総合商社の内定者はどのようなスペックを持っているか気になりますよね。特に大手総合商社の門は狭く、どうすれば内定を掴むことができるのかということを調べている就活生は多いようです。しかし、当然の如く総合商社ごとに理想の人物像は異なるため、どういったスキルを身につけるべきか迷うところです。
そこで本記事では、総合商社の内定者スペックを徹底的に調査する中で見えてきた5つの特徴を解説。この特徴を参考にしつつ自分の強みをアピールしていけば、総合商社への内定獲得率がアップするはずです。また、内定獲得方法も解説していくため、ぜひこちらもご一読ください。
総合商社の内定者スペックを分析 5つの特徴が見えてきた
それでは早速、総合商社の内定者スペックを徹底的に調査する中で見えてきた5つの特徴を紹介していきます。その特徴とは以下のものです。
・ホスピタリティや自主企画力が高い
・バリバリの国際派で海外志向が強い
・コミュニケーションスキル抜群
・自己解決能力が高い
それぞれ詳しく見ていくことにしましょう。
TOEIC800点以上 英語力が高い
1つ目に挙げる総合商社の内定者スペックは「TOEIC800点以上を目安として英語力が高い」ということです。何はともあれ総合商社で働くとなれば、海外企業を相手に英語のビジネスメールを打ったり、英語で会話をしたり…という場面が出てきます。その際、やはり企業としては即戦力がほしいですし、即戦力とまではいかなくとも、ある程度英会話のベースがある人がほしいというのは当然のことでしょう。
ただし、総合商社で求められる英語レベルとしては、TOEIC730点というのが一般的なボーダーラインだというのが定説です。このTOEIC730点というのは、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる」英語力だと定められています。
TOEICの点数 | 英語レベル |
800点 | ノンネイティブとして十分なコミュニケーションが可能 |
730点 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる |
470点 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる |
220点 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
それ以下 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
ただTOEIC730点以上の就活生は数多くいるため、強みとしてアピールできるのは800点を超えたところからだと言えるでしょう。
自主性が高い
2つ目に挙げる総合商社の内定者スペックは「自主性が高い」ということです。また、総合商社で働くとなれば自分の意思で動いていくことができる力が求められます。なぜなら、海外を視野に入れたビジネスは国内ビジネスと比べると変化が早く、刻々と状況が変わる情勢の中で、次の一手を打っていかなければならないからです。
総合商社で働く社員として常に世の中の流れやトレンドを意識し、どのようなものが求められるのかを呼んで動くことができる人材こそ、総合商社が求める人材なのです。
バリバリの国際派で海外志向が強い
3つ目に挙げる総合商社の内定者スペックは「バリバリの国際派で海外志向が強い」ということです。先ほども述べましたが、海外を視野に入れたビジネスをおこなう総合商社は、やはり海外に興味が強い人材を好みます。もちろん国内ビジネスだけを対象にした総合商社は例外ですが、多くの商社が海外展開をしているため、海外留学経験などがあればアピールポイントの1つとなるでしょう。
ただ「留学をした」というだけでは多くの就活生と差別化を図るのは難しいため、海外留学の中で得たスキルやノウハウを総合商社内でどう活かすのかや、海外留学中に感じた国際情勢に関する知見、意見、主張などを述べることが重要です。
ホスピタリティやコミュニケーションスキル抜群
4つ目に挙げる総合商社の内定者スペックは「ホスピタリティやコミュニケーションスキルが抜群に高い」ということです。ホスピタリティは「おもてなし」と訳される言葉ですが、重要なのは、人間関係構築能力が強いということです。
国境をまたぎ、取引先や銀行、運送会社などいろいろな人たちと関係を作る必要がある総合商社の社員は、やはりそれなりのコミュニケーションスキル・ホスピタリティが求められるのです。
自己解決能力が高い
5つ目に挙げる総合商社の内定者スペックは「自己解決能力が高い」ということです。総合商社といえば給与が高いことで知られていますが、その裏には仕事量の多さが隠れています。海外との取引が前提の総合商社の場合、時差の関係で四六時中連絡が来たり、運送などトラブルが発生する要素を多く抱えていたりと、緊急案件が発生することも日常茶飯事。ストレスが強くかかり、早期辞職率が高いことでも知られている業界なのです。
だからこそ、働き方を自分なりに工夫したり、仕事の効率化を図ったりして、自分なりに仕事と折り合いをつけられる能力が求められています。
内定獲得の方法3選
さて、ここまで総合商社の内定者スペックについて5つの特徴をまとめて解説してきました。結論から言えばすべての特徴を兼ね備える必要はないです。それより1つだけでもいいので自分がアピールできるポイントを絞ることで、他の就活生との差別化を図ることができるでしょう。
また、もう一点言うとすれば、総合商社の内定者スペックを獲得したからといって内定が取れるというわけではないということです。そのスペックを獲得した上で、正しい方法で選考に向かわなければなりません。そこで、本記事の最後に総合商社の内定を獲得するための方法を3点紹介していきます。その方法は以下の通りです。
・企業文化に根差した志望動機
・面接ではハキハキ・パワフルな印象を与える
さて、上記の点について詳しく見ていきましょう。
企業研究をおこたらない
1つ目に紹介する総合商社の内定を獲得するための方法は「企業研究をおこたらない」ということです。当然のことですが、企業研究が重要となってきます。なぜその総合商社を選ぶのか、他の会社ではダメなのか、ということが特に倍率の高い総合商社では突き詰めて問われるため、「その1社しかダメだ」という理由を考えましょう。
企業文化に根差した志望動機
2つ目に紹介する総合商社の内定を獲得するための方法は「企業文化に根差した志望動機」ということです。上記の点とも重なりますが、大前提として「その企業で働きたい」ということをベースにした志望動機を伝えるようにしましょう。総合商社ならどこでもできるようなことを志望動機にすると印象が弱くなってしまいます。
面接ではハキハキ・パワフルな印象を与える
3つ目に紹介する総合商社の内定を獲得するための方法は「面接ではハキハキ・パワフルな印象を与える」ということです。上記で見てきた通り、総合商社は対人コミュニケーションが多いことや、積極性があることが評価されることが多いです。そのため、面接の際にはできるだけ元気のある姿を見せることが理想的です。
まとめ
本記事では、総合商社の内定者スペックを徹底的に調査する中で見えてきた5つの特徴を解説していきました。全体を見るとハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、すべての特徴を兼ね備える必要はありません。それよりも一点突破で「これだ」と言える強みを鍛えていくことで、多くの就活生と差別化できる自己アピールができるでしょう。
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