【人には聞けない!】インターンシップとは何かを徹底解説

インターンシップ

就活を始めるにあたってよく聞く言葉の1つに「インターンシップ」があると思います。近年はインターンシップ参加率が右肩上がりにあり、今後もインターンシップに参加することは必須となるでしょう。

ところで、そもそもインターンシップとはどんなものなのでしょうか。よく耳にする言葉ですが、その意味がわかっていない方もいると思います。今回はインターンシップとは何か、またインターンに向けたて準備すべきことを徹底解説していきます。

そもそもインターンシップとは?

まずはインターンシップの定義を理解しましょう。

インターンシップとは、就業経験を通じて学生が社会、業界、企業や仕事への理解を深めることができる制度のことです。インターンシップに参加することで業界研究や企業研究、業務内容の理解度が捗るため、入社後のギャップを埋めることができます。多くの就活生は3年生の夏からインターンシップに参加します2017年卒の平均参加社数は3社ほどで、参加社数は年々増加傾向にあるようです。

企業がインターンシップを募集するのはなぜか?

学生はインターンに無料で参加することができますが、企業側はインターンを開催するために莫大な費用をかけているのはご存知でしょうか。一説によると、インターンシップ開催にかかる費用額は多いところで数百万の及ぶと言われています。なぜそこまでして企業はインターンを開催するのでしょうか。ここではその主な理由を2つ見て見ましょう。

入社後のギャップをなくすため

1つ目の理由としては、企業と学生間のミスマッチを減らすためが挙げられるでしょう。

入社後3年も経たずに退社してしまう人の割合は年々増加傾向にあると言われています。その原因の1つには、入社前と入社後のイメージのギャップが挙げられます。入社して「こんな業務をするために入社したんじゃなかった」や「会社のイメージと違った」などの理由で退社する人が多いです。中には入社式で辞めてしまう人もいます。こうした人をできるだけ減らすため、ミスマッチをできる限りなくすため、企業は積極的にインターンシップを開催しています。

広告宣伝・企業PRのため

2つ目の理由としては、企業の宣伝をするためが挙げられます。

無償で開催するインターンシップは、「社会貢献」の側面を持っています。インターンシップ開催を通じて企業は社会的評判を良くする狙いがあるでしょう。また、インターンシップを開催することで、企業は学生に「風通しの良さ」や「ワークライフバランスの良さ」をアピールすることができます。学生に対する企業ブランドの向上の一環とも言えるでしょう。

インターンシップには様々な種類がある

インターンシップと一言で言っても、その種類は様々です。「1dayインターンシップ」と言って、全てが1日で完結するイベント型のインターンもあれば、本格的に業務に携わることができる業務体験型の「長期インターンシップ」もあります。さらには、数日間に渡って行われる「短期インターンシップ」まであり、その種類は多様です。

まずはこれらのインターンシップの種類と特徴を捉えましょう。

1dayインターンシップ
その名の通り開催期間が1日だけのインターンです。大企業など人気企業が多数開催します。主な内容としては、簡単な会社説明会やGD(グループディスカッション)などが多いです。このインターンシップが本選考に影響することはほぼありません。参加に際し、面接など特別な選考等はないことが多いです。
短期インターンシップ
短期インターンシップは開催期間が3〜5日のものが多く、1dayインターンシップと比べると若干期間が長くなります。比較的有名な企業が大規模に開催することが多いです。主な内容としては、1dayインターンシップと同様に企業説明会やGDが多いですが、より詳しい内容になります。中には支店訪問など特別な体験をできるものもあるようです。参加に際し、書類選考や面接等が設けられることが多いです。
長期インターンシップ
長期と名がつくだけに開催期間が1ヶ月〜数年にわたるものを指します。ベンチャー企業や中小企業に多く見られます。主な内容としては、アルバイトとして実際に業務体験をすることが多いです。業務実績によってインセンティブが変化するのが特徴です。内定直結型のものも多く、参加に際しては書類選考や面接が行われます

インターンシップとはいつから始まるのか?

インターンシップはいつから始まるのでしょうか。とあるアンケート結果によれば、企業がインターンシップを開催する時期は、夏もしくは冬であることが多いです。具体的には、夏季の7月・8月、冬季の2月・3月です。また秋先の9月・10月にインターンシップを開催する企業も多いようです。基本的に企業は学生の長期休暇期間を狙って開催していることが多いと言えます。また、学生の参加率も夏季インターンシップと冬季インターンシップの2つがに集中している結果になっています。

インターンシップの受付期間・開催期間は企業によって異なります。通年インターンシップを募集している企業もあれば、期間を限定的に絞って募集している企業もあります。ですから、気になる企業のインターンシップ情報については「リクナビ」や「マイナビ」などのナビサイトを参照にするようにしましょう。

インターンシップの時期に違いはあるのか?

インターンシップの時期については前述した通りですが、開催時期によってプログラム内容や実施機関に違いはあるのでしょうか。結論から言えば、企業によっては時期によってインターンシップの内容が変わります

楽天リサーチの研究によれば、人事担当者へのアンケートで「プログラムに違いがある」と答えた割合は42%にも及ぶようです。また、「実施期間に違いがある」と答えた割合も39%に及ぶようです。こうしたことから、多くの企業ではインターンシップの開催時期によって内容や開催期間に違いがあるようです。

開催時期についてはナビサイトから大まかな日程が確認できますのでそちらから確認することをオススメします。また内容について詳しい情報が欲しいようであれば、直接企業に問い合わせてみるといいでしょう。

学生がインターンに参加するメリットとは?

企業がインターンシップを開催することにメリットがあることは前述した通りですが、一方で学生がインターンに参加することにはなんのメリットがあるのでしょうか。企業はよく「インターンシップへの参加の有無は本選考に一切関係ありません」と言っていますが、本当にそうだとしたらインターンシップに参加するだけ時間の無駄と感じる学生もいるのではないでしょうか。ここでは、学生がインターンに参加することで享受できるメリットを3つご紹介します。

業界研究・企業研究が捗る

1つ目に享受できるメリットとして、業界研究や企業研究に繋がることが挙げられます。

業界研究や企業研究は、「将来自分がやりたい仕事は何なのか」を考える際の非常に大切な指標になります。これがしっかりとできていないと、入社後に「こんなはずじゃなかったのに」と後悔する羽目になります。

人生に一度きりの新卒採用は大切にしたいですよね。そうならないためにも業界研究や企業研究を抜かりなく行う必要がありますが、研究はインターネットや四季報で調べるだけでは不十分です。こうした研究を行うためには、実際に自分の肌で感じる必要があるからです。主観的評価を下すためには、インターンシップに参加して実際に業務体験するしか方法はありません。こうしたことから、インターンシップに参加することで業界研究・企業研究が捗ると言えるでしょう。

就活を共に乗り越える仲間ができる

2つ目に享受できるメリットとして、就活仲間ができることが挙げられます。

インターンシップでは多くの場合、数人単位でグループが編成されます。そうするとグループ内で友好関係が深まりLINEのグループができることもしばしばです。こうしてできた他大学の友達とは就活の情報を共有できます。「就活は個人戦だろ」と考えている人もいるかもしれませんが、就活仲間を作ることで就活中も精神的にも支えられるのです。というのも、お互いの悩みや不安を打ち明けることができるからです。

もちろんインターンシップで必ず就活仲間を作らなければならないというわけではありませんが、就活を乗り越える1つの手段としてインターンシップという機会に友人を作ることは良いと言えるでしょう。

選考で有利になる可能性がある

単刀直入に言えば、インターンシップに参加することは、就活ないしは選考で有利になるでしょう。その理由として2つ挙げられます。

1つ目は、インターンシップに参加すると自然と知識が身に付くからです。インターンシップではGDや説明会が行われますが、こうしたものは必ず自身の経験値になります。経験値が身についた分、選考でも有利になります。ポケモンと一緒ですね。

2つ目は、人事の方に覚えてもらえるからです。「本選考に関係ない」と言いつつも、結局合否を決めるのは「ヒト」です。全く同じ評価の2人がいたとします。片方はインターンシップに参加してくれたため人柄もわかっている学生、もう片方はどこの誰かもわからない学生だとします。あなたならどちらを取理ますか。当然よく知っている前者ですよね。企業はインターンは本選考に全く関係ないと言っています。確かに、全く本選考と関係のない企業もあるかもしれません。しかし、やはり採用担当者がヒトである以上、多少の感情論も入ってくるのではないでしょうか。

こうした2つの理由から、選考でも有利になる可能性があると言えるでしょう。

効率の良いインターンシップの探し方とは?

インターンに参加することのメリットはわかっていただけたと思います。ただ、それならばとインターンシップを探そうと思っても、なかなか見当がつかないと思います。それもそのはずで、日本には何千・何万という膨大な数の企業があるため、どのインターンシップがいいのか見当がつかないのも無理はありません。ですのでここからは、実際にインターンシップを探すとなった時に効率の良い探し方をご紹介します。

大学のキャリアセンターで紹介してもらう

最も手っ取り早い方法はやはり、大学のキャリアセンターで企業を紹介してもらうことでしょう。

キャリアセンターにいるスタッフの方は各業界に精通しているいわばスペシャリストです。「どんな業界のインターンに参加するのがいいだろう」もしくは「ニッチな企業のインターンはどこがオススメかな」と考えている学生には特に有効です。キャリアセンターのスタッフは、業界に関する情報や、その業界の中での最大手から中小企業まで多くの情報を持っています。もし今インターンシップに参加しようと考えているのなら、まずはキャリアセンターの予約を取るようにしてください。

新卒求人サイトで絞り込み検索する

受けたい業界・企業の目星が付いているようであれば、マイナビやリクナビなどの新卒求人サイトを利用しましょう

例えば受けたい業界が決まっているのであれば、サイト内の絞り込み検索で希望業界を選択して検索すれば簡単にインターン募集企業を見つけることができます。サイトからそのままインターンシップの申し込みもすることができるので便利です。

新卒求人サイトに希望の企業が載っていないのであれば企業の公式HPを調べ、そこから申し込むようにしましょう。中小企業やベンチャー企業は、マイナビ・リクナビなどの大手求人サイトには載っていないこともあるので、その点だけ注意が必要です。インターンシップに参加したいと考えている方は、まず希望業界・企業のインターンシップを見つけるよう行動を移しましょう。

インターンシップに向けた準備とは?

インターンシップに向けて準備した方が良いことはあるのでしょうか。3年生になると周りもインターンシップへの準備を進めるようになり、焦りますよね。以下ではインターンシップに向けて準備すべきことをご紹介します。インターンシップに向けた準備をここでマスターしてしまいましょう。

インターンシップの詳しい探し方については以下の記事を参考にしてみてください。

参加したいインターンシップを見つける

準備するにあたって、まずは自分の興味がある業界・企業のインターンシップの日程を確認するようにしましょう。開催日程を確認し、それに向けた準備をする必要があります。直近で開催される場合は急ピッチで準備を進める必要がありますし、時間的猶予があるのならじっくりと対策を練ることができます。

まずは、ナビサイトや学校のキャリアセンターなどでインターンシップの日程を確認するようにしてください。どちらにも掲載がない場合は、直接企業のHPから応募するといいでしょう。

また、どんなインターンシップなのかを確認しておく必要もあります。日程以外にも、業務内容やワークシップ内容などの理解を深めておくことで後々のインターンシップ選考に優位に働きます。

選考の流れを押さえる

参加したいインターンシップが見つかったら、次にインターンシップ選考の順序を把握しておく必要があります。人気企業や大手企業のインターンシップは参加応募者が多いため、選考といった形でふるいにかけられることがあります。具体的には、エントリーシートの提出や面接などといったものです。

エントリーシートの作成や面接対策には時間がかかります。直前になって対策に終われないように、あらかじめ選考の流れを確認しておくと余裕を持って行動できるため良いでしょう。

インターンシップの面接対策についての記事は以下の記事を参考にしてみてください。

持ち物を揃えておく

インターンシップへの参加が決まったら、持ち物を揃える必要があります。インターンシップとはいえ、服装や持ち物に制限をかける企業も多いです。例えば、スーツ着用の指定であったり、筆記用具の指定であったりです。

スーツに関して、持っていないという人はリクルートスーツを購入すると良いでしょう。後々の本選考でも使うことができます。またよくある筆記用具の制限としては「消えるボールペン」などフリクションペンの持ち込み不可などです。特に金融機関ではこうした持ち物の指定が多いですから、しっかりと確認してインターンシップに臨むようにしましょう。

インターンシップについてのまとめ

今回はインターンシップのメリットと効率的な探し方についてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。

インターンシップで最も億劫になりがちなのは、企業を見つけてエントリーするまでです。企業によってはインターンシップの選考にESや志望動機を問う場合があるからです。こうしたESなどの書類を作成するのが面倒で、億劫になってしまい、結果として期限切れになりインターンに参加できなかったという人が多いのです。ですから、早めにインターンシップを見つけて、余裕を持って書類作成できるように心がけましょう。

 

◼︎インターンシップの情報をもっと知りたい方にオススメの、就活Hack厳選ノウハウ記事はこちら

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