これで内定!憧れのカフェを受けるなら志望動機はこう書こう!

業界研究

カフェでの就職を考えている人は、志望動機に悩んでいませんか?一般的な就活と比べて、少し特別感が強いカフェでのお仕事。対策記事を読んでみても、カフェでの志望動機にそのまま使っていいのか不安が残ります。

ということで今回は、カフェでの就職を考えている人たちが参考にできるような情報をまとめてみました。どんなポイントに気を使えば、心に響きやすい志望動機が書けるのか?評価されやすい志望動機の例文はもちろん、「これは書いちゃダメ!」というダメな例文まで総まとめしています。

最後にはとても使えるQ&Aもあるので、これを読めばカフェの志望動機は誰でも書けるようになるはずです。ぜひ、見ていってくださいね。

カフェの志望動機で気をつけるべき5つのポイント

まずは、カフェの志望動機を書く上で必ずチェックしておくべきポイントをまとめてみました。志望動機は、コツを掴めばスラスラ書けるようになるものです。実際に文章を書く前に、ここを確認しておきましょう。

1そのカフェを選んだ理由を書く

カフェでの就職とひとくちに言っても、カフェにはたくさんの種類があります。チェーン店だけでも数え切れないほどの店舗がありますし、それぞれに特徴があります。志望動機には、「カフェという職場で働きたいと思った理由」と一緒に、「その中でもこの店舗、このカフェを選んだ理由」を盛り込まなければなりません

これは他の業界でも同じですが、面接までこぎつけた時に「どうしてうちを選んだの?他のカフェでも良かったんじゃない?」と必ず質問されます。もしもちゃんと答えられなかったら、ほぼ確実に落とされます。対策必須だということです。

でも、これは当然のこと。企業側に立ってみてみれば、「あえて我が社を選んでくれた理由」が聞きたいのは当たり前です。もしも答えられなければ、適当に受けに来ただけなんだと評価されても仕方ありません。心から思った理由でなくてもかまいませんから、そのカフェに魅力を感じた理由をしっかりと述べてください。

2結論はハッキリと

志望動機のルールとして、「とにかくハッキリ、断言すること」が挙げられます。志望動機は、その企業で働きたいと思った自分の思考の全てをぶつける場です。あいまいでどっちつかずな文章を書いていたら、採用担当者が最後まで読んでくれない可能性もあります。

こういう場合は、自分が採用担当者になって業務を行っているつもりになりましょう。何百枚ものエントリーシートを読んでいるあなた。何を書いているのか深読みしないとわからない志望動機と、明瞭でわかりやすい文章で構成されている志望動機。どちらに好印象を持つでしょうか?後者ですよね。

特に注意して欲しいのは、文末表現。普段の会話で「~だと思います」や「~だったはずです」などのあいまいな表現を使用している人は、志望動機の中だけでも「~です」や「~でした」に文末表現を変更してみてください他の内容を変更しなくても、これだけでもだいぶ印象が変わりますよ。

これは志望動機に限らず、全ての項目で意識するようにしましょう。

3自分の経験と紐付ける

ただ「ここで働きたい!」という気持ちをつらつらと書き連ねても、受かる志望動機はなかなか書けません。採用担当者の記憶に残る志望動機には、自分が実際に経験した体験談と紐付けて文章を書いていく必要があります。

ただ「お客さんの笑顔が毎日見られる仕事がしたい」と述べるだけより、その前に「私は学生時代、カフェでアルバイトをしていました。どんなに疲れている日でも、お客さんの笑顔を見るだけで力が湧いてきました。」と付けるだけで説得力が格段に違いますよね。

志望動機は、相手を納得させたもの勝ちです。読んでいるあいだ、相手の頭にクエスチョンマークが浮かばないように、誰もが納得できるような経験を述べておいてください

4周りからの評価を盛り込む

「私はこんな所に魅力があります!」と自分でただアピールするよりも、「この人はこんな所に魅力があります」と誰かに紹介してもらった方が、説得力が増しますよね。これは、志望動機でも同じことです。

「私は元気に笑顔で接客できる」という内容をアピールするなら、「普段から先輩や社員に、元気に笑顔で接客できるところを評価されています。店員内の評価システムでは最高評価のSを頂き…」などと表現してみると、信ぴょう性がぐっと増しますよね。

同じ内容を伝えるのでも、少し表現のアプローチの方向を変えてみるだけで印象はガラッと変わります試しに取り入れてみてください!

5他の業界は何を見ているか説明できるようにする

カフェでの就活を進めている人は、いざ面接に進んだ時に、他に見ている企業や業界を尋ねられて困ってしまう人が多い傾向にあります。「とにかくカフェで働きたい!」と思うあまり、他の業界に目がいかないのです。

これは、実はかなり大きな落とし穴です。採用担当者からしてみると、あまり考えずに勢いだけで選考を受けに来た学生に見えてしまいます。逆に、ちゃんといろんな業界を見てきた上で「ここで働きたい!」とアピールしてくれる学生は信頼があります

業界研究や企業研究は、やればやったぶんだけ自分の薬になります。実際にその業界に進まなくても、そこで培った能力や得た情報は、その後の就活に必ず役に立ちます。なかなかやる気が出なくても、できるだけ他の業界も見てみてくださいね。

こう書こう!カフェの志望動機例文

ここからは、カフェでの志望動機を実際に見ていきましょう。まだ志望動機をちゃんと書いたことがない人も、これを参考にして感覚を掴んでみてくださいね。

例文①

私は高校生から大学生までの合計7年間、全国チェーンのコーヒー店でカフェ店員としてアルバイトをしてきました。行っていた業務は主に3つで、レジ打ち業務とホール業務、飲食品の調理業務です。その中でも私が周りの社員さんに評価されていたのは、ホール業務でした。私は、「とにかく迅速に対応すること」をポリシーに仕事に励んでいました。お客様へ商品を提供する時も、1つ1つの行動を普通よりも1.5倍の速度で行えるように努力しました。その甲斐あって、店舗内での「スピードランキング」に連続で1位に入り、○○市の全店舗の社員からその功績を称えていただきました。私のこの「迅速な対応」は、お客様に常に満足していただくことを目標としている御店に必ず役に立つと考えます。テキパキと行動し、どんなお客様にも最高の接客ができるように努力していきます。

例文②

私が御店を志望した理由は、まず「笑顔」です。御店は、理想の接客として「お客様の心に届く笑顔を維持する」ことを第一に掲げています。私は、このスローガンに感銘を受けました。そして、同時に共感しました。なぜなら、私は学生時代に行っていたレストランのアルバイトで、同じことを心がけて業務に励んでいたからです。私は常に笑顔でお客様に対応するように努力していました。その気持ちはお客様にも伝わり、常連のお客様には「あなたの笑顔を見るために、毎日お店に来ている」と言っていただけるようになりました。私は、自分のこの笑顔があれば、確実に御店でもお役に立てると考えています。どんなお客様の心も癒し、くつろげるような空間を作っていける接客を目指していきたいです。


これらの志望動機は、いずれも「自分の経験」と「他人からの評価」という2つのポイントが上手に盛り込まれていますどうして自分はこの仕事をやりたいと思ったのかがよく書けていますし、多面的な目線から自分を評価しているので文章に広がりがあります。

これなら、どんな企業の採用担当者も「面接で話を聞いてみよう」という気持ちになるはずです。迷ったら、こういう文章構成を使って自分の経験を当てはめて文章を作ってみてください。

これはダメ!カフェの志望動機ダメ例文

さて、ここからは逆に、「これを書いたら落ちる!」というカフェの志望動機のダメな例文をまとめてみました。反面教師として見ていって、自分の志望動機に活かしてみましょう。

例文①

私が御店の業務に興味を持ったのは、実際にお客様として利用したことがきっかけです。私は、大学のテスト勉強をするためにコーヒーとケーキのセットを注文しました。来店してから時間が経った頃、店員さんは「おかわりはいかがですか?」と声をかけて下さり、コーヒーのおかわりをついでくれました。テスト勉強のために2~3時間は利用していたのに嫌な顔一つせず、丁寧な対応をしてくれた御店の店員さんに感動しました。テストが終わったあとも、あの店員さんの対応が忘れられずに何度も御店に足を運びました。すべてのお客様に丁寧な対応を心がける、御店の接客がとても大好きです。

この志望動機のダメなところは、ただの感想文の羅列になっているところです。もはや日記ですし、終始「お客様」の立場でしか発言していません
カフェで丁寧な対応をしてもらったことが印象に残ったなら、「自分はこんな仕事をやりたい」と店員側の気持ちに立ってみましょう。自分はあくまで、「このカフェで働く身」として選考を受けに来たことを忘れないようにしてください。

例文②

私が御店を志望した理由は、メニューのブレンドコーヒーが非常においしいからです。私の父はコーヒーにうるさく、小さな時からコーヒーに親しんできました。そんな私の家族たちも、御店のコーヒーはお気に入りです。初めて飲んだ時からとりこで、御店以外のコーヒーは飲みたくないほどです。私は、そんなコーヒーをお客様に提供できる御店で働きたいと思いました。御店のコーヒーの素晴らしさを、もっと多くのお客様に伝えられるように、仕事を頑張っていきたいと考えています。

この志望動機は、①よりは「働く目線」になって書けています。でも、カフェの仕事はあくまでお客様から注文された商品を素早く提供し、心地よい時間を過ごしていただくことです。コーヒーが美味しいことは分かりましたが、お客様に向けて第一にやってほしいことは、コーヒーの宣伝ではありません

個性は出るかもしれませんが、カフェの仕事を履き違えていると認識されて、内定はもらえない可能性が高いです。こういったエピソードは面接のために残しておいて、あくまで志望動機は「お客様のために仕事を頑張る」スタンスを崩さないようにしましよう。

カフェの志望動機Q&A

最後に、カフェの志望動機を書いていく上でよく出てくる質問に答えていきます。ここまでやっておけば、どんな人でももう心配なく志望動機が書けるようになります!

カフェでのバイト経験が無い

カフェで働いたことはないけれど、選考を受けたい人もいますよね。そういう場合は、お客として来店した時の経験をまず書いて、「こんな接客をして、市民の方の生活をより良いものにしていきたい」などとまとめると、とても書きやすいです
ちなみに、来店した時の感想だけでまとめてしまうと、ダメな例①のように内容がない志望動機になってしまうので、注意です。

また、カフェ以外のアルバイトをしていたならそれと関連させて書いていくのもアリです。接客業をしていたなら、カフェじゃなくても十分志望動機に生かせます。「お客様のコミュニケーションを取る事が好きだから、今回はより距離が近いカフェでの接客がしてみたくなった」「落ち着いた店舗で、お客様の心を安らげるような接客を目指していきたい」などと表現してみると、文章としてもまとまりが出てきます。カフェでのアルバイト経験がないからと言って諦める必要はまったくないので、表現に工夫をしてみてください。

本当はあまり興味関心がない

もしもカフェでの業務にそこまで興味関心がないのにカフェ業界を志望している場合は、無理してこのまま業界研究を進める必要はありません。カフェをはじめとした飲食業界は、離職率が高い特徴があります。その中でやりがいを見つけて努力できる人はもちろん良いですが、そこまで興味がないのにカフェで就職してしまうと、入社後にマッチングミスが起きてしまう可能性が高いです。

就活中なら、どれだけやり直しても間に合います。少しでも他の業界の方に興味があるなら、業界研究をやり直すことをおすすめします

業界研究のやり方については以下の記事で詳しくご紹介しています。こちらを参考にして業界研究をやり直してみるといいでしょう。

いろんな店舗を渡り歩いてきた

カフェで働いてきたのは確かだけど、なかなかひとつの店舗で働くことが難しく、統一した経験が語れない人もいます。その場合は、その中でも印象的だった店舗での経験をピックアップして語るといいでしょう

複数店舗での経験を羅列するのも悪くないですが、店舗を変えた理由をわざわざ説明しないといけないのは大変です。最初から1つの経験を厳選しておけば、余計な心配は不要なので安心ですよね。

本当に自分に適性があるか不安

カフェで働くことそのものに不安がある人は、キャリアセンターへ相談しに行くことをおすすめします。他人からの評価を改めて聞くことで、今まで自分が見えなかった自分の良さや悪さが見えてくるかもしれません。

まだ迷いがある状態で選考を受けても、あまり良い結果は来ないはずですきちんと自分の中で気持ちをハッキリさせてから、志望動機の執筆に入った方が効率的です。

ダラダラ書いてしまう

カフェに限らず、志望動機はシンプル&簡潔に書かなければなりません。ついついいろんな経験を書きたくなるのが常ですが、採用担当者からしてみれば「これぞ!」という厳選されたエピソードのみを聞きたいのが本音です。

最初はダラダラ書いてしまっても、きちんと推敲していらない部分を削ぎ落とし、シンプルな文章になるように心がけてください

おわりに

さて、いかがだったでしょうか。カフェで働くことを夢見ている人は多いです。そのぶん、絶対に採用担当者から評価してもらえるような志望動機が書けるように努力することが必要です。いまいち書き方がわからない人も、今回まとめたポイントに気をつけながら執筆していけば、誰でも素晴らしい志望動機が書けるはずです。最初はうまくいかなくても、書けば書いた分だけ高評価がもらえる志望動機が書けますよ。志望通りのカフェから内定がもらえるように、頑張ってくださいね!

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