【例文】就活で必須のエントリーシート、学歴欄の記入ポイントとは?

ES

エントリーシート(ES)や履歴書には「学歴」(もしくは「学歴・職歴」)を記載する箇所があります。ここでは、エントリーシート(ES)一般的な学歴の記入について、例文を交えてポイントを解説します。基本的なところを押さえて、無用な心配を避けたいものです。正しい書き方を理解して、間違いのない「学歴欄」を記入しましょう。

1.エントリーシートの学歴欄の基本

エントリーシート(ES)学歴欄は、就活をしていれば必ず記入することになります。一度、書き方の基本をマスターすれば、迷うことはありません。形式的な事柄ばかりだからです。正しい書き方や注意すべき点にも気を付けましょう。

「神は細部に宿ります」

就活には正解がないからこそ、指先から足の先まで、細かい部分に配慮してみてください。

①学歴の書き始め

エントリーシート(ES)の学歴欄の書き始めには、一行目の中央に「学歴」と記入します。職歴と区別するためです。

二行目から、学校歴を記入していきます。入学の古い順番に、入学と卒業を交互に記入します。学歴の書き始めは、基本的には義務教育が終了した「中学校卒業」から書くことが多いでしょう。また、中学受験の有無などもわかります。

ただし、WEBのエントリーシート(ES)などでは、最初から記入項目が固定されており、高校から記入させるように決められている場合もあります。

②エントリーシートの学歴はどこまで書く

エントリーシート(ES)の学歴欄は、就活中では、大学の場合、卒業見込みまで記入します。大学院の場合は、修了見込みと記入します。

記載例
2018年3月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻卒業見込み

たまに在学中と書く学生もいますが、新卒採用では、卒業年度が重要なので、在学中とは書かずに、卒業見込みと記入しましょう。

「学歴」欄しかなければ、最後は一行開けて右詰めで「以上」と記載しましょう。それ以外の部分は、一行開けずに詰めて記載します。項目は左詰めで書いてください。

③留学・休学・編入・転校・予備校・中退など

留学
一般的には1年以上の留学を記載します。記載事項は、留学期間・国名・通学先大学名を記入してください。半年の語学留学でも、記入してアピールしたいという学生もいます。しかしながら、あくまでも「学歴」なので、正式な留学とは異なります。別の欄でアピールしてもよいでしょう。
  • 記載例

2017年4月~2018年3月 オーストラリア 〇〇大学(交換留学)

休学

休学も入学や卒業と同様に、正式名称を記入して、休学と記載します。その際には、理由も必要になるでしょう。

  • 記載例

2017年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻 休学(骨折のため6ヶ月休学したが、現在は完治しており業務に支障なし)

    編入(転部・転科)

    専門学校から大学に、または、大学から別の大学に編入した場合や、同じ大学内で転部や転科した場合もしっかり記載しましょう。編入学や転部・転科では、理由を聞かれることがあります。なぜ、編入学や転部・転科したか答えられるようにしておきましょう。

    • 記載例

    2017年4月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 編入学

      予備校(浪人)
      エントリーシート(ES)の学歴欄には、予備校を記入する必要はありません。「学歴」ではないからです。留年も同様に記載はしません。年号の齟齬に気付いた面接官であれば、その理由を聞いてくるでしょう。その際に、答えられれば、全く問題ありません。
        中退(中途退学)
        中退も記載の必要があります。休学と同様に、理由を記載しておくとよいでしょう。中退の理由は必ず聞かれますので、最初から書いておいた方が無難です。人間は後ろめたい気持ちがあると隠そうとします。仮に、退学の理由が後ろ向きな理由だとしても、明記しておくことをおすすめします。過去は変えられません。その過去を踏まえて、どのように未来を見据えているかの方が大事でしょう。

        2.エントリーシートの学歴と職歴欄の注意点

        極まれですが、エントリーシート(ES)全体は、丁寧に書かれているのに、学歴欄の作成が滅茶苦茶な学生がいます。内容云々以前に印象は下がり、折角の丁寧さも台無しです。意外なことに、記入した本人に悪気は全くありません。手を抜いて書いたわけではなく、ただ単に書き方を知らないだけということがほとんどです。これは非常にもったいないことです。知ってればなくせる、ミスだからです。

        ①エントリーシートの学歴欄には正式名称を記入する

        エントリーシート(ES)の学歴欄の学校名には、正式な名称で記入してください。学校名は省略しないようにしましょう、(例:×慶應大学→〇慶應義塾大学)

        漢字についても十分注意してください。大学にはそれぞれ正式な名称があります。旧字体の漢字を使用するのが正式名称である場合は、書きやすさに関わらず、旧字体で記入しましょう。

        具体例
        • ×慶応義塾→〇慶應義塾
        • ×駒沢→〇駒澤
        • ×国学院→、〇國學院

        学部や学科、専攻もしっかり書いておきましょう。 

        ②エントリーシートの学歴欄での西暦と和暦の選び方

        通常は、エントリーシート(ES)の学歴欄の左側に「年」と「月」が記載されています。「年」の箇所には、「西暦」か「和暦」のどちらかを明示する必要があります。書類の右上などの提出日を記入する箇所などに「平成」と「和暦」で記載されていれば、「和暦」で統一すれば問題ありません。

        特にどこにもそのような記入がないのであれば、迷ってしまいますが、書類全体を通して、統一がされていれば、「和暦」でも「西暦」でも構いませんただし、「平成」は三十年で終了しますので、くれぐれも注意してください。

        ②エントリーシートの学歴・職歴欄にアルバイトは記入する?

        エントリーシート(ES)の学歴欄には、「学歴・職歴」と記載されていることもあります。その場合に、アルバイトは「職歴」なのか迷ってしまうこともあるでしょう。結論から述べますと、アルバイトは「職歴」ではありませんので、記入しません

        エントリーシート(ES)の学歴欄に「学歴・職歴」と記載してあれば、「学歴」を記入した後に、一行開けて、「職歴なし」と記入するとより丁寧でしょう。

        3.エントリーシートの学歴欄を含めて最終確認を!

        エントリーシート(ES)は学歴欄にかかわらず、最後的な確認を怠らないでください。記入漏れや表記の間違いなど、最終チェックをしてから提出しましょう。細かいことは気にしないという人もいるかもしれませんが、丁寧に確認して、内容を正確にしておきましょう。

        一度読み返せば直せるような簡単な間違えがそのままになっていると、全体的に雑な印象を与えてしまいます。丁寧に正確に記入しておけば、マイナス要素にはまずなりません。逆にそこを怠ったために、印象が悪くなることはありえます。細かいことに配慮すれば、マイナス要素を排除することができます。もちろん、プラスに働くことの方が多いでしょう。

        以下の記事も参考にして、最終確認をするようにしましょう。

        エントリーシートの学歴欄のまとめ

        「たかがエントリーシート(ES)の学歴欄、されどエントリーシート(ES)の学歴欄」です。あなたにとっては、何枚も書く書類の一枚に過ぎないかもしれませんが、相手にとっては違います。紙切れ一枚の細かい項目かもしれませんが、書き方の基本を押さえて、注意点に気を付けて記入してください。細かいことに配慮できる人間は大きな仕事も任せられる信用を勝ち取ります。千里の道も一歩より、ということです。

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