グループディスカッション(GD)選考に受かるコツを知っていますか?

選考のひとつとして多くの企業が取り入れているグループディスカッション(GD)。苦手だという方も多いのではないでしょうか。しかし、グループディスカッションはうまく切り抜ける「コツ」さえ知っていれば怖くありません。今回は、そんなグループディスカッション(GD)のコツや気をつけるべき点についてまとめました。

【コツの前に!】そもそもグループディスカッションとは?

グループディスカッション(GD)とは、与えられたテーマに関して、即席で作られたグループでディスカッションし、結論を導き出したり、結果をプレゼンしたりし、その話し合いの進め方や内容を面接官が評価する選考方法のことです。

ほとんどの場合、グループディスカッション(GD)は書類(エントリーシート)選考のすぐあとの、一次選考で行われます。一度に大人数を評価することができるため、数が絞り込めていない段階での選考として優れているためです。また、数は多くないですが、最終選考がグループディスカッションの企業や、最終選考までに何度もグループディスカッションを行う企業もあります。

どちらにせよ、数が絞られやすいグループディスカッションの選考は、就活において非常に重要です。選考が進む前の一次選考では、選考を受ける就活生の母数が多いため、必然的に通過率も落ちてきます。一次を突破できなくて悩む就活生は少なくありません。一次選考を切り抜け、多くの企業の選考を後半まで進めるためには、グループディスカッション(GD)の対策、コツの把握が不可欠です。

グループディスカッション(GD)とは何か、定義や大まかな流れ、テーマ例について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【コツの前に!】グループディスカッションの種類5選

一口にグループディスカッション(GD)と言っても、さまざまな種類があります。ここでは大まかに分けて5種類紹介します。この5種類がすべてのタイプを網羅しているわけではありませんが、ほとんどの企業がこのうちのどれかの形を採用しています。

①自由討論型

こちらが1番スタンダードなタイプのグループディスカッション(GD)です。

「当社がより多くのシェアを獲得するにはどうしたら良いか?」「過去と未来、いけるとしたらどちらにいくか?」など、ひとつのテーマが設定され、グループ内で意見を出し合って、「それぞれの意見」から「グループの意見」を導き出す、というようなものです。

このタイプでは、質問に明確な答えがないものであることが多く、「最終的にどんな結論になったか」はあまり重要視されません。全員の意見が一致することはほぼ0%に近い中、話し合いによってどのようにグループとしての意見をまとめていくか、その過程が評価されます。

②ディベート型

こちらは、賛成派と反対派など、派閥間でディベートによって争うものです。

時間のある長期インターンなどでは、実際に問題があって、自分がどう思うかによってグループ分けされることもありますが、時間のあまりない本選考では自分がどちら側につくのかは、自分の意見に関係なく元々決められていることが多いので、実際の自分の考えとそぐわない意見を主張しなければならないことがあるのが難しいポイントです。自分側の意見をどれくらい主張するか、どのあたりで譲歩するのかなど、頭の回転や立ち回りを見られています

③選択・順位決定型

3つめは、選択、または順位決定型です。これは、複数ある案のどれを採用するか、話し合って1つに決めてください(選択型)、または優先順位を決めてください(順位決定型)、というものです。

選択型は、ただ単純に皆で話し合って案の中から1つを選ぶ、というものから、1人にひとつの案の担当が決められていて、自分の担当する案を推薦し、皆が自分の案が採用されるように争う、という少し変わったものまでさまざまです。こちらもディベート型と同じく、自分の意見をどれくらい主張するか、どのあたりで譲歩するのかが評価のポイントです。

④グループワーク型

4つめは、グループワーク型のディスカッションです。こちらは、話し合いのテーマはの自由討論型と同じようなものが与えられることが多いですが、ポスターやパワーポイントなどを使って発表資料を作成し、最後に面接官に向けて発表する、という課題です。

資料作成までやらなければならないため、十分な時間がないときは未完成のまま発表しなければならない状況になってしまうこともあります。ほかのタイプよりも時間配分が大切になってくるグループディスカッション(GD)です。

⑤課題解決型

最後に、課題解決型です。こちらは、たとえば架空の会社や市町村などの調査データのような資料が配布され、「顧客獲得のために取り組むべきことは何か」「地域活性化のために始めるべき事業は何か」などの課題に対して、資料を読み込んでから話し合い、最終的にグループとしての意見をひとつ固め、場合によっては資料作成やプレゼンをするというものです。

資料は簡単なものから、10ページ以上ある情報量の多いものまで企業によってさまざまで、ほとんどの場合、ディスカッションとの時間とは別に資料読み込みの時間が取られます。メモなども自由に取ってOKなことが多いです。

【ポイントとコツ】グループディスカッションで評価されるポイント

グループディスカッション(GD)では、面接官はどこを見ているのでしょうか?「先輩にコツを聞いたらたくさん発言した方がいい、とアドバイスされたけど、たくさん話したのに落とされた」「相槌をうっていれば通るって聞いたけど、本当?」など、疑問だらけですよね。

実際、グループディスカッション(GD)のコツをつかめず、苦手とする就活生は本当に多いです。グループディスカッション(GD)が選考に含まれていた会社はすべて落ちてしまった、なんて話も耳にすることがあります。グループディスカッション(GD)を突破するには、面接官が何を見ているのかを把握し、しっかりコツをつかむことが大切です。

グループディスカッションで面接官が見ていることを把握する

もちろん、企業によって違いがありますし、一概に言えるものではありませんが、多くの企業に言えることは、導き出された内容や、自分が出す意見の内容自体は評価されないという点です。

たとえば「当社の売り上げをあと〇〇円伸ばすにはどうしたら良いか?」という課題だったとき、面接官は皆さんが出した意見自体はまったく重要視しません。本当にこの課題を解決するのは社員であり、長期のインターンで、勉強を重ねた人であればまだしも、就活生が選考の10分やそこらで絞り出した意見でそれが解決することはないからです。

つまり、大事なのは内容ではなく「話し合い方」です。これは、意見を出さなくても良いという意味ではなく、たとえば「今日のメンバーなら自分は意見をどんどん出すポジションだな」と認識したら、とにかくたくさん意見を出すのも効果的です。「出した意見の内容」ではなく「自分の立ち位置を理解してたくさん意見を出した」というその行動が評価されます。

その他にも以下の記事で面接官が評価するポイントをご紹介しています。参考にしてみてください。

面接と同じ!ありのままの自分を見てもらう

この例と関連して少しコツをお話しします。自分が普段どんな立ち位置で人と話しているかを振り返り、そこからかけ離れすぎているポジションでグループディスカッション(GD)に臨むのは避ける、ということです。

面接官は、あなたがどんな「立場」で、グループが話し合いをすすめるにあたってどんなことに貢献したのかを見ています。自己PRや学生時代頑張ったことなどで噓をついてはいけないように、グループディスカッション(GD)でも、自分の普段の姿を偽って背伸びしたポジションに立つと、面接官にバレてしまいます

普段から人の意見をまとめるのが得意ならまとめ係になれば良いし、意見をどんどん出すのが得意ならそうすれば良い、ということです。「リーダーが有利」とか「なんの役割にもつかない方が有利」とか、いろいろなところでいろいろな見解が語られていますが、どのポジションが明らかに有利、というようなことは絶対ありません

「意識して裏リーダーになろう」

就活ノウハウ本などを読んでいると、ディスカッションの中でリーダーシップを見せたり、グイグイ議論を引っ張っていくことが必要だとよく述べられています。しかし、これは意外と諸刃の剣だったりします。

なぜなら、必要以上に積極性を見せると「空気が読めない」「議論そのもののことを考えていない」と判断されてしまうかもしれないからです。他のディスカッションメンバーから厄介がられる可能性もありますし、普段からリーダーシップをとることに慣れている人じゃないと逆に低評価に繋がるかもしれないのです。

実は、グループディスカッションで確実に評価されるのは、リーダーではなく裏リーダーです。裏リーダーとは、議論を冷静な目で見つめて、随時適切な発言をする存在のことです。リーダーと違って全体的な発言数は少ないですが、結論が出る場面や意見の折衷案を出す時など、大切な場面でキーとなる発言をします。 普段はあまり目立たない位置にいる、ということが重要です。

この発言ができるようになるには、ディスカッションそのものを常に冷静に監視していなければなりません。よって、面接官にとっては「仕事が出来る人材」と認識してもらえる確率が高まるのです。

「自分はリーダータイプって柄じゃないしな…」と思っている人は、無駄に目立つことなく評価をかっさらえる裏リーダーを意識してみてください。議論の核となる重要な発言ができるようになりましょう。50回ベラベラと発言するよりも、たった1回の発言が内定に繋がる可能性は非常に高いです。

【ポイントとコツ】グループディスカッションをうまく進めるコツ

では、先ほどの章の最後でお話しした役割分担に絡めて、グループディスカッション(GD)を進めるコツを見ていきましょう。グループディスカッション(GD)は、役割分担の面からは以下の3つに分けられます。

①役割分担が強制されている場合

これは、議長、書記、タイムキーパー、発表者などの役職があらかじめ用意されており、誰かがどれかを担当してください、と指示されるタイプです。

役割が人数より少ないことが多く、何にも属さない人も出てきます。このようなタイプでは、役割についた方が無難です。つかないほうが不利になるということではなく、役割についた方が話し合いに参加しやすいためです。新しい意見をどんどん出すのが得意な人ならば、役職につかずどんどん発現するのも作戦ですが、その場合のコツは、話し合いの腰を折らないよう、自分勝手な意見を出しすぎないように注意することです。

どの役割につくかは先ほども述べたように、普段の自分の役割に近いものを選ぶことが大切なコツです。何かやらなきゃ、と焦って、人をまとめるのが苦手なのに議長になったり、ノートを取るのが大の苦手なのに書記になったりするのは絶対にやめましょう。

それぞれの役割が果たす使命や、どんな性格の人がどの役割に適しているのかについては以下の記事でご紹介しています。是非参考にしてみてください。

②役割分担が禁止されている場合

グループディスカッションでは、「役割分担はしないでください」と指示されることも多いです。このような場合は、私が議長をやります、私がタイムキーパーをします、というように宣言することが禁止されています。

しかし、何人かのグループで話し合っていれば必ずなんとなく役割が生まれます。そのような自然に発生する役割は許されるので、なんとなくみんなの意見を聞いているうちに議長のような立場になった、というようなことは全然OKです。

このタイプの場合、自分が流れにのれずに役職らしきものにつけなくてもまったく焦る必要はありません。役割は絶対ではないので、議長(らしき人)がつまったときにそれまでの流れをさっと整理したり、単純にそれまでの流れで疑問に思ったことを発言したりと、発言数は多くなくても核心を突く発言をしたり、話し合いの流れを良い方にもっていく発言をする人が評価される傾向にあります。

つまり、ここでのコツは、議長になってまとめるのにいっぱいいっぱいになるよりも、話し合いの流れを見極めて、おかしな流れになったときに元に戻したり、良い発言をした人の意見を深堀していったりするなど、おいしいとこ取りをすることです。

③役割分担が自由に任されている場合

役割分担は、してもしなくてもかまいません、と言われる場合もあります。この場合は、まず役割分担をするかどうかを決める必要があり、そこで時間を消費してしまいます

そのときのグループの雰囲気やその場の流れでなんとなく役割を決めるか決めないかが決まると思いますので、そのときの雰囲気に任せましょう。一番大切なコツは、グループの雰囲気や話し合いの流れを乱さないことです。これは、斬新な意見を出してはいけないという意味ではなく、残り時間が少ないのにこれまでとまったく異なる意見を急に出したり、自分ばかり発言したりすることを避けましょう、という意味です。

役割分担をするかしないか決まれば、その再先は上で述べたコツを意識してください。

【ポイントとコツ】グループディスカッションのNGな進め方

グループディスカッション(GD)には、明らかに場の雰囲気を壊すNGな行動がいくつかあります。このような行動をなるべくとらないこともコツの一つです。

たとえ最終的なグループの意見にその人の意見が採用されたとしても、場を乱したり周りを見ない人は落とされてしまいます。ここでは、良く目にするNGな例と、それを避けるためのコツを見ていきます。

とにかくしゃべりまくる or あまりにもしゃべらない

グループディスカッション(GD)では、どうしても「何かしゃべらなきゃ」と思ってしまいますよね。

しかし、しゃべれば良いというものではありません。たとえば2人一組の集団面接で、一人の回答があまりにも長いと、もう一人が回答は時間が無くなってしまいますよね。集団面接では、二人で何分、と時間が定められているわけですから。グループディスカッション(GD)も同じです。

あまりにも話さないのはその人の落ち度ですが、一人が話しすぎて周りの人の発言の余地が減ってしまうのは良くないです。また、残りの時間を考えずにいつでも意見を出すのもNGな行動です。たとえタイムキーパーが別にいたとしても、話し合いのとき時間を意識するのはひとりひとりの義務です。

もうまとめに入るべき時間なのに、今まで一度も出ていなかった話題を急に出す、といった行動は話し合いを良い方向に持っていく行動ではないため、悪目立ちします。新しい意見を出すときは、残り時間が十分かどうか、これまでの話し合いとそぐわない内容でないかどうか、きちんと考えてから発言するのがコツです。

また、当たり前ですが、発言があまりにも少ないのももちろんNGです。たまに聞く「相槌を打っていたら受かった」という人の「相槌」というのは、「そうですね」のような中身のない相槌ではなく、「ということは、○○さんの意見と似ていますね。」「○○さんと××さんの意見は似ていますが、△△なところが違いますね。」といったように、自然と話し合いをまとめる方向に持っていくことができる相槌のことです。こういった相槌は、議長でなくても出来るお得な発言です。

グループディスカッション(GD)での残り時間を意識するためには、進め方をあらかじめ理解しておく必要があります。グループディスカッション(GD)の詳しい進め方については以下の記事を参考にしてください。

当たり前のことばかり言う

当たり前のことばかり言うのはNGです。言ってはいけないわけではありませんが、いつもみんなが考え付くような発言をして、新しい意見を出さない人は面接官に良い印象を与えません

どうしても良い意見が思いつかないときのコツは、当たり前のことを繰り返し発言するのではなく、他の人から出た意見で良いと思ったものの派生の意見を考えてみることです。そうすると、その意見を軸に話し合いが広がる可能性があります。

当たり前な意見を並べる人は、グループディスカッション(GD)に対して苦手意識を抱いている傾向にあります。まずは苦手意識を克服しましょう。

他の人の意見の批判ばかりする

これもNGな行動です。批判が絶対NGなわけではありませんが、自分の意見も出さずに人の意見をずっと否定するのは絶対にやめましょう

どうしても自分と反対意見だな、と思った場合は、「○○さんの意見の××な面は良いところだと思いますが、私は△△だと思います」といったように、頭ごなしに否定しないことがコツです。グループディスカッション(GD)は、短い時間で話し合いを良い状態で終わらせる必要がありますから、乱すような行動は避けましょう。あまりテーマに感情移入して、本気で話し合いすぎないこともひとつのコツかもしれません。

「グループディスカッションで着ていくべき服装とは」

就活生がいつも悩むのは、選考時の服装でしょう。スタンダードですが、特に服装に指定がない場合はリクルートスーツが無難です。私服指定の場合を除いて、スーツを着て行って怒られるケースはまずないからです。

スーツなら清潔感がありますし、就活生らしいフレッシュ感も出すことができます。髪型はいつもの就活と同じように、みっともなくないようにまとめたり整えたりして、不潔な印象を与えないようにしましょう。女子の場合はメイクもナチュラルにして、誰が見ても好印象を持ってもらえるよう工夫してみましょう。

私服指定の場合は、よほどのことがない限りオフィスカジュアルをおすすめします。淡い色味のシンプルな服装を選び、ヘアメイクも普段の就活と同じように清潔感を意識してください。グループディスカッションは面接などほかの選考に比べて体力を消費しますし、ある程度動きやすい方がやりやすいので、私服を指定してくる企業も多いです。

まだオフィスカジュアルを用意していない人は、もしものために購入しておくと安心でしょう。いつもプライベートで着ているような私服で来ると、周りとの温度差の違いに最初から萎縮してしまうかもしれません。

しかし、グループディスカッションで必要なのは「どんな服装を着てきたか?」ではなく、「どんな役割で、どんな発言をしたか?」「ディスカッションをどう回したか?」です。清潔感があり、ルールやマナーを守った服装を意識することは大切ですが、一番大切なのは発言内容だということを忘れないようにしましょう。

【まとめ】コツをつかんでグループディスカッションを勝ち抜きましょう!

いかがでしたか?グループディスカッション(GD)を苦手としている人は多いと思いますが、落ち着いて、いつもの自分を「面接」ではなく「話し合い」で」面接官に見てもらう、という気持ちで、あまり気負わずいきましょう。

今回ご紹介したコツを意識すれば、必ずあなたの良さを分かってもらえるグループディスカッション(GD)ができるはずです。グループディスカッション(GD)でつまずいていては、本当に言いたいことが言える面接に進めずストレスも溜まっていきます。コツを押さえて、グループディスカッション(GD)を勝ち抜きましょう!

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