カフェ7つの仕事を内容を網羅!メリットや得られるスキルを解説!

業界研究

カフェで働きたいと考えている就活生は多いはず。オシャレな空間の中、コーヒーや紅茶の香りに囲まれて毎日を過ごす、これほど優雅な職業はなかなかないかもしれません。しかしそれは「お客様」としてカフェを利用する側の目線。実際にカフェで働いている側が見ている景色は顧客が見ているものとはまた異なるものです。そこで今回の記事では顧客からは見えないカフェの仕事の内容やカフェで働くことのメリットやデメリットと得られるスキルについて詳しく見ていきましょう。「カフェで働きたい!」と考えている方はまずこちらの記事を読んでから考えてみてくださいね。

カフェの仕事内容

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それではまず最初にカフェで働く際の仕事内容について詳しく見ていきましょう。カフェには表に見えている役割から顧客には見えていない役割まで幅広く存在します。もしカフェで働くのであれば、どの役割が自分は向いているのかを考えながら見ていきましょう。

キッチン調理

カフェで提供されるのはドリンクだけではありません。最近ではドリンクよりも「カフェランチ」が人気のカフェも多く、見栄えや味にこだわるカフェもかなり多いですね。このようにカフェの裏舞台にあるキッチンでおいしいランチ・ディナーなどを作っているキッチンスタッフがいます。

洗い場担当

キッチン調理の担当と兼任することも多いですが大きなカフェでは専任で洗い場の担当をしているスタッフもいます。ドリンクやフードが売れれば売れるほど食器洗いの場も忙しくなりますし、顧客にメニューを提供する上では洗い場担当のスタッフが滞りなく食器洗いを遂行する必要があります。

クリーナー

ホールスタッフなどと兼任していることも多いですが、前の顧客が残していった食器を片付けたり、床の汚れをキレイにしたりと、繁盛しているカフェほどクリーナーが活躍しています。また他にもトイレやキッチン、カウンターなどについてもキレイにする必要があります。カフェは雰囲気を楽しみにくる顧客がほとんどのため汚かったり散らかっていると、顧客からすると残念です。心から満足してもらえるような雰囲気作りのためにもクリーナーが掃除を行います。

バリスタ

カフェによってはバリスタマシーンを使用してコーヒーを淹れているところも多いですね。バリスタの資格などを保有していなければバリスタ担当をさせてもらえないということも稀ではありません。カフェではやはりコーヒーの味が勝負のところもありますので、多くのカフェがバリスタスキルの向上に力を入れています。

物販

こちらもレジ担当、もしくはホールスタッフが兼任していることが多い役割です。カフェの中にはオリジナルグッズやカフェで使用しているコーヒー豆、もしくは持ち帰り用のフードなどを提供しているところもあります。商品を購入したい顧客に販売するだけではなく、販売促進のために物販スペースをデザインするなどの仕事もあります。

ホールスタッフ

顧客にドリンクやフードを運んだりクリーナーとして机や床をキレイにしたりと、カフェのホール(顧客がいるスペース)を回す役割がホールスタッフです。

店長

バリスタ担当などと兼任している人もいますが、基本的な業務としてはカフェのマネジメントです。スタッフの雇用からシフト管理、売上管理などを行う役割を担っています。細かい部分では上記のスタッフたちが回していますが、俯瞰的に見ると店長がカフェの舵取りを行なっています。

カフェの仕事から得られるメリットの内容

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次にカフェの仕事から得られるメリットを見ていきましょう。

カフェ特有のスキルが得られる

1つ目のメリットはカフェ特有のスキルが得られるということです。やはりカフェは接客業なので、接客業としてのスキルとカフェ特有のスキルの両方が得られるという点がメリットでしょう。そのメリット3点を詳しく見ていきます。

丁寧な言葉遣いや所作を覚えられる

まずは顧客に向けた丁寧な言葉遣いや所作を身に付けることができるということです。接客業としてホールスタッフなどを担当するのであれば、常に顧客との関わりが存在します。その際にサービスとしてふさわしい言葉遣いや所作を使うことができるようになるというのはとても重要です。ちなみにカフェ店員からの転職先はやはりサービス業が多いとのことで、その接客スキルが買われているということがわかります。

カフェの商品の知識

カフェに関する商品への知識が深まるという点もメリットです。場合によっては社内研修制度によってバリスタの技術を会得することができることもあり、そうなれば将来的には自分がカフェを開店させることができる可能性もあります。他にも「アレルギーの心配がある食材」や「どのような素材で作られているのか」などについても知識を蓄えることができます。

身だしなみ・清潔感

カフェの雰囲気を楽しみにくる顧客がほとんどのため、やはり身だしなみや清潔感には常に気を使うものです。服装や髪型など、接客業をする上でふさわしい姿はどのようなものなのかを体で覚えることができるというのがカフェで働く上でのメリットです。その経験は他の接客業に就いたとしても財産となるはずです。

カフェの仕事のデメリットの内容

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次にカフェの仕事のデメリットについて解説をしていきましょう。カフェの仕事は一見きらびやか世界に見えますが一方で「ブラック」な一面もあります。メリットともにデメリットもしっかりと理解した上で志望するかどうかを決めていきましょう。

給与が安い

1つ目のデメリットは給与が安いということです。カフェで働く場合、初年度で額面17万円が相場。また店長となったとしても25万円程度が平均だと言われています。給与面の待遇としては他の職種と比べて良いとは言い難いのがカフェの仕事です。

多忙なことが多い

また多忙であることが多いのがカフェの仕事。身の回りのカフェを想像してもらうと分かるのですが多忙なカフェがほとんどです。顧客は休日客だけではなく商談・仕事の休憩・ランチ・ディナーなど様々な目的でほぼ営業中常に人がいる状態。休みの日でも平日でも関係なく忙しいというのがカフェの常です。

休日が安定して取れない

休日・祝日に休みが取れないというだけでなく、平日も安定して「この曜日は休み」とはいかないのがカフェの仕事です。カフェの多くがアルバイトを雇っているということもあり、なかなかシフトが安定せずアルバイトが足りない時には優先して社員が出社しなければなりません。そういった意味でも休日を安定して取ることはできないですし、世の中が休日の時期こそ休むことができません。2019年はゴールデンウィークが10連休となることに伴いサービス業界からは大きな反発がありました。このことからも分かる通り、休日がまとまって取れたり、安定して取れないというのがデメリットです。

まとめ

今回の記事では顧客からは見えないカフェの仕事の内容やカフェで働くことのメリットやデメリットと得られるスキルについて詳しく見ていきました。さて改めてカフェの仕事を知った上で「カフェで働きたい!」と思ったでしょうか。もしくは「もう少し考えてみよう」と思ったでしょうか。就活をする上で業界を絞ることは大切です。しっかりとその業界のことを理解した上で「この業界」と決められることが理想的です。

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