エントリーシート(ES)の誤字は選考に影響するのでしょうか?

企業の選考を受ける上で必須となってくるエントリーシート(ES)。企業に自分を売り込むための大切な書類ですが、書くのに手間や時間がかかるのも事実ですよね。最近では、こうした就活生の手間を省くためエントリーシート(ES)のネット提出に対応する企業も増えてきましたが、依然手書き提出を求める企業が多いのも現実です。

そして、エントリーシート(ES)を書くうえで就活生の悩みのタネになるのが「誤字」ですよね。「せっかく終盤まで書き上げたのに、たった1文字の漢字を誤字ってしまった」といったミスは、就活生にとって精神的に大きな痛手です。

そこで今回は、エントリーシート(ES)における誤字は選考に影響するのか、また正しく修正するにはどうした良いのかをご紹介していきます。

エントリーシートの誤字は選考に影響する?

エントリーシート(ES)の誤字を修正しないまま提出した場合、選考に影響するのでしょうか。ここでは誤字による選考への影響をご紹介していきます。

誤字で落とされる可能性は低い

基本的に誤字が原因で選考を落とされることはないと考えて良いでしょう。

採用担当者は、あくまでエントリーシート(ES)の内容を重要視しています。なので、多少の誤字があったからといって、それだけで落とすことはほぼないと言って良いでしょう。人間は時にミスをするものです。それを採用担当者も理解してくれるでしょう。

ただし、誤字がマイナス評価に繋がることはあっても、プラス評価に繋がることは絶対にありません。ですから、誤字はできる限り無くすことが大切です。選考で落とされる可能性が低いからと言って、誤字をしても良いということではありませんのでその点は注意してください。

評価が下がることもある

上記で選考に落とされる可能性は低いと述べましたが、評価が下がることは十分に考えられるでしょう。

企業にもよりますが、場合によっては誤字により評価が下がり、結果として次の選考に進めなくなる可能性もあります。評価が下がる理由としては以下の3つが挙げられます。

  • 志望度が低いと思われるため
  • 急いでエントリーシート(ES)を書き上げたと思われるため
  • 他者と比較されるため

    こうした理由から評価が下がるおそれがあります。ですので、誤字には十分注意するようにしましょう。

    基本的にはエントリーシートを書き直そう

    上記で述べたように、エントリーシート(ES)での誤字はマイナスに働くことはあってもプラスに働くことは決してありません。少しでもリスクを減らすために、誤字を見つけた場合にはエントリーシート(ES)を一から書き直すことをオススメします。志望度の高い企業であれば尚更です。

    時折、誤字のためだけに「手書きのエントリーシート(ES)を一から書き直すのは面倒だ」と、書き直しを面倒くさがる就活生がいますがどうでしょうか。確かに、複数の企業のエントリーシート(ES)を決まった時間までに書き上げなければならず、時間に余裕がない場合は無理して書き直す必要はないかもしれません。しかし、上記でも述べたようにリスクを少しでも減らすためには書き直すことをオススメします。

    エントリーシート(ES)を書く数十分の作業を面倒くさがったために、選考に落ちて一生後悔するなんてことにもなりかねません。そうならないために、誤字を見つけた場合にはエントリーシート(ES)は書き直すようにしましょう。

    正しいエントリーシート(ES)の書き方を知っていれば誤字も減るはず。以下の記事で書き方について詳しくご紹介しています。参考にしてみてください。

    エントリーシートの誤字で落ちる職種とは?

    文章での誤字は、プラス要素にはなりませんが、人間なので当然間違いもあります。しかしながら、就活では、なるべく誤字は避けたいですよね。ここでは、誤字を特に注意してほしい職種をご紹介します。誤字で評価が下がる職種です。文章に関わる業界や職種は、誤字に関してやはり厳しくなります。具体的には以下の業界や職種には、もっとも注意したいところです。

    1広告代理店などのライター業

    ライター業は、広告業以外でも募集しています。ライター職は、専門職も多く、また言葉や流行に敏感でなければ務まりません。文章を書く作業がメインのため、誤字も多くなりやすい職種と言えます。

    2出版社の編集職や校閲業、記者職

    出版社は、全般的に文字を扱う仕事が多くなります。新卒では、職種別採用はあまりありませんので、配属先によって、文字を扱う量は異なります。

    3印刷業の校正スタッフ

    世の中には印刷会社は、かなり多く存在します。Webの時代とは言え、紙媒体の仕事もまだまだあるのです。カレンダーや手帳から始まりパンフレット、ポスター、数えあげればキリがないくらい印刷は生活に密着します。取り引き先の原稿を校正する際には、誤字を見過ごさないようにしなければなりません。

    4新聞業界の記者職

    文字での仕事の最たる業界・職種が、新聞業界であり記者職です。書くスピードも要求されます。もちろん、出版社同様、校閲の部署もありますが、誤字は気を付けたい職種です。

    5Webホームページ関連

    最近、もっとも顕著に伸びている分野と言えます。組織で完結する場合もあれば、委託する場合もあります。組織完結型であれば、作成者が気を付けなければなりません。委託型の場合は、校正者は企業の人間であることが多くなります。校正者は、誤字の少ないようにライターにお願いするとともに、校正の段階で気を付けなければなりません。

    6事務全般

    いわゆる、事務職です。事務職は地味なイメージですが、ミスが致命傷になりかねません。例えば、国に提出する書類一つとっても、誤字には十分に気を付けなければなりません。一見、地味な仕事こそ根っこで重要な支えになっています。財務部や経理部、管財部などは日常的に数字を扱うことも多いでしょう。数字も文字に含めるとするならば、気を付けなければなりません。

    7金融機関

    銀行に代表されるような金融機関は信頼・信用が第一です。金銭を扱う業務が多いため、誤字やミスは許されません。特に金融機関の場合は、取り返しのつかないミスで企業や顧客が損失を被ることがあります。ご発注によるミスは、有名なところではないでしょうか。注意力を持って、慎重に慎重を期す業界・職種と言えます。

    8番外編(文章が生業の仕事)

    ここで記載する職種はほとんどが、フリーや自由業となるため、履歴書やエントリーシート(ES)を書くことはあまりないでしょう。参考までにご紹介します。小説家、脚本家、フリーコピーライター、フリーライター、司法書士、行政書士などです。個人的な職種ですが、誤字が多いと、依頼に関わってきます。

    こちらでは、誤字で評価が下がる職種をご紹介しましたが、冒頭でもお伝えしたとおり、誤字でプラスになることはありません。上記以外の職種でも、誤字はないに越したことはありません。人間はミスをしますが、確認をすることでミスを軽減できます。

    エントリーシートで誤字しやすい記入欄

    人間の認知能力は面白いもので、同じミスを繰り返したり、間違えやすい箇所があったりします。履歴書やエントリーシート(ES)でも、誤字しやすい記入欄があります。

    1学歴・職歴欄

    子細に確認すると、きちんと注意書きがあったりしますが、見落としがちなのが、「学歴・職歴欄」です。「アルバイトは職歴に含めません」「中学卒業から記入」などしばしば記載があります。注意書きがあれば、それに従えば間違いはありません。「学歴・職歴欄」で一番多い間違いは、「×高校⇒〇高等学校」です。しっかり正式名称を記入しましょう。

    2免許・資格欄

    免許も正式名称で記入しましょう。自動車やバイクの免許から英検や漢検に至るまで、しっかり正式名称を記入してください。特に履歴書は正確さが求められます。また、括弧などで、取得年月日も記入しておくと親切です。

    3生年月日・暦欄

    生まれた月日は書いているけれど、年を記入し忘れた場合は、脱字になります。誤字としては、これから和暦に注意しましょう。くれぐれも平成31年と書かないようにしてください。平成は30年4月30日で終了してしまいます。注意が必要です。

    4記入欄以外の誤字

    記入欄という枠組み以外では、大学名と企業名の誤字が多くなります。

    大学名:慶応大学⇒慶應義塾大学、駒沢大学⇒駒澤大学、国学院大學⇒國學院大學など企業名:キャノン株式会社⇒キヤノン株式会社、キューピー株式会社⇒キユーピー株式会社、富士フィルム株式会社⇒富士フイルムなど

    エントリーシートの正しい誤字修正方法とは?

    ここからはエントリーシート(ES)で誤字を見つけた際の正しい修正方法をご紹介します。上記で「誤字を見つけた際にはエントリーシート(ES)は書き直すべき」と述べましたが、時間やシートが一枚しか用意されていないなどの都合上どうしても一から書き直すことができない場合もあると思います。

    そうした際には、正しい修正方法でなるべく評価を落とされないように対策しましょう。

    1正しく修正するにはどうすれば良い?

    手書きのエントリーシート(ES)で誤字を見つけた場合には、誤字の部分に二重線を引いて訂正印を押すのが常識です。その後、訂正したすぐ横(難しい場合は近く)に正しい文を記載しましょう。繰り返しになりますが、基本的にはエントリーシート(ES)を一から書き直すのがベストです。しかし、企業から用意された提出資料が一枚しかないなどの場合には、上記の方法で修正するようにしましょう。

    二重線を引く際には、定規を使って正確に記入するようにしましょう。また、訂正印は陰影がしっかりと映るようにしましょう。ハンコを押すときのちょっとしたテクニックですが、平仮名の「の」の字を意識して押すとくっきりと陰影が映ります

    二重線の具体例
    私が御社貴社を志望するのは〜

    2修正テープや修正液を使って修正しても良い?

    上記で正しい修正方法をご紹介しましたが、修正テープや修正液で修正するのもアリなのでしょうか?答えは、NOです。修正テープや修正液を使って修正すると、エントリーシート(ES)自体が無効になる可能性があるため、絶対にやめましょう

    もし、修正テープや修正液で修正することが良しとされたらどうなるでしょうか?第三者があなたのエントリーシート(ES)を勝手に書き換えてもわかりませんよね。

    エントリーシート(ES)など、正式な書類の誤字を修正液や修正ペンを使って訂正することは、情報の信頼性を欠くためNGです。必ず二重線に訂正印を押して修正するようにしましょう。

    3消せるボールペンで記入しても良い?

    修正液や修正テープを使用することがダメなら、間違えた際に簡単に消すことができるフリクションインキのものを使用してエントリーシート(ES)を書くことは大丈夫でしょうか?こちらも、答えはNOです。

    「消せる」ということは、上記で述べたように他人の手によって情報が書き換えられることを意味します正式な書類にはこうしたボールペンを使うことは控えるべきでしょう。

    また、消せるボールペンなどのインクは熱に弱いですから、高温になると文字が消える可能性があります。せっかく書いたエントリーシート(ES)の文字が消えてしまっては、誤字どころか元も子もありませんよね。

    ですから、消せるボールペンを使用してエントリーシート(ES)を書くようなことは絶対にやめましょう。

    提出後にエントリーシートの誤字に気が付いたら?

    どんなに注意してエントリーシート(ES)を書いたとしても、ミスは付き物です。誤字に提出後に気がつくなんてこともあると思います。提出した後に気がつくと気が気でないですよね。こうした場合、どう対応するのがいいのでしょうか。

    1企業に電話して郵送での再提出を申し出る

    最も丁寧な対応の仕方が、企業の人事部に直接電話し、誤字がある旨を伝え、郵送でのエントリーシート(ES)の再提出を願い出ることです。また、できるだけ早く対応することが望ましいです。

    提出期限が過ぎているにも関わらず、いきなり郵送してはいけません。場合によっては、非常識な人だと思われてしまい、良かれと思ってしたことが逆にマイナス評価になってしまいます。採用担当者に再提出をしても良いか聞いてから再提出するのがマナーです。

    誤字などのミスは誰もがしてしまうことです。そのミスに対して書類の再提出を申し出ることで、誠実な人だという印象を与えることができます

    2面接時に修正した書類を再提出する

    上記のような対応方法の他に、面接時に修正した書類を持っていく方法があります。こちらの方法でも誠実な人という印象を与えることができるでしょう。

    提出する際には、一言「修正したものを提出させていただいてもよろしいでしょうか」と許可を取るようにしましょう。あくまで提出期限が過ぎたものを提出するわけですから、相手の判断に委ねるようにしましょう。

    そこで「無理です」と言われたとしても、あなたの誠実さは面接官に伝わっているはずですから、拒否されたことを気にする必要はありません。その後の面接には堂々と臨むようにしましょう。

    エントリーシートの誤字を未然に防ぐには?

    エントリーシート(ES)での誤字の修正方法についてご紹介してきましたが、できることなら誤字を未然に防ぎたいですよね。

    ここでは、誤字を未然に防ぐ方法を四つご紹介します。

    1鉛筆・シャーペンで下書きをする

    誤字を未然に防ぐ一つ目の方法として、鉛筆で下書きをすることが挙げられます。エントリーシート(ES)の清書はボールペンを使って行いますが、その前に鉛筆やシャーペンで下書きをすることで誤字を防ぐことができます。

    ポイントは、下写りしないようにできるだけ薄めに書くことです。そうすれば、後から消しゴムで消す際に簡単に消せますし、紙を破いてしまう問題もありません。下書きしている際にわからない漢字があれば適時調べて書くようにしましょう。

    下書きがあれば、緊張せずに記入することができるため、心にも余裕が生まれます。鉛筆・シャーペンで下書きをしてから清書するように習慣づけましょう。

    2エントリーシートを余分にコピーしておく

    誤字を未然に防ぐ二つ目の方法として、提出書類を余分にコピーしておくことが挙げられます。コピーをせず、いきなりエントリーシート(ES)を書くことはリスキーなので控えましょう。

    エントリーシート(ES)を余分にコピーしておけば、誤字を見つけた際に書き直すことができますし、間違えても大丈夫という心の余裕が生まれます。この心の余裕が意外にも大切です。というのも、書くときに緊張すればするほど誤字をしてしまうからです。

    余分にエントリーシート(ES)をコピーしておけば、いざ誤字を見つけた時に対処しやすいです。また一枚コピーしておけば何枚でも複写することができます。必ずコピーをとっておくようにしましょう。

    3パソコンに書く内容をまとめておく

    誤字を未然に防ぐ三つ目の方法として、書く内容をパソコンにまとめておくことが挙げられます。いきなり文章を書こうとしてもまとまりがない文章になってしまうだけです。その結果、エントリーシート(ES)がシワシワになったり、誤字が増えてしまったりします。

    その点、パソコンで予め文章を用意しておけば、漢字などの誤字も未然に防ぐことができますし、迷いなく書き始めることができます

    今ではクラウドなどを使って、データ編集する際にスマホとパソコンを連携させることもできます。電車の中など、空き時間にエントリーシート(ES)の内容を考えて、実際に記入するときはパソコンの画面を見て書くなどすると誤字を減らすことができるでしょう。

    4友人などに添削をお願いする

    誤字を未然に防ぐ四つ目の方法として、友人や家族、キャリアセンターのスタッフなどに添削をお願いすることが挙げられます。

    完成したエントリーシート(ES)を自分で読み込んで誤字が無いか再確認することはもちろんですが、時に思い込みが原因で誤字を見逃すことがあります。そうしたことを防ぐためにも、添削をしてもらうようにしましょう。

    添削をしてもらうことで、誤字を発見できることはもちろん、文章のクオリティアップにも繋がります。積極的に他者による添削を行なっていきましょう。添削してもらえるサービスを希望の方は以下の記事を参考にしてください。

    エントリーシートの誤字は何個まで許されるのか?

    最後に、エントリーシート(ES)の誤字は何個までが許容範囲なのでしょうか。これは企業によるため一概明言することはできませんが、おおよそ二〜三つまでの誤字が許容範囲でしょう。

    それ以上に誤字がある場合、上記で述べた三つの理由の他にも「注意力散漫な人物である」という烙印を押されてしまう可能性があります。

    一つのエントリーシート(ES)で誤字を四つ以上重ねてしまうことはよほどのことがない限りないとは思いますが、注意するようにしましょう。

    まとめ

    今回はエントリーシート(ES)で誤字をしてしまった場合の評価への影響と正しい修正方法、誤字を未然に防ぐ方法についてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。

    誤字を恐れる就活生は多いと思いますが、実際のところ評価にはさほど影響しません。ですから、誤字のあるエントリーシート(ES)を提出してしまったからといって気を落とす必要もありません。

    選考を受ける企業が増えれば増えるほど、提出するエントリーシート(ES)の数も増えていきます。特に、手書きのエントリーシート(ES)は就活生にとって大きな負担になります。エントリーシート(ES)の誤字に悩む前に、受ける企業の数を減らすのも一つの手段ではないでしょうか。そのためには、正しい「企業選びの軸」が必要になってきます。ぜひ、こちらの記事も参考にして受ける企業を減らし、就活の負担と誤字の確率を減らしていきましょう。

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