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インターンシップが過熱化して数年経ちますが、皆さんは既にインターンシップに参加しましたか?インターンシップは応募すれば無条件で参加できる企業と、インターンシップに参加する為にエントリーシートを提出し、面接を通過した人だけが参加できるという企業があります。インターンシップに選考がある企業は大手企業や人気企業など応募者が多い企業が選考で受け入れ可能人数に選抜していくという訳です。今回は選考がある企業でインターンシップ選考を通過する為の志望動機の書き方について解説していきます。

インターンシップの志望動機で必ず意識したいこと

就活を始めようと行動を起こした就活生が初期の段階で行うのがインターンシップについて調べることだと思います。「就活頑張るぞ!まずはインターンに行って企業や業界の事を知ろう!」と意気込んだもののすぐに挫折してしまう学生が少なくありません。挫折する最も多い理由としてESの存在があげられます。なかでも志望動機…。「まだ業界研究もしていないのに志望動機なんて書けないよ…」という声を良く聞きます。まだ業界についての研究も十分にできていない状態で志望動機を書くのってやはりしんどいですよね…。

そんな時に意識してほしいのが、インターンシップを実施する企業は必ずインターンの位置づけというものが決まっています。つまり「何のためにインターンシップを行うのか」がわかれば、企業の目的に合わせて志望動機を書いていけばいいという訳です。企業側の狙いは大きく3パターンにわかれます

  1. 企業PR型のインターンシップ
  2. 内定直結型のインターンシップ
  3. 有償型のインターンシップ

このうちどれに当てはまるのかという事さえ分かってしまえば志望動機を書く事に対するポイントがわかってきます。

1企業PR型のインターンシップの場合

良くあるパターンのインターンシップで、自社の仕事内容を理解してほしいという面と、広報解禁日以降に自社の選考を受けてほしいというケースです。就活生のエントリーの母集団を形成することを目的にしていることが多いです。この場合は、「自分がなぜその企業に興味を持ったか」と「企業が求める人物像」を融合することで良い志望動機が書けます

2内定直結型のインターンシップの場合

就活解禁日は3月1日だと思っている就活生の方も多いと思いますが、現実は早期選考というものが年々増加傾向にあります

3月1日解禁はあくまでも国と経団連の指針なわけです。守らないと罰せられるという訳ではなく努力目標みたいなものです。この指針を決めるメンバーにリクナビやマイナビの経営陣が委員として加わっているため大手ナビサイトも3月1日にならないと本エントリーが出来ないのです。リクナビやマイナビを使う学生や企業がかなり多いため就活解禁日=3月1日となっているという訳です。

しかし、実際にはベンチャー企業や外資系企業などでは大学3年の秋から選考が開始されていますし、インターンシップを実質選考の場としている企業もあり、そういった企業が年々増えてきています。内定直結型のインターンシップを実施している企業の場合、志望動機は「自分の強みを具体例と共に書き、入社後にどのような社会人として会社に貢献したいか」までは最低限書かないといけません。

3有償型インターンシップ

有償型インターンシップの特徴は長期であることがほとんどです。

その中でも2つのパターンにわかれます。報酬の支払い方が一括か、時給かです。一括で支給されるインターンシップは上記で述べた内定直結型とほぼ同じです。時給型の場合はインターンシップという名の元に単に労働力不足を補うために実施している企業もあります。

時給型のインターンシップの場合は企業研究をしっかりしたうえで、それでも興味があり参加したい場合は「自分がその企業でいま何が出来るか」を書く必要があります。企業は戦力としてインターン生を募集しているので戦力にならないと判断されれば通過は難しい場合が多いです。

まずはインターンシップといってもこのように様々な企業の狙いがあり、その狙いに合った志望動機を書く必要があります。

人気企業のインターンシップは志望動機の書き方で差をつけるべき

人気企業はインターンシップのエントリーで何千人のエントリーがあります。その中で通過するのは数十人という会社もあります。倍率100倍以上の企業もあります。ここでライバル学生に差を付けてインターンシップ選考を通過するのに書き方で差をつけることができます。

具体的には「数値化出来るものは数値化する」「志望動機に自身の実体験をいれる」「なぜその企業なのかを書く」というこの3つだけです。この3つが全て網羅された志望動機は読み手にも説得力を持たせることができます。

数値化するとは

例えばアルバイトでバイトリーダーをしているという方は「私はアルバイトでバイトリーダーをしています」ではなく「私は30名のアルバイトの教育とシフト管理をするバイトリーダーをしています」というような書き方です。

30名という具体的な数値が記入されている事でそのあとのエピソードに説得力が増すのです。

実体験を入れるとは

インターンシップのES提出時期はまだ書き方のコツが身についていないため抽象的な内容になってしまう学生が多いです。ここで実体験を入れることで具体的になります。

「私はインフラ業界に興味を持っております。貴社は業界最大手であるにも関わらずいち早く最新技術を取り入れているため貴社の挑戦する社風を肌で感じてみたいと思い志望しました」

よりも、

「私はインフラ業界に興味を持っております。大学では〇〇について学んでおります。九州北部災害で被災した地域を実際に訪れた際に貴社の技術が被災者の支援につながっている事を知りました。貴社は業界最大手であるにも関わらずいち早く最新技術を取り入れているため貴社の挑戦する社風を肌で感じてみたいと思い志望しました」とすることで厚みが増します。

実際にその企業の技術や取り組みが被災者の役に立っている事を実際に体験したという事で志望動機に説得力が増すわけです。

なぜその企業なのかとは

これは簡単です。例えば横浜銀行を志望していたとします。その際に「なぜ金融か」と「なぜ地銀か」までは大体の学生が書けているのですが「なぜ横浜銀行か」まで書けている学生は少ないのです。この3つのポイントを意識するだけで志望動機のレベルは格段にあがります

インターンシップ選考に通過する志望動機の共通点

志望動機で高評価を得るためには上記で述べた内容を網羅したうえで、あなたの人柄が文章から読み取れると通過率が高くなります。企業には社風や風土から求める人物像というのが必ずあります。あなたの人柄が求める人物像に当てはまっていれば通過率は高くなります。そこを判断するのが人柄という訳です。

企業の求める人物像は会社によって異なります。つまり志望動機の流用はできません。ここは企業についてとことん調べるしかありません。会社のホームページや、OB訪問など可能な手段を全て使ってその企業について理解していきましょう。企業理解が出来ている学生ほど通過率が高くなります。企業理解は志望動機だけではなく、全ての選考で一番重要だという事は覚えておいて下さい。

インターンシップ志望動機のための企業研究方法

前述したように、インターンシップの志望動機を作成するにあたって企業理解も非常に大切になってきます。就活では、自分自身の人生を振り返って分析する自己分析と、企業の求めている人材像を分析する企業研究の両方が必要になってきます。これはもちろん、インターンシップ選考でも同じです。ここでは、インターンシップの志望動機を作成するにあたってしなければならない企業研究のやり方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

企業について調べる

企業研究をするにあたって、まずは企業を調べることから始めましょう。企業を調べる方法としては、以下の5つのような方法があります。

  1. インターネットで、企業公式HPやその他情報サイトから企業情報を調べる
  2. 企業情報本「四季報」や、「業界地図」から対象企業のデータを調べる
  3. OB訪問から社内事情について調べる
  4. 新聞記事から会社の時事関連を調べる
  5. 学校のキャリアセンターから企業情報を調べる

一口に企業について調べるといっても様々な方法があることがわかると思います。ここで大切なのは、「なんとなく抱いている対象企業のイメージ」から、時事問題やニュースなどのデータから正確なイメージへと理解を深めることです。どのような事業を行なっているのか、また世間の評判はどうなのか、といったことは実際に調べてみないとわかりません。

会社が行なっている事業が分からないと、志望動機は書くことができません。「〇〇という事業について理解を深めたいからインターンシップを志望する」という具体的な志望動機を述べることができないからです。つまり、企業について調べていないと抽象的な志望動機しか述べられないのです。これでは他の学生の志望理由と差別化を図ることができませんから、選考に受かる確率は低くなってしまいます。そうならないために、インターンシップに向けた志望動機を考える際は、まず企業研究から始めるようにしましょう。

また、企業研究の方法については以下の記事で詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。

インターンシップについて調べる

企業研究が終わったら、次はインターンシップについて調べる必要があります。選考で、「〇〇の事業について理解を深めたい」と言っても、興味のある事業に関連したインターンシップのワークがなければ、本末転倒です。面接官に「え、今回のインターンシップではその事業について学べないよ」と突っ込まれてしまいます。こんなツッコミを入れられては弁解の余地がありません。的外れな志望動機にならないように、インターンシップの概要についてあらかじめ理解しておく必要があります。

具体的には、以下の3点を確認しておくようにしましょう。

  1. どのようなワークをするのか
  2. どんなことを学べるのか
  3. 学んだことからどんなスキルが身につくのか

    調べ方としては、就活サイトやキャリアセンターを活用しましょう。就活サイトには、過去のインターンシップに参加したの先輩方の体験談が載っています。こうした先輩方の体験談を参考に調べると良いです。また、キャリアセンターにも同じようにインターンシップ体験談があるでしょう。仮に体験談がない場合は、キャリアセンターのスタッフの方に尋ねてみればどんなインターンシップなのかがわかるでしょう。

    内定直結型のインターンシップは志望動機が重要

    内定直結型のインターンシップでは「興味がある」とか「○○について知りたい」という内容では少し足りません。その理由は明確で企業は採用を意識してインターンを実施しています。自分の強みとその企業の求める人物に親和性があり、自分がその企業でどう活躍していけるかという部分まで書きたいです。

    そもそも採用を念頭においたインターンシップですから、入社の熱意を感じられれば通過する確率がグッと上がります。だからこそ志望動機が重要になってきます。

    「熱意>経歴」となると思って下さい。極論ですが東大生でも志望動機から入社の熱意が感じられなければ通過率も下がりますし、中堅校以下の学生から入社の熱意が強く感じられれば通過率は上がります。就活はトーナメントではありませんがこの両者のうちどちらを通過させるかとなったら後者を選ぶ会社の方が多いです。つまり内定直結型のインターンシップを実施している企業は「熱意>経歴」となる場合が多いのです。

    インターンシップ選考と本選考の志望動機は全く別物である

    上記でインターンシップは大きく3つのパターンに分けられると書きましたが、その中でも「企業PR型のインターンシップ」を実施している企業限定だという条件付きです。(実際には内定直結型はインターンシップ選考=本選考と企業は位置付けているのでそもそもインターンシップ選考の概念はないともいえるわけですが…)

    インターン選考は「開催回数×1回の開催人数」で定員が決まります。定員を超えることはできないのでバッサリ切られるのです。つまり選考の基準は定員以内に収めるためです。

    それに対して本選考は書類選考→WEBテスト(SPIや玉手箱)→GD→1次面接→2次面接→3次面接→最終面接と徐々に絞っていきますこのフローの中で自社の求める人物像と就活生の志望度のマッチングの高さが基準となるわけです。そこで志望動機はどんな位置づけになるかというとインターン選考では「なぜその企業のインターンに参加したいのか」という動機に重きが置かれるのに対して、本選考は内定直結型インターンと同様に「企業が求める人物像と就活生の志望動機の親和性がどれだけ高いか」にある訳です。

    また一般的にはエントリーシートの項目数も本選考の方が多いため志望動機と他の項目の整合性も問われてきます。皆さんの先輩や知人にもこんな方がいたかもしれませんが、インターン選考は10社通過したのに本選考では全滅なんていう就活生が実際にいます。インターンシップで評価を落したというケースもあるかもしれませんが実際は志望動機の評価基準を理解していないというケースの方が多いです。

    インターンシップ選考に通過したから就活なんて楽勝!などと思っていると本選考で痛い目にあいますので内定を獲得するまで全力で就活に取り組むようにしましょう。

    インターンシップ志望動機の業界別例文

    ここではインターンシップ志望動機の例文をいくつかご紹介します。志望動機のざっくりとした流れをつかむことができますので参考にしてみてください。

    銀行業界の志望動機

    私はお金を通じて人々の生活を豊かにしたいと考え、御社のインターンシップを志望しました。
    私は大学で経済学部に所属しており、大学の講義で金融機関の社会的な重要さと責任の重さを学んできました。金融業、その中でも間接金融を行う銀行は経済においていわば「心臓」のような役割を果たしていると考えます。そう考えるのは、リーマンショックによって世界経済が後退した際、企業を支えたのは銀行の間接金融だったからです。これによって世界中の多くの人々が失業などから救われました。
    このように、お金の面から人々の人生を支える銀行に魅力を抱きました。御社のインターンシップでは、大学で培ってきた金融の知識を活かしつつ、周りの人々と協力し積極的に学びたいと考えております。

    メーカーの志望理由

    私はモノを通じて人々の生活をより豊かにしたいと考え、御社のインターンシップに志望しました。
    御社の製品は人々の日々の生活に密着しています。製品を利用してもらうことで人々を明るい気持ちにしています。事実、私もその1人です。将来私は、日常生活では意識されていないが、なくては不便なモノ、いわば「水」のような製品を作りたいと考えています。
    御社は業界の中でも顧客満足度No1と、顧客からの支持が高く、また経営理念も「お客様の笑顔が第一」ということで、まさに私の考えに一致します。インターンでは、製品開発や経営学に関する知識はありませんが、周りの人々と積極的に関わり合うことで多くを学びたいと考えております。

    接客業界の志望理由

    私は将来的に接客業に就きお客様に笑顔になっていただきたいと考えており、御社のインターンシップに志望しました。
    私は旅行が趣味です。旅行がきっかけで多くの旅館やホテルに泊まる機会がありました。宿泊先でホスピタリティあふれる接客をしてもらえると幸せな気持ちになり、旅行がより一層良いものになります。数日間に及ぶ旅行の中、たった1回の「おもてなし」を受けただけで心が晴れやかな気分になります。接客には「人を幸せにする力」があると学びました。
    こうしたことから私は接客業を志望しています。御社のインターンシップに参加したのは、業界トップクラスの顧客満足度を誇るからです。その顧客満足度を維持するために普段どういった取り組みがなされているのかを学びたいです。インターンシップでは、周りのメンバーと積極的に意見交換をし、自分の知見を広めつつ御社における接客の考え方を学びたいと考えております。

    インターンシップの志望動機の書き方については以下の記事でも詳しくご紹介しています。参考にしてみてください。

    おわりに

    このようにインターンシップも様々なタイプのものがあります。

    タイプ別に企業のインターンシップの位置づけが変わってきますので企業の求める志望動機を書くことでライバルと差をつけていきましょう。これは就活全般に言える事ですが、企業の視点から逆算して対策することが内定への近道です。後悔のない就職活動をするように全力で頑張って下さい。

     

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