就活の服装や身だしなみには、せんさいなマナーがたくさんあります。ネクタイに赤い色を用いると、面接官にどのような印象を与えるのか、どういう色味や柄ならマナー違反にならないのかを解説していきます。
就活のネクタイは、赤色でも問題ない
赤いネクタイは問題ないどころか、狙う業種・業界によっては自身を効果的にアピールできます。
ただし赤いネクタイは、一歩間違えるとマナー違反になる危険も持ち合わせています。
えんじ色やボルドーなどの色の明暗はどうするか、無地にするかレジメンタルやリバースなどの柄物にするか、選び方にポイントがあります。
どんな赤いネクタイをしていると、面接官にどのような印象を与えるのかの例を紹介していきます。
就活のネクタイが赤色だと面接官に与える3つの印象
就活時は、服装や髪型ひとつで面接官に与えられる印象が大きく変わります。
ネクタイの一本も、自身の印象に関わる大切なアイテムです。
赤いネクタイを選んだ場合、どのような印象になるのかの一例を紹介します。
- 入社した後の仕事への情熱を感じられる
- ここ一番の勝負に来たという本気度を感じられる
- 行動力があり、仕事も素早く取り組んでくれそうに感じられる
入社した後の仕事への情熱を感じられる
赤は強い刺激を与える色です。
赤色は「やる気」「情熱」などのイメージを持ち、説教的で快活な印象を与えることができます。
赤いネクタイを上手に着用していれば、就職への意欲を示すだけでなく、入社した後の情熱的な活動をも想像させることができるでしょう。
ここ一番の勝負に来たという本気度を感じられる
赤は自身を奮い立たせることができる、ポジティブで良いイメージのカラーなので、ここ一番の勝負という日に選ばれることも多いです。
芸能人でも、勝負の日は赤の下着を用いるという人や、大事な演説のときに赤のネクタイを締めたという政治家もいます。
就活の面接で赤いネクタイを取り入れると、勝負に来た、という本気さと真剣さを印象づけることができます。
行動力があり、仕事も素早く取り組んでくれそうに感じられる
赤いネクタイの似合う人は、エネルギッシュでパワフルなイメージを持ちます。
就活の時の赤いネクタイは、行動力があり、仕事も素早く取り組んでくれそうに感じられるような印象を与えられます。
就活のネクタイの赤色の4つの選び方
就活のネクタイで赤を選ぶときは、色味と柄に注意が必要です。
どのような赤色ならポジティブな印象になるのか、おすすめのカラーを紹介します。
また、赤いネクタイを用いるときに選ぶべき柄や、避けた方が良い色味などの注意点もあわせて解説します。
- ワインレッドは落ち着いた印象を与えるのでおすすめ
- 顔の色が暗めな人はエンジのネクタイにすると、顔の色も明るく見せてくれる
- あまり派手すぎる赤色は、攻撃的に思われるので避ける
- 細いストライプ柄か、小さめの水玉柄がおすすめ
ワインレッドは落ち着いた印象を与えるのでおすすめ
就活の赤いネクタイでは、ワインレッドがおすすめです。
赤い色は「興奮」「攻撃」などの印象も持ち合わせているため、少しおちついた色味のワインレッドや、ブラウン寄りの赤などが就活の場では馴染みます。
原色のハッキリしたアカや明るすぎるフレッシュな色味はオシャレ感が出てしまって浮ついた印象になるため、就活の場には似合いません。
就活において、服装は演出であり個性の主張ではありません。
おちついたワインレッドでは目立たない・物足りないと感じても、TPOをわきまえ、個性は自分の力で出すように意識しましょう。
顔の色が暗めな人はエンジのネクタイにすると、顔の色も明るく見せてくれる
えんじ色は、濃い紅色です。
ワインレッドではどうしても暗い印象になる、落ち付きすぎて自分の印象に似合わない、という人におすすめのカラーになります。
大人っぽく見えるよう、素材もシルクなどの上質なものを選び、ネクタイ幅も太すぎないように注意しましょう。
あまり派手すぎる赤色は、攻撃的に思われるので避ける
赤は積極性や行動力を高める印象があります。
人の欲求を刺激する色でもあり、インパクトがあるのでお店のセールPOPや会社のロゴなどにも数多く取り入られる色です。
就活生が自分をしっかりアピールしたい時に赤いネクタイを着用すれば、効果はポジティブに作用します。
しかし、あまりにも目立つ赤いネクタイをしていると、「やる気」「元気」「行動力がある」などのポジティブな印象よりも、「派手好き」「目立ちたがり」「攻撃的」というネガティブな印象になりかねません。
就活はフォーマルな場です。
派手な柄物や赤色は控えるようにしましょう。
細いストライプ柄か、小さめの水玉柄がおすすめ
赤のネクタイを選ぶときは、上品な細いストライプか、控えめで誠実な印象の水玉がおすすめです。
就活のために暗めの赤色を選んだのは良いけれど、「無地では大人っぽくなりすぎる・落ち着きすぎてかえって陰気なイメージになってしまう」という人も、柄物を取り入れれば少しフレッシュで若々しい印象になります。
目指す業界によっては、チェック柄もOKです。
太い幅だとカジュアルになりすぎるので、細い幅のチェックを選びましょう。
就活ネクタイの赤色がおすすめな3つの職種
就活の赤いネクタイは、上手に取り入れれば面接官にポジティブな印象を与えられます。
赤は情熱的で行動力があるように見え、真剣さや本気さをアピールすることもできます。
赤いネクタイの着用がとくにオススメな職種を、3つ紹介します。
- 営業職
- 不動産業
- スポーツ関係
営業職
営業職には、高いコミュニケーション能力や分析力はもちろん、慎重かつ大胆な行動力が重要視されます。
研修の積み重ねより、踏んだ場数と経験がものを言う職業であるため、好奇心の強い人や自分の能力を高める意欲のある人などが求められる傾向にあります。
向上心に溢れたパワフルで意欲的な印象を与えるために、営業職への就活は赤いネクタイがおすすめです。
不動産業
不動産業界で求められる人材の特徴として、自発的な行動ができる人や、目標達成への熱意のある人などが挙げられます。
コミュニケーション能力の高さや、事業への真摯な取り組みの姿勢、ここぞというときの決断力も大切になります。
求められる人材が赤色の「意欲的」「情熱的」「積極的」などのイメージと合致するので、就活で不動産業界を狙う人には赤いネクタイがおすすめです。
スポーツ関係
スポーツは国際的な分野です。
メーカーへの就職やトレーナーを目指す場合は、グローバルな見方をできるように感性を磨いて視野を広く持つことや、専門知識が必要になる場合もあります。
スポーツ業界は体育会系の印象が強いですが、研究や商品開発の部門では理系学部の人材が求められることもあり、単なるパワーと熱意だけで目指せる業種ではありません。
とはいえスポーツ関係の仕事への就活では、体育会系らしい覇気と意欲的な姿勢が求められることもあるので、明るさや活発さをアピールするためにも赤いネクタイがおすすめです。
就活のネクタイの赤は、ビジネスマナーに注意して選ぼう
就活のネクタイは、赤を選ぶことで様々なメリットがあります。
赤い色の持つ特徴をおさえ、自身の就活に適切に取り入れれば、面接官に良い印象を残すこともできます。
柄や色味などの就活マナーに注意しつつも、最終面接などの重要な場面では赤いネクタイの着用を一考しましょう。
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