みなさん、Webテストの練習や勉強は進んでいますか?面接選考までこぎつけるには、まずWebテストを勝ち抜かなくてはなりません。希望通りの企業から内定をもらうためには、きちんと計画を立てて練習を日常的に行っていく必要があります。
でも、勉強をやろうと思ってもなかなか思い通りに計画が進まなかったり、何から始めればいいのか分からない人もいると思います。ということで今回は、Webテストの有効な練習方法についてまとめていきます。無駄な時間を過ごさないためにも、ここでしっかりと基本知識について学んでおきましょう!初心者も上級者も、みんな見ていってください!
Webテストを練習しないといけない理由って?
以下ではWebテストを練習しなければいけない理由を5つご紹介します。
①筆記テストを通過しないと面接にも進めない!
だいたいの企業は、面接やグループワーク選考の前にWebテスト選考を行います。何千人もの学生がエントリーする大人気企業の場合、全員と顔を合わせて面接する余裕はありません。できるだけ早い段階で「足切り」として、Webテストが使われることが多いのです。
どんなに面接の練習を頑張っても、Webテストを合格しないとまったく意味がないということです。先の選考を見越して行動するのも大事ですが、まずはWebテストの通過を第一に考えましょう。
②余裕を持って毎日が過ごせる
Webテストの練習をしておかないと、「このままどの企業の面接にも進めなかったらどうしよう?」などと、ついつい不安になってしまいます。就活で意外にも大切になってくるのは、毎日冷静な気持ちで過ごせるメンタリティです。Webテストの練習が十分できていないと、不安や悩みのタネになります。
不安や心配な気持ちは、日々ストレスとなって身体にたまります。就活にとって、ストレスは絶対の敵。気持ちにもスケジュール的にも余裕を持って生活するために、Webテストの練習はやっておくべきなのです。
③1度高得点を取っておけばもう勉強しなくてOK
ほとんどのWebテストは、1度高得点を取っておけばその点数を一定期間使い回せることが多いです。ペーパーテストだとずっと勉強をやり続けなければなりませんが、Webテストならその心配はいりません。
「勉強する時間がないな」と思っても、一度しっかり練習しておけばもう勉強する必要はないのです。こう考えると、全く練習しないで本番に挑むのがとってももったいないことのように感じませんか?
④緊張する雰囲気に慣れる
就活の選考は、基本的に緊張しっぱなしです。どんなに緊張しいでも、この緊張感に打ち勝たなければ内定ゲットは夢のまた夢です。Webテストは、そんな緊張感に慣れる第一歩になります。
面接などに比べると少しリラックスできるかもしれませんが、この瞬間にすべてが試される!と考えると、ほどよい緊張感を味わえるはずです。緊張に慣れるのも、練習あるのみ。絶好のチャンスだと考えて、自分の力を試してみましょう。
⑤面接で使用する資料のひとつになる
Webテストは、ただ足切りのためだけの作業ではありません。Webテストでどれくらいの成績を取れたかのデータが、面接などに使われる資料のひとつになります。もっといえば、入社後の研修にも使われる場合もあるようです。
ですから、「一定の点数はとれる自信があるから、もう練習はしなくても大丈夫!」という気持ちは危険だということです。出来る限り練習を積んで、自分のスキルをアップしておかなければのちのちの選考にも影響が出てくるのです。これからの就活をスムーズに進めていくためにも、Webテストの練習に時間を使うことはとても有効です。
Webテストの効率良い練習方法って?おすすめ11選
ここからは本題である、Webテストのオススメの練習方法を11選ご紹介します。
①問題集を解く
やはり、問題集を解きまくることが一番効果の出やすい方法でしょう。Webテストは、言語問題・非言語問題通してさまざまな問題が出題されます。普段から勉強が得意だから対策は不要!と考えても、専門の練習をしなければ良い点は期待できません。
全ジャンルを通してしっかりと対策をすれば、どんなに緊張してしまっても自分の実力が全部出せると思います。公式を覚えているだけでは実践的な練習にはなりませんが、実際に出題される形式で問題を解き続ければ、本番で大成功している自分がイメージできるはず!
②1度試しに受けに行ってみる
「Webテストはどんなものなのか、参考書や就活サイトを見て練習してもなんだかイメージがわかない…」という人は、物は試しで実際にWebテストを一度受けに行ってみるのもひとつの手段です。特に志望度が高いわけではない企業をひとつ選んで、エントリーしてみてください。受験センターでも自宅受験でも、どちらでも大丈夫です。
百聞は一見に如かず。情報ばかりを聞きいれても、自分でやってみて得た情報が一番信頼できるものです。制限時間の感覚も、自分で緊張感を感じながら問題を解いてみるとすぐに身につきます!
③ネット上で模試を受ける
なんと今、家にいながらWebテストの模試を受けることができます。わざわざ試験会場まで足を運ぶのは面倒だったり、そこまで時間がない人は模擬練習を楽チンに済ませましょう。
ネット上模試の良いところは、複数あるテストの種類を全部練習できるところです。SPI、玉手箱、TG-Webなど…。いろんな種類のWebテストをまんべんなく練習することが求められますから、交通費などを無駄に使わずに練習が詰めるネット模試はまさに良いところづくめ。Webテスト対策の第一歩として、まず受けてみるのもおすすめです。
④パソコンを日常的に使う
意外と見落としがちですが、日常的にパソコンのタイピングやカーソル操作をスムーズに行うことができることも大事です。自宅受験で自分のパソコンを使う時はもちろん、受験センターで受ける時も会場のパソコンを使用します。
普段からパソコンを日常的に使っている人は大丈夫だと思いますが、そうでない人は平均的なパソコンスキルを身に付けておきましょう。タイピングは少しでも早い方がいいですし、心にも余裕が出ます。最後の数秒で解けた問題が、選考通過を決めるカギになるかもしれませんよ。
⑤時間を気にしながら生活する
どんなテストも、時間をたっぷり使えばよい点数が取れるものです。でも、Webテストのほとんどはかなり過酷な制限時間の中で回答しなければなりません。ですから、Webテスト選考突破ためには普段から時間を気にしながら生活することが求められます。
いつもはダラダラとレポートを書いていた人も、「絶対に30分以内に1000字書く!」などと時間の目安を決めてからスタートさせれば、自然と時間感覚も身につきますし作業効率も上がります。時間を効率よく使えるものが、就活を制すといっても過言ではありません!
⑥普段から本や新聞を読む
Webテストの言語問題で高得点をゲットするためには、日本語の読解力も必須になります。普段からよく読書をしている人は安心ですが、日本語の長文を読むと頭が痛くなってしまうという人は、少しずつでもいいから文章を短い時間で正確に読み込むスキルを身に付けるようにするといいでしょう。
急に苦手な読書を始めるのはキツイ…という人は、学校の図書館で新聞を毎日読むだけでも効果があります。難しい部分は避けて、自分の興味がある部分だけでも大丈夫ですよ。読解力が付けば、日本語表現が上手になり面接での自己アピールにも役立ちます!
⑦苦手分野だけをノートにまとめる
何回かWebテストや練習用の模試を受けてみると、同じ部分だけを間違えてしまう事実に気付くと思います。就活のWebテストにおいて大事なのは、得意分野を伸ばすのではなく苦手分野を出来る限り減らすことです。なぜなら、同じ分野が連続で出題されるのよりも多種多様な問題が連続で出題されるタイプのテストの方が多いからです。
苦手分野をスラスラ解けるようにできたら、Webテストはもうこっちのもの。解けない分野を集中的に解くために苦手分野をノートにまとめて勉強すると、わかりやすくてモチベーションもアップするはず!
⑧計算の公式は暗記する
Webテストの非言語分野の死角を減らすためには、基本的な計算の公式を覚えておくことが必要です。距離・速さ・時間の計算式や図形の面積などの初歩的な計算はもちろん、割合計算や方程式の公式は社会人になってからも使用するケースが多いので対策しておくと便利です。
もちろん公式を覚えるだけではダメで、これとは別に練習問題を解いて公式を頭に叩き込む必要はありますが、公式を覚えなければ何も始まりません。単語帳や待ち受け画像を利用して、効率よく覚えてしまいましょう。
⑨問題はとにかく繰り返し解く
問題集でも模試の復習でも何でも同じですが、問題はとにかく何回も何回も繰り返して解く必要があります。1回解いただけでは、頭にまったく残りません。問題集や解答を見なくてもスラスラと解説が頭に浮かぶくらい、解き方の流れを頭に入れておかないとだめです!
人間は、過去の情報をどんどん忘れてしまいます。「ここ前間違えたのに、解き方を忘れてしまった…」という悲しい出来事は、もう経験しないようにしましょうね。
⑩移動時間はアプリで勉強する
就活は、移動時間の連続です。電車やバスを乗り継いで、企業やセミナーを回るのが日常ですよね。そんな移動時間を無駄にせずに有効活用できるのが、アプリです。SPIをはじめ、Webテストの代表格は勉強アプリがリリースされています。無料で使用できるものも多く、一度ダウンロードしておけばふとしたスキマ時間に勉強できるのでとても使えます!
問題集や参考書を開くのはおっくうに感じても、アプリなら軽い気持ちで始められる!と多くの就活生から支持を得ています。なんとなくWebテストの練習や就活準備にやる気が出せない人は、アプリのダウンロードから始めてみることをおすすめします。
⑪考えすぎない思考を鍛える
Webテストで大事なのは、解けない問題はすぐに諦めて、解ける問題を確実にこなしていくことです。解けない問題を延々と気にしているようでは、高得点は期待できません。ただでさえ少ない制限時間を無駄にしないために、考えすぎないで行動できるメンタルを作っておくとあとが楽です。
失敗を引きづらないメンタルは、就活全体を通して役に立ちます。タフな精神があれば、どんなにしんどい状況になっても前向きに頑張れるはず。何か気になることや悩み事があったら、「また今度考えよう!」と軽くスルーできるくらいの気概でいるといいですよ。
Webテストの練習Q&A
適性検査の練習って必要?
性格診断などがメインとなる適性検査。企業に合わせて答えた方がいいのか気になるところですが、飾らない自分のままで大丈夫です。つまり、練習する必要はありません。なぜなら、嘘は絶対にボロが出るからです。自分を良く見せようとすると、同じ質問をしているのに違う答えを選んでしまったりします。企業はそれを見逃しません。
それに、選考に通過するために自分を作っても、いざ入社するのは生身の自分です。偽りの自分で内定をもらったけど、入ってみたら自分に合わない企業だった…なんてことも考えられます。ありのままの自分で適性検査を受けて、ありのままのあなたを認めてくれる企業を探しましょう。
テストの種類によって勉強方法は分けるべき?
時間に余裕があるなら、種類別で違う問題集を解いて練習した方がいいでしょう。種類別の対策は、してあればしてあるだけ死角を減らせるのでやっぱりやっておいた方がいいです。
でも、他の選考対策に追われて時間がない場合は、無理にやらなくても大丈夫です。全般的に出題されやすい割合の計算問題や四字熟語などに対策時間を割いて、臨機応変に対策しておくことをおすすめします。
何回やっても時間制限に間に合わない
時間制限中に全問題が解き終わらない場合は、苦手分野を丸ごと諦めてしまうのも一つの手です。時間を使っても解けない問題に時間を割くなら、そのぶん得意分野に時間を回してあげた方が効率的ですよね。全問題に手を付けるチャンスがあれば、その確率も自動的に上がってくるはずです。
たかが時間制限ですが、されど時間制限です。自分が解ける問題を少しでも増やす努力も、立派な対策方法!勇気を出して、決断してみてください。
おすすめの問題集を教えて!
まずおすすめしたいのは、『7日でできる! SPI[頻出]問題集 2020年度 (高橋の就職シリーズ)』。Webテストの代表格であるSPIの頻出分野を、なんとたったの7日間だけでマスターできるすぐれものです。なるべく短い期間で練習を切り上げたい人には、ぜひ使ってもらいたい一冊です。
次におすすめの問題集は、『必勝・就職試験! 【WEBテスティング・CUBIC・TAP・TAL・ESP・CASEC対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【3】』です。あまり対策本が発売されていないタイプのWebテストがこの一冊で対策できるので、ひとつ持っていると安心できますよ。
テスト中にエラーが起きたらどうする?
自宅のパソコンで受験しているときに、予測不可能なエラーが起きる場合があります。起こってしまった瞬間はビックリするかもしれませんが、焦る必要はありません。テストの最初の注意事項に、エラーが起きてしまった場合について記載されていることがほとんどだからです。注意事項に記載されている通りに進めておけば、何の問題もありません!
もしも注意事項に何も記載がない場合は、問い合わせ先に連絡してみましょう。その際、念のためパソコンの画面をスクリーンショットしておくと安心です。
おわりに
さて、いかがだったでしょうか。Webテストは、何といっても対策の有無で選考通過率が一気に変わるセクションです。しっかりと納得のいく対策ができた人は、きっとその先の選考にも希望を繋げられるでしょう。
Webテストの練習は、一朝一夕ではいかない地道なものが多いです。その分身に付けられたら、心から信頼できる自分の武器になってくれます。腐らず真面目に、良い点が取れるようにひとつひとつの練習を頑張っていきましょう!
◼︎Webテストの情報をもっと知りたい方にオススメの、就活Hack厳選ノウハウ記事はこちら
コメント