人見知りで自己主張が苦手だった私が中古車買取販売大手、IDOM(ガリバー)に内定をもらえた秘訣。

インタビュー

大学時代は学業もサークルも「地域活性」というキーワードのもと、積極的に活動を行なって来た高崎経済大学の古澤清崇さん。就活もその経験を活かし、「地方の地域活性化」を軸に企業探しを行い、今の内定先に出会いました。人見知りが自分の弱点だと話す古澤さんがどのように克服し、面談を勝ち抜いてきたのかをインタビューしました。今やっていることを将来仕事にしたい方、人と話すのが苦手だなと思っている就活生は必見です!

地域の発展に尽力した大学時代

平川
本日はよろしくおねがいします!早速ですが、古澤さんは大学時代どのような勉強をしていましたか?

古澤
地域おこしや商店街の活性化などいわゆる地域の発展を、経済的な分野から考えたり、農業を通して地域はどう発展するのかなどを実際の事例を通じて学習する学科に所属していました。

平川
地域に密着した学科だったんですね。古澤さんは具体的にどんな研究をしていましたか?

古澤
山形県の金山町に行き、農業の取り組みと町役場の取り組みついて1冊の冊子にまとめていきました。私自身は金山型住居という家の形を統一しようとする取り組みの意識調査を行なっていました。

平川
ぜひ見てみたい景色ですね。

平川
研究を通して学んだ中で就活につながっていったことはありますか?

古澤
地方の力や魅力を感じたので、地方や地域の発展や活性化の手助けをしたいと思うきっかけにはなりました。

平川
就活の軸のきっかけに繋がっていったということですね。
山形県金山町

金山町の写真

高崎まちなか教育活動センターあすなろ

平川
それでは次に、学生時代に最も頑張っていたことを教えてください。

古澤
高崎市と大学が共同出資して、設立したカフェの運営をする団体に所属し、そこの活動に力を入れていました。

平川
カフェ!すごいですね。大体どのくらいの人数で回していたのでしょうか?

古澤
経営班と広報班と企画班の3つの班合わせて、70〜80人くらいです。

平川
結構多いですね。その団体に入ろうと思ったきっかけは何だったんですか?

古澤
きっかけは高校時代の先輩のお誘いでした。同じ大学に入るということで入学前に連絡を取ったところ、この団体を紹介していただきました。それで学生のうちから、経営者の目線を学べるいい機会になるなと思い、入ることを決意しました。

平川
確かに普通に生活しているだけではなかなか身に付けるのは難しそうですよね。
その団体で古澤さん自身はどのような活動を行なっていましたか?

古澤
経営班の総務人事として、研修に関しての活動を行なっていました。新人研修の内容を作成し、1からマニュアル作りを行なっていきました。

平川
マニュアル作りと聞くだけで大変そうですが、特に何が大変でしたか?

古澤
班で分担して作っていくのですが、それぞれが思う最適な方法が違ったため、それを一本化するところに苦労しました。また感覚でやっている部分であったので、言語化することが難しかったです。

平川
ゼロからスタートだと難しいですよね。どのような工夫をして乗り越えていきましたか?

古澤
分担はしていたものの、それぞれが担当にこだわらずに意見を言い合うことでより良いものになるようにしていきました。

平川
なるほど。協力していくことが大切だったのですね。
カフェの仲間たちとの1枚

カフェの仲間たちとの1枚

 

強みを形成したソフトテニス

平川
それでは続いて就活の話を伺っていきたいと思います。古澤さんはいつ頃から就活を始めましたか?

古澤
3年生の9月頃に行われた夏の地方銀行のインターンに参加したのが最初です。それから自己分析はしていましたが、本格的に動き出したのは3年生の2月頃になります。

平川
自己分析!どうやったらわからないという声も多いと思いますが、どのように行なっていたか教えてください。

古澤
兄弟や友人、両親などに話を聞きながら、小学校から大学までの自分史を作っていきました。

平川
自分だけで自己分析を感じてしまう人も多いと思うのですが、他の人に話を聞くメリットってなんだと思いますか?

古澤
まずは自分が自己分析をしているだけでは気づけないことがわかること。もう1つは他人からの印象を聞けることです。

平川
他人からの印象が分かると何が良いのでしょうか?

古澤
面接は初対面の人と行なうものなので、初対面の人や自分の普段の振る舞いでどのような印象を与えるかについて教えてもらえたり考えることができましたね。

平川
そんなメリットがあるんですね。自己分析をして行く中で自分の強みや弱みなどはどのようにして見つけましたか?

古澤
実は中学1年生からソフトテニスを続けており、そこに落とし込みながら見つけていきました。

平川
具体的に教えてください。

古澤
ソフトテニスでは前衛を担当していたのですが、そこで何が身についたのかについて考えていきました。前衛はまず相手の行動やポイント差を見ます。そこから何を考えているのか、次何を考えているのかなどを観察していきます。

古澤
さらには、自分の目だけで見るのではなくちょっと引いて、客観的な視点から相手の心情を読み取ることも重要な役割です。

平川
前衛ってとても大変そうですね。そこから身についたものとはずばりなんでしょうか。

古澤
洞察力と客観的に物事を見る力です。この2つは面接でも話していましたね。

平川
この2つの強みをどう活かしていこうと思っていますか?

古澤
お客様と話す際に相手を観察することで、何を考えているのかを汲み取ってあげることができることで信頼を築けたり、客観的に見ることで1つの方法に固執しないで様々な方法で問題解決をしていけるかなと思いました。

平川
顧客目線に立つことができるということですね。
ソフトテニスの仲間たちとの集合写真

学生時代打ち込んだソフトテニスの仲間たちとの集合写真

 

自分の弱さを知り、向き合う大切さ

平川
弱みも同じように見つけていったとのことですが、どのような点が弱みだと思っていましたか?

古澤
2つあって、1つ目は人見知りなことです。

平川
インタビューをしている感じでは、そんなに感じませんがどのように克服していったのでしょうか。

古澤
人見知りに関しては、ずっと苦労してきました。ただ、大学に入り知り合いが全然いない環境に変わっていったことで、自分も変わろうと思うことで少しずつ改善していきました。あとは、カフェで接客をすることで慣れていったというのも克服の要因の1つです。

平川
そうだったんですね。もう1つの弱みはなんでしょうか?

古澤
自分の意見を言うこと、貫き通すことです。周りに合わせ、協調していくタイプの性格だったので、ソフトテニスでは部長をやってはいたものの、部員の意見があればそれを踏まえた妥協策を考えるなどしていました。

平川
2つ目の弱みはどのようにして乗り越えていきましたか?

古澤
まだ克服中ですが、自分の経験をもとに相手にアドバイスを与えることができる場面では積極的に意見を言ったりするように意識をしています。

平川
そのようにして2つの弱みと向き合っていったのですね。
ソフトテニスの仲間たちとの集合写真

 

キーワードは地域活性と成長

平川
それでは具体的な就活の話に入っていきます。古澤さんは最初どのような企業を見ていましたか?

古澤
最初は地方銀行を見ていました。親族に銀行員が多く慣れ親しんでいる職業であったということでもともといいなと思っていました。

平川
そこからさらに志望度が上がるようなきっかけはありましたか?

古澤
学校の授業で地域の活性化に多くの企業が関連していることがわかりました。カフェの運営などを通し、地域に貢献できるような仕事をしたいと思っていたので、地方活性に携わっている企業を支援できるような地方銀行を志望するようになりました。

平川
地方活性は就活のキーワードの1つですね。そこからはどのような企業を見ていきましたか?

古澤
そのあとは銀行に加え、不動産やコンサルタントなども見ていきました。

平川
業界を広げていく中で、軸となっていたことはなんでしょうか?

古澤
先ほどの地域活性できる企業という点が1つと、もう1つは多くのこと、多くの人と関われる事業かどうかをチェックしていました。たくさんの人・コトと関わるコトで、それを知識として吸収し自分の力としたいという思いがありました。

平川
そのなかでなぜ上の2つの業界に絞りましたか?

古澤
色々な企業を見始めた時、世の中の企業数に圧倒され、さらには面白そうな会社がたくさん見つかりとても悩みました。ただ、軸がしっかりとあったおかげで選択肢が広がった際にも企業や業界を軸に沿って選んでいくことができました。

古澤
その中で特に若いうちから社長などの人生経験が豊富な方達と会えるのはどこだろうと考え、不動産と経営コンサルタントを志望しました。

平川
軸がはっきりとしていることで多くの企業の中から自分が行きたい企業を絞っていくことができたのですね。
IDOM内定者の古澤清崇さん

 

IDOMに決めた理由

平川
それでは、選考を通して行く中で不動産や経営コンサルタントからIDOMへとシフトしていった経緯を教えてください。

古澤
色々と企業を見て行く中で、業界にこだわらずに自分がやりたいことができる企業を探すようになっていきました。地域活性と多くの人・コトと関われることの2点です。

平川
やりたいことやなりたい姿で探していたのですね。企業探しはどのようにして行なっていましたか?

古澤
就活エージェントを活用していました。自分の軸を伝えることでそれにあった企業を紹介していただき、そこでIDOMに出会いました。

平川
そこから選考に進み、内定をもらったわけですがIDOMに決めた理由を教えてください。

古澤
まずは自分の軸に沿っていることです。地方に販売所はあり、その販売所ごとに地域に即したお祭りなどを開催しており、地域活性に関われるなと思いました。ここなら自分がやりたいことをやっていけると感じました。

平川
なるほど。その他にもなにかありますか?

古澤
挑戦できる場が広がっているということです。社名も挑戦の挑むから来ていると聞き、新しいことに挑戦できる環境であることが要因の1つとなりました。また現状維持ではなく、新しい事業にもこれから挑戦していく、し続ける会社であるということも魅力的でした。

平川
挑戦していくことで自分自身の成長に繋げることができるということですね。

選考について

平川
次に選考について聞かせていただきたいと思います。先ほど弱みとして人見知りということを言っていましたが、面接などはいかがでしたか?

古澤
最初は正直苦労しました。その中で意識していたことは「自分らしさをありのままに」というポイントでした。もちろん緊張はするんですが、あまり就活の決まりみたいなものに縛られすぎず、素直に応答できるようにしていました。

平川
話す内容などは決めていましたか?

古澤
ざっくりとは決めていましたが、丸暗記するのではなく言い回しなどはその場で浮かんだ言葉を伝えるようにしていました。

平川
ありのままの自分を伝えることがポイントですね。次にグループディスカッションのコツなどあったら教えてください。

古澤
自分の強みや得意なポジションを確立することかなと思います。苦手なポジションを無理してこなすのではなく、どこなら一番自分が輝けるかを考えながらグループディスカッションに向き合っていました。

平川
こちらもやはり等身大の自分で向き合うことが大切ということがわかりました。人見知りかなと思う人はぜひ参考にしてほしいと思います。

過去の自分へアドバイス

平川
では、もしもう1度就活をやり直せるどんなアドバイスをしますか。

古澤
何事もそうですが、やはり準備の大切さを伝えて行きたいなと思います。

平川
なんの準備でしょうか?

古澤
まずは面接やグループディスカッションですね。これらは学校だけでなく、色々なところで練習ができるので積極的に行くべきだったかなと思います。

平川
他にも何かありますか?

古澤
選考に直接関わるもの以外の準備も大切かなと思います。自己分析や業界分析も念入りにやることで、本当にここを志望するのかなど決断に迷った際にスムーズに判断がくだせると思いました。

平川
このアドバイスを後輩の皆さんはぜひ役立ててほしいなと思います。

後輩へのメッセージ

平川
後輩へのメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?

古澤
時間とお金の許す限り、実際に行くことを大切にしてほしいなと思います。

平川
今はインターネットなどでも情報を見ることができますが、実際に行くメリットはなんでしょうか?

古澤
やはりネットではなく生の声は情報の鮮度や深さが違うと思います。さらに、様々な業界や多くの人と会うことで比較をすることができることもいいところだと思いました。

平川
貴重な一言ありがとうございます。
IDOM内定者の古澤清崇さん

目指すべき姿へ

平川
それでは最後に、4月から働く上でなりたい姿や、やってみたいことを教えてください。

古澤
人事にいってみたいなと思っています。

平川
人事ですか!その理由はなんですか?

古澤
人を成長させられる環境や雰囲気を作っていくことができる仕事かなと思っており、そこに魅力を感じています。さらに1つの店舗ではなくいくつかの店舗と関わりを持つことができるので多くの関わりを持つことができると思っています。

平川
なりたい姿の実現ですね。それでは人事に配属されたらどのようなことをやっていきたいですか?

古澤
就活の中で生き生きとした人事の方と出会い憧れていたので、自分も就活生や後輩に対し自分の体験をもとにして、この会社では何が経験できるのか、どこが良いところなのかを伝えていきたいと思っています。

古澤
その上でIDOMを選んでくれる就活生の方がいたら最高ですね。

平川
就活生が最も出会う社員が人事だと思うので、その方が素敵だと安心しますね。ためになるお話ありがとうございました。

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