みなさん、エントリーシートを書くときに使うボールペンにこだわりはありますか?ボールペンなんてどれでも同じじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、意外と種類によって違いが出るのがボールペン。物は試しにこだわりを持って選んでみると、就活のモチベーションもグンと上がるかもしれません。
ということで今回は、エントリーシートで使うボールペンのすべてが分かる情報をまとめてみました。今までは特にこだわりがなかった人も、この記事をきっかけにして新しい扉が開くかもしれません!騙されたと思って、ぜひ見ていってくださいね。
・エントリーシートのボールペンに必要なポイント
–書きやすさ
まずは、エントリーシートの字を美しく書くために必要なポイントをまとめてみました。やはり大切なのは、書きやすさ。就活生は、就活をしている間数え切れないほどのエントリーシートを書かなければなりません。書くたびに手が疲れてしまうようなボールペンだと、就活のやる気も一緒になくなってしまいます。
自分の手にフィットして、ずっと字を書き続けていても苦にならないようなボールペンが一番です。書きやすいボールペンなら、自動的に美しい字も書けるようになるはず。採用担当者の心をゲットするエントリーシートを書くためには、やはり書きやすさを第一に考えるべきです。
–適切な太さ
どんな太さのボールペンが一番エントリーシートに適しているのか?よく推奨されているのは、0.5mmの比較的細めのボールペンです。エントリーシートは、一般的に小さめのスペース内に出来る限りたくさんの文字を敷き詰めなければなりません。同じスペースを使うなら、なるべく多い情報量を詰め込んでアピールしたいですよね。
でも、だからといって読みにくくなってしまってはいけません。そのためには、やっぱり細めのボールペンが必要なのです。
ちなみに、0.3mm以下の極細ボールペンはあまりおすすめしません。細すぎると、字の印象がスカスカになってしまうので、エントリーシートには逆効果なのです。程よい細さのボールペンを使ってみてください。
–持ち歩きに便利
就活生は、ボールペンを日常的に持ち歩きます。説明会は常にボールペンを携帯してメモを取らなければなりませんし、面接などの選考中も、いつボールペンが必要になるか分かりません。よって、持ち歩きに便利な軽さやデザインのものをぜひ使ってほしいです。
状況によってポケットやカバンにすぐしまうことが出来たり、使い始める時はワンタッチでOKのものだったり…使い勝手が良いものをおすすめします。
–シンプルなデザイン
可愛い・カッコいいデザインの方がモチベーションが上がる!といっても、あまり派手なデザインのボールペンは就活用には向いていません。なぜなら、あなたがボールペンを使う時、目の前にはおそらく採用担当者や企業の上層部がいるのです。それなのに、ボールペンがテーマパークで買えるような派手なデザインのものだったら…あまり良い印象は与えられないかもしれません。
社会人になる準備として、ボールペンも大人っぽくてシンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。その方がボールペン自体にも飽きませんし、愛着もわくはずです。派手なデザインのボールペンは、プライベートや自宅で使うようにしましょう!
–色は黒
ボールペンの色は、黒一択です。エントリーシートは、就活で使う正式な書類です。黒ボールペンを使うのは、社会人としての常識です。中には、青ボールペンを使っても大丈夫だと書いてある場合もありますが、やはり黒ボールペンが一番使いやすいでしょう。
もちろん、カラフルなインクやシャーペンはご法度です。黒の書きやすいボールペンを使って、読みやすいエントリーシートを目指しましょう!
・エントリーシートのボールペン、これはアウト!避けるべきポイントとは
–消せるボールペン
現在、書いた字を摩擦熱で消すことが出来るボールペンが発売されています。でも、これをエントリーシートで使うのはアウトです。なぜなら、やっぱり「エントリーシートは正式書類」だから。いざエントリーシートが企業側に届いてから、どんな状況で書類が保管されるかは分かりません。
もしかしたら、気温が高い部屋に放置されるかもしれませんし、何かアクシデントが起こってインクに摩擦が加わるかもしれません。そういうタイプのボールペンインキは、気温が高い部屋に放置されると色が薄くなる場合があるそうです。もちろん、摩擦熱が加わったら一瞬で字は消えます。ここまで書いたら、消えるボールペンを使ってはいけない理由が何となく分かってきましたよね。せっかく書いたエントリーシートを安全な状態で届けるためにも、普通のボールペンを使ってください。
–水性インク、油性インク
水性インクは、場合によっては手のあたたかさや気温のせいでにじんでしまう可能性があります。そして油性インクはにじむ心配はありませんが、インクの出が一定ではないのでいざ書いた時に綺麗な文字を書くことが難しくなってしまいます。
以上のことから、水性インクや油性インクをエントリーシートで使うのはあまり推奨されません。失敗が少ないのは、ゲルインク!迷ったら、とりあえずゲルインクのボールペンを選んでみてください。
–安っぽいデザイン
採用担当者からの印象が良くないので、派手なデザインのボールペンはふさわしくないと言いました。それと同じ理由で、安っぽいデザインのボールペンは避けた方がいいでしょう。
高価なボールペンをわざわざそのために購入する必要はありませんが、やっぱりイベントで無料でもらえるようなデザインのボールペンはあまりおすすめできません。できるだけ立派に見えるデザインのものを選べば、自然と自分のモチベーションもアップするかもしれませんよ!
–かすれやすい
エントリーシートは、書きやすさが命。スラスラと書けるボールペンが正義です。何文字か書いているうちに、いつの間にか文字がかすれていったり…。そんなボールペンは絶対にダメです!かすれてしまった部分を修正して文字を書き加えていくにつれて、どんどんエントリーシートは読みにくくなります。
読みやすくて高評価がもらえるエントリーシートが書きたいなら、まずはかすれにくいボールペンを選びましょう!
–すぐインクが終わる
就活は、お金がかかるものです。たかがボールペンですが、されどボールペン。出来る限り長く使えてコスパが良いボールペンを使いたいものですよね。そのためには、インクの持ちが良いボールペンを選ぶことが必要です。
一本のボールペンを長く長く使えたら、いつの間にか愛着もどんどんわいてくるものです。そのうちに、就活の心強い仲間になってくれるかもしれません。長持ちインクのボールペンを探しましょう!
・エントリーシートのおすすめボールペン5選
–就活ボールペン
ここからは、就活に役立つおすすめのボールペンを紹介していきます。まずは、セーラー社から発売されている就活ボールペン。その名の通り、就活生が使うのにお役立ちなポイントがたくさん詰まった一本になっています。
まず一番のポイントは、「文字の太さを、場合によって変えられる」ということ!3wayなので、エントリーシートを書くとき・封筒の宛名を書くとき・説明会でメモを取るときなど、場合によって太さを変えるとことができるのです。また、どんな時に使ってもはずかしくないシンプルなデザインも、男女両方から愛されそうです。就活生なら、一人一本は持っておきたいボールペンです。
–サラサクリップ
ゼブラ社から発売されているサラサクリップ。高校時代から愛用している!という人も多いのではないでしょうか。もちろん、就活でもいい仕事をしてくれます。
サラサクリップの魅力は、なんといっても発色がいいところです。目に飛び込むような美しい黒で文字が書けるので、書いているときも気分がついつい上がります。黒以外の他の色の発色もいいので、ついつい日常生活のために全色買いそろえてしまう人も少なくないようです。
–エナージェル
ぺんてるから発売されているエナージェル。こちらの商品も、根強い人気があります。その理由は、速乾性と書き味。他のボールペンに比べてすぐに乾くので、毎日何枚ものエントリーシートを書いて速攻で提出しないといけない就活生にとっては救世主のような存在です。
スルスルと書けるなめらかな書き味にはまる人も多く、一度使ったらやめられない!なんて声もあるくらいです。気軽に使えるノック式と、「ちゃんと書きゃなきゃ!」という気持ちになれるキャップタイプの2種類があるので、自分の好きな方を選んでください。
–ジェットストリーム
三菱鉛筆から発売されているジェットストリームは、軽い感覚で書けるところが人気の理由です。強い力を入れなくても文字がスラスラ書けるので、何枚もエントリーシートを書かないといけない就活生の労力を少し和らげてくれるはずです。
文字のコントラストがはっきりとしていて、濃い字が書けるのでとてもエントリーシート向けです。インクの逆流を事前に防止してくれる機能も付いているので、安心して使い続けることができますね。こちらは油性インクですが、ゲルインクと変わらないくらいなめらかに書けるので一回は試してほしい商品です。
-Juice
パイロットから発売されているJuiceは、力強い文字が書けるのが売りです。就活では、自分の気持ちの強さをアピールすることが必要不可欠です。「絶対にこの企業に入りたい!」その気持ちを伝えるには、やっぱり文字から力強さを表していかなければなりません。
ただ文字を書いているだけなのに、強い力を入れなくてもトメ・ハネがハッキリ出るのでついつい病みつきになってしまいます。筆圧を意図的に強めなくてもインクがスムーズに出てくるので、書きやすさもピカイチです!
・エントリーシートのボールペンQ&A
–太さは使い分けるべき?
エントリーシートを書くとき、封筒のあて名を書くとき、スケジュール帳で予定を管理するとき、説明会やセミナーでノートにメモを取るとき…。就活で使うボールペンと言っても、その用途はそれぞれです。よって、出来る限り太さは使い分けた方がいいといえます。
でも、複数のボールペンを持ち運ぶのはかなり大変です。3色ボールペンやリフィルタイプのものをチョイスするなどして、なるべく軽くなるように工夫してみてくださいね!
–多色ボールペンの方が使いやすい?
やっぱり、いろんな太さのインクを一本に詰めて持ち運びできる多色ボールペンは魅力的です。就活生は基本的に荷物が多いので、ボールペンの数を減らせるのはかなりのセールスポイントですよね。
でも、中には「ペン先がぐらついているからもう使いたくない!」と思う人も一定数います。やはり、一般的なボールペンに比べて多色ボールペンのペン先は不安定になるものです。それに慣れない人は、普通のボールペンを選んだ方がいいかもしれません。
–サインペンじゃだめ?
サインペンは、ボールペンに比べてペン先が太くて文字がハッキリ書けないので、エントリーシートにはあまり向いていません。インクもにじみやすいので、よほどのことがない限り使用は避けた方がいいでしょう。
ただ、封筒のあて名を書くときなどは使えます。より大きくて太い字が書けるので、郵送時にあて名が分かりやすくなります。時と場合によって、ペンの種類は使い分けてみてくださいね。
–企業によってペンは使い分けた方がいい?
中には、「受ける企業の業種によってペンの種類は変えた方がいい?」と心配になる人がいます。でも、正直まったく関係ありません。かすれていたり、にじんでいなければ採用担当者はボールペンの細かな違いなどおそらく分かりません。最低限のポイントを達していれば、ボールペンの種類に選考の結果が左右されることはありません。
自分の中で「志望度が強い企業のエントリーシートには、これを使う!」と個人的なルールを決めるのはもちろんいいので、自分のペースで進めていきましょう。
–万年筆の方がいいの?
万年筆は、やっぱり大人の象徴。デザインから既にカッコいいですし、エントリーシートを書くときも万年筆を使った方が評価されやすいのでは?とついつい考えてしまいますよね。でも、やっぱりボールペンを使っても万年筆を使ってもそんなに違いはありません。
採用担当者は筆記用具のプロフェッショナルではないので、この字がボールペンで書かれたのか、それとも万年筆で書かれたか…そんなことはおそらく一目見ただけではわかりません。もちろん、そんなことに時間を割いて調べるほど社会人は暇ではありません!エントリーシートで大切なのはあくまで中身であり、使う筆記用具は「最低限度の基準を満たしていればOK」なのです。余計なことを心配するなら、志望動機や自己PRの練り直しに時間を使ってくださいね!
・おわりに
さて、いかがだったでしょうか。エントリーシートは中身が一番大事です。でも、まず目を通してもらうには「美しい字で書くこと」もやっぱり大事。そのためには、使う筆記用具もある程度、最低限のこだわりを持った方がいいということです。
エントリーシートは、企業に自分の魅力を伝える最初の書類です。出来る限り読みやすくてはっきりした美しい字で書くためにも、今回紹介した使いやすいボールペンを使ってみることをおすすめします。綺麗な字が、良い結果を連れて来てくれるかもしれませんよ!自分の就活を支えてくれるような運命の一本を、ぜひ見つけてみてくださいね。
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