エントリーシートの記入日について、正しい知識はありますか?他の知識はあっても、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。人が間違えがちな部分だからこそ、きちんとした情報を仕入れたらそのぶん採用担当者からの評価も上がるはず。
ということで今回は、エントリーシートの記入日のすべてが分かる情報を総まとめしてお届けします。あいまいになってしまいがちな記入日の知識も、これを読むだけで正しい情報が分かります。エントリーシートに関する疑問点を全部なくしたい人は、騙されたと思って見てみてくださいね。
・エントリーシートの記入日はいつの日付?
そもそもエントリーシートに書かなければならない日付は、いつなのでしょうか。どうやら、いくつかのパターンに分かれるようです。
–郵送する日付
まず、エントリーシートを郵送で発送するパターンです。この場合は、エントリーシートが封入された封筒をポストに投函する日付を書いてください。よく、エントリーシートを記入した日付を書いてしまう人がいますが、これは間違いです。
企業側は、あなたが何日にエントリーシートを記入したかどうかは気にしていません。今まで記入した日付を書いていた人は、これをきっかけにして正しい書き方に直してみてくださいね。
–持参する日付
企業によっては、説明会やセミナーにエントリーシートを持参させることもあります。もちろん、一番最初の面接で持参させる場合もあります。なんにせよ、別のイベントや選考と抱き合わせにするケースです。
この場合は、持参する日付…つまり、イベントや選考が開催される日付を書いてください。採用担当者の手元にエントリーシートが届く日付を書けばよいのです。採用担当者に手渡すのですから、当たり前と言えば当たり前ですよね。
–メールで送信する日付
また、採用選考のデジタル化が進んだ今、エントリーシートをメールで送付するケースも多くなっています。そんな場合は、メールで送信する日付を書いてください。
メールでも郵送でも、「この日に送ったことを証明できる日付」を書くのは変わりません。郵送とは違って、秒単位で送信した時間が分かるのがメールですが、それでもきっちりと送信した日付を書くようにしてくださいね。ここで書いた日付が、何かのトラブルの際に役立つこともあるかもしれません。
–もともと記入済みの場合も
郵送・直接持参・メール…さまざまなパターンを紹介しましたが、これ以外のパターンもあります。説明会に参加して、その場でエントリーシートを書く場合です。企業側がオリジナルのエントリーシート用紙を用意してくれた時、記入日がすでに印刷されているケースがあります。
印刷されていなくても、記入済みのケースは意外と多いです。この場合はもちろん、そのまま何もしないで他の記入事項を埋めてくださいね。
–迷ったら確認する
たくさんのパターンが存在することがお分かりいただけたでしょうか。でも、これはほんの一部です。企業の数があればあるだけ、記入日のパターンは存在します。
もしもどの日付を記入すればいいのか迷った場合は、企業側に確認を取るのが一番安心です。わからないことを確認して怒る企業はいませんが、しっかりエントリーシートが記入できていないことに腹を立てる企業は存在します。何かあった時になるべくリスクを減らすためにも、迷ったら確認することも大切ですよ!
・エントリーシートの記入日が大切なわけ
ここからは、エントリーシートの記入日はどうしてそんなにしっかり書かなければならないのか…それについてまとめていきます。これであなたも納得できるかもしれません!
–郵送トラブル時に使う
エントリーシートを郵送で送る際、トラブルが起きて届かない場合があります。そんな時、役に立つのが記入日です。もしも郵送トラブルの対処が済んで企業にエントリーシートが届いた時点で締切日が過ぎていたら、記入日を参考にすることがあります。たとえ締切日が過ぎていても、記入日が締め切り日以前なら問題なしと見なします。
郵送トラブルは、誰にでも起こりうること。記入日をきちんと書いておけば、いざトラブルが起こった時に自分の首を繋げてくれるかもしれないのです。
–みんながよくミスする部分
エントリーシートの本文は、どの就活生も本気で記入します。でも、記入日となると気持ちがついつい緩み、多くの就活生がまとめてミスをしてしまいがちです。そんなみんながよくミスする部分だからこそ、完璧な状態なら採用担当者からの評価も高くなるのです。
周りと差を付けるためには、こういった細かな部分まで手を抜けないということですね。おおざっぱな人も、エントリーシートの記入日だけは厳しくチェックしましょう。
–丁寧な仕事ができるかどうか
細かな部分はどうでもいいと思って適当にこなしている人は、社会人としてふさわしくありません。適切な気遣いができたり、仕事に隙がない人は、社会人になって成功する確率が高くなります。そんな素晴らしい人材が、記入日の記入ミスをするはずがありません。
丁寧な仕事ができる人材を見極める第一関門として、エントリーシートの記入日は存在しています。どうでもいいと思わず、ひとつひとつ丁寧に書いていきましょう。見てくれている人は、必ずいますよ。
–常識力
エントリーシートの記入日は、常識力もチェックできます。社会人になったら、書類に記載する日付の書き方などは常識になります。いちいち新しく教えなくてももともと常識がある就活生は、魅力的に見えるはずです。
つまり、日付の正しい書き方を知っていることは、就活で十分アピールできるポイントになるということです。常識がない学生と常識がない学生なら、後者を選びますよね。「こんなことがアピールポイントになるの?」と思いがちですが、意外なポイントを採用担当は見ているのです。
–わからないことを調べる力
少し調べれば分かる事なのに、確認もせず間違った書き方をしていたら…低評価に繋がります。分からないことを分からないままにせず、正しい書き方をしっかりと調べて行動に移せるのは、大事なスキルです。逆に言えば、社会人に必須な能力です。
この世には、分からないことがあふれています。今の自分の知識量に満足しないで勉強し続けるのは、社会人になってからも大事なことです。こうやってインターネットで検索するだけで正しい書き方は学べるのですから、少し面倒でも調べてみましょう。これが、自分から行動するアグレッシブさにも繋がっていきます。
・エントリーシートの記入日で気をつけるポイント
ここからは、エントリーシートの記入日を書く際に気を付けた方がいいポイントについてまとめてみました。正しい書き方と合わせて、一緒に学んでおきましょう。
–他の書類と日付を合わせる
エントリーシート以外に一緒に提出する書類があり、そこにも記入日記入欄があるなら、同じ日付を書いてください。日付がバラバラだと、書類をまとめる採用担当者の仕事が面倒になってしまいます。
少しでも企業側の負担を減らしてスムーズに選考を進めるためにも、「日付を合わせる」くらいの簡単な気遣いはできるようにしておきましょう。すぐに結果には出なくても、いつかこの気遣いが良い結果をもたらしてくれるはずです。
–提出日まで書かないようにする
あまり記入日を早く書きすぎてしまうと、修正が必要になるかもしれません。これは、どんなパターンの時でも同じです。郵送でも手渡しでも、はたまたメールでも、「この日に確実に送れる、渡せる!」と確信が持てる日が来るまで記入日は書いてはいけません。
エントリーシートを提出する日が来るまで、何が起こるか分かりません。その日に急用が入るかもしれませんし、体調を壊す場合だってあります。いちいち修正するのは面倒な作業ですから、手間を省くためにもギリギリまで記入は我慢してください。
この場合、我慢しすぎて記入日の欄が空欄になっているまま提出してしまう人も多く見られます。そんなことがないように、気を付けてくださいね。
–最終確認も必須
もしかしたら、最後の最後で間違いに気付くかもしれません。書き終わった時点で「もう大丈夫!」と安心するのはやめて、念には念を重ねて最終確認も忘れずに行ってください。これは記入日に限らず、エントリーシート全般に言えることです。最低3回はチェックをして、不安がない状態で企業にエントリーシートを提出しましょう。
–友人や家族に見てもらう
自分一人の確認が心もとない人は、友人や家族をはじめとした第三者にチェックしてもらうといいでしょう。自分では見慣れているエントリーシートも、はじめて見る人は「ここ、おかしいんじゃない?」と感じる部分も多いです。それは、記入日も同じことです。
もしもチェックを頼める友人や家族の都合が合わない場合は、キャリアセンターの人に確認してもらうのもいいかもしれません。就活に関する知識は誰よりも持ち合わせているのがキャリアセンターの職員さんですから、良いアドバイスをもらえるかもしれませんよ。
–丁寧な字で書く
字が汚くて悩んでいる人も多いかもしれませんが、できるだけ丁寧な字で書くように努力してください。記入日は特に数字ですから、汚い字で書くと悪目立ちしてしまいます。
もしも記入日が汚い字で書かれていたら、エントリーシートの本文そのものを読む気持ちも失せてしまうかもしれません。相手への敬意ややさしさを表現する気持ちで、自分ができる一番丁寧な字で書きましょう。綺麗でなくたっていいのです。丁寧な字は、読む人の心を動かします。
・エントリーシートの記入日Q&A
それでは最後に、エントリーシートの記入日に関する質問とその答えについてまとめてみました。ここまで読めば、みなさんはもう完璧です!
–記入日を書き間違えてしまった
もしも予備のエントリーシートがあるなら、もう一回新しく書き直してください。たとえミスが記入日部分だけだったとしても、その方が安心です。もしも予備がないなら、ミスした部分に二重線を引いて、その上に新しい日付を書き加えてください。この際大事なのは、二重線を定規を使って引くことです。フリーハンドだとテキトー感が出てしまうので、あまりおすすめしません。
しっかり手順を踏んで正しい判断をすれば、ミスしたとしてもそこまで大きな影響はありません。間違えても決して焦らず、冷静になって行動してくださいね。
–和暦と西暦で迷う
一般的にエントリーシートをはじめとする書類には、和暦を使用します。西暦よりも和暦の方がコンパクトですし、選考作業をする際もスムーズなようです。今の和暦が何年なのかついつい忘れてしまいがちですから、きちんと調べて書くようにしましょう。
ただし、間違えて他の書類の記入日に西暦を書いてしまった場合は、そちらに合わせてエントリーシートも西暦で書いた方がいいでしょう。大事なのは、すべての書類で記入方法を統一させることです。とはいえ一番いいのは「すべての書類を和暦で記入する」ことなので、ひとつひとつ気を抜かずに記入して下さい。
–漢数字と算用数字で迷う
これも、意外と迷いがちなポイントです。答えは、算用数字です!漢数字の方が丁寧な印象かと思いきや、エントリーシートの場合は算用数字の方が広く使われているようです。これは、きちんと理由があります。
エントリーシートは、だいたい横書きですよね。漢数字は基本的に縦書きで用いられる数字なので、横書きのエントリーシートにはあまりそぐわないのです。また、現代の日本人にとって、一目ですぐに識別できるのは算用数字の方ですよね。どんなに漢数字に対してポリシーがあっても、おとなしく算用数字を使った方がいいでしょう。
–修正液などは使っちゃダメ?
修正液や修正テープは、絶対に使ってはいけません。なぜなら、エントリーシートは正式な書類だからです。分かりやすく言えば、大学受験の時に学校に提出した願書と同じなのです。願書に修正液は使えませんよね?もし使ってしまったら…その時点で採用はないと考えた方がいいかもしれません。
もしも間違えてしまったら、先ほど説明した通りもう一枚書き直すか、二重線を定規で引いて新しい日付を書き加えてください。最初はやってしまいがちなミスですが、2回目からはやらないように気を付けてくださいね。
–汚い字で書いてしまった
自分の字に自信がない人は、エントリーシートの日付を見て「汚い字だな…」と自己嫌悪してしまうかもしれません。でも、採用担当者は字が汚いからと言って不採用にはしません。本当はもっときれいに書けるはずなのに雑に書いている場合は別ですが、頑張って書いているけれど汚い字は問題ありません。
あまり不必要な部分を気にしないで、肝心な「エントリーシートの本文」に力を注いだ方がいい結果が付いてくるはずです。ただし、確かに字が汚いよりも綺麗な方が印象が良くなるのは事実です。もしも時間に余裕があるなら、ボールペン習字などを習ってみるのも一つの手かもしれません。
・おわりに
さて、いかがだったでしょうか。エントリーシートの記入日についてあまり知識がなかった人も、これで正しい情報が手に入ったのではないでしょうか。しっかり調べようとしないと、なかなか知識が手に入らない記入日。この記事を読んだあなたは、もう今から完璧なエントリーシートが書けるようになっているはずです。
「エントリーシートの記入日なんて、どうでもいいのでは?」と思っていた人も、この重要さに気付いていただけたら嬉しいです。みなさんが素晴らしいエントリーシートを提出して内定をゲットできるように、遠いところから応援しています!頑張ってくださいね。
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