生をターゲットにしているところです。

伊藤
小学校の時英語全くやらなかった学生はどうすればいいですか・・・。

三谷
個人的には、トーフルiBTの勉強をすごくお勧めしてます。

伊藤
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能評価の方ですよね。

三谷
はい。文法、単語ひたすらではなく、英語を英語で考えられるようにして欲しいです。英語に興味ある学生は、英語漬けの毎日を送って頭を英語脳にしてください。

伊藤
英語教室の運営のような、自主的な活動で得られることは何でしょうか。
英語教室立ち上げを後押ししてくれた友人と三谷さん
英語教室立ち上げを後押ししてくれた友人と

英語教室立ち上げは面接でこう評価された

三谷
私は何事に対しても責任もってやりきることを学びました。全部1人で回してた時は、自分の代わりがいなくて、自分しか頼れなかったので。

伊藤
きついですね。その後運営メンバーは増えたんですか?

三谷
大学2年生の後期にシンガポールに留学行く超直前に友達に入ってもらいました。
シンガポールの大学にて独立記念祝いの時の三谷さん
シンガポールの大学にて独立記念祝いの時の一枚

伊藤
え、友達に全部任せたんですか?

三谷
はい。週に1、2回LINEでミーティングして、その子の悩みを解決しながら全部やってもらいました。

伊藤
モチベートしたえみまさんも、その友達もすごい(笑)

三谷
面接でもこの話は結構していて、面接官はみんな覚えてくれてる話だったと思います。

伊藤
このエピソードのどこが評価されたんでしょうか。

三谷
社会に対して感じた問題に対して、自分に出来ることを実行したこと。あと、それを諦めずにずっとやり続けていること。プラス、独りよがりにならないで人に助けを求めたり協力者を得るといったところです。

伊藤
問題発見からの課題解決で人を巻き込んで粘り強くっていうところが評価のポイントなんですね。

三谷
その通りだと思います。

就活の軸はアメリカで作られた

伊藤
そもそも、どんな軸で就活をしていたんですか?海外経験と就活の結び付け方が分からないです。

三谷
日本の企業が海外進出するときのお手伝い、サポートをしてあげたいっていうのがまず一つあって。

伊藤
留学に行って感じたことですか?

三谷
そうです。高2の時にアメリカに1年行った時です。日本の車が高く評価されてました。

伊藤
やっぱり日本の車は人気あるんですね。

三谷
でも、ホストファミリーがずっとトヨタが欲しかったけど、値段が高いから質は落ちる韓国の自動車を買ったって言ってて。そこにすごいもどかしさを感じました。

伊藤
質はいいのに売れないところに疑問を抱いたんですね。

三谷

はい。値段がネックだとしたら、質の良さをどうお客さんにアピールしていけば売れるのかなと。そうなるとやっぱマーケティングになるかなと思ってて。

アメリカのホストファミリーと三谷さん

アメリカのホストファミリーとの一枚

日本企業をサポートするためIT広告を選んだわけ

伊藤
普通ならメーカーを選ぶと思いますが、なぜITに?

三谷
最初はメーカーに行こうと思ってました。

伊藤
やっぱり。

三谷
でも、1つの企業だけでなく他の企業も助けたいっていう思いが出て、第三者の立場で色んな企業のマーケティングを手伝える広告系ってなりました。

伊藤
その他の業界は見ましたか?

三谷
正直最初は全部の業界見てました。保険も銀行も証券も。

伊藤
そんなに見て業界研究はどうしていたんでしょうか。

三谷
1dayインターンとか説明会に行ってるうちに理解できて、絞られていきました。インターンは多分8社くらい行って、説明会は50社とか。

伊藤
インターンや説明会で企業の情報を直接集めたんですね。

三谷
ネットに載ってない情報もたくさんあるので。できるだけ社員の方に会うように意識していたし、ライバル会社の社員の方とも会っていました。

伊藤
社員の方に何を質問するんでしょうか?

三谷
仕事内容とか海外拠点とか、他の業界が今後どうなるかとか、気になったことです。
マイクロアド内定者の三谷えみまさん

伊藤
現場の声を聞いて生の情報を仕入れておくんですね。面接でも使えそうです。最終的に、広告でも、マスメディアではなくIT広告にしたんですね。

三谷
はい。マスメディアより、今伸びてるIT広告だってなりました。

伊藤
IT広告を手段として日本企業の海外進出をサポートしたいと考えたんですね。

 

日本大嫌いな自分が、日本大好きな自分に変わった瞬間

伊藤
ではそもそもなぜ ‘‘助けたい’’ という感情が芽生えたんでしょうか。

三谷
私、日本が大好きなんですよ。私日本と韓国のハーフなんですけど韓国より日本の方が好きで。

伊藤
そんなに日本のことが好きなんですね。

三谷
あ、でもそれこそ小学生の頃は日本が大嫌いで、その時はアメリカが大好きだったんです。

伊藤
え(笑)昔は日本が嫌いだったんですか?

三谷
アメリカかっこいいよねみたいな。日本はダサいし、みんな同じだし、日本語しか出来ないしなんかかっこ悪いよねって、小学生特有の感じです。

伊藤
それが今は日本大好きに変わったんですもんね?

三谷
はい。グローバルっていうイメージを持って高校の時アメリカに留学したら、海外旅行すらいってない、自分の住んでる地域のことしか知らない、英語しか出来ないって人多くて愕然として。

伊藤
理想と現実にギャップがあって、日本の良さを再確認したんですね。

三谷
文化も歴史も日本の方が素敵だなと思いました。あと、韓国の企業が強くなってるのを知って、負けてらんないって思えて。

伊藤
それで日本企業を助けたいって考えるようになったんですね。
友人と三谷さん

 

考える癖をつけて面接を乗り切る

伊藤
そもそも、高校の頃から日本企業を大きくしたいって考えるって、思考深めるの早くないですか?

三谷
幼稚園くらいから日本ってこんな国だなーとか考えてたので。

伊藤
早いですね!

三谷
インターナショナルスクールで、価値観とか宗教とか国籍とか文化とかが違う人が沢山いたからかも。

伊藤
考える癖がついてたんですね。

三谷
自分と違うものが沢山見えていたので、なんで違うんだろうって疑問に思うことはたくさんありました。

伊藤
社会に対してやりたいことが見つからない学生が多いですが、考える癖をつけるとその辺も見つかるでしょうか。

三谷
小さい頃から感じたことを心に持っておくといいと思います。あとは、やりたいことがわからない人って‘‘たくさん行動してない人’’だと思ってて。

伊藤
最低限こんな行動はしてほしいっていうのはありますか?

三谷
社会人や先輩、内定者に話を聞くとかは行動しやすいと思います。

伊藤
なるほど。そこまで考える癖がついていると面接も心配なさそうですね。

 

面接では単刀直入に質問しよう

伊藤
面接で気をつけていたことはありますか?

三谷
自分が感じる疑問点は単刀直入に質問してましたね。

伊藤
もうズバッと?

三谷
例えば、最近業績悪いですけど、今後大丈夫ですか、対策してますかとか。なんでこの企業はこういう事業やらないのか、この事業絶対伸びると思うんですけど、とか。

伊藤
そこまで聞いても大丈夫なんですね。

三谷
面接官をえぐっちゃうような質問をしたほうが、後で後悔しないって思います。

伊藤
逆にこの子調べてるなってなりますね。

三谷
だと思います。逆に言うと、そういう質問をして落ちる企業はこっちから願い下げだと思ってもいいと思います。
マイクロアド内定者の三谷えみまさん

内定承諾、考えたポイント

伊藤
最終的にマイクロアドに入社されますが、決め手は何でしたか?

三谷
現地に法人を構えているところ、そこで黒字であること、人数も少数であることです。

伊藤
日本企業の海外進出サポートだと海外展開が重要ですもんね。

三谷
はい。あと海外と日本の従業員の数が250人:220 人なのも、真のグローバル企業だなと思って。

伊藤
ほぼ1:1ですね。従業員の数などは気にしていましたか?

三谷
幼稚園、小学校、中学校、高校って少人数のところで育ったので、そこまで人数が多くない方がいいなとは思ってました。

伊藤
そんな理由があったんですね。

三谷
あと、オリジナリティを大切にしている会社だと感じたことも1つです。

伊藤
どういうことでしょうか?

三谷
面接中に「こういうアイデアあるんですけど」って話したら、「それって他の所で全然出来るじゃん」とも言われて。「私たちにしか出来ないユニーク性のあるものをやりたいんだよね」って言ってたので。

伊藤
海外展開して、オリジナルの手法でスピード感を持って成長するマイクロアドに惹かれたんですね。
マイクロアド内定者の三谷えみまさん

 

大手を蹴ってベンチャーに行く理由とは

伊藤
実際、他に迷った企業はあったんでしょうか。

三谷
他に第1志望だった大手ウェブ広告会社があって行く気満々だったんです。実は。

伊藤
上場もしてるし、規模も大きいのに。普通の就活生ならそっち行きそうですけど・・・

三谷
マイクロアドは設立も浅く、伸びながらも未上場の企業なので、まだまだ可能性を感じたんです。

伊藤
デジタルマーケティングの領域では技術のパイオニア的存在ですし、まだまだ伸び白を感じますよね。

三谷
伸び白がある今のフェーズが面白くて。仮に上場を果たせた場合、もっと大きい仕事が出来るチャンスを掴めるんじゃないかと思ってます。

伊藤
具体的にどんな風にお仕事をしていきたいですか?

三谷
まずは置かれた場所でいち早く結果を残して、海外支社に行けるようになりたいです。そしてゆくゆくは海外支社を立ち上げられたらなと思ってます。

伊藤
日本企業を助けるために海外で動き回りたいんですね。

三谷
そうです。

伊藤
もう1つ大手と比較するとお給料を気にする学生も多いと思いますが。

三谷
その辺につられない方がいいよって思います。

伊藤
つられてました。

三谷
もう共働きが当たり前で、私と旦那さんが同じくらい稼げば充分生活は成り立つって考えてたので、まず年収は気にしませんでした。

伊藤
2人で稼ぐと考えれば確かにそうですね。福利厚生も整っていたんですか?

三谷
会社の近くに住んだら補助金出るとか、3年勤続で働いたら有給休暇増えるとか、大手と遜色なかったです。

伊藤
しっかり制度が敷かれているんですね。

マイクロアド内定者の三谷えみまさん

ありのままの自分で生きる

伊藤
それでは最後に、読んでくださった方に一言アドバイスをお願いします。

三谷
猫を被るとか、自分を創ろうとか、そういうことは本当にしないほうがいいと思います。

伊藤
ミスマッチが起こりますかね?

三谷
そうですね。全然理想と違うとか、やりたいことじゃないじゃんってなるので。

伊藤
企業も学生も本気で向き合えればいいですよね。

三谷
本音で向き合うと。それしかないと思います。そうすれば絶対日本の未来が開けてくる。

伊藤
本音で話す秘訣はなんでしょう?

三谷
現場の生の声をちゃんと聴いてフェアに判断すること、自分もやりたいことをしっかり言うことだと思います。

伊藤
パワフルなえみまさんのお話を聞いて元気が出ました!貴重なお話本当にありがとうございました。
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