【例文あり】自己PRで「真面目さ」をうまく伝える時のコツ

自己PR

就活で自己PRを伝える時に自身が「真面目」であることを面接官に伝えたい人もいるでしょう。しかし、どのように伝えれば相手にいい印象を持ってもらえるのかはなかなか分かりづらいことですよね。

そこで今回は、自己PRにおいて「真面目」を伝える時のコツや分かりやすい言い換えの言葉、参考にしたい例文などをご紹介していきます。

自己PRで「真面目」を上手く伝えるには?

就活をしていると、エントリーシート(ES)や履歴書に自己PRの記入欄があったり、面接でも「一分間で自己PRをして下さい」と聞かれることがよくあります。そもそも自己PRが聞かれる理由とは、その人が「どんな性格」で「何を考え」「どのように行動してきたか」を相手に知ってもらうためにあると言われています。

そこで、自身の真面目な性格を強みとして自己PRで伝える学生さんも多くいるでしょう。ところが、ただ「真面目である」ということ漠然と話しても、相手に上手く伝わらなかったり、必ずしも好印象にならない場合もあります。

真面目であることは立派な長所ですから、十分に良さを伝えきれないのは非常にもったいないことです。真面目であることをきちんと相手に知ってもらえるような伝え方を知りましょう。

以下では、真面目さを効果的に伝える方法を、順序立てて詳しくご説明していきます。

「真面目」を自己PRで伝える時のコツ

真面目であることを自己PRで伝える時の効果的な方法とコツをまとめてみました。

実は漠然としている「真面目」という言葉

そもそも「真面目」という言葉は、意味が抽象的でぼんやりとしています。

真面目と聞いて「嘘がつけない」と捉える人もいれば、「誠実であるさま」といった連想する人もいるでしょう。つまり、伝える相手によってそれぞれ捉え方が異なる言葉なのです。

真面目であることをアピールする方法を考える前に、「真面目」という言葉は抽象的で相手に伝わりにくいという点をまずは理解しておきましょう

どのように真面目なのか具体的に伝える

前述で「真面目」という言葉は漠然としているという旨をご紹介しましたが、真面目であることを相手に印象良く伝えるには、「どのように真面目なのか」を具体的に言い換えてわかりやすく話す必要があります

例えば「時間には遅れない」「計画どおりに進めることができる」「人の話をきちんと向き合いながら聞ける」などです。このようにどんな風に真面目なのかを具体的に話すことで、相手もあなたがどんな人なのかイメージがしやすくなります。イメージがしやすいということは、もしあなたに仕事を任せた時に「何を考えてどんな対応をするのか」が想像できるということです。これは今後のミスマッチを防ぐためにも相互にとってとても大切なことなのです。

まずは結論から述べる

真面目さを効果的に自己PRとして伝える時のポイントとして、まずは結論から述べることを心がけましょう

自己PRを伝える際には、流れや順序立てて話すことが大切です。最初に「私の強みは◯◯なところです」と話すことによって、相手に一番伝えたい部分を強調することができます。さらにその後に続く根拠となるエピソードを話せれば、理解しやすい自己PRになります。せっかく自分の強みを伝えられる自己PRなのに、「結局何が言いたいのか分からなかった」と相手に思われてしまうのはすごく非常に惜しいことですよね。

自己PRに限らず、人に何かを伝えたい時は、話を聞く相手の立場に立って分かりやすい言葉で話すことが大切です。

根拠となる経験を話す

自己PRの冒頭で、どう真面目であるのかについて結論を述べた後は、根拠となる理由やエピソードを話しましょう

根拠となる理由や経験談を話すことで、あなたが真面目な性格であるという話に説得力が生まれます。この時も、その理由やエピソードを数字や名称などを使って具体的に話すことがコツです。流れを作る際のポイントは、「いつどこで誰と」「何を考えて」「どんな風に取り組んだか」をわかりやすく話すことです。その時のシーンが相手にもすんなりと浮かぶように工夫しましょう。

また、根拠となる理由や経験談を話すためには、自己分析が必須です。以下の記事では自己分析の代表的なやり方「自分史」の作成方法についてご紹介しています。こちらの記事も併せて参考にしてみてください。

真面目アピールのしすぎに注意

真面目ということは、伝え方によっては時にマイナスなイメージにつながってしまう可能性があります。真面目であるがゆえに、「柔軟性がない」「神経質すぎる」「頭が固い」などといった風に捉えられてしまうことがあるためです。

ですから、「真面目」を他の言葉に言い換えたり、ポジティブな伝え方をするように努める必要があります真面目に仕事や人に向き合いながらも、融通も利くということをアピールすることが大切なのです。

「真面目」を言い換えた自己PRを考えよう

実は「真面目」という言葉は抽象的であり、時としてマイナスなイメージになりうるとご説明してきましたが、これらの悩みの解決策として「別の言葉で言い換える」というものがあります。

「真面目」であることとよく似た意味で使われる言葉を上手く使うことで、どう真面目なのかが具体的でわかりやすくなったり、ポジティブなイメージで伝えることができます。

1責任感がある

「責任感がある」という言い換えは、単に真面目あることを伝えるより、グッと人物像を想像しやすい言葉です

また、社会人になって仕事をする上で、責任感があることはとても大切なことですし、そんな人に対してマイナスなイメージを持つ会社も少ないですよね。

そこから派生して、有言実行であることや最後まで仕事をやり遂げたエピソードにつなげることもできます。知っておいて損はない言い換えの言葉といえるでしょう。

2コツコツと取り組める

選考を受ける会社や職種によっては、「コツコツと取り組むこと」を高く評価しているケースがあります

営業職であれば、営業先の情報をコツコツと集めて足繁く通うことを求められることがありますし、事務職の関係であれば、地道な作業や念入りな確認を必要とすることもあります。そういった仕事であれば、会社側としてはぜひ真面目でコツコツと取り組める人に任せたいはずです。

会社が求めている人物像を分析して、それに合わせるのも自己PRを考える上で大切なフローの一つです。

3几帳面

「几帳面」という言葉もよく「真面目」の言い換えとして使われます。

几帳面とは、物事の細かい部分まできちんと正確に行えることを意味します細かい部分まで正確に進めることができることは仕事全体のクオリティーを上げ、周りの人からの信頼も集めやすいでしょう。

ところが几帳面な性格は、細かいことまで気にしすぎる完璧主義な一面を見せることもあり、人によっては評価が分かれます。ですから自己PRをする時には、物事に几帳面に取り組みながらも、柔軟な対応を心がけていたという旨を伝えることがポイントです。

真面目であることを自己PRにした例文2つ

ここまで自己PRの際の真面目さを伝える方法やコツ、言い換えをご紹介してきましたが、以下ではエピソード別の自己PRの例文をご紹介していきます。お手本としてぜひ参考にしてみてください!

1【例文】アルバイト

私の強みは、責任感を持って仕事をやり遂げることです。このように感じたのは、家庭教師のアルバイトをしていた時がきっかけです。当時私が担当していた生徒は、成績順位が下から数えたほうが早く、勉強への意識も低い状態でした。そこで私は、生徒が勉強に対して苦手意識を持っていることが原因だと考え、まずは問題を解いて正解をするという達成感を感じてもらうことが必要だと思いました。そのために、基礎問題を多く解いて成功体験を増やしたり、わからない問題には順序立てて教えるように心がけました。その結果、半年ほどで学年20位以内まで成績を上げることができました。このように、最後まで諦めずに責任を持って物事に取り組めることは、今後どんな分野の仕事でも生かせていけると考えています。

2【例文】部活・サークルでの経験談

私は几帳面な性格で、周りの人が見落としがちな細かい部分まで気がつけることが強みです。大学時代は野球部でマネージャーをしていたのですが、選手が集中して練習できるように細部に至るまで快適な環境づくりを心がけていました。部室の掃除やボールの片付けだけではなく、それまで軽視されていた栄養メニューを見直し、30人以上いる部員それぞれの栄養管理を行いました。その結果、夏季のリーグ戦で優勝することができ、部員からも『マネージャーがいい環境を作ってくれたおかげ』という言葉をいただきました。入社後も、細かいところにまで目を配らせながら、より良い仕事ができる職場環境を作ることを意識したいと考えています。

「例文だけではイマイチ自己PRの書き方を掴めない」という就活生のため、以下の記事では自己PRの作成方法についてご紹介しています。これから自己PRを作ろうと考えている就活生はこちらの記事も併せて参考にしてみてください。

まとめ

真面目さを自己PRする時の方法やコツ、言い換えの言葉などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

「真面目」であることは立派な長所ですし、人に信頼されるような素敵な性格です。社会人になって仕事をする上で役に立つことも多いでしょう。ですから自己PRの際には、そんな素晴らしい真面目さを、相手に存分に伝えられるように努めることが大切なのです。

ぜひ例文も参考にして、「真面目さ」を取り柄にしたあなたらしい自己PRを考えてみてくださいね。

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