なるほど!「エントリーシート」と「履歴書」の違いを徹底解説

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就活の提出書類の定番は「「エントリーシート(ES)」と「履歴書」です。就活をしていれば、必ず「エントリーシート(ES)」と「履歴書」を書くことになります。では、「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の違いは何なんでしょうか?

今回は2つの違いについてご紹介していきたいと思います。

「エントリーシート」と「履歴書」の共通点

「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の違いを知る前に、共通点は何かをみておきましょう。

ケースによっては、「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の両方を同時に提出する、片方のみ提出する、順番に提出するなどがあります。まずは、「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の共通点を理解してください

①文章で作成する

当たりのことかもしれませんが、基本的に文章で作成します。ただし、相違点で詳しく述べますが、少しだけ書き分けが可能です。

提出方法は、紙かWEBかの違いがあります。「履歴書」は紙面で提出することが圧倒的に多いでしょう。

②企業へ提出するもの

就活で使用するものですから、企業へ向けて書いて提出します。書類選考で使用されることもあれば、面接で使用されることもあります。提出も段階的に出させたり、最終的に出させたり、様々ですが、最終的には「履歴書」は必ず出すことになるでしょう。

以上のような、共通点もありますが、「エントリーシート(ES)」と「履歴書」には明確に違いがあります共通点を理解した上で、次に相違点に目を向けてみましょう。むしろ、はっきりとした違いについて知っていないと、記入する際に混乱しかねません。

「エントリーシート」と「履歴書」の相違点

「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の違いとは何でしょうか?ちょっとした少しの違いから明確な大きな違いまであります「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の相違点をよく理解して、書く上で迷わないようにしてください。

以下にポイントを4つあげています。

①「エントリーシート」と「履歴書」の違い【取得方法】

一つ目の違いは、取得方法です。「エントリーシート(ES)」の一般的な取得方法は、ダウンロードです。

就職支援サイトからエントリー後に、その名の通りダウンロードして入手することができます。また、直接企業のホームページからエントリーして入手したり、会社説明会の後に配布されたりすることもあります。

エントリーシートのダウンロード方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。

一方、「履歴書」は、一般的には購入するものです。一部の企業では、ダウンロードすることもできますが、基本的に買うことになります。

購入場所は、大学指定と市販の2種類あり、大学指定の「履歴書」を提出するように、企業から指示があったりします。おすすめは、大学指定の履歴書をワンセット買っておくことです。記載項目が、新卒の就活用に構成されています。市販のものは、汎用性が高く、アルバイトでも転職でも使用できるタイプのものが多いので、新卒採用に不向きな場合があるからです。

また、ネットから無料でダウンロードできる履歴書もあります。こうした履歴書を使う際には以下の記事に書かれている点に留意して書く必要があります。

②「エントリーシート」と「履歴書」の違い【項目内容】

二つ目の違いは、項目内容の違いです。

一般的に、「エントリーシート(ES)」は未来中心の項目、「履歴書」は過去中心の項目が多くなります。もちろん、同じような項目や全く同じ項目もあります。

「エントリーシート(ES)」の未来中心の項目とは、「実現したいこと」、「当社での目標・夢」、「どのような仕事をしたい」かなどです。

「履歴書」の過去中心とは、学校名の経歴からはじまり、資格や免許などのことです。「エントリーシート(ES)」の項目内容は多様です。設問の意図を汲んで、問いに対応した自分なりの答えを記入してください。

③「エントリーシート」と「履歴書」の違い【公的文書か否か】

三つ目の違いは、決定的です。明確な違いがあります。「履歴書」は必ずどこかのタイミングで提出します。

日本では、ほぼ書面にて(一部WEBあり)印鑑を押して提出することになります捺印して提出するため、公的文書として、企業も扱います。虚偽の申告は許されません。

一方、「エントリーシート(ES)」は公文書扱いではありませんので、選考で使用するだけです。採用後に、企業で活用されることはほとんどないでしょう。

「エントリーシート」と「履歴書」を作成する際の注意点

「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の共通点と相違点が理解できたあとは、作成に際する注意点を押さえましょう。

「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の項目内容が重複している場合もあります。全く同じ文章を書いてはいけないということはありませんが、それですと「エントリーシート(ES)」と「履歴書」の両方を提出する意味がありません。根っこが同じであれど、違う花を咲かせるように表現の工夫をしましょう。以下の作成ポイントを把握して、注意点を意識しながら「エントリーシート(ES)」と「履歴書」を完成させてください。

①「エントリーシート」と「履歴書」の共通点

作成する際の共通点は何でしょうか?明確な違いがあるとは言え、同じように意識しなければならないポイントを以下にまとめました。

  • 読み手を意識する
  • 言いたいことをはっきりさせる
  • わかりやすい文章を心がける
  • 一貫性を持つ

このように、「エントリーシート(ES)」と「履歴書」はレンズは違うかもしれませんが、同じ眼鏡であることに変わりはないのです。概ね機能が同じ部分もあれば、レンズ越しの見え方、つまりどこに焦点を当てるかは異なります 

②「エントリーシート」の作成

「エントリーシート(ES)」は種類や項目内容も豊富です企業が好きなように作成して、自由度の高い書類となっています。中には、枚数や中身についても完全自由に記入するタイプもあります。自由度が高いということは、学生側にも創意工夫が要求されます。企業も変化球をどんどん投げ込んできます。

会社の数だけ、「エントリーシート(ES)」の書式があり、内容が異なります。書く方は大変ですが、視点を変えてみると案外面白いものです。何でこんなこと聞いてくる?何が知りたい?意図は何?これで何がわかるの?そういった内容の「エントリーシート(ES)」から無難な書式まで色んなタイプがあります。それを楽しんで、どうやって料理してやろうと思えるかどうかで結果も随分変わってきます。そのためには、日々の研鑽や引き出しの多さが大切になります。学生生活を充実させておけば、苦労せずに書けるはずです。

③「履歴書」の作成

新卒就活で使用される大学指定の「履歴書」はA4サイズが一般的です。以前は、B4やA3サイズも見かけましたが、今はA4、1枚が多くなっています。コピーしやすかったり、手に取りやすい利点などがあり、割と統一されています。つまり、A4で1枚ということは、記載項目の数や文字数の制約があるということです。「エントリーシート(ES)」以上に、要点を絞って、書く必要があります。

「履歴書」は公文書扱いですから、「エントリーシート(ES)」と違って自由度はありません。マナーやルールに従ってきちんと仕上げなければなりません。

なるほど!「エントリーシート」と「履歴書」の違い!のまとめ

「エントリーシート(ES)」と「履歴書」は、似たり寄ったりだと思っていたかもしれませんが、似て非なるものだということが分かったのではないでしょうか。共通する部分と異なる部分があり、それぞれに違う点を意識して、書き分けなければなりません。この点は肝に銘じてほしいです。

いずれにしても、あなた自身のアピールを書面上ですることには違いはないでしょう。ここでの狙いは、共通点と相違点をきちんと見極めて「エントリーシート(ES)」と「履歴書」を作成することです。

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