就活で志望企業から内定を獲得する為には事前に対策することがたくさんあります。
例えばES(エントリーシート)や筆記試験(SPIや玉手箱など)など選考の初期段階で行われるものから、GD(グループディスカッション)や面接対策まで本当に広範囲となります。就活を進めていく中で、相談をしたいという状況は誰にでも起こりうる可能性はあります。今回は就活で悩みが生じたときに電話などで相談する方法やポイントについて解説していきます。
就活が不安ならまずは相談!電話で相談するという方法もある!
就活生の就活中の相談先として最もよくあるケースが大学のキャリアセンターです。しかし、就活中はなかなか学校に行く機会がないという学生も多いです。そんな時に電話で相談にのってくれれば便利なのですが、実際にキャリアセンターでは電話相談は受け付けていない大学が多いです。またキャリアセンターは、就活ピーク時は予約制でなかなか予約が取れないという大学も結構多いのが現実です。
では実際に電話で相談を聞いてくれる相談先はあるのでしょうか。
新卒限定ではありませんが厚生労働省が「おしごとアドバイザー」というものを開設しています。
フリーターから正社員とか転職にも対応しているため新卒に限るという訳ではありませんが電話相談が可能です。
詳しくはこちらを見て下さい。http://oshigoto.mhlw.go.jp/soudan/
あとは有料のサービスを展開している民間の人材系の会社が最初の1回だけ無料で電話相談にのってくれるという場合があります。
・就活ドラフト http://mediasion.sakura.ne.jp/draft/
・ハタラクティブ https://hataractive.jp/
などです。他にも就活イベントを行っている企業などでも電話相談にのってくれるところもありますのでググってみると良いでしょう。
また、電話占いで就職や転職について相談にのってもらうという方法もあるようです。
電話占いについて紹介した記事はこちら。

このように就活で悩みや不安が生じた際に電話で相談して解決するという方法もあるので参考にしてみて下さい。
就活の相談で電話を利用することのメリットとデメリット
就活の相談を電話でするメリット
就活をしていると様々な局面で疑問が生じてきます。例えば、自分の志望企業を家族が反対するとか、なかなか内定がもらえないというメンタル面での相談から、ESや履歴書によくある「自己紹介」と「自己PR」は同じなのか違うものなのかといった疑問から、ESを添削してほしいなどといった選考に関するものまで相談内容は人それぞれです。
このような様々な相談の内容がある中で電話相談に最も向いているのがメンタル面での相談です。具体的なアドバイスが欲しいというよりとにかく聞いて欲しいというような内容の相談は電話が最も効率的といえます。
それは答えが欲しいというよりも、聞いて欲しいとか意見を求めている訳ですから相談を専門にしている人であれば普段よく対応している内容だと思いますのである程度納得した相談になるでしょう。
(就活の相談を電話でするデメリット)
一方で電話相談に向いていないものもあります。
それは就活の選考における具体的なアドバイスを得たい場合です。例えば「志望動機」の内容について相談したいとか、面接でこんな質問をされたらなんて答えたら良いかなどという種類の相談です。理由は選考に関しては一般論が通用しないからです。例えば志望動機は「なぜその業界を志望しているのか」「なぜその会社でないといけないのか」というところまでしっかりと網羅していないと大手内定の獲得は難しいからです。
例えば横浜銀行を志望していたとします。その場合の志望動機で絶対に記入したいのが、以下の3点です。
①「なぜ金融業界を志望したのか」
②「なぜそれが地方銀行でないといけないのか」
③「なぜ地方銀行の中でも横浜銀行なのか」
あなたの経験や将来どんな仕事をしたいのかを①~③に盛り込む必要があります。
実際多くの学生のESを見ていると、②までは大体の学生が書けているのですが、③が書けていなかったり②から③へのつながりがかなり無茶なESが本当に多いです。電話相談ではこのような視点でアドバイスをしてくれるケースはほとんどありません。そういった観点から電話相談に向いている相談と向いていない相談がある事を理解しておきましょう。
就活は誰に相談するかが重要。電話相談で意識したいこと
上記で述べたように就活の相談を電話でする場合に、向いている相談と向いていない相談があります。電話での相談で先輩やOBOG訪問で出会った方に電話で相談するというケースもあるでしょう。いずれにしても相談したい内容に対して的確なアドバイスをもらえないと意味がありません。ですから相談内容に応じて相談相手を変えるという方法もアリだと思います。例えば、先輩の体験談を聞きたいだけなら先輩に電話しても大丈夫でしょうが、「〇〇社の3次面接って個別ですか?集団面接かご存知ですか?」などという質問を、その会社の選考を受けたことがない先輩に聞いてもわかるはずがありません。
この手の内容は「みん就」などの就活掲示板を見た方が早いです。
あと電話相談でアドバイスをもらった場合は、あくまでも参考程度と捉えるようにしましょう。一つの意見として自分の引き出しの中に入れておいて最終的な判断はあなた自身が行うようにしましょう。
これは電話相談に限ったことではありませんが就活は10人いれば10通りの考え方があります。10社あれば10社とも選考の基準は異なります。1社1社の対策が必要になってくるのでアドバイスが全ての企業の選考に役立つとは限らない場合が多いのが現実です。
就活の相談で電話以外にオススメな相談方法とは
就活をプロのアドバイスをもらいながら徹底的に攻略し、より高みを目指し大手内定を獲得したい方や、とにかく早く就活を終えたいという方は有料の就活塾や新卒の人材紹介サービスなどを使うと最も効率的です。
特に就活塾は複数あり全て有料です。内定獲得までのフルサポートで10万~50万以上と値段の幅もあります。また講義型の塾や個別指導型の塾などがあります。「値段が安い=サービスの質が低い」とか「値段が高い=サービスの質が良い」という訳ではありません。それぞれ特徴があります。どの塾も無料の個別相談に応じてくれますので色々な塾に相談に行って自分が一番良いと思うところを選ぶと良いでしょう。もちろん相談は対面だけではなく電話やスカイプを使って行える塾もありますから、大手内定を本気で目指すにはこういった就活のプロにアドバイスをもらうのもアリだと思います。有名な就活塾を5つほど紹介しておきますので参考にしてみて下さい。
・内定塾 https://www.naitei-jyuku.jp/
・内定ラボ http://naitei-lab.com/
・キャリアアカデミー https://www.c-academy.co.jp/
・ホワイトアカデミー https://avalon-consulting.jp/20s-media/the-20s/
サポート内容がほとんど同じなのに値段の差が激しいのが就活塾の特徴です。これは企業努力や講義型か個別型かで差が出ていると思って下さい。就活塾は他にもたくさんありますが上記の5つは実績もしっかりしているので安心でしょう。中には勧誘が激しいなど評判の悪い塾もあるようですので調べてみると良いでしょう。
次に内定直結型の就活イベントや新卒の人材紹介サービスを行っている会社に登録して自分の志望業界を相談して、オススメの企業を紹介してもらい就活のノウハウを学び早期内定を獲得するという方法もあります。こちらのメリットは費用が掛からない事。無料でサービスが受けられますが、デメリットとして大手企業ではなくベンチャー企業を紹介されるケースが多いという事です。ベンチャーの中でもメガベンチャーは少なく知名度の低い企業が多いです。大手企業や人気企業を目指す方には不向きかもしれませんが、知名度や規模は関係なくガツガツ仕事が出来る企業に就職したいという就活生はこのサービスを利用するのも良いと思います。
おわりに
就活の相談といっても相談内容は人それぞれです。一番理想的なのはキャリアセンターや就活塾などで同じ人から一貫したアドバイスをもらうことです。いろんな人に相談した結果、アドバイスの内容がバラバラでどれを取り入れたら良いかまた誰かに相談するという相談の連鎖に陥ります。
そうなるのであれば本末転倒ですから、就活の相談はプロにお願いし一貫したアドバイスをもらうというのが重要です。電話での相談以外にもメールでの相談や、スカイプを使った相談、対面での相談などあなたにあった相談方法に対応してくれる相談相手を見つけると良いでしょう。
就活は情報戦です。いち早く正しい情報を入手することが一番大切です。また、就活中にはメンタル的に落ち込むことも絶対にあります。そんな時に相談にのってくれる人を探しておくのも良いと思います。少しでも高みを目指して後悔の無い就職活動をして下さい。
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