知らないと恥!?面接の入室マナーを紹介!理想的なお辞儀の仕方も

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「面接の入室マナーが分からない」と不安に思っている就活生は少なくないはずです。他にも面接は所作よりも応答内容の方が大切だと考えている人もいるのでは。しかしそれは大きな勘違いです。面接の入室マナーがしっかりとできていないければ、最悪内定を取ることができないという致命的な失敗につながる可能性が多いにあるのです。

そこで今回は面接の入室マナーを順序を追って丁寧に説明をしていきます。他にも退室時のマナーや面接で頻出する「お辞儀」の角度の使い分けなどについても詳しく見ていきましょう。

こちらの記事を読むことで面接時の入室・退室マナーについては完璧にマスターすることができるはずです。

面接室への入室マナーが就活生の印象を左右する

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先ほども述べた通り、面接の入室マナーがしっかりとできていないければ、最悪内定を取ることができないという致命的な失敗につながる可能性が多いにあるということを頭に入れておきましょう。なぜなら人の印象の7割は初見で決まるからです。

素晴らしい面接での応答をすることができたのであれば、入室時の印象を好転させることはできるでしょう。しかしわざわざ初見で面接官に悪い印象を与える意味はありません。どうせなら入室マナーをバッチリと決めることによって面接官が「おっ」と思うような好印象を与える方がいいはずです。

また「最悪内定を取ることができないという致命的な失敗につながる」ということが誇張ではない実例があります。

ある会社で2人の就活生のどちらを採用するべきか、最終選考後に決めかねていました。就活生のA君とB君はどちらも同じ大学で学部も同じ。ハッキリとした決め手も両者ともになかったと言います。

そこで会社が内定の決め手にしたのは「面接時のマナー」。1次面接から最終面接までの所作についての備考欄を参考にして、第2次面接の備考欄に「入室態度が良くない」と書かれていたA君は落とされてしまいました。

その企業はビジネスシーンでのマナーについてかなり重要視しており、面接の時にすらしっかりとマナーを守ることができない就活生は将来的にも仕事現場でマナーを守ることができないと危惧されたからだと言います。

就活という自分の人生の一定期間を運命付ける場面でマナーすら守ることができない就活生を採用するというのは「採用する側」の企業としてはかなりリスキーだと感じるということを頭に入れておきましょう。

面接の入室マナーをチェック

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面接時の入室マナーの重要性を理解した上で、早速面接の入室マナーを時間軸に沿って見ていくことにしましょう。

流れとしては以下のような順で入室から着席までを行います。

  1. ドアを3回ノックしてドアを開ける
  2. 入室後にドアを閉める
  3. ドアを閉めた後に面接官に一礼
  4. イスの隣に立つ
  5. 声を掛けられてからイスに座る

ドアを3回ノックしてドアを開ける

面接の番が来たタイミングでドアを3回ノックして、面接官から「どうぞ」といった声かけをされたら入室をしましょう。ドアを開ける前に「失礼します」と就活生側から声をかけるとなお丁寧ですね。

入室後にドアを閉める

面接室に入室したら「失礼します」と声を掛けてお辞儀をしましょう。その後にドアを閉めるのですが気をつけるべきは後ろ手でドアを閉めないということです。面接官に背中を向けるのは失礼なように感じるかもしれませんが、ドアを後ろ手で閉めることによってながら作業のように見えてしまいます。また「失礼します」という言葉とお辞儀の動作を同時に行わないということです。こちらも声かけと動作を同時にすることによってながら作業に見える場合があるためです。

ドアを閉めた後に面接官に一礼

面接室に入室してドアを閉めたら次に「よろしくお願い(いたし)ます」と声を掛けて、しっかりとお辞儀をしましょう。この時にありがちな失敗で言えば、

  • 先ほど述べたように声かけと動作を同時に行ってしまうということ
  • 緊張してお辞儀の動作が雑になってしまうということ
  • 緊張して「よろしくお願いします」の声かけが早口になってしまうということ

このような失敗をしてしまうことは、印象が悪くなってしまうことにつながりかねません。「失礼」といった印象にはならなくても、「あがっている」「余裕がない」「度胸がない」「所作が良くない」といった印象にはなりかねませんので気をつけましょう。

イスの隣に立つ

ドアを閉めた後に面接官に一礼をしたら次に面接官が座るべきイスの横に向かいます。この時、すぐに着席をしないということがポイントです。会社によっては立った状態で自己紹介を求められる会社もありますし、面接官の「着席してください」といった指示があるまでは待ちましょう。

声を掛けられてからイスに座る

面接官の「着席してください」といった指示があり次第、「失礼いたします」と声を掛けて面接官に会釈をし着席をしましょう。ここでも声かけと動作が一緒になる「ながら動作」にならないことを注意しましょう。

もしバッグなどを持っていたとしたら座る前にイスの横に置くようにしてください。

面接の退室マナーをチェック

次に面接の退室マナーを時間軸に沿って見ていくことにしましょう。

流れとしては以下のような順で退室を行います。

  1. 面接官に一礼する
  2. 退室前にドアの前でもう一度お辞儀をする
  3. 退室してドアを閉める前に面接官に会釈する
  4. 電車・バスに乗るまでは油断せずに!

面接官に一礼する

面接官から「これで面接を終わります」といったような声かけがあれば、その場に起立をして「本日はありがとうございました」と述べてお辞儀をしましょう。この時、荷物はイスの横に置いたままで構いません。むしろバッグを持った状態でのお辞儀は失礼に当たりますので気をつけてくださいね。

退室前にドアの前でもう一度お辞儀をする

起立をしてお礼を述べたのちに面接室のドアまでまっすぐに向かいます。ドアの前まで来たらもう一度面接官に向かって「失礼いたします」と述べましょう。

退室してドアを閉める前に面接官に会釈する

お礼を済ませたら面接官に背を向けてドアを開けます。そして面接室の外に出たらドアを閉める前に会釈をしてドアをゆっくりと閉めましょう。

電車・バスに乗るまでは油断せずに!

ドアを閉めて、または会社を出て終了ではありません。電車・バスに乗って家に帰るまでは油断をしないようにしてください。会社によっては会社最寄りの公共交通機関で就活生を見守っている場合もあります。それはオン(面接)とオフ(プライベート)で態度が違わないかを見極めるためです。近年はプライベートでの失態が企業批判に繋がることも少なくありません。そのためプライベートでのマナーをしっかりとできているかどうか、企業はかなり気を使っています。

面接の入室マナーで押さえておきたい「お辞儀」の使い分け

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最後に面接の入室マナーで押さえておきたいお辞儀の使い分け方について解説をしていきましょう。

会釈

会釈は腰から角度15度まで頭を下げる最も軽いお辞儀です。面接室に入室する瞬間や退室する瞬間など、声は出さないが一礼をする場面では会釈が最もふさわしいです。または会社内で社員とすれ違う時などにも使用することができます。

敬礼

敬礼は腰から角度30度まで頭を下げるお辞儀です。入室してドアを閉めた際の「よろしくお願いします」などの際に改まって一礼をする場面では敬礼が最もふさわしいです。

最敬礼

最敬礼は腰から角度45度以上まで頭を下げるお辞儀です。面接が終わり「ありがとうございました」と面接官に述べる際など、感謝の気持ちを前面に表したい時などに使用することが最もふさわしいです。

お辞儀が丁寧に見える方法

お辞儀を丁寧に見せるためには「ファストイン・スローアウト法」という方法がおすすめです。これは素早くお辞儀の際に頭を下げて、1秒間停止し、ゆっくりと頭をあげるという方法です。

この「ファストイン・スローアウト法」は流れ動作のお辞儀に比べると誠意や丁寧さをかなり相手に伝えることができて有効だと言えます。ぜひ面接の際にはこのお辞儀の方法を試してみてくださいね。

まとめ

今回は面接の入室マナーを順序を追って丁寧に説明をしていきました。また他にも退室時のマナーや面接で頻出する「お辞儀」の角度の使い分けなどについても詳しく見ていきました。今回の記事を参考にして面接官に好印象を与えることができるマナーをしっかりと身につけていきましょう。

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