自己分析とは、文字通り自己を分析すること、すなわち「自分を知る」ことに他なりません。自己分析は就活以外でも、人生の節目において振り返ることが大切です。人生の岐路において、「自分を知る」ことで解決の糸口につながるかもしれません。就活における自己分析は、自分を企業に売り込む材料になり、志望動機を構築するためにも重要です。さらに、企業とのマッチングをはかる等、その他にも就活の中で役立つことがあるでしょう。まさに万能薬です。

1.自己分析の必要性

就活において、なぜ自己分析が必要なのか?自己分析をしなくても、内定を取る学生はいることでしょう。しかしながら、自己分析は少しでもやっておくことをおすすめします。職業選びや企業選びの拠り所、あるいは人生の方向性を考える上でも、「自分」が軸になります。問題に直面した時に、どうするのか、最終的な答えを出すのは、他でもない自分です。自分を知らずして、行き当たりばったりで結論を出せるものではありません。職業人生は長く険しいものです。自己分析で自らを知っておくことで、就活に留まらず、大局的に物事を考える羅針盤の役目にもなります

①自分の価値観が明らかになり、就活の軸を持てる

就活において、軸は重要なキーワードになります。

書類審査や面接などの選考でも「あなたの就活の軸は何ですか?」と問われることもしばしばあります。就活の軸を持たずに、活動を続けるのは、おすすめしません。就活の軸を持たないのは、いわば吹き付ける風や海の流れにただ身を任せて、波間に漂う船です。しかも、羅針盤を持たない船なので、行き先は成り行き任せになりやすく、最悪の場合は座礁していまいます。

就活は人生と同じで、一筋縄ではいかないのが普通です。自己分析で自分の価値観などを明らかにしておくことで、就活の軸を持つことができ、自分にとっての道順を示す役割を担ってくれます

②気づかなかった自分を知ることで、自己理解が深まる

自分のことは、わかっているように見えて、思ったよりわからないものです。自分は自分自身のことだから、自己分析なんて必要ないという人間ほど客観的に見た自分を知ることができます。

ジョハリの窓」というフレームワークが有名です。今まで気づかなかった自分を知ることで、自己理解が深まるものです。自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」を理解する手法です。全部で4つのパターンが窓のように見える枠に分類するため、ジョハリの窓と呼ばれています。自己分析することで、今まで気づかなかった自分の側面も知ることができます。必ず自己理解が深まります。

ジョハリの窓については以下の記事でも詳しくご紹介しています。参考にしてみてください。

③自分のアピールポイントやウィークポイントもあぶり出せる

自己分析を進めていくと、自己理解が深まります。自己理解が深まることで、多面的にも客観的にも自分を知ることになります。それは、自分のアピールポイントやウィークポイントをあぶり出すことにつながるでしょう。

人には良い部分もあれば、誰にも見せたくない悪い部分もあります。選考で全てをさらけ出す必要はないかもしれませんが、自らのマイナス面と向き合うことも自分を知るための自己分析では重要です。人間には、人それぞれ「やりたいこと」、「やりたくないこと」、「やれること」が違います。自己分析を通して、自己PRや長所短所などを明確にすることができるでしょう。

④業界や企業選びに役立つ

学生の相談で多いのは、「自分には何が向いているかわからない」、「自分は何がしたいのかわからない」など業界や企業の選び方で息詰まるケースです。物事には段階がありますので、急に「はい、今日から就活スタート!」と言われて、おいそれと答えが出る類のものではありません。

むしろ、幼いころから、こういう業界で働きたいという想いを持っている学生の方が少数派です。ほとんどの学生は、漠然とした業界や企業しか思い浮かばず、一合目から山を登り始めます。自己分析を進めていくことで、徐々に山頂に近づくことができます。情報収集した業界や企業の中で自分が働くイメージを持てるかどうかという視点を加えて、自己理解を進めていけば、自ずと目指すべき目標が見えてくるでしょう。

2.自己分析の具体的な方法

自己分析には様々な効用があることがわかりました。では具体的にはどのように行っていくのでしょうか?

やり方は千差万別です。やり方が決まっているわけではありません。さまざまな道順があります。ゴールが同じというだけで、行き方(自己分析のアプローチの仕方)は人によって異なります。共通することは書き出す作業です。

ここでは、おすすめの3つの自己分析のやり方を指南します。特に自己分析のために開発されたものではありませんが、就活に援用することができるものです。それ以外の方法もありますが、自分が取り組みやすい自己分析を見つけてください。

①箇条書き

とにかく箇条書きでノートに書き始める方法があります。文章表現が苦手な学生におすすめの方法です。

いきなり、自己PRを書き始めても時間と労力だけを取られてしまいます。自分史のように、今まで経験したことについて、大学生活を中心に箇条書きで書いてもいいですし、逆に小さいことから考えてきたことや体験したきたことを簡単に書き始めてもいいでしょう。とにかく、頭の中で完結させないことです。人は心の中に発生した世界を抱え込んでいるのではなく、モヤモヤしたものや不明瞭なことを書くという作業、つまり視覚化、言語化することですっきりします。

②マインドマップ(トニー・ブザンによって提唱された思考・発想法)

自分の内にあるものを、構想として具体化していく初期の段階で、マインドマップという方法があります。連想マップと言ってもいいかもしれません。

自分の体験や考えを中心に据えて、そこから連想した事柄を派生させて次々に書き出すことです。それらを線で結びながら、連想を繰り返していきます。連想ゲームなので、気軽に取り組めます。利点としては、連想して派生していくので、ユニークな種が見つかることもあります。箇条書きと同様ハードルは低いので取り組みやすいのではないでしょうか。

③KJ法(川喜田二郎氏によって考案された発想法)

KJ法とは、ビジネスの場や教育の場でもよく使われる方法です。授業やゼミで経験済みの人もいるかもしれません。就活にも応用することができます。

ノートと付箋を用意して、テーマに沿って、1項目を1つの付箋に書いていきます。例えば、「大学生活」というテーマであれば、「学業」、「アルバイト」、「サークル」、「趣味」などになるでしょう。次にそれを眺めながら、類似性や優先順位、関連性などをまとめていきます。階層をさらに、掘り下げてもいいでしょう。自己の内面にある思いを、書き出す作業は①箇条書きと②マインドマップと同様です。①と②は簡便ですが、KJ法はより深く考える必要がある発想法です。

まとめ

自己分析をしなくても、就活を終える学生もいますが、自己分析をして自己理解を深めることには、たくさんの効用があることがわかりました。キャリア形成は、点ではなく線であるという基本的な部分を踏まえると、自己分析は必然的なものになります。人生100年時代の中で、就活して内定を得て、安心しているようでは、今後乗り越えられない部分も出てきます。そういったときに、自己分析をしていれば、人生の「よすが」、「拠り所」にもなり得ます。自己分析を就活のためだけではなく、もっと広い意味で捉えるとよいでしょう。とはいえ、まずは、眼前にある就活に向けた自己分析から一歩を踏み出してください。

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