就活において、唯一答えがあるものが、Webテストなどの試験です。Webテストは、採用選考の序盤に行われることがほとんどでしょう。そのWebテストを通過しなければ、次の段階に進むことができません。答えが決まっている問題ならば、対策を立てることができます。せっかく、対策を立てられるのに、それをせずに落ちてしまうのは、本当にもったいないことです。しっかり、対策してテストに臨むことをおすすめします。
最近では、Webテストの答えが掲載されている解答集が販売されていたり、ネットで簡単に入手することもできるようになっています。ここでは、答えが載っているWebテストの解答集にどのような種類があり、どのように入手して、入手した際のリスクなどをご紹介します。
Webテストの答えは入手できる
Webテストの答えは簡単に入手することができます。インターネットを駆使すれば、すぐにWebテストの答えが掲載されてた解答集が売っているサイトにたどり着きます。また、学生の間でも、出回っており、先輩などから意図せず入手したといった場合もあるでしょう。ここでは、どのようなWebテストの入手経路があるかご紹介します。
①オークションなどでWebテストの答えを入手
インターネットオークションで「Webテスト 答え」、「Webテスト 解答」などで検索すると、何件かヒットします。
インターネットでは数千円で入手することができるようです。なお、注意事項には、「精度が高いですが100%の正答を保証できません」と記載されています。
②Webテスト代行サービス
自宅で受験型のWebテストでは、自分以外の人間が解答することも可能です。いわゆる「替え玉」というものです。
得意な知人に頼むケースや業者にお金を払って代行してもらうサービスもあるようです。某有名大学の学生がブログに不正を告白して、騒ぎになったこともあります。
③友達と協力してWebテストの答えを作成
一番オーソドックスなパターンは、友人と協力して、Webテストの答えを作成するというものです。
本登録以外のアカウントで、企業のWebテストを受けて、問題文を保存してから、時間をかけて友達とそのWebテストの答えを作成する方法です。
Webテストの答えを入手するリスク
就活において、効率的に進める学生の中には、Webテストの答えを入手して解答する学生も少なからずいます。採用する側も不正を防ぐための対策を取っていることもあるので、リスクを伴うことも知っておきましょう。また、ある程度、不正も織り込み済みで、割り切った企業のあるかもしれません。
実力の伴わないパフォーマンスの危うさを知っておきましょう。宮本武蔵も五輪書において、「まじめな人間が最後は勝利をつかむ」と言っています。手段を目的としてはならないのです。また、「自然の摂理にはずれた道は敗北へと通じる」とも言っています。
安易にWebテストの答えを入手するリスクが、就活においてどのようなリスクをはらんでいるのか、ここでは4つ見てみましょう。
①入手したWebテストの答えが正解かわからない
Webテストの答えは簡単に入手できますが、そもそもそれが正解かどうかわかりません。
実際に、入手できるWebテストの解答集や代行サービスも100%の正解は保証していません。また、自分が入手したWebテストの答えと出題されたWebテストが異なっていることに気が付かずに解答してしまうことだってあるかもしれません。
間違いに気が付かず、全問不正解ということだってありえます。
②入手したWebテストの解答から不正が発覚する
Webテストの答えを入手して、その解答から不正が発覚するかもしれません。
たとえば、大学の偏差値が低いのに、あまりにも高得点を出したり(もちろん、大学で勉強して努力した学生もいることでしょう)、正答率が圧倒的に低い問題を簡単に答えてしまっていれば、企業は不正を疑うかもしれません。
大企業でも、Webテストの採点基準さえクリアしていれば、採用する企業も存在します。Webテストの得点は高いに越したことはないかもしれませんが、採点基準をクリアしていればよいのです。採点基準に達していなくても、Webテストの前に接点がある学生に対して、人間的な魅力があれば、今後の努力を促し入社させるということも実際にあります。
本質を見失わないことが大事です。
③入手したWebテストとは別の問題をあとで受けさせられる
企業もWebテストの答えが巷間で出回っていることや簡単に入手できることくらいわかっています。
中には、最終面接の直前で同じ問題を課す企業もあります。そうなると、そもそも自分の実力で通過したわけではありませんので、点数に大きな差が生じます。企業からの信用は失墜することになります。一度、落ちた信用を取り戻すのは容易ではありません。ましてや、就活という短時間・短期間の場面では困難でしょう。
費やした時間は水泡に帰すだけです。
④入社後に、根本的な能力の差に苦しむ
ここが一番のポイントではないでしょうか。Webテストは、答えが決まっているので、知っていれば正解して、次のステップに進めます。逆にWebテストで落ちてしまったら、そこで終わりです。面接でのアピールのしようもありません。ここで悪魔のささやきが聞こえてきます。
仮に自分の実力や努力以外の方法で、Webテストを答えて、突破しても、その先で苦しむことになるのは他ならないあなたかもしれません。
そもそも、企業は、テストで学生を篩にかけますが、学生の言語能力や計算能力、あるいは語学や論理的思考力を試すためにも課します。選考の過程で苦しむこともあれば、入社後に悩むことだって考えられます。くれぐれも内定がゴールだと思わないようにしましょう。
Webテストの答えを入手したら?
もしも、サークルやゼミの先輩、親しい友人に予期せずにWebテストの答えを入手した場合はどうしたらいいのでしょうか?
過信せずに参考程度で活用するのは、許容範囲かもしれません。使うか使わないかはあなた次第です。また、参考程度に活用するのか、ガッツリ頼って自分では対策しないのか。全てはあなたの考え方、行動に委ねれられます。
一つ言えることは、「化けの皮は、いつか剥がれることに、危機感を持つ」ということです。
Webテストの答えに頼らない対策
想定外にWebテストの答えを入手することもあるかもしれませんが、それを使うか使わないかの以前の問題です。Webテストの答えに頼らない対策を早くからしておくことが感じではないでしょうか?就活のWebテストは答えが決まっていますので、解き方やコツさえつかめば、得点は必ずアップします。入手できるWebテストの答えに頼らずに、自分の力で内定を掴んだ方がスッキリします。
では、Webテストの答えに頼らない対策にはどのような方法があるのでしょうか。
- どのようなテストが過去に出題されているのか把握する
- 過去の出題範囲がわかれば、それを中心に対策を行う
- 問題集や大学の講座(安価なものが多い)を利用する
- 就職支援サイトの模擬テストを受けて自分の実力を把握する
- 目標を設定して取り組む
- 苦手分野を中心に対策をする
- 理解できない問題は、解き方自体を覚える
Webテストの種類
新卒採用で実施されるテストには、主にWebテストと筆記試験があります。当たり前ですが、テストは答えが決まっています。答えが決まっているからこそ、テストで落ちるのは、避けたいところです。就活は主観的な要素が多分に含まれます。客観的な答えがあるテストは準備次第で絶対に乗り越えられる壁です。
テストの主流はWebテストです。7割くらいは、Webテストだと思っておいてください。答えがわかっているWebテストには、どのような種類があるのでしょうか。
①玉手箱
玉手箱は、Webテストの中でも、自宅で受けるタイプの就活の試験において、トップシェアを誇っています。
つまり、Webテストでは必ず押さえておきたいところです。就活をしていれば、受ける確率が一番高いからです。日本SHL社のWebテストで、能力テストと性格テストで構成されています。
玉手箱の対策記事についてはこちらを参考にしてみてください。
②TG-Web
TG-Webは、玉手箱同様に自宅受験型のWebテストです。
特徴は、難しく馴染みの薄い問題が多いことです。ただし、難解な問題と言っても、就活で使用されるWebテストには答えが決まっています。一度、解き方さえマスターすれば、答えられるレベルの問題に違いはありません。
ヒューマネージ社のWebテストで、能力テストと性格テストで構成されています。その中で能力テストでは、従来型と新型の2種類に分類されます。従来型が主流となっています。
③Webテスティング
Webテスティングは、SPIのWebテスト版です。
SPIはリクルート社が作成しており、そのWebテスト版がWebテスティングということです。SPIということで、学生にとっては、一番馴染みがあるかもしれません。
画面ごとに制限時間が設けられており、一度答えたら、戻ることはできません。SPIなので、問題構成は言語・非言語と性格テストです。
④その他
その他にも、Web-CAB、インハウスCBT、IMAGESなどがあります。
主要なWebテスト以外でも、Webテストの答えを入手する方法もあります。いずれにしても、インターネットで販売されているものは、著作権法違反の可能性が高く、様々な問題点があるのも事実でしょう。
Webテスト答えのまとめ
現代はWebを駆使すれば、何でも簡単に手に入る世の中です。Webテストの答えすら、容易に入手できます。
しかし、自分の歩む道は、自分の足で着実に踏みしめて歩いた方が、長い目で見たらいいのではないでしょうか。人生は自分の思うようには、進まないと相場は決まっています。砂の道は歩くと疲れます。それでも砂の道は足跡が残ります。キャリアの語源は轍です。自分の足跡を辿った際に、恥ずかしくない後悔しない選択をしてほしいと思います。
いかがでしたか?Webテストの解答はネットでも入手できる時代にはなってきていますが、その場を凌げても諸刃の剣です。そのあとの面接やグループ面接対策はメンターズがオススメです。就活を勝ち残った現役の社会人があなたを内定までサポートします。
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