就活において、志望動機は最もよく聞かれる質問の1つです。エントリーシートにも記載する欄があり、面接でも聞かれる事がほとんどです。また同時に、この志望動機が思いつかずに悩む就活生も少なくないのではないでしょうか。企業は、就活生の入社意欲を見極めるために志望動機を尋ねてきます。ここでは、志望動機の書き方のポイントを、例文を交えて紹介していきます。エントリーシートに書くのも面接で話すのも、構成や入れるべきポイントは変わらないので、是非参考にしてみてください。
【例文付き】これだけはおさえよう!就活での志望動機の書き方ポイント
その業界を選んだ理由
まず始めに、企業への熱意を語る前に自分がなぜその業界に関心を持ったのかという点について述べた方が良いでしょう。これがある事で、この就活生は待遇や名前で企業を選んでいるという訳ではなく、本当にこの業界でやりたい事がある人物なんだと熱意を認めてもらう事ができます。
また、その業界に合っているかどうかも判断されるでしょう。自分の経験談や性格、打ち込める事などをエピソードに盛り込み、自分がなぜその業界に興味を持ち、どのように活躍するビジョンを持っているか伝える事が大切です。
その企業でなければいけない理由
2つ目には、その業界の中でも数ある企業の中で、なぜその企業を選んだのかについて述べます。ここでのポイントは、「他社との違い・気に入った点」をアピールする事です。その業界のどの企業にもある特徴や強みを述べていても、人事の方は「じゃあウチじゃなくて他でもいいんじゃないの?」と思ってしまうだけです。
実際に面接でも、「なぜ数ある企業の中からウチを選んだの?」「ウチと他社の違いって何?」「どうしてウチが第一志望なの?」といった質問が飛び交っていました。他社と差別化する要素としては、企業の強み、企業の理念や社風、実際に働いている人の魅力などに注目してみましょう。インターンシップやOBOG訪問などで感じた事を交えて述べるとより興味を持ってもらえるかと思います。
自分はどう貢献できるのか
最後に、その会社に入ったら自分がその会社にとってどのように貢献できるか述べましょう。端的に言うと、企業は就職活動において、自分の会社にとってメリットをもたらしてくれる人材が欲しいのです。自分がその会社に入ったらどのような仕事に力を入れ、そしてそれが会社にとってどのような成果につながるのか、述べてみましょう。やりたい職種や事業について触れるのもおすすめです。
例文を基に徹底解説!志望動機のわかりやすい構成
次に就活における志望動機の書き方、話し方では、内容だけでなく構成も大切です。特に面接では、質問に対する答えの内容はもちろん、受け答えの仕方、相手にわかりやすく伝える能力を持っているかどうかを見られます。その上で、この志望動機の構成というのは非常に重要になってきます。社会人として覚えておくべき話の組み立て方でもあるので、しっかり覚えておきましょう。
まず、結論から述べる事です。結論はできるだけわかりやすく書きましょう。長すぎるのはNGです。その後に理由や経験→やってみたい事→結論と続きます。理由は、抽象的な事ではなく具体性を持って書きましょう。また、やってみたい事については、まだ入社する前なのでよくわからないという人もいるかもしれません。説明会やOBOG訪問で職種についても積極的に質問し、情報をうまく取り入れておきましょう。
なぜなら、バックパックで東南アジアに行った際、御社のAという製品を何度も目にする機会があり、発展途上国の産業の一助を担いたいと思ったからです(理由)
御社に入社した際は○○の部署で、A製品に関わる新たなプロジェクトに挑戦してみたいです(やってみたい事)
このように、様々な国を豊かにできる御社で働いてみたいと思い、御社を志望します(結論)
以上は、簡易的な例文ですが、文章の長さに関わらず基本的な論理展開をこの通りですので、しっかり押さえておきましょう。
【業界別】就活での志望動機の例文
最後に、内容も構成もばっちりの志望動機の例文をいくつかご紹介します。参考にしてみてください。
例文①:総合商社の志望動機
例文②:コンサル業界の志望動機
まとめ
いかがでしょうか?志望動機は、業界研究・企業研究・自己分析の全ての要素を取り入れなければならず、1社1社考えるのは大変ですが、上記のように手順をしっかり踏めば大丈夫です。人事の方が読みたい、聞きたいと思うような志望動機を心がけましょう。
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