その手があったか!エントリーシートの「自由に表現」欄の攻略法

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「エントリーシートの『自由に表現してください』っていう記述欄…何を書けばいいの!?」とこのように悩んでいる就活生の方は少なくないはずです。確かにエントリーシートの「自由に表現」欄はなんだか自分の個性や表現力を試されているようで、なんともやりづらいエントリーシートの記述欄ですよね。しかしこの「自由に表現」欄ですが、企業側が「自由に表現」欄をエントリーシートに設定した思いを理解すれば何を書けばいいのかという道筋がわかるのです。

今回の記事ではエントリーシートに「自由に表現」欄が設定されている目的や「自由に表現」欄を書く際のポイント、活用方法を基本編から上級編に分けて解説していきます。

この記事を読めばエントリーシートの「自由に表現」欄に何を書くべきなのか、イメージをすることができるようになりますよ。

 

エントリシートに「あなたを自由に表現」…この目的は?

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まずエントリーシートにある「あなたを自由に表現してください」といったような記述欄。最初に考えるべきなのは「何を書くべきか」ではなく「何が目的で設定されているのか」です。その目的を捉えずに書き始めてしまうと自己満足の自由な表現になってしまいかねません。まずは企業側が何を目的として「自由に表現」欄を設定しているのかを確認していきましょう。

就活生の志望度を測ろうとしている

1つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄の目的は「就活生がどれほどの熱意を持って自社を志望しているのかを測る」ということです。

正直なところエントリーシートの記述欄の中で「自由に表現」欄ほど時間と手間がかかるものはありません。そのため逆に企業側からすれば自社への入社に本気な就活生ほどクオリティの高い「自由に表現」欄を仕上げてくるという一定の目安となるのです。

求める人物像かどうかを見ている

2つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄の目的は「自社にとって『求める人物像』として適しているのかを見極める」ということです。

就活生が「自由に表現」欄に自分を表現する中で、その個性が自社と合っているのか、ミスマッチはないかということを測ることができるというメリットがあります。就活生が持つ個性が自社にそぐわなければ入社したとしても定着率は振るいません。そのようなリスクを削るために設定している意図があります。

就活生の個性を見たいと考えている

3つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄の目的は「就活生1人1人の個性をしっかりと見たい」ということです。

単純に就活生がどのような個性を持っているのかについて知りたいという意図があります。志望動機や自己PRは求められたお題への回答なので、就活生の答える言葉にはある程度の縛りが存在します。しかし「自由に表現して」と言った時に何を表現するのかはその就活生次第で十人十色です。そのような1人1人の個性を見たいと考えています。

エントリーシートの「自由に表現」欄で大切なポイント

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次にエントリーシートの「自由に表現」欄で押さえておきたいポイントを2点、解説しておきましょう。そのポイントとは以下の点です。

  1. まずは読みやすさが第一
  2. 奇抜さは二の次で良い

それではそれぞれのポイントについて1つずつ見ていくことにしましょう。

まずは読みやすさが第一

1つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄で大切なポイントは「何よりも読者である採用担当者が読みやすいことが大切」だということです。

自由に表現してもいいと言われたからといって、その形式すらも自由に表現しすぎてしまうと「読みにくい」「読む気が起きない」エントリーシートとなってしまいます。もちろん自由に表現するということが大切なのですが、その上で「自由に表現」欄に重要なのは自分の熱意や意思、魅力を伝えることだということを忘れないで下さい。

奇抜さは二の次で良い

2つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄で大切なポイントは「物珍しさや奇抜さは優先しなくていい」ということです。

「読みやすさが第一」と書いた上でさらに念押しすると「採用担当者は奇抜さを求めているわけではない」ということです。個性というと「他の就活生との差別化を図らなければならない」と思って、表面的に目立つことをしているエントリーシートは多いです。しかしそれよりも内容が詰まっているということが奇抜さに優って大切なのです。つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄で大切なポイントは「」ということです。

「個性は無意識下で最も現れる」と言われています。あまりに変わったことをしてしまうとむしろ自分の個性が失われ、偽りの自己表現になってしまうかもしれません。

エントリーシートの「自由に表現」欄を活用する方法〜基本編〜

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では次にエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する基本的な方法について紹介していきます。

紹介する方法は以下の3点です。

  1. 表現することは1つだけにする
  2. アピールしたことについては最初にまとめる
  3. 見た目だけではなく内容にこだわるのが基本

それではそれぞれのポイントについて1つずつ見ていくことにしましょう。

表現することは1つだけにする

1つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する基本的な方法は「自分が表現したいことは1つに絞る」ということです。

自由に表現をするとなると自分の良いところを全て出し切りたいと思うのは誰しもあることです。しかし色々なことを一気に紹介してしまうよりも最も自分の魅力や強みの根幹となる部分を1つだけアピールする方が印象には残るのです。

アピールしたことについては最初にまとめる

2つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する基本的な方法は「記述欄の最初にアピールしたいことをまとめる」ということです。

よく面接では「最初に結論を言う」ということが重視されますが、それは「自由に表現」欄でも同じことです。最初に言うことほど相手の印象に残せるタイミングはありません。

見た目だけではなく内容にこだわるのが基本

3つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する基本的な方法は「記述欄の見栄えよりも、まずは中身にこだわる」ということです。

自由に表現をする上で「インパクトのあるものにしたい」と考えるあまり、中身を詰め切れないエントリーシートはたくさんあります。しかしそのようなエントリーシートはむしろ印象が良くありません。こだわるべきは確実に自分の魅力を伝えることです。

エントリーシートの「自由に表現」欄を活用する方法〜応用編〜

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では次にエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する応用的な方法について紹介していきます。

紹介する方法は以下の2点です。

  1. 文字だけではなく絵や写真を加える
  2. 「自由に表現」欄の構図を工夫する

それではそれぞれのポイントについて1つずつ見ていくことにしましょう。

文字だけではなく絵や写真を加える

1つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する応用的な方法は「絵や写真を加える」ということです。

もし自由にあなたを表現する際にイラストや写真を加えた方がいいと判断するのであれば、それらの手法を用いることもいいでしょう。ただし最初にも書いた通り、「イラストの方がインパクトがあるから」といった理由にならないようにしましょう。

「自由に表現」欄の構図を工夫する

2つ目のエントリーシートの「自由に表現」欄を活用する応用的な方法は「記述欄のレイアウトを工夫する」ということです。

「自由に表現」というだけあってレイアウトはどんなものでも構いません。例えば新聞のように見出しを大きく書いたり、チャート形式のように図に割り振ってみたりすることは効果的な場合もあります。どうすれば自分のことを伝えることができるかということにこだわり抜いて記述欄を埋めましょう。

まとめ

今回の記事ではエントリーシートに「自由に表現」欄が設定されている目的や「自由に表現」欄を書く際のポイント、活用方法を基本編から上級編に分けて解説していきました。

エントリーシートの「自由に表現」欄において最も大切なのは、企業側の意図を汲み取った上で、あなたの意思を伝えやすい表現を考えて書くことです。

今回の記事で紹介した手法やポイントを念頭に置きながらエントリーシートの「自由に表現」欄を埋めていきましょう。

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