「専門商社で働く時の志望動機ってどんなことを言えばいいの?」
このように専門商社で働く際に志望動機を考えることが難しいと感じる就活生は少なくありません。
そこで今回は専門商社で働く際に志望動機を考えることが難しいと感じる就活生に向けて、「専門商社の内定が取れる志望動機」のポイントについて解説をしています。
専門商社の志望動機を考えるための3つのポイント
まず最初に専門商社の志望動機を考えるためのポイントについて紹介をしていきます。
1なぜ専門商社で働きたいのか(なぜ総合商社ではダメなのか)
専門商社の志望動機を考えるための1つ目のポイントは、「総合商社ではなく、なぜ専門商社という職種で働きたいのか」ということです。
「専門商社」という響きだけで志望するのではなく、総合商社と専門商社それぞれの特徴をしっかりと理解した上で「専門商社」を選んだという理由がなければ志望動機としては弱いです。専門商社の面接官からすれば「それなら総合商社にすればいいのではないか」と感じてしまうこともあるため、しっかりと「総合商社」ではなければダメだという理由を志望動機に入れていきましょう。
以下に総合商社と専門商社の特徴をまとめました。以下の特徴を見た際に、「それでも総合商社がいい」と感じるのであればその理由を深く掘り下げていくようにしましょう。
総合商社
総合商社の特徴としては「総合」と名前がついている通り、商社の取扱対象商品のジャンルが非常に豊富です。例えば食料品などを扱いながら機械関連の商品も扱っているといった商社が総合商社となります。
日本で総合商社と呼ばれるのは、以下の7社です。
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- 三井物産
- 住友商事
- 双日
- 豊田通商
- 丸紅
総合商社の詳しい仕事内容については以下の記事でご紹介しています。専門商社の志望理由をより明確にするためにこちらの記事も併せて参考にしてみてください。
専門商社
専門商社もその名前の通り「専門」的に商品を扱っているという特徴があります。一つの商品ジャンル・業種に焦点を当てて営業をしており、そのジャンル一つだけを扱うというのが専門商社となります。
2専門商社ではどのような仕事をしたいのか
専門商社の志望動機を考えるための2つ目のポイントは、「専門商社で働いた際にどのような仕事に関わりたいのか」ということです。
専門商社で働くと言っても全ての社員が同じ仕事をしているというわけではありません。もちろん扱う業種や商品は同じですが、専門商社をどのようなアプローチで支えていくのかという意味では個人個人のやっていることは違います。
専門商社で入社した段階で大きく分かれるのは「営業職」と「事務職」の2つとなります。あなたは専門商社で仕事をする場合にはどちらの仕事がしたいでしょうか。以下に2つの仕事の特徴を紹介していきますので、自分に適している方を選び、これも志望動機に入れていきましょう。
営業職
営業職は日本国内外を問わずに自社の扱う商品やサービスに関する生産者との交渉をする役割があります。特に専門商社は海外から商品を仕入れる場合も多いため、世界中を飛び回り、自社の取引を行なっていきます。
商社はビジネス上で扱う金額が非常に大きく、そのような規模の大きいビジネスを自分が担うということにはかなりのやりがいが伴います。専門商社が海外での営業をメインとしている場合には、海外駐在員として派遣される場合もあります。
事務職
事務職は先ほど紹介した営業職が確約した契約の対応や、商品発送・取引先との電話の対応などといったものや、取引先で使用される書類の作成などといったデスクワークがメインとなります。
こちらの事務職は基本的には総合商社の社内で仕事を完結することができるため、日本国内外各地への出張などはありません。しかし扱うビジネス規模は営業職と同じで非常に大きいためやりがいとしては営業職と同じくとても大きいものだと言えます。
3なぜその専門商社なのか
専門商社の志望動機を考えるための3つ目のポイントは、「なぜ数ある専門商社の中からその専門商社を選んだのか」ということです。
もちろん扱う商品やサービスが違うという点から就活生は専門商社を選ぶはずですが、専門商社を選ぶ際に注目したいのは、
- その商品やサービスを扱った専門商社を選んだ背景(商品やサービスへの興味・関心)
- 専門商社の企業理念などから感じた共感
- 専門商社が海外派遣を行なっている場合の対象国(扱える言語との関係性)
などの点です。
やはり専門商社では1つの商品やサービスを扱うということで、「その商品やサービスに興味・関心があるかどうか」というのはかなり大切なポイントとなってきます。扱うものに対して情熱がなければ、取引先との関係性を築けなかったり、上手に売り込むことができないからです。
また数ある専門商社の中で、その掲げられている企業理念は1つ1つ違うはずです。その企業理念が自分にとって共感できるものなのかどうかについても注目していきましょう。
最後に専門商社が海外派遣を行なっている場合にはその対象国についても注目してください。自分が扱える外国語がある場合には、特に営業職志望の時には活かせる可能性があります。
これらの点を交えて志望動機を考えていきましょう。
専門商社の志望動機に入れると有利になるポイント
次に専門商社の志望動機の中でアピールしていきたいポイントについて詳しく解説をしていきましょう。
ストレスやプレッシャーへの耐性
1つ目にアピールしていきたいポイントは「大きなビジネスから来るストレスやプレッシャーにも耐えることができる強い精神力」です。
上記にもある通り専門商社は扱うビジネスの規模が非常に大きくやりがいがある一方で、同程度のストレスやプレッシャーがあります。
取引を失敗させると企業に数億円規模の損失を与えてしまうかもしれないという気持ちはかなり精神を消耗することでしょう。
このような状況でも決して折れない心を持っているということをアピールしていきましょう。
扱う商品・サービスへの専門性
2つ目にアピールしていきたいポイントは、「専門商社が扱っている商品やサービスへの専門性」です。
もしすでに専門商社が扱っている商品・サービスに対してある程度の知識があるという場合にはその知識は志望動機でアピールしていくことで就活を有利に立ち回ることができます。
常に専門商社の営業職は不足しており、企業は即戦力が欲しいと考えているからです。
英語力
3つ目にアピールしていきたいポイントは、「ビジネスシーンで使える英語力」です。世界共通言語としての英語力がビジネスで通用するレベルであるということが証明できる根拠などがあればそれを必ず志望動機にも入れておきましょう。
こちらも海外派遣をメインとする総合商社としては、英語力を使える即戦力が欲しいと考えているからです。
エントリーシート(ES)で英語力をアピールする方法を以下の記事ではご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
【そのまま使える】専門商社の面接・履歴書での志望動機の例文
最後に専門商社の面接・履歴書での志望動機の例文を紹介していきます。
専門商社の企業理念に共感した場合の志望動機
私は御社の「お客様とともに歩む」という企業理念に共感をして志望いたしました。御社は人々の生活を基礎から支えるエネルギー資源や建設資材、コンクリートの販売などを専門に販売されており、私もお客様の生活をともに支えていきたいです。日本のインフラを支えていける御社で活躍していきたいと考えています。
以下の記事では専門商社の志望動機に限らず、他の人気企業の志望動機を例文集にしました。業界を専門商社に限って就活を行うことはリスキーだと言えますので、こちらの記事も参考に様々な業界をみてみてください。
まとめ
今回は専門商社の内定が取れる志望動機について解説をしていきました。特に最初に紹介した志望動機を考える際のポイントをしっかりと掘り下げることでオリジナリティーのある志望動機を作ることができます。しっかりと自分だけの志望動機を考えていきましょう。
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