就活生にとって、切っても切れない関係にあるのが自己分析です。いわば就活は、自己分析に始まり自己分析に終わると言っても過言でないくらい重要なセクション。適当に済ますと、あとで怖い思いをする羽目になります。とはいっても、自己分析ってどんな方法があるの?何のためにやるの?と謎に思う人も多いことでしょう。ということで今回は、自己分析の具体的な方法やポイントについて解説していきます。これを読めば、誰でも自己分析マスターになれるはずです!

自己分析の方法を決める上で、気を付けるポイント

志望動機や自己PRを書くために行うのが自己分析

「自己分析が大事!」とよく聞くけれど、実際問題何の役に立つの?と不審に思う人もいるはずです。ストレートに言うと、エントリーシートに書く志望動機や自己PRの題材を洗い出すために行うのが自己分析です。

自分自身の長所や短所、就活で大事にしたいこと=就活の軸、どんな仕事をしたいか、などなど…。これらが明確にならないと、人事の心が掴まれるような魅力的なエントリーシートはなかなか書けません。もちろんエントリーシートが通らなければ面接にも進めません

もっと言えば、自己分析で自分を見つめ直す過程がなければ、面接で話す内容もスカスカで薄いものになってしまいます。そんな状態で就活を進めても、内定なんてもらえるはずありませんよね。就活で一番大事なことは自己分析!と言われていますが、その理由はここにあります。自己分析が済んでいないと、他の準備が何も始められないのです。

過去の歴史や経験を徹底的に分析する

自己分析は、「今の自分」を分析するだけでは意味がありません。幼少期、小学校、中学校、高校…。今の自分を形作ってきたすべての年月を思い返し、体験してきた出来事や経験を隅から隅まで分析する必要があります。もちろん、過去の歴史をただ並べて眺めるだけでは意味がありません。それらと向き合い、「なぜこの時の自分はこの選択をしたのか?」「どうしてこの道に進んだのか?」などの理由を徹底的に考察することも求められます。また、ここで養われた考察力は、これから企業研究や業界研究を進めるうえで絶対に役に立つスキルになります。地道に取り組んでおかなかったことで、後悔する就活生が毎年大勢いますから、早めにやっておきましょう。

1日で終わるものではないことを理解する

「自己分析なんて、1日あれば終わるでしょ!」と言いがちな就活生が多いですが、これは全くの嘘です。

自己分析は、自分と向き合って人生を振り返る壮大な活動。適当に終わらせれば1日でも済みますが、もちろんそんな短時間で終わらせた自己分析など何の意味もありません。人の心を動かす志望動機などを書くには、それ相応の下準備や勉強期間が必要です。自己分析は、自分の今までの記録を読み返したり、頭を悩ませて考察したり…。とにかく、どんな就活よりも時間がかかります。そして、何よりも根気が必要になります。それをきちんと理解した上で、挑むことをおすすめします。

「自分はこういう人」という固定概念を捨てる

二十年近くも生きていると、ついつい「自分はこういう人間だから…」「そういうことは苦手!」など、一つの固定概念に自分を当てはめてしまいます。でも、本当にそれは正しいのでしょうか?今はもの静かな人でも、小さなころはおてんばだったりしませんか?今は忘れている、本当の自分の長所や短所は隠れていないでしょうか。自己分析は、確認作業ではありません。ついつい見落としがちな、本当の自分を見つけ出す作業なのです。まっさらな気持ちで、自分自身と向き合いましょう。

続けられそうな方法を選ぶ

前述した通り、自己分析にはたくさんの時間がかかります。もちろん就活は自己分析だけしているわけにいきませんから、他の準備や勉強と並行して行います。そんな時、続けるのに億劫な方法を自己分析として選んでしまうと、三日坊主になってしまう危険性があります。自己分析は最後まで行ってきちんとした結果が出ないと意味がありませんから、これはアウト。毎日楽しんで続けられそうな、自分に合った方法をチョイスすることが大事なのです。普段から文章を書くのが好きな人なら、自分史作成はきっとゲーム感覚で楽しめるので続けられる確率が上がりますし、家族や友達とワイワイするのが好きなら、みんなで自分の印象について話し合い、評価してもらう方法がおすすめ。自分が続けられそうな方法を選んでください!

自己分析の方法まとめ①自己評価タイプ

自分史を作る

一番オーソドックスな方法が、自分史の作成です。自分史とは、生まれた時から現在までの自分の歴史を記した年表のこと。あるいは、その中で特に印象的だった出来事をまとめた表のことを言います。昔の日記などを見返して自分史が完成したら、今までに起こった出来事一つ一つを見直してみて、「どうして自分は当時こんな行動をとったのか?」と深く考えてみましょう。その繰り返しが、自己分析になります。約二十年間の出来事を総ざらいするのでかなりの時間が必要ですが、これを終わらせると確実に、誰もが納得できるくらい完璧な自己分析が完成します。長い作成期間が強いられるので、就活が本格的に始まる大学三年生冬頃までに終わらせておくと後が楽ですよ。

モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフとは、自分の人生の中で起きた特に印象的な出来事を時系列順に並べ、その時々の気分の浮き沈みをグラフにしたものです。自分史ももちろん効果がありますが、「どうしてこの時悲しかったのか?」「なんで嬉しいと思ったのか?」など、より自分の内面性について考えられるところがモチベーショングラフのいいところです。目に見えて自分の人生の推移が分かるので、自分史と一緒に並行して作成することをおすすめします。中には、選考の一種として実施する企業も多数存在するので、一度書いておいて損はないですよ!

自己分析対策本を買う

本屋に行くと、数多くの就活本が売られています。そしてその中には、自己分析対策本もたくさんあります。こういった本を購入して、その通りに自己分析を進めてみるのも一つの方法です。自分史やモチベーショングラフをそのまま書きこめるノート形式のものもありますし、今すぐ真似したい模範例がたくさん読める教科書形式のものもあります。

何から始めればいいのか分からない場合は、こういった対策本を購入して形から入ってみるのも効果的です。対策本を何となく眺めているうちに、自分が興味の持てる自己分析方法が見えてくる場合もあります。迷ったら、とりあえず1冊何か対策本を購入してみてください。

QAに答え続ける

いざ自分史などを作成しようとノートを広げてペンを握ってみても、なかなか進まない…そんな人におすすめしたいのが、延々とQAに答え続けるという方法です。事前に質問だけ考えて書いておくのもいいですし、就活面接で聞かれる質問例をまとめておく方法もあります。

インタビューに答える芸能人のように、そうやって集めた質問に答え続けてみてください。最初は機械的にやっていても、そのうちに自分が出す答えに共通点が見いだせるようになってきます。それが、自分の就活・人生の軸になります。これが見えてくると、自分の性格や長所・短所も分かってきます。騙されたと思って始めてみると、もやが晴れたような気持ちになるかもしれませんよ!

マインドマップを作る

マインドマップとは、一つのキーワードから連想する別の言葉や文章を書き出していき、自分の頭の中を可視化する方法です。こんがらがりがちな頭の中を一度整理することで、なかなか見えない自分の性格や軸を作りだす要素を一つずつ洗い出していくことができます。自分史やマインドマップと違って自分の過去を思い返したり、昔の出来事を思い出すために日記を見返す必要がないのがポイントです。ただ単語の連想ゲームをするだけで自己分析ができるなら、やってみる価値はあります!勉強の息抜きなどでやってみるのもおすすめです。

自己分析の方法まとめ②他人評価タイプ

家族や友人から自分の印象を聞いてみる

自分で自分の過去を見返してみるだけでは、なかなか分からない部分があります。それが、「他人から見た自分」です。結局のところ、エントリーシートにせよ面接にせよ、評価するのは自分ではなく人事や面接官。自分で自分自身のことを知っていることはもちろん大事ですが、「自分がどう見られているか?」を意識しておくことも忘れてはいけません。そんな時に一番お手軽なのが、周りの人に自分の印象を聞いてみることです。粘り強いところが強みだと自分では考察していたけれど、友人からは「周りの空気を整えて、コミュニケーションを円滑にすること」が一番の長所だと言われた!など、自分ではなかなか気づけない特徴が隠されていることもしばしば。他人から見た自分の評価を知ることで、より質の高い自己分析を目指しましょう

自己分析診断を使ってみる

自己分析に悩む就活生で溢れているこの時代、インターネットで探してみるとたくさんの自己分析診断が見つかります。質問に答えたり連想ゲームをやってみたりするだけで、自分の長所や短所だと思われる内容を提示してくれる便利なサービスです。

設問数や実施時間についてはサービスによってまちまちですが、ただサービスをそのまま受けるだけで簡単に自己分析ができるお手軽さが魅力です。ただ、深いところまで自己分析が出来ないのが難点。こういった診断ツールは、自己分析を始めるきっかけ程度にとどめておいた方が良いです。このあとにしっかり自分自身で自分の歴史を振り返ってみる時間を取らなければ、意味がないことを覚えておきましょう。

過去の通信簿を見てみる

人間がはじめて誰かから評価されるのは、小学校の通信簿ではないでしょうか。意外と見落としがちですが、過去の通信簿は素晴らしい宝物。幼い頃の自分の性格や考え方について、先生が文章で評価してくれているのです。さすがに処分してしまっている家庭も多いと思いますが、これが手に入るとかなり自己分析が楽になります。文章をそのまま、自分史やモチベーショングラフに引用することも可能です!物は試しに、実家に電話して聞いてみるのもアリですよ。自分ではついつい忘れがちな、隠された一面が記されているかもしれません。

OB訪問で第一印象を聞いてみる

長年自分のことを見てくれている人たちの印象や評価を聞くことも大切ですが、いざ自分のことを就活で評価するのは、初めて会う社会人です。つまり、第一印象を良くする努力も必要なのです。そのためには、第一印象のデータを集めることが求められます。そんな時に役立つのが、OB訪問。選考の結果に直接関係しない場なら、第一印象についての赤裸々な意見が期待できます。第一印象をさらに良くするためのアドバイスをしてくれる優しいOBの方もいますし、ただの自己分析が実践的な就活アドバイスに変わるチャンスです。聞きたいことがなくなった時に用意しておく、質問のストックとして心に忍ばせておきましょう。

模擬面接をしてもらい、採点してもらう

就活をしていく上で、みんな一度は体験するであろう模擬面接。相手は友人でもキャリアセンターの方でも先輩でも親でも誰でも良いですが、「面接を通して見える人間像」がどんな感じに見えるのかを他人に評価してもらうことも大事です。普段は冷静に見えても、緊張しがちな面接の場ではまったく別の人間に見えてしまうことも多いです。非日常な面接の場で、自分はいったいどんな人間になっているのか?それを知るのも、大事な自己分析です。もしも面接での姿と本当の自分にズレがある場合は、より自分に近い人間像に寄せていく必要があります。初めて本番の面接をする前に、一度は模擬面接をして採点してもらってください。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。自己分析とはいったいどんなものなのか、少しでも理解していただけたなら幸いです。就活を始めたころは、なかなか具体的なイメージがわきづらいのが自己分析。でも、一度実態がつかめられれば、なんてことはありません。自分に合った方法が見つかれば、スラスラと進められるものです。今回紹介した方法の中から一番好奇心が湧いたものを選んで、ぜひ軽い気持ちで始めてみてください。自分自身が分かれば、これからの選考本番が比べ物にならないくらいスムーズになりますよ!

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