そろそろ就活について考えてみようかな・・・。そんなとき、頭に浮かぶのがインターンシップですよね。みなさんは、インターンシップにどのようなイメージを持っていますか?インターンに参加すれば本選考で有利だとか、インターンで場慣れしておかないと本選考で苦労するだとか・・・。いろいろ噂は耳にしますが、本当のところはどうなのでしょうか?今回は、気になるインターンのあれこれについてご紹介します。
【就活におけるインターンの重要性①】そもそもインターンとは?いつ頃から準備が必要?
そもそも、インターンとは何でしょうか?
簡単に言ってしまえば、皆さんのイメージ通り、学生が就業前に実際に就業体験をすることです。しかし、その内容は企業や日数によって大きく異なり、実際の業務に携わるものから、参加者同士でグループワークをするものなどさまざまです。詳しくインターンについて知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
内容は企業や業種によっても変わってきますが、今回は日数による違いについてご紹介していこうと思います。
①長期型インターン
明確な定義があって分類されているわけではありませんが、一般的に「長期インターン」というと、一ヶ月以上のものを指すことが多いです。3日間や1週間という期間ではなく、何ヶ月にもわたって企業で就業体験をするのが長期インターンです。長期インターンは、イメージ的にもインターンの中でもなかなか手が出にくいですが、様々なメリットがあります。
1つは、その企業の実際の働き方や雰囲気がかなり正確にわかるということです。1dayや3daysのインターンだと、なんとなくの雰囲気はわかっても実際にどのように働いているのか、どのような業務が多いのかなど、具体的なことはわからないことが多いです。その点長期インターンは、参加する就活生が実際にオフィスに通ったり、仕事を任せてもらったりするので、その企業の実体を知るにはぴったりです。
もう1つのメリットは、その企業で働くのに必要な知識やスキルを身につけることができることです。長期インターンでは、実際の業務を任せてもらえたり、その業務を行っている社員さんのサポートをさせてもらえたりすることが多いので、インターン期間中に実際の業務に必要な知識・スキルを身につけることができます。
②1weekや2weekのインターン
就活を始めようと思っている皆さんが一番イメージしやすいのが、この1weekや2weekのインターンではないでしょうか。この日数のインターンはおそらくもっとも数が多く、内容も様々です。
ただ、長期インターンとは異なり、実際の業務を体験するというよりは、グループで課題に取り組んだり、社員さんとの懇親会や職場見学をしたりと、短期間で集中的にその企業を「知る」ことができるプログラムが多いです。多くの場合はエントリーシートによる選考を通過した後、面接があり、面接に通過した人が参加出来ます。
実際に社員さんの話が聞けますし、同じ業界を志望している同期にどのような人がいるのか知ることができる良い機会です。
③1dayインターン
インターンの中でも一番気軽に参加できるのが、1dayインターン。以前は長期インターンや短くても1weekのようなものが主流でしたが、最近では1dayインターンを実施する企業が増えてきています。
就活生にとって参加しやすいだけでなく、実施する企業側にとっても負担が少ないため、職種別に何日にもわたって1dayインターンを実施する企業もあります。1dayインターンは、就活生がその企業の具体的な業務をしっかりと知るには短すぎますが、企業の雰囲気やポリシーを知ったり、社員さんの話を聞けたりする良い機会です。また、選考がエントリーシートのみの場合が多いため、就活を始めるきっかけとしてもってこいです。
また、理系の学生の場合、研究室が忙しくて長期インターンはもちろん、1weekでも厳しい場合が多いですよね。そんな、大学などが忙しくて時間がない人でも参加しやすい、というメリットもあります。インターンに参加したいけど、なかなか踏ん切りがつかない、時間がない。そんな人の、初めの一歩におすすめなのが、1dayインターンです。
【就活におけるインターンの重要性②】本選考とインターンの関係
インターンに参加していると本選考で有利?
就活生にとって気になるのは、「インターンに参加すると本選考に有利なのか?」ということですよね。
これは、言ってしまえば企業によります。
原則、「インターンへの参加の有無は本選考と関係ありません」としている企業が多いですが、実際はエントリーシートが免除になったり、選考がインターン組だけ別枠で進んだりする会社も確かにあります。
また、あくまで一般論ですが、1dayインターンは本選考に関係ない場合がほとんどです。1日だけのインターンで人柄や能力を知るのは困難だからでしょう。もし、自分の志望する企業で本選考と関係あるインターンが実施されるならばぜひ参加するべきですし、インターンが無いならばその分本選考に向けてしっかりと準備する必要があります。
そのためにも、自分の志望する企業のインターンが本選考に関係あるのかどうか、就活サイトなどで早めに確認する必要があります。夏のインターンは関係ないが、冬のインターンは関係する会社など、本当に様々です。事前に調べて、後から「インターンに参加した方が有利だったなんて・・・」と、ショックを受けることが無いようにしましょう。
直接有利には働かなくても、インターン経験は必ずプラスになる
では、自分の志望企業がインターンへの参加の有無と本選考に関係がなかったら、インターンには参加しなくて良いのでしょうか?答えは、ノーです。
実際、直接本選考に影響しないインターンも少なくありません。しかし、インターンは企業のポリシーを知れたり、大学の授業では体験出来ないような、事業に結びつく内容のグループワークができたりと、得るものが多くあります。
また、選考で面接を行われることが多いため、本選考の練習になります。さらに、インターンシップによっては自己PRも提出する場合もありますのでこちらも本選考の練習になります。なお、自己PRの書き方はこちらの記事を参考にしてください。
実際に人事の方が行う面接がどのようなものなのか、経験しておくことは必ず本選考でプラスになります。インターンのときも、本命の会社よりも早い時期にあるインターンの面接を練習として受けておくと、本命の面接を落ち着いて望むことができます。
インターンに参加するメリットは様々です。以下の記事も参考にしてみてください。
【就活におけるインターンの重要性③】インターンの選び方
さまざまなインターンがあることを紹介してきましたが、参加するインターンはどのように選べば良いのでしょうか?ここでは、場合分け別に参加すべきインターンシップの選び方について簡単にご紹介していきます。
志望業種・職種が絞れていない人のインターンの選び方
就活生の皆さんの中には、まだ志望業界や職種・志望企業が絞れていない人も多い、というか、そういう人がほとんどだと思います。
本選考が始まっても絞りきれていない人も大勢居るので、インターンを考えている皆さんが志望業種を絞れていなくてもまったく気にする必要はありません。むしろ、インターン期間は自分が本当は何がしたいのか探す期間にするべきです。この場合、長期のインターンに参加するのは難しいですが、1weekや3daysのような、短めのインターンに複数参加することで、自分が興味を持てる業種や職業を見つけるヒントになります。
また、業種は何となく定まっているけど同業の企業同士の違いがよくわからない・・・。そんなときも、両方のインターンに参加すれば、作っている商品やサービス、事業内容は同じに見えても、細かい違いや雰囲気の違いを感じ、どちらが自分により合っているのかを見極めることが出来ます。自分が何をしたいのか定まっていない、行きたい企業が決まっていない就活生の皆さんは、ぜひ複数のインターンに参加してみて下さい。
やりたいことが決まっている人のインターンの選び方
やりたいことや行きたい企業がはっきり決まっていて、時間の都合がつく人はぜひ長期インターンに参加してみて下さい。
メーカーでは長期インターンはやっていないことが多いので、メーカー志望の皆さんは1weekや2weekのインターンに、出来れば夏と冬の二回参加しましょう。
サービス業やベンチャー企業では、長期インターンを実施している会社があるので、自分の志望している会社が長期インターンを実施しているかどうか調べて、実施している場合はぜひ参加しましょう。長期インターンに参加すると、その企業の雰囲気や実際の業務が知れるだけでなく、自分にその業務の知識やスキルが身に付きます。これは、本選考で間違いなく有利になります。
また、長期インターンで身につけたスキルや学んだことは、就活だけでなくその後の人生にも役に立ちます。もちろん、大学やその他の事情で長期間インターンに行くことができない人も多く居ると思います。そのような人は、1weekや、どうしても時間が取れない人は1dayインターンでもいいので、インターンに参加してみましょう。
以下の記事でもインターンシップの探し方について詳しくご紹介しています。参考にしてみてください。
【就活におけるインターンの重要性④】インターンに参加すべき時期
インターンに参加すべき時期はいつ頃でしょうか?
ずばり、早ければ早いほど良いです。インターンは、大学3年生の夏や冬に参加するイメージを持っている人が多いと思いますが、必ずしも3年生のときに参加すると決まっているわけではありません。特に夏のインターンは、就活生に限らず、学年不問のものが多く開催されます。大学1年生や2年生でも、興味を持ったのであればぜひ参加するべきです。
本選考の時期が近づけば近づくほど、精神的にも余裕がなくなります。心にゆとりがある時期にインターンに参加して、素直な印象でその企業について考える機会が持てることはとても良いことです。多くの就活生が、わかっていながらなかなか実践出来ないことが、この「早めに行動する」ということです。
インターンに絶対に参加したいと思っている人は、遅くとも3年生の夏には参加出来るように準備しましょう。
なお、以下の記事を参考にインターンの準備をすると効率的に進めることができるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?インターンの大切さや本選考に向けて参考にすべき点など、理解していただけたでしょうか?インターンは、決して参加必須ではありませんし、一社もインターンに行かずに志望業種に内定をもらっている先輩ももちろん、居ます。
ただ、自分のまわりにそういう先輩が居るからといって安心せず、広い視野で就活を見つめてみて下さい。就活でのインターンの経験は、その後の本選考、内定後の会社での働き方に影響を与える貴重な経験になります。
◼︎インターンの情報をもっと知りたい方にオススメの、就活Hack厳選ノウハウ記事はこちら
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